昨年1月の冒頭で、その時点での環境を書いておりました。1年でそれがどう変わったかというと…
- Jornada710:
- 昨年1月の時点では「仕事場の机上に事実上据え置き」ながらも「現役ばりばり」と書いた。が、瀕死のヒンジが行くところまで行ってしまい、一切使用しなくなってしまった。議事録もデータ解析もiBookに移行。日記はLinux Zaurusに移行。
- LibrettoSS1000:
- 昨年1月の時点では「お蔵」だったのがVine Linuxマシンとして奇跡の復活。無線LANを利用して、居間でちょこっとメールを確認したりwebのテキストサイトを見たりするのに活用中。
- iBook:
- メインマシンのまま変わらず。HDDの枯渇が悩みの種。
- 7200/90:
- 「現役(笑)」。「妻のメールマシン」から、「妻のメールマシン兼ワープロマシン」へと地位が上がった(というか妻のスキルが上がったのか(^^))。今年も年賀状書きには大活躍した。メタルカラーが打てるのはうれしいのだけどねえ。
そして新たに加わったのが
- SL-C760:
- 日常のメモマシン。時々文庫本代わり。ほぼ常時携帯。キーボードには若干の問題もないわけではないが、許容範囲。最近時々ゲームとしてファミコン版Wizardry。特定のキーがバカになりそうで恐い(^^;。
さてさて、今年は何がありますやら。今年もよろしくお願いいたします。
評判を聞く限りおそらく気に入らないだろうと言うことは分かっていたが、ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」のファンとしては一度見ておく必要を感じていた作品。感想を一言で言えば
「機動歩兵をなめるな」
ただの歩兵じゃん。ならば戦闘車両が全く出てこないってのはどういうこと?パワードスーツを着用するからこそ機動歩兵単独で降下して戦闘するというシチュエーションが成り立つのだろう。小銃(どんな威力を持っているのか知らないが)一丁を持っただけの生身の歩兵が他の兵科との協力もなしに単独で戦闘してどうするよ。
もともと、「宇宙の戦士」の魅力はパワードスーツというガジェットに負うところも大きい。一機で戦車にも勝てるようなパワードスーツを操作するプロとしての部分を切り捨てたなら切り捨てたなりに、その上でのリアリティをなぜ追求しないか。
主人公が訓練中の不適切な行為から鞭打ちをくらい、一旦軍を辞めようかと考えるシーンを残しながらも、パワードスーツを捨ててしまったがために、その理由づくりを無理やりやった感がある。そしてそこも納得のいく描写ではなかった。
これはちょっと記憶違い。いくつかのシーンを混ざった形で記憶していたようだ。
原作では訓練中にパワードスーツの操作に手抜きをしたから罰を受けたという、読者にも一見あまり重大だと思われない手抜きであり、その場では訓練のスコアが上がるという事以外に影響がないにもかかわらず、動機の部分に対して大きな罰を食らう。そのような形で、命令を遵守することの重み、軍隊という命がかかっている場に臨むための訓練であることの重み等を感じさせるシーンとなっていると思う。ところが映画では、戦友(主人公が分隊長となっているからこの場合部下)のヘルメットの不調を知り、直そうと外したところでその戦友に流れ弾が当たって死亡すると言うシーンとなっている。あからさまに重い事態に、鞭打ち10回という「軽い」罰。本人(と周囲)がショックを受けて、また本人は鞭打ち刑という屈辱を受けて、一旦軍を辞めようとするという、やっぱり金持ちのボンボンのお遊びだったのね、的な軽いエピソードになってしまっている。
さらに、「自分で直せもしないのに実弾の飛び交う場でヘルメットを外させることで戦友を死に至らしめた」ということで罰を受けるのだが、そもそもあまり正当な気がしない。まず画面ではヘルメットがずれて目にかかっていたという程度の不具合にしか見えなかった。そんな状況でそもそも実弾が飛び交う場にいるにも関わらず、突っ立ったまままごまごしていた本人がまずお馬鹿。自分を危険にさらすと同時に、周囲の邪魔となり戦友も危険にさらしかねない状況であった。それを排除するのは部隊長としては当然の行動ではないのか?また、顔面むき出しのヘルメットである以上、どうせヘルメットをはめたままでも同様な「事故」はいつでもあり得る。要は、部隊長としての任務を果たそうとしての行動が、たまたま非常に大きな影響をもたらし、その結果の部分で処分を受けると言う、原作とは全く意義が異なるエピソードとなっている。
その後で軍を辞めるのを撤回する理由にしても、両親が殺されたから復讐心にかられて、と、原作の心の葛藤を乗り越えたから、というのとはまるで違うおバカで非哲学的なものとなっている。
以下切りがないから不満点のごく一部を列挙。
とにかく原作のストイックな厳しさが全くなくなってる。また、仮に原作を離れて考えてみても(非常に難しいが)、ただの好戦的お馬鹿映画と言う感じで何が言いたい映画なの?としか思えぬ。
映画については以上。以下ちょっと原作に当たってみてふと思ったこと。
ついにHDDを換装することにした。といっても自分でやるほどのスキルがあるとも思えない。秋葉の某ショップを利用することにした。
某ショップは土曜日は11時に受付開始とのことだったので、11時に電話したところ、14時ならHDD交換作業OKとのこと。その際にデータ移行サービスも予約したのだが、データ移行後にOS Xは起動しなくなるがよいかと問われる。え?という感じだが、一応予約。予約後に悩む。データ移行をお願いして起動できないOS Xに下手に上書き再インストールするより、Pantherをクリーンインストールしたところに自分でデータだけを移行した方がいいのかなあ。
まあ悩むよりまずは秋葉に向かおうと、某ショップのサイトを再訪して必要なものを確認。とりあえず保証書と本体があればよいようだ。ここで同サイトの「アップグレードの前に」という注意書きを読むと、iBook2001年型以降について、液晶のケーブルが出荷時からケースに挟まれたりしていて不具合の出るケースがあるとか。2001年11月に買ったiBookなんだが(^^;。勘弁してくれ。
悩みをさらに増しつつ、秋葉の某ショップに。とりあえず発注。4200rpmと遅いが容量を重視して80Gを選択(23000円ほど+換装3500円)。結局データ移行は依頼することに(3500円)。また、外付けFirewire dual+USBのHDDケースを購入(13000円ほど)し、外したHDDをそれに入れてもらうことに(サービス)。フルに頼んでしまった。あとは2時間少々秋葉をぶらつくだけである。とはいえ換装作業の結果が出なければ追加購入をどうするかの判断もできない。本当に単にぶらつくだけ(^^;
徘徊中に特に連絡がこなかったので、とりあえず液晶のケーブルには問題がなかったようである。こちらはOKだったのだな。となると後は問題はデータ移行だ、早く帰って確認したいと思いつつ某ショップに戻る。そこでいきなりの説明が、内蔵のXからは立ち上がらないが外付けからは立ち上がるのでそれで確認してくれという。おかしい。9も内蔵しているはずなのにと聞くと、9は入っていないという。そんなはずはないと確認してもらう。確かにそんなはずはなかった上に、データ量が10G程度ととっても少ない。再度データ移行のやり直し。また1時間少々秋葉徘徊。そんなに問題が生じるのなら自分でやんなくて良かったというべきか、プロなのにというべきか。
早めの食事を済ませ、18時に某ショップに戻る。説明によると、iTunesの曲のファイル名が不正(少なくともOS9上では)で、ボリュームコピーが中断したのだとか。今回は止まったところから、曲ファイルを避けて残りをコピーしてくれたとか。多分曲データだろうとは思うが容量が4Gも違うし、残りのファイルのコピー場所も変だったりで不安。とはいえ、再度やり直させたところで曲名ファイルのところをどうにかしないとだめなのだろうから、それでOK出す。本当に別ボリュームのOS9で起動してボリュームコピーするだけなんだね。それなら素人の私でも普通にやること。本当にそんな方法しかなかったのか?と、ちょっと不満。手持ちに起動できることが確実なOS9のシステムの入った何かを持ってたなら、こんなめに会わずにすんだのになあ。
とりあえず換装自体はできたのだからと、秋葉館へ行き、Pantherを追加購入。予定よりもずっと遅くなったから急いで帰宅して、早速Pantherをインストール。壊れたとはいえ一応Xのシステムが入ってんでしょ、とアップデートをまずやって見る。
アップデート完了後、アカウントの設定させられる。う、引き継げていない?「壊れた」システムだったから?
さて、どこで妥協するか。ファイルが移行できて仕事用とかmiとかのアプリが一通り使えたら良しとする?本当はメールの過去メールの移行とかアドレスとかフィルタ設定とかってなんだかとってもめんどうなんだけどなあ。どこにどうおさめられているのか。とにかく今しばらく取り外した20Gを現状のまま保存しておいて、環境の再構築を試みる必要がありそうだ。
HOMEのLibraryの中身を適当にコピーすればなんとかなったか?
でも確かPantherはFirewire接続のHDD消しちゃったりとかの不具合があったよな、と思い、それ以上調べる前にソフトウエアアップデートをかける。今日のところはここまで。
相変わらず小型のデジカメに目が行く。Nikon Coolpix 3100が小さいくせに機能が良さそう。320万画素、光学3倍、動画あり(最大40秒)マクロ4cm、CF、乾電池。新品27,800円。個人的なポイントであるCFと乾電池を満たしつつマクロ4cmに引かれる。ただ実際に操作してみると、小ささとデザイン以外の操作性としてはCanon PowerShot A60(前回最有力だったけどなぜか敗退した機種の末裔)の方がいいかも。
何カ所かに画廊?の勧誘の女がいてとてもウザい。これまでのその手の勧誘はもうちょっと控えめだったのに、今日は風俗街の客引きのようなしつこさ(通りを通過したことがあるだけだからね(^^;)で、強引に勧誘しようとして攻め込んでくる。
でもちょっと懐かしく思ってしまった。バブル期にも、ちょっとのぞいているだけの貧乏学生に版画類を売りつけようとした(「資産価値が出ますよ」とか言ったりしてね。資産以前に日々生きるだけで精一杯だっつーの)画廊の女がいたものだ。今回の秋葉の女は、バブル期の女の上辺だけ上品そうに取り繕っていた部分を捨てた感じといえば雰囲気が伝わるだろうか(^^)。
とりあえずアカウントの移行はあきらめて新しいアカウントのままで使おうとしかけていたところで、友人にそそのかされての助言を得て、再度OSいじりを行うことにした。
助言の内容のうち、
まずは10.3のInstall CD 1から起動。ディスクユーティリティで80Gを20Gと残りとに分割した。まずはダウンロードしたCarbon Copy Cloner(10.1.5用)を使うために、外付けの旧システム(X)で起動。Carbon Copy Cloner(ccc)で、外付けのHDDの中身を新規に切った20Gの方にコピーさせた。
ここでもいくつかの不具合?が。
というわけで改めてPantherのインストール。今度はちゃんとデフォルトでアップグレードが指定された。20GのパーティションにアップグレードしようとしたためにHDDの空容量が足りなかったために、日本語以外の他言語システムを全面的に削除。その分X11を入れておく。さらにエプソンとレックスマークのプリンタドライバも削除。キャノンとHPは念のため残した。
インストール終了後に、ソフトウエアアップデート、なんだかSoftwareUpdateの権限がどうとかで撥ねられる。なんで?libraryの下のそれの権限をいったん自分のアカウントにして再度ダウンロードから。今日はここまで
やれやれ。いっそPantherをクリーンインストールして、Userの上書きコピーをした方が早いんだろうか。OS9とか必要なものだけdittoしたりすることにして。ともあれ今回のcccの設定を一応メモしておく。
昨晩に仕込んだアップデートは無事完了した。
さて今回パーティションを分けたのは、そのパーティションをアカウントによらずにいじれる共用エリアとしたいためであった。そこに入れるデータとして真っ先に思いついたのがiTunesの曲データ。これまでははじめの頃によくわからないままいろんなアカウントで作成したものを、泥縄的に共有したりしてしのいできた。これをぜひデータパーティションに移行したい。
というわけでいろんなアカウント下の曲データをまず共用パーティションにまとめてコピー。自分のアカウントのiTunes musicにはそのエイリアスを貼ってみた。よし、これはうまくいった。ということで音楽専用アカウント(なんてものまで作ってたりしてたのだ)はアカウントごと削除。
が、リンク切れのデータについて、まとめて再認識する方法がわからない。一曲一曲手作業でリストとデータの位置をあわせていくのはあまりにもしんどい。みると、iTunesのメニューに「ライブラリの統合」ってのがあるじゃないか。コピーの段階からこれをしておけばよかったのではあるまいか。
ということで、改めて削除していたデータを外付けHDDから復帰させ、iTunesのリスト関係のファイルも上書き。その上で改めてiTunes上からライブラリの統合をさせた。これはうまくいったようだ。
と思ったのだが、面倒くさがっていったん一カ所にまとめたデータの整理をしないまま「ライブラリの統合」をさせたために、データがだぶってしまった。Libertango 1.mp3
とLibertango.mp3
ってな具合に。だめじゃん(^^;
結局音楽データ関係だけもとの状態に戻して、「ライブラリの統合」。その際、なんだか文字化けが多発。「IDタグを変換」の「ユニコードを戻す」でなおるのだが、正常に表示されているものを同じ操作をすると化けるため、化けているものを目で確認して直すと言うステップが必要であった。お間抜けである。(01/26)
せっかくデフォルトでSitesなんて場所を用意してくれているのだからと、webファイルをSitesに移動。意味が明確になって良かろう。
エクスポゼ、ちょっともたつく感はあるがおもしろい。これとコマンド+タブによるアプリケーションの切り替えがあればASMは確かにいらない感じだ。エクスポゼの起動をコーナーに指定。
最近のスクリーンセーバーが思ったよりかっこ良いので1時間と長めに設定。ついでにエクスポゼで余ったコーナーをスクリーンセーバーを起動しないコーナーに指定しておく。
Safariの設定。javaとかクッキーとか一律禁止。ポップアップウィンドウが禁止できるんだね。これはよい。もちろん禁止。
XのClassic上のWordからプリントアウトしようと思ったら、XからClassicのAppleTalkが使えないと言ってくる。なんで?
ともあれ大量に空いたHDDスペース。空いているうちに有効活用しようと、デジタルビデオの画像をiMovieで取り込んだのだった。さて、せっかくのこの画像、Linux Zaurusでも持ち歩けないか?ということで試行錯誤を開始した。まずは適当なフォーマットに変換したファイルをLinux Zaurusが扱えるメディアに転送しなければならない。手持ちの中で100MBを超えるファイルを簡単に扱えるメディアとしてはマイクロドライブが適当だ。ところが、以前購入したカードアダプタ経由ではマイクロドライブはiBookでは認識してくれなかった*1。ではどうやってLinux Zaurusにそのファイルを持ち込むか。
ここで、以前試みつつも、当時のMac側のシステムが10.1であったために挫折していた「USB(シリアル)接続」に改めて挑戦してみることにした。
まずはMac OS X USB driverからドライバーAJZaurusUSB_0_2_5.tgzをダウンロードして展開。サイトの説明にそって作業を進める。
smb://zaurusでも
smb://192.168.129.201とやってもなんだかつながらないのだった。
The SL-A300, SL-C700, and SL-5600 models run an SMB server, so you can use the Finder's "Connect to server" command to mount your home directory. The URL is "smb://sla300" for the SL-A300 (I don't know the URL for the other models), user is "guest", password is empty.zaurus側で「PCリンク」を「USB接続(シリアル)」にして、
smb://192.168.129.201とするとユーザとパスワードが違うとおこられる。それ以外だとそもそもうまくつながらないようだ*2。
ちなみに参考までにメモ。アンインストールの方法。
To remove the driver, simply delete the folder "AJZaurusUSB.kext" in "/System/Library/Extensions".
01/14まで書き上げたところでアップロードしようとしたら…、おや?ncftpがない!こりゃ困った。
素のftpでやってみたが、なぜかこの場所には転送できないと言われちゃう。fuguを使っても拒否される(10.1の時には動かなかったのだが、Pantherではちゃんと動いたのだった。ついでに最新版にしてもみた。でも駄目)。Transmitは落ちる。うーむ。
前は認識されなかったマイクロドライブがPantherにかえたらあっさり読めた話、前にsmb.confをいじっていたことを思い出して、smb.confを戻した話を01/15に追記。
というわけで、Sambaによる接続を待たずしてMacからマイクロドライブに直接ファイル転送できるようになった。そこで早速DV画像をiMovieでmp4に変換したファイルをマイクロドライブに移し、リナザウ上でみてみた。
なんと標準のMovie Playerではみることができない。てっきり標準のプレイヤーでできると思ったのに。
またwebで調べ、定番的な動画ビューワーをget。Kino2 -GUI and vidix driver for mplayerから、kino2_0.22_arm.ipk
をダウンロード。1.2Mもある。
さて、インストールにあたってはぬぞうメモ:動画を見る(Kino2)を参考にした。
まずインストールは普通に。
Kino2をインストールすると、空のタブに Kino2 のアイコンができてしまいます。これはちょっと格好悪いので、アイコンを移動させてタブを消します。具体的にはsuでrootになって以下のコマンドを実行し、再起動します。とあるので、一応これをやっておく。そしてKino2の設定。mv /opt/QtPalmtop/apps/Multimedia/kino2.desktop /opt/QtPalmtop/apps/Applications rmdir /opt/QtPalmtop/apps/Multimediaこれでアイコンがアプリケーションに移動します。
iMovieでのファイルの変換が高画質だったからかと思い、標準画質でやってみても同じ。iMovieからの書き出しについては、ほかにリナザウでみれそうなものもないように思うのだが。
水戸の「山翠」という「元祖アンコウ鍋」のお店でアンコウ鍋を食べる。以前浅草で食べたアンコウ鍋よりすっきりした出汁でなかなかうまい。それよりなにより、やなぎ焼きとかいう、アンコウの兜焼きがおいしい。主に頬肉の所を食べるのだが、しっかりしたぷりぷりした肉質で、適度な歯応えもあるけど固くもなく、とてもうまい。初体験であった。
とりあえず読売の記事をリンク。
綿引万里子裁判長は、「発砲時、男性は逃走しようとしていた。警部補に生命・身体の危険があったとは言えず、拳銃の使用が許される状況にはなかった」と指摘、発砲は違法と結論づけた。
これだけ聞けば一分の理はあるのかと思わぬでもないが、さらに先を読めば…
判決によると、〈中略〉ピッキングによる窃盗事件の警戒中だった警視庁志村署の警部補から職務質問を受けた際、警部補の顔や胸などを殴り、コートを脱ぎ捨てて逃走。警部補は「逃げるな。撃つぞ」と警告したが、男性が止まろうとなかったため発砲し、傷害などの現行犯で逮捕した。銃弾は男性の背中に命中し、右足マヒの障害が残った。
なんとまあ、とんでもない優しさである。
相手を、
発砲したのがいけないのだとさ。「職質」された警官に「暴行」して「逃亡」した相手だよ。そんな相手に発砲しないで何のために銃を持たせているのさ。
「男性」はピッキングなどの窃盗罪で有罪。「懲役4年の実刑判決」とあるから、重大な犯罪の容疑者ではなかった訳だが、職質時点でそこまでわかるはずもあるまい。逃走を防いだことを褒めても良いような警官の行動を犯罪だと貶める。ひどい話だ。
なんだか金額の大きさにやたら反響が大きいようだが、なんか騒ぐポイントが違うような。特殊事例の金額にこだわってもしょうがないと思うんだがなあ。
今回の事例が特殊だと思うのは、
普通は、何らかの命令やプロジェクトという形のもとで、上位の協力者や共同研究者の貢献が無視し得ない形で(本来形式的なものである可能性ももちろんあるけど)入ってきているだろうし、先行特許や関連特許を考えても、個人の貢献度がここまで高くなることはあまりないんじゃないかなあ。
さらに、中小企業が実質これ一発で大飛躍したという、とってもわかりやすい商品でなければ、売り上げにおける商品の貢献度ってのもこんなに明確にもならなかったんじゃないかな。
でもってその商品自体も、とっても巨大な市場を約束されていたもの。こんな影響力を持つパーツレベルの商品ってそんなにあるかい?
加えて双方の敵対的姿勢。
こんなケースをもって、他の案件への影響力が云々とか言うのって違うと思う。また、一般の研究員の貢献度を無視云々とかいう意見も見かけたが、優れたブレークスルーを行った個人を特定して、その一個人にそれなりの権利を与えるってのが法の精神だと思うから、いかにそれを支える一般的な研究が重要であっても、それとこれは別じゃないかと思う。自分はその下っ端側の一員だと思うけど、それでも切にそう思う。本当にその中で重要な貢献があるのならちゃんと関連特許とかそういう形で反映されうるのだから。
この突出したレアケースをもって特許法っていうレベルでいじろうって意見に至っては、逆にこれを利用して企業に都合の良い方に持っていこうっていう悪意しか感じない。
基本的には、今回の判決は、開発研究という道でも一攫千金の「夢」を与えるってものだから、そういった分野に対する間口を広げる意味でいーんじゃないかな、と思う。
それが「科学」における「夢」かどうかは別にして。
その辺りの言い草が一分に反発を呼ぶんだろうなあ。後、特許法の問題などにはとりあえず立ち入らない。