アリストV300VEに乗るNO.701のKAZさんが、タイヤとホイール、フロント・サイド・リアのエアロやディフューザーそれぞれ数種類の変遷、そしてカーボンボンネットの装着について、紹介して下さいました。
1.タイヤ・ホィールの変遷アリスト購入当時は、アリスト用がなかったためにフェアレディZ用のWORK VS-XX 19インチ 8.5J/9.5Jを装着。タイヤは特売のルマン701でした。ノーマルのサスで装着したためタイヤとフェンダーの隙間が大きすぎたのでHKSのスプリングに交換。19インチのスタイリングが気に入って購入したホィールですが、あまりに重く走行性能をかなりスポイルしていました。さらにルマン701はスポーツ走行に向かないローグリップタイヤであったため不満いっぱいでした。
そこでタイヤが減って交換時期がきた1年後に19インチから18インチのVOLKRACINGのSE37A 18インチ 8.5J/9.5Jに換装。タイヤもFM901にしました。バネ下の軽量化がこれほどまでに効果があるとは正直知りませんでした。交換してすぐに出足のよさ、乗り心地の向上が体感できました。
3セット目は現在のBBS LM 19インチ 9J/10Jです。18インチの軽量の良さをたっぷり味わったあとの19インチですからかなり迷いましたがBBSの魅力には勝てずに交換してしまいました。しかし、さすがBBS。19インチといえども以前の19インチのようなこともなく快適です。当分このホィールで行きそうですが、タイヤのライフサイクルが短いため19インチは財布に辛いものがあります。
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WORK VS-XX 19インチ | VOLK SE37A 18インチ | BBS LM 19インチ |
2.フロントまわりのエアロパーツ
購入当初からアリストのパンパー下の形状に不満があり、TTEリップを付けたいと考えていたところで知ったのがアブフラッグのフロントアンダーディフューザーでした。TTEが単なるリップスポイラーであるのに対し、このアブフラッグの製品はアンダーカバーを覆う形状のディフューザーになっており、高速走行時の安定性の向上が体感できました。難点としてはTTEに比べフロントへの突き出し量が大きいため、車高が低いと擦り補修をすることになります。このディフューザはスタイリング的にも気に入っていたので長く使うことになりましたが、昨年、追突事故に合い修理をした時についでにと言うことで大幅な仕様変更をしました。そのときに交換したのがクエストパワーのフロントバンパーとアンダーディフューザーでした。
クエストパワーのフロントバンパーとアンダーディフューザーはノーマルバンパーよりも開口部が大きく、フォグランプ位置に装着したオイルクーラー、ATFクーラーに走行風がよく当たります。またインタークーラーを装着するにも都合がよい形状で大幅な加工をしなくてもきれいに取り付けることができました。アンダーディフューザーはバンパーとは別体構造でエンジン下部まで伸びています。さらにオイルパンに効率よく走行風があたるように設計されています。アンダーディフューザーには走行中に外れるほどの力がかかるということで(それほどダウンフォースを発生させている)、タッピングビスを使わずボルト・ナットで取り付け、バンパーとの隙間はコーキング処理をしました。(着脱は面倒です・・・)オイルフィルターを移動してあるので、ディフューザーを外さないでフィルター交換ができるように穴をあけネジ式の蓋をつけました。
その他、フロント部分はランエボインテークダクトとTTEグリルを装着しています。フォグランプはオイルクーラーとATFクーラーのため非装着です。
ノーマルバンパー+アブフラッグ アンダーディフューザー+前置きインタークーラー Abflug フロントアンダーディフューザー QUEST power フロントバンパー+アンダーディフューザー
3.リアまわりのエアロパーツ
最初に装着したものが名古屋のC.A.仲間より頂いたアブフラッグのリアアンダーディフューザです。輪留めにつかまって破損してしまったものを頂きまして、その破損部分を樹脂とガラス繊維を使って補修しました。これまた、フロント同様に体感できる走行安定性向上の効果があります。前後セットで装着すると高速道路でのレーンチェンジが安定しますし、車が車速の向上にあわせて沈み込むのが体感できます。さらに同社のサイドスプリッターとクエストパワーのフロントサイドシルスポイラーも装着しました。このサイドの組み合わせはかなりかっこいいと思います。
マフラーが1本出しということで、あいた穴をふさぐエアロパーツを探したのですがなかなか適当なものがなく困りました。WALDの一本出し用リアスカートを購入しましたがアンダーディフューザと干渉する上、被せタイプは隙間ができることから装着を断念し、不要になったリアバンパーの一部を利用して自作のカバーを製作して装着しました。材料費もタダでなかなかよい感じに仕上がりましたが、昨年の追突事故でなくなく廃棄することになりました。
一昨年のFISCOオフミの前にはGTウイングも装着しました。アリストにGTウイング??トランクに穴あけ???かなり躊躇しましたがやってしまいました。しかし、アリストのトランクは裏側が袋構造になっている部分が多く補強が大変でした。裏側にアルミ板などをいれて補強しましたが、それでもしばらくするとトランクがへこんできました。結局追突事故で新しいトランクと交換したのを機に外して現在は小ぶりなTTEスポイラーにしました。別にトランクを入手したのではずしたGTウイングはこのトランクに取り付けサーキット時にはトランクごと交換して使おうと現在では考えています。Abflug リアアンダーディフューザー GTウイング TTEリアスポイラー QUEST power フロントサイドシルスポイラー+Abflug サイドスプリッター QUEST power フロントサイドシルスポイラー Abflug サイドスプリッター 左上:加工中のリアバンパーカバー(材料は傷モノの純正リアバンパー) 左:完成したリアバンパーカバー(手前が完成品 後ろは廃棄する部分)
上:装着したリアバンパーカバーの状態
4.カーボンボンネットの装着 エンジンルームの高熱対策と軽量化を狙ってクエストパワーのカーボンボンネットを装着しました。表面全体が継ぎ目のない1枚のカーボンでできており、塗装するのをためらう美しさです。紫外線対策でクリア塗装を厚めに施しました。ボンネットのダクトは後端にさりげなくあるだけで派手ではありませんが効率よく排熱できるようでエンジンルーム内の温度上昇抑制に多大な効果があるように思います。停車中にはダクトから熱風が出てくる様子がよくわかります。純正のストライカが利用でき、ボンネットピンなしでも大丈夫です。尚、ボンネットダンパーは使えないのでアルテッツァ用のつっかえ棒が利用できるように工夫されています。
カーボンボンネットによる軽量化の効果ですが、私のアリストの場合、インタークーラー取り付けに当たってバンパーのレインフォースメントも外してしまったことも手伝って高いところでの軽量化がかなりできたため、特にサーキットで走っている時に顕著に感じますが、回頭性の良さは鈍感な私でも十分に体感できます。高速道路でもハンドリングが素直で応答性も良くなりました。
クエストパワーカーボンボンネット
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