近況報告(2000/4/1〜5/31)


2000,5,31
今年1月にアクセス77777回突破記念プレゼントをした福島県のS氏から羽化情報が寄せられ
ました。プレゼントしたのは佐賀産の幼虫♂♀のペアですが、5月中旬に無事?羽化したそうで
す。サイズは♂72mm、♀42mm前後だそうです。ただ、♀の羽に下写真のような膨らみが出
来てしまったらしく、S氏曰く、原因は人工蛹室の底の部分に膨らんでいる部分と同じ穴があい
ていたためだそうです。まあ別に異常ではありませんので交尾もきちんと出来るでしょうし、これ
が原因で死んでしまうこともないと思います。
  
ところで2〜3日前に♀が羽化したのですが、どうも50mm以上ありそうです。蛹の時からとても
大きく期待させてくれていたのですが、後日サイズを測定して報告したいと思います。

2000,5,27
昨年から飼育しているものは残すところ蛹(♂2・♀2)、幼虫♂2となりました。どれも平凡なもの
なので今年はもう期待できません。ただサイズに拘らない楽しみ方がどうもありそうです。
   
佐賀産♂71mm                 福岡産♂77mm

例えば上の写真ですが、左側が佐賀産で右側が福岡産(傷太)です。顎の形だけとっても全然違
いますよね。この福岡産は筑後川を挟んで北側(福岡)と南側(佐賀)といったどっちも同じじゃん!
という地区のものではありません。地図を見て頂いたらわかると思いますが、佐賀から背振山地
を飛び越えた日本海側の個体です。この福岡産の傷太の方がより中国・朝鮮半島的な形をして
いるのは偶然でしょうか?。やはり大きさも重要ですが、形に拘るのもおもしろそうです。どっちが
かっこいいかは人それぞれでしょうが、形に拘るのも飼育の一つの楽しみ方のようです。

2000,5,24
♂30g幼虫だった蛹が羽化しました。やはり76mmぐらいのようです(ショック・・・・・)。仕方あり
ませんね。期待された3頭の♂30gオーバー達は見事に期待を裏切り敗れ去ってしまいました。
また新たな挑戦ですね。すでに何頭か新幼虫も得られていますし、またがんばります。でもって
HPをちょっと更新していますのでよろしく。重たいHPは見る気になられないでしょうから、シンプ
ルにしてみました。

2000,5,22
昨年の夏、「1000万円のオオクワガタ」で話題を呼んだ国産オオクワガタ♂80mmの作出者
S氏がHPを作られたようです。福井のクワガタ80 http://www.md-p.com/fukui/ookuwa80/
話は変わって、幼虫時30gあった?蛹がいよいよこの1〜2日中に羽化しそうです。蛹の大きさ
からしますと76mmぐらいではないかなと思っています・・・・・(心の中ではもっと期待・・・・)。
ところで幼虫時の体重が同じであっても羽化した時細めか太目かで体長が2mmぐらい簡単に
違ってきますし、顎の湾曲の程度でも1mmぐらい違ってきます(同じようなことをT.KATO氏も述
べられておられます)。つまりサイズが大きいのと長いのとでは全く価値観が違うんじゃないかな
と思うんです。私は大型フェチですが、「76mmが作出できた」と喜ぶんじゃなく、「太い76mm
が作出できた」と喜べるようになりたいなと思っています。もちろん目標は太くかっこいい80mm
オーバーです。ですから76mmだからといって喜んではいられません(例えば下の熊本産なん
か顎も体幅も細めで決して立派な個体なんかではありません)。
それからこのままだと6月中にアクセス10万を突破しそうな感じですね・・・?。

2000,5,20
熊本で採集した幼虫がコクワガタ3頭、オオクワガタ♀1頭・♂3頭で羽化していますが、今日
先日羽化したオオクワ♂3頭目を取り出してみました。最終餌交換時22gあったので70mm
オーバーを期待していましたが、最終的に縮んで71mm程度のサイズでした。めでたし×2。

画像:左側が先日ご紹介した♂65mm(熊本産)です。下にも写真があります。で、右側が今回
取り出してみた♂71mm(熊本産)です。6mm違うだけでなんか全然違うような気がしますね。
この♂も決して顎は太くございません。それにしてもどうにかしてうまく写真は撮れないものでし
ょうか。先に♀44mmが羽化していますので、ん〜、今年は無理でしょうが、この♂71mmと
ペアリング(インブリーディング)して大事に育てていきたいと思います。
それからあるHPに国産オオクワ82mmの画像が掲載されています。詳細はわかりません。

2000,5,14
最近画像がなく面白みに欠ける内容ばかりでごめんなさい。今日は日曜日だったので久しぶり
にデジカメで写真を撮りました。RICOHのDC−3(35万画素)というかなり初期のモデルです。
  
まず左側。これが例の30gあった幼虫の蛹です。菌床ビンは1.5Lですから大きくないことがお分
かり頂けるんじゃないでしょうか。でも今年我が家で1番大きな個体です(情けない・・・・)。まあ、
76〜78mmあたりで羽化してくれるんじゃないかなと思っています。
次に右側。最近旬菜園さんのHPで熊本天然個体の画像がUPされていますね。そこで、私のと
ころの熊本天然個体(幼虫で採集したものを育てた個体)の画像をUPします。採集日は昨年の
10月3日で、すでに3齢の幼虫でした。体重は12g程度。その後最高17gまで育ち、4月21日
に羽化しました。サイズは65mmです。熊本天然幼虫の羽化1号(♂)がオオコクワガタか?と思
わせるような貧弱なものでしたが、この羽化2号は立派なオオクワガタのようです。皆さんうまく
虫を静止させ、その姿がよくわかるように写真撮影をされておられますが、私は何度やってもうま
くいかず、申し訳ないのですが上のような写真となってしまいました。見てお分かりのように、決
して顎も根元も太くありません。全体的にはちょっと太さがありますが、まあ3齢の途中から飼育
した個体ですので良しとしましょう。それから今日♂3頭目が羽化しました。22gありましたので
70mmは超えていると思います。また後日写真でご紹介したいと思います。

2000,5,13
仕事が超忙しかった1週間も終わり、久しぶりにクワの世話をしました。まず羽化した成虫の体
長測定を実施。♂は65〜74mmぐらい、♀は43〜47mmととても平凡なものばかりでした。
まぁ小型のものから蛹化・羽化していますから、今から羽化してくる個体がどれだけ大きいかが
問題となりますね。でも期待できる個体はほとんどいませんが・・・・。それから傷太ペアの材割
りをし、初齢幼虫4頭、卵6個ほど確認できました。まだいるんでしょうが途中で面倒くさくなり、
止めました。それからそれから、忘れていたカブトムシの幼虫ですが、今日見ると7頭すべてが
30cmの水槽の中で仲良く蛹室をつくり前蛹となっていました(水槽を下から見ると真黄色でシ
ワシワな幼虫のお尻だけがきれいに見えます)。なぜ、ここまで見事に同時に、それも1頭とも
邪魔をせずに蛹化できるのか不思議です。1頭でも蛹化せずに残っていれば、その幼虫が片っ
端に蛹室を壊してめちゃくちゃになるだろうにと思うのですが。

2000,5,6
まず暗いニュースの続きとして、もう1頭の♂30gですが菌床ビン内をずっと餌も食べずうろつい
ていましたが、見た目にもはっきりと縮小したのがわかり、これ以上はまずいということで取り出
して別のビンに入れ換えました。体重は25gでした。再度復活して欲しいですね。それにしても
今年は昨年の♂6頭すべて26g以上というすばらしい結果に比べてなんと貧弱なことか。これは
血統の違いか、それとも私のクワガタに対する情熱の違いなのでしょうか。そう言えば昨年は一
応独身でしたので思いっきりクワガタに資金も時間も投入できていたような気がしますね。
ところで、16日にペアリングを開始した傷太♂77mmのペアですが、先ほど餌交換をした時に
材を少し割って見たところ、孵化したばかりの初齢幼虫が顔を覗かせていました。早いですね。
来週の週末に材割をして菌床ビンに移したいと思います。

2000,5,3
暗い話ばかりですが、さらに暗いニュースです。元祖♂31gがとうとう死んでしまいました。2年
以上、もう少しで3年も幼虫をしていたのですが、昨日真っ黒になっていました。残念です。
今年は私のところでは78mm以上は期待できそうにありません。それから九州産の♂23gが
羽化しました。結構かっこいいみたいです。大きさは74mm前後でしょうか。

2000,5,1
気になる九州産♂30gの蛹ですが、先に蛹化した同じ九州産♂23gの蛹と私の目では大して
変わらないように見えるんです。少しは大きいですが、これが30gもあった幼虫の蛹か?という
程度なんです。去年初めて見た傷太の蛹姿の方が大きかったような気がします。元祖♂31g
も縮んでしまいましたし、佐賀産♂30gはうまく蛹化できずウロチョロしていますし、今年も終わ
りました。また来年に向けてがんばりましょう。

2000,4,28
幼虫たちの蛹化・羽化ラッシュが続いていますが、九州産♂30g幼虫(SF3)が蛹化しました。
しかし、小さな穴しか空いていないため全体の大きさが全くわかりません。12月下旬の餌交換
時は30gありましたが、その後その体重を維持しているのかどうかもわからず、蛹の大きさもわ
からずで、期待ばかり膨らみます。ただ私的には、もう少し成熟してから蛹化してくれた方がよ
かったかなと思っています。穴から見える蛹のお尻は決して大きいようには見えませんが・・・・。

★やっぱり♂30gだった幼虫の蛹姿が見たいと、思い切って見てしまいました。が、・・・・・。
後はご想像にお任せ致します(死んではいません)。あ〜・・・・。

2000,4,23
今日は日曜日だったので忙しさも一休み。クワ達の世話をしました。まず、先週ペアリングした
2ペアは餌も食べまくり、材もかじりまくりで、順調に産卵してくれそうです。それから、天然熊
本幼虫のうち大きさ等からすでにコクワだろうと思ってほったらかしにしていた幼虫を確認したと
ころ、やはりコクワ♂1頭、♀2頭で羽化していました。そして最後に、12/26に餌交換したとき
30gあったSF3が前蛹であることを確認しました。前からあまり姿が見えず、今日も少しの穴か
らシワシワのお尻が見えただけなので、ちゃんと30gを維持しているのかどうかわかりません。
2ヶ月後に取り出した時のお楽しみです。無事にきれいな形で羽化して欲しいですね。もう1頭
の♂30gはビンの上部で苦しんでおります。 

2000,4,22
私の会社では4月が期首なので、期首会議等で大変忙しい毎日が続いています。HPの更新を
する暇がありません。で、更新しない間にアクセスも90000を突破しましたし、熊本天然♂2頭
目が羽化、3頭目が蛹化したようです。それから残念ながら、元祖♂31gですが、姿が見えない
ので少し菌床を穿って見たら、ちゃんと生きてはいましたが、小さくなっておりました。そのかわり
超超真黄色でした。ほぼ100%80mmの夢は終わったようです。あとは残りの♂30g2頭に期
待をかけるしかありませんね。でも半分どうでもいいやという感じです。とにかく忙しいんです。 

2000,4,16
天然熊本産を含め21頭いた幼虫のうち3頭がすでに羽化、4頭が現在蛹化しています。♂30g
たちはまだまだのようです。
それから、福岡産♂61mm×♀38mmと福岡産♂77mm×♀48mmの2ペアのペアリング
を開始しました。
今年はこの他に福岡産♂77mm×♀48mm(姉弟同士)と熊本産♂?mm×♀44mmのペア
リングをする予定です。系統は昨年と変わりませんので、飼育方法に何か仕掛けをしないと大き
くならないでしょうね。

2000,4,12
前回傷太の息子FH4が28gはあるだろうと報告しましたが、その幼虫が暴れ始めたので餌交
換をし体重を測定しました。大変お恥ずかしいのですが、たったの23gしかありませんでした。
幼虫を見る目がなくなってきたなと感じました。それから♂23g幼虫が蛹化しましたが、やはり
70mmオーバーの蛹は立派ですね。

2000,4,6
4月に入り幼虫がどんどん前蛹となっています。♂23gと♂25g、♀が3頭です。しかしながら
♂30gの2頭はまだですし、元祖31gは覗き穴が閉じられてしまい中の様子が全く不明の状
態で、しばらく大型個体の蛹化・羽化はありそうもありません。私が見る限り、♂30g幼虫はま
だまだ成熟度が足りない気がしますので、あと3ヶ月は蛹化しなくてもいいなというのが本音で
す。しかし、♂31gはいいかげんにせいよ!という気持ちです。それから、蛹だったSS12の♀
が今日羽化しました。あと1月15日に餌交換した傷太の息子FH4♂22gの姿を久しぶりに見
 ることができましたが、軽く28gいってそうです。傷太を上回る親孝行な息子のようです。

2000,4,1
昨年の10月に熊本で採集した(採集時すでに12g前後の3齢)幼虫KK5が蛹化しました。最
終餌交換時の体重が17gでしたので、恐らく65mm前後で5月始めには羽化すると思います。
熊本幼虫はあと♂が2頭(22g・18g)残っていますが、唯一の♀(44mm)がすでに2月に羽化
していますので、一番早く羽化するこのKK5とペアリングさせたいと思います(それでも9月・・)。
他に成虫♂3頭(51・45mmと失敗作)がいますが、51と45mmは今年熊本で♀成虫をがん
ばって採集してその♀とペアリングさせたいなと思っています。失敗作はもちろん標本の運命。
このKK5はかなり長い間、恐らく一昨年の秋頃孵化して私達が昨年の10月に採集していま
すので、15ヶ月ぐらいかけて成熟していると思われます(理由は同じところから成虫が数頭で
てきており、この幼虫はその兄弟と思われます)。ですから太く美形だといいなと期待してます。



2000,1,1〜2,14   ★1999,2,15〜2000,3,31
1999,11,6〜12,31   1999,9,1〜11,5   1999,6,20〜8,31