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 アリストV300 10thAEに乗るNO.3753の和泉ナンバーさんが、それまでのフロントJZA80スープラ用キャリパーから、フロントにブレンボF50キャリパー、次にリアにブレンボLOTUS360キャリパーと段階的なブレーキ強化を実施されましたので、紹介して下さいました。


VOL.394 ブレンボF50&Lotusブレーキキャリパー装着記
<作成:'04年2月26日>
この度、足元のドレスアップとブレーキ系の再強化を図りましたのでご報告致します。今回の装着において1番重要視した事は、「中速」「高速」「超高速」域からの安定制動とその制動時に起こる車体の前後バランスや挙動を改善する事でした。

確かに今回の再強化はとても高価な物なのですが、最初は「リヤ」のみJZA80スープラ用のKITを装着(メンテVOL.293「STSダンパー装着&フロントブレーキ強化レポート」参照)していましたので「前後共スーキャリ仕様」にするべきなのか?と迷いましたが「リヤ」だけのKITが、コレマタ結構な御値段でしたのであと4〜5諭吉出せば「brembo Lotus」KITが買えることがわかりましたのでこのKITを装着する方向に決めました。 「brembo Lotus」KITは両方向の4ピストンなので恐らく「フロント」のスーキャリよりも「リヤ」のLotusの方が効き過ぎになりますよ!っとショップの店員に言われました。 これによりフロントにもbremboを装着する運びになっていきました。

**フロント ブレンボF50装着編**

まず最初にフロント側から再強化することにしました。 購入したKITの詳細ですが メーカーは「H&Nインターナショナル」の「161用 F50 brembo KIT」です。

以下がKITの内訳です。

  1. フロント用 F50 キャリパー (写真1枚目)
  2. フロント用 355mmX32mm スリット入り2ピースフローティングローター IPB製 (写 真2枚目)
  3. フロント用 F50 キャリパーブラケット (写真3枚目)
  4. フロント用 F50用 ストリートパット (写真4枚目)
  5. フロント用 取付ビス類&3mmスペーサー (写真5枚目)

今回の取付作業は、「モデリスタ神戸」さんに全てお願いしました。取付は、前回装着の「スーキャリ」のバックプレートの加工が必要になります。この事は発売元の「H&N」さんの方からの取付説明書に記載されていたので良かったのですが取付完成後にトラブルが発生してしまいました。 KIT装着後ホイールを付ける為に、「3mmスペーサー」を付けてホイールを装着するとナットが「1.5山〜2山」程度しか締めることができずにメカニックさんに「この状態では危険過ぎますよ」っと言われ、一度スペーサーを外してホイールのスポークとキャリパーが干渉しないか合わせてもらってなんとか干渉せずにホイールを回転することを確認しました。ただ、キャリパーとスポークの「クリアランス」は、約0.2mm以下で余りにもわずか過ぎて気持ち悪いので競技用部品でもある「+20mm」のロングハブボルトを購入し取付けました。これで、スペーサーを咬ましてホイールを取付けて3mmのクリアランスは確保されました。

実際走行してみてスープラ用キャリパーと、比べてどの様な違いが出るのか興味津々でした。一番強く感じたことは、結構ハードなブレーキングでも もっと「ノーズダイブ」になるのか?っと思っていたら自分が予想していた程にひどい状態にはならないのでその辺はラッキーでした。フロント14Kのバネレートのおかげなのかも知れませんが??今回の「ブレンボF50」装着と同時にブレーキホースも4輪とも純正からステンレスメッシュタイプに変更したのでブレーキタッチがとても「カチッ」とした感じになりました。鳴きとダストに関しては、「鳴き」は今のところ殆どありません 但し「ダスト」は以前スーキャリに付けていてダストもそれほど多くは無かった「NA−M」よりも比べてものにならないほど出ます。勿論、bremboを付けて「鳴きの出ない、ダストも出にくいパット」なんて無いに等しいでしょう。今後は、走行中のディスクローターからの音対策を実施しようと思っています。

フロント用 F50 キャリパー
スリット入り2ピースフローティングローター
キャリパーブラケット
F50用 ストリートパット
取付ビス類&3mmスペーサー ブレンボF50ブレーキキャリパー装着状態


**リヤ ロータス360装着編**

フロント「F50」装着から約2ヵ月位してリヤ側のKITも購入してフロント装着時に御世話になった 「モデリスタ神戸」さんに再び装着をお願いしました。今回のKITの中身の中で「キャリパー」を 取付けるブラケットの種類が「16#」用で2種類ある事が判りました。 あとは純正ローターに付いていた バックプレートを加工してスンナリ取付が完了しました。  勿論リヤKITも「H&N」さんの もので当初カタログでは、「Lotusキャリパー」では装着可能な最大ローター径は 332mmだったのですが私の購入した「360Lotusキャリパー」では聞くところによると 最大ローター径355mmまで装着可能だそうです。 リヤ側については「キャリパーとスポーク」の クリアランスは全然問題ありませんでした。

以下がリヤKITの内訳です。

  1. リヤ用 332mmX28mm スリット入り2ピースフローティングローター IPB製 (写真 7枚目)
  2. リヤ用 キャリパーブラケット (写真8枚目)
  3. リヤ用 360Lotusキャリパー&取付ボルト 「パット装着済」 (写真9枚目)
  4. リヤ用 360Lotusキャリパー専用 ステンレスブレーキホース (写真10枚目)
スリット入り2ピースフローティングローター
キャリパーブラケット
360Lotusキャリパー&取付ボルト
360Lotusキャリパー専用ステンレスブレーキホース リヤLotus360ブレーキキャリパー装着状態

***前後ブレンボでのブレーキ強化を終えて***

フロントのみ「スーキャリ」や「brembo」装着時に比べ初期のブレーキングの段階で「リヤ側」が 効いてくるのが体感できたと思います。 まぁ強化しているのですから当然と言えばトウゼンなのですが 今回前後に「brembo」を装着した事により特に「高速時」における制動時の車両姿勢は 自分が思っていた様に「沈み込む」まではいかなかったのですが非常に前後バランスよく停まってくれます。 ただ、低速時の停車寸前に「カックン状態」に、ならないように停車するテクニックが結構難しいです!

今回全面的に協力していただきました「モデリスタ神戸」のスタッフの皆さんどうも有り難うございました。 この場を借りて御礼申し上げます。

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