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サブサイトの管理

サブサイトの管理の手法を紹介します。

サブサイトを使いこなす

サブサイトとは、大規模なサイトを部分ごとに分けてサイト全体の管理を容易にする機能です。サイト機能ではサイト内の特定の部分を切り離して作業する事はできませんが、サイト内にサブサイトを作る事で他のファイルや他のサブサイトと分けて、特定の部分だけを対象に作業することができます。しかもサブサイトだけを、親サイとは別のパソコンで編集し、サーバーへ転送することもできます。サーバー転送のキーは 「転送設定」 で、親サイトとサブサイトのフォルダの関係を 「転送設定」 の中で明確に設定することが肝要です。当ページではその方法を説明します。

親サイトの傘下にあるサブサイトでは、編集対象となっているファイル以外は操作できませんが、サブサイトを管理するために参照したり、サブサイト外へのリンクを作成したりすることはできます。

サブサイトを作成する

サブサイトとは、大規模なサイトを部分ごとに分けてサイト全体の管理を容易にする機能です。サブサイトを作成する方法を説明します。

注意アイコン

事前にサブサイト用のフォルダを用意すること

サブサイトを作成する前に、親サイトのトップフォルダ内にサブサイト用のフォルダを用意してください。サブサイトとして認識させたいページはサブサイト用フォルダに保存しておく必要があります。

下の例は、親サイトのトップフォルダの下にサブフォルダ subsite01 を新規作成し、更にファイルタイプ毎の保存用フォルダを用意した図です。

  • サブサイト用フォルダを事前に用意する
ヒントのアイコン

ページ編集画面、ビジュアルサイトビューのいずれからでも同様の操作を行うことができます。

 

① ビジュアルサイトビューを表示します。

② メニューバーから 「サイト」 → 「サブサイトの新規作成」 を選択します。

[サブサイト名] にサブサイトの名前を入力します。

④ [次へ] ボタンをクリックします。

この後の手順は、表示される [サブサイト新規作成] ダイアログで、[新規にトップページを作成する] を選択した場合の説明です。

既存のページをトップとして使用する場合は、[既存ページをトップとして使用する] を選択し、ステップ⑪ に飛びます。

[新規にトップページを作成する] を選択し、「次へ」 をクリックします。

⑥ 新規に作成するサブサイトのトップページのファイル名と作成先フォルダを指定します。

⑦ 「完了」 ボタンをクリックします。

⑧ 「ページ作成方法の選択」では「白紙ページ」を選択します。

⑨ 白紙ページの種類を選択し、「OK」 ボタンをクリックします。

⑩ 「新規作成したサイトを開きますか?」のメッセージが出ますので、「はい」 あるいは 「いいえ」 で答えます。

次に、ステップ⑤で [既存ページをトップとして使用する] を選択した時の後続ステップを説明します。

既存ページを指定するため、[参照] ボタンをクリックします。

⑫ [ファイルの場所] に親サイトのトップフォルダ内にある、サブサイト用のフォルダを選択し、[開く] ボタンをクリックします。

⑬ ファイルの一覧からサブサイトのトップページのファイル名を選択します。

⑭ [開く] ボタンをクリックします。

⑮ [次へ] ボタンをクリックします。

⑯ [転送時に転送設定をする] にチェック マークが付いていることを確認し、[完了] ボタンをクリックします。

⑰ 「現在開かれているサイトを閉じて新規作成したサイトを開くことができます。新規作成したサイトを開きますか?」 というメッセージが表示されるので、[はい] ボタンをクリックします。

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サブサイトの表示

このあと親サイトを開くと、ビジュアルサイトビューの [リンク] タブにある [リンクされていないHTML ファイル] にここで作成したサブサイトが表示されます。

サブサイトはほかの HTML ファイルと同様に、ドラッグ アンド ドロップで親サイトのページへリンクさせることができます。

[リンク] タブの下側で [リンクされていないHTML ファイル] を表示し、そこに表示されるページ アイコンをツリー内のページ アイコンへドラッグ アンド ドロップすると、リンクを設定することができます。

  • サブサイトの全体ビューでの見え方

リンク元のページには、「aaa へのリンク」(aaa はページのタイトル、タイトルがない場合はファイル名) という文字列がページの最後に挿入され、リンクが設定されます。

例: index.htmlへのリンク、SubSite02へのリンク など

必要に応じてリンク元文字列を編集できます。

詳しくは、「ドラッグ アンド ドロップでリンクを移動、挿入する」を参照してください。

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ドラッグ アンド ドロップでリンクを移動、挿入する

ビジュアルサイトビューで、サイト内のページ アイコンをドラッグ アンド ドロップしてリンクを設定する方法を説明します。この機能を使うには、あらかじめサイトを作成していなければなりません。ここでは、すでにサイトを作成しているものと仮定しています。

① ビジュアルサイトビューを表示します。

  • [リンク] タブにサイトが表示され、現在のリンク状態がツリー表示されます。

② リンク先となるページ アイコンを次の要領でリンク元のページ アイコンにドラッグ アンド ドロップし、リンクを [移動]、または [挿入] します。

  • マウスの左ボタンでドラッグ アンド ドロップ : リンクを [移動] します。
    • 左ボタンで新しいリンク元ページへドラッグ アンド ドロップすると、ドラッグした古いリンク元ページにあるリンクが解除され、ドロップした新しいリンク元ページにリンクが設定されます。
  • マウスの右ボタンでドラッグ アンド ドロップ : リンクの [移動] または [挿入」 を行います。
    • 右ボタンで新しいリンク元ページ アイコンへドラッグ アンド ドロップすると、メニューが表示され、「リンクの移動」または「リンクを挿入」を選ぶことができます。「リンクの移動」を選択すると、マウスの左ボタンの場合と同様にリンクが移動されます。「リンクの挿入」を選択すると、ドラッグしたリンク元からのリンクはそのまま残り、新しいリンク元へリンクが追加されます。

リンクの移動、または挿入を確認するメッセージが表示されます。

③ [OK] ボタンをクリックします。

ビジュアルサイトビューに変更したリンク状況が表示されます。

  • サブサイトがリンクされているビュー バージョン14の場合
  • バージョン15のサブサイトの表示 バージョン15/16の場合
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親サイトの任意のページからあらかじめリンクさせるようにサブサイトを作成する

サブサイトは、親サイトの任意のページからあらかじめリンクさせるように作成することもできます。次の手順で行ってください。

① サブサイトをリンクさせたい親サイトのページ アイコンの上で右クリックし、表示されるメニューから [新規サブサイトを追加] を選択します。

  • 右クリックで新規サブサイトを追加作成する

② 「サブサイト新規作成」 ダイアログが表示されます。これ以降は、上記ステップ③ からと同じ手順となります。

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サブサイト名の入力

[サブサイト名] にサブサイトの名前を入力し、[次へ] ボタンをクリックすると「指定したサイト名が、既存のサイト名と重複しています。別の名前を指定してください。また、アルファベットは大文字小文字の区別はされませんのでご注意ください。」 とメッセージが表示される場合があります。その際は、既存のサブサイト名と重複しない名前を入力しなおしてください。

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サブサイトの設定を変更する

サブサイトの設定を変更する方法を説明します。

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サブサイトの転送設定の意味と転送時の注意!!!

サブサイトに転送設定をしても、親サイトの下では使用しません(できません)。サブサイトの転送設定が使用されるのは、サブサイトをエクスポートして親サイトから切り離した、別のパソコンにインポートし、そこでサブサイトの編集を行い、(サブ)サイト転送を行う時です。

その場合、宛先フォルダの指定が、サブサイト用のフォルダになっていることを確認しておこなうことが重要です。親サイトのフォルダのまま転送を行うと、親サイトのトップページを含め、他のページがサブサイトのページで置き換わってしまう事故になります。

ヒントのアイコン

ページ編集画面、ビジュアルサイトビューのいずれからでも同様の操作を行うことができます。

 

① メニューバーから 「サイト」 → 「サイト一覧/設定」 を選択します。

② 設定を変更したいサブサイト名を選択し、[編集] ボタンをクリックします。

③ 必要に応じて設定を変更し、[OK] ボタンをクリックします。

④ [閉じる] ボタンをクリックします。

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親サイトの共通ファイルを共有する

サブサイトで親サイトのファイルを利用してリンクを挿入したり、画像を挿入したりできます。親サイトのファイルを利用するためには、親サイトで使用しているファイルを 「共通ファイル」 として指定する必要があります。ここでは次の手順に分けて説明します。

ステップ 1 : 親サイトで使用しているファイルを 「共通ファイル」 に指定する

① 親サイトを開き、ビジュアルサイトビューを表示します。

② [フォルダ] タブをクリックします。

③ [フォルダ] タブの左側の領域にある [転送対象ファイル] をクリックします。

④ 共通ファイルに指定したいファイルの上で右クリックし、表示されるメニューから 「共通ファイルに指定」 を選択します。

⑤ 左側の領域にある [共通リンク] と [共通素材] をクリックし、指定したファイルがどちらかに入っているか確認します。

ステップ 2 : サブサイトで 「共通ファイル」 を利用する

① サブサイトを開き、ビジュアルサイトビューを表示します。

② 「共通ファイル」 を使ってリンクや画像を挿入したいページのページ アイコンをダブルクリックします。

③ メイン画面の右側にある [ページ一覧] タブをクリックします。

④ リンクを挿入したい場合は [共通リンク] タブ、画像などを挿入したい場合は [共通素材] タブをクリックします。

⑤ 挿入したいファイルを開いているページ内の目的の位置までドラッグ アンド ドロップします。

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サブサイトをエクスポートする

サブサイトをエクスポートする方法を説明します。

① エクスポートしたいサブサイトの親サイトを開き、ビジュアルサイトビューを表示します。

② サブサイト アイコンの上で右クリックし、表示されるメニューから 「サブサイトをエクスポート」 を選択します。

③ [サブサイト名] にエクスポートしたいサブサイト名が入っていることを確認し、[エクスポート先フォルダ] を指定します。

④ 必要に応じて、[エクスポートのオプション] の [転送設定を含める]、[アカウント情報を含める] にチェック マークを付けます。

⑤ [OK] ボタンをクリックします。

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サブサイトをインポートする

エクスポートしたサブサイトをインポートすることができます。ここは、親サイトのあるパソコンへのインポートのケースを説明します。

① メニューバーから 「サイト」 → 「サイト一覧/設定」 を選択します。

② [インポート] ボタンをクリックします。

③ [サイトのフォルダ] に、別パソコンでサブサイトをエクスポートしたフォルダを指定します。

④ [OK] ボタンをクリックします。

⑤ 「いいえ」 をクリックします。

⑥ 転送設定の新しい名前を入力し 「OK」 ボタンをクリックします。

⑦ インポートしたサブサイトを開くかどうか訊ねられるので、「いいえ」 をクリックします。

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サブサイトを別のパソコンで編集し転送する

① アカウント情報付きで転送設定を含めてエクスポートしたサブサイトを別のパソコンに、インポートします。

② サブサイトを開きます。

③ 「サイト」 から 「転送設定」 をクリックし、表示される 「転送設定」 をクリックします。

④ 該当する転送設定を選択し、「編集」 ボタンをクリックします。

⑤ 転送設定のパスワードを入力します。

⑥ 転送設定の 「基本設定」 タブの [転送先フォルダ] が親サイトのフォルダとなっているのを、サブサイト用に変更します。[転送先フォルダ] の 「参照」 ボタンをクリックします。

⑦ ネットワーク接続許可のメッセージが出るので、「OK」 ボタンをクリックします。

⑧ その中から、サブサイト用のフォルダーを選択する。

この転送設定を使えば、親サイトの中のサブサイトのフォルダへ、別のコンピュータからサブサイトの更新を転送できます。

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サブサイトを削除する

不要になったサブサイトの登録を削除する方法を説明します。

① 削除したいサブサイトの親サイトを開き、ビジュアルサイトビューを表示します。

② サブサイト アイコンの上で右クリックし、表示されるメニューから 「サブサイトの削除」 を選択します。

③ [OK] ボタンをクリックします。

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サブサイトを削除してもサイト情報が削除されるだけで、サブサイト内のファイルやフォルダは削除されません。

  • サブサイトは削除されてもファイルは残ったまま

サブサイト内のファイルやフォルダを削除したい場合は、ビジュアルサイトビューの [フォルダ] タブで削除してください。ただし、[フォルダ] タブから削除したファイルはごみ箱に入らずに (完全に) 削除されてしまうため、注意が必要です。

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サブサイト作成で経験した問題

サブサイトをリンクすると、リンク元ページのリストの html 終了タグ </li> が消えてしまう。

親サイトにあるリンク元ページからサブサイトへのリンクを張ると、リンク元のページにあったリストの html 終了タグ </li> が全て消えてしまいます。HTML 4.01 でも XHTML 1.0 でも発生します。HTML では終了タグが無くとも構文エラーにはなりませんが、XHTML ではエラーとなってしまいます。

サブサイトをリンクすると、リンク元ページの環境依存文字が認識されなくなる。

同じく、環境依存文字 (Unicode) とされている文字 ☞ ❖ などが、認識されなくなり全て ? で表示されてしまいます。

サブサイトをリンクした時の問題-リンク設定前 矢印 サブサイトをリンクした時の問題-リンク設定後

これらの現象は、サブサイトへのリンクを設定した時に、親サイトにあるリンク元のページで発生します。ページ編集あるいはページ/ソース タブで確認できます。

回避策は、ドラッグアンドドロップでリンクを張るのではなく、リンク元のページを開いて、リンク用の文字を入力し、それにサブサイトのトップページへのリンクを直接挿入する方法を取っても回避できます。あるいは、サブサイトへのリンクを設定の後で、リストおよび環境依存文字を入力することです。

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