アリストV300VEに乗るNO.6999のハイパーリルさんが、フロントのスープラ用キャリパーに続いてリアにセルシオベースのネッツシュポルトキャリパーを装着されたので、紹介して下さいました。
こんにちは。紺アリV-VE乗りS会員のハイパーリル(No.6999)です。この度、2004年1月にリヤキャリパーをネッツシュポルトさんのモノブロックリヤキャリパーに換装しました。以前にブレーキパッドと2ピースローターへの交換をし、約20,000km走行して、次ぎにフロントをJZA80スープラ用ブレーキキャリパー(スーキャリ)、2ピースローター、Club version ブレーキパッド SPORTSへと換装しました(メンテVOL.382「JZA80スープラ用ブレーキ強化レポート参照)。その後約10,000km走行して、第3段階目として今回リヤブレーキの強化に至りました。フロントへのスーキャリ装着の段階で効きもかなりアップし十分なもので、COCKPITコジマオーリンズNEWPCV車高調(メンテVOL.350「COCKPITコジマ OHLINS NEW PCV車高調装着記」参照)も効いているのでしょうかノーズダイブなどもほとんど気になりませんでしたが、リヤも強化された方々がよく言われていた全体に沈み込むような感じで止まるというのがとても良さそうなのと、また制動力自体もさらに高まりそうなこと、なにかフロントばっかりブレーキが効いている感じもしていたのと、リヤローターハブ部が錆びていたこと、リヤキャリパー形状の見た目もかっこよくしたいことなどからいろいろ考えたあげく、フロントへのスーキャリ装着から10,000kmほど走行した時点でリヤキャリパー換装に踏み切りました。キャリパーの色はフロントと同一の赤にしました。
リヤキャリパー単体 リヤキャリパーとローター:組み上げ完了状態 【今回装着パーツ】
などで工賃、税込み総額約16.3万円でした。
- ネッツシュポルト モノブロックリヤキャリパーブラケット Aセット:定価 ¥97,000
- スープラ純正リヤローター(スリット無し)、2枚:定価¥20,600
- エンドレス SSM (Super Street M-sports)ブレーキパッド:定価:\22,000
- トラスト BRAKE FLUID SUPER DOT 4
- シム
【仕様】
V300 VERTEX EDITION ダークブルーマイカ
初度登録年月:97年11月、走行距離:2004年2月現在、約86,000km◎フロントブレーキ◎
◎足回り◎
- ネッツシュポルト フロントBIGキャリパー(スーキャリ):レッド、対向4ポッド
- Project ミュー フロントローター SCR-PRO(スリット入り)323mmΦ
- Club version ブレーキパッド SPORTS
装着後約800km程走行した時点でのインプレですが、ワタルさんやTerryさんなどスープラ用で強化された皆さんも言われていましたが、リヤを強化して、さらに制動力はアップしました。制動距離がフロントスープラ用キャリパーで感覚的にですが3/4くらいがリヤ強化で2/3くらいになる感じというのが納得です。そしてリヤ強化後はリヤも効いている、リヤも仕事をしてくれているなーというのが伝わります。「モノブロックになってキャリパー本体の剛性が高く、パット面圧がより均等にかかり、パットのもつポテンシャルをフルに引き出す」という効果が現れているのだと思います。交換当初は低速でいままでの調子でうっかり急に踏み込むと急に強く効いたりして少しびっくりすることもあり、その点からも違いがわかります。?速で100km/h超から結構かなり強めに踏み込んだような場合には全体が沈み込むようなとてもいい感じで、以前にも増して強力な制動Gでいい感じで減速してくれます。変な話かもしれませんが、ブレーキングすることががさらに楽しくなりました。ABSが作動するような領域(踏力)では話しが別かもしれませんが、高速走行中などで使用する中くらいの強さやさらに強めに踏み込んだ際の制動力はリヤ強化してさらに結構アップしていると思います。
- OHLINS With CP KOJIMA COCKPIT コジマ オリジナルショック NEW PCV車高調整タイプ(メンテVOL.350)
- ホイール:BBS RS-GT DSK-P F:8.5Jx18, R:9.5Jx18
- タイヤ:RE-01, F:235/40-18, R:265/35-18
- TRD スタビライザー(青)
- トムス アッパーパフォーマンスロッド フロント
- トムス サスペンションメンバー強化ブレース フロント
リヤキャリパーとホイール:拡大 リヤキャリパーとホイール全景:海老名SAにて、光りを求めて ブレーキパッドについてですがSSMのダストはかなり少なめで、鳴きは全く聞こえません。Clubversion ブレーキパッド SPORTSと同じようなスペック(コンセプト。価格設定は別にして。)ではないでしょうか。本来ブレーキパッドはなるべくフロントとリヤが同一銘柄のパッドがいいとのことでしたが、スープラ用は存在しますがこのセルシオキャリパー(セルキャリ)ベースのリヤキャリパー対応のClub version ブレーキパッド SPORTSは現時点では受注生産のみでの対応でしたので時間的なこともありシュポルトさんおすすめのSSMにしました。SSMのパッドもとてもいい感じで効いているようです。
ところで、今回装着したリヤキャリパーはセルシオキャリパーベースですが、フロントがスーキャリですとリヤもスーキャリベースにした方がバランスがいいのではと思って、シュポルトさんになぜリヤはセルキャリベースにしているのか伺ってみましたが、シュポルトさんの考えではアリストの場合?前後ともスーキャリにすると少し?リヤが効き過ぎるようなことがあるため、それに比べるとマイルドな効きのセルキャリベースにしているそうです。そのへんは人によっても感じ方や考え方が異なるところかもしれませんね。他にも理由があるかもしれませんが、逆に剛性の高いと言われるモノブロックというのも効いているでしょうし。 スーキャリとホイール:お気に入り 私の場合はそれらの違いを経験したわけでもありませんが、以前から来客時の応対もとてもよく、作業も信頼していましたシュポルトさん開発のものということでこのモノブロックリヤキャリパーにしました。装着は今回装着のリヤキャリパー開発元であり、装着実績も豊富なネッツシュポルトさんで行って頂きました。確実で迅速な作業をして頂きありがとうございました。
なお、装着にあたってネッツシュポルトさんから説明がありましたが、セルシオ用のリヤキャリパーは16インチサイズのブレーキローター用のものなのでスープラ用キャリパー等のようにブレーキローターとブレーキパッド全体が当たる訳ではなく、パッドの外周側がローター外周より2mm程度はみ出るとのことです。そのため、キャリパーの外周側からはパッドの残量(厚み)確認はできないとのことです。一番確実なのはパッドを取り外して確認すればいいですが、ホイルが例えばBBS、RS-GTのようにすきまが大きめの場合はホイールを外さなくても内周側(前方やや上方)から写真のようにパッド残量を確認できるものと思います。但し、ブレーキパッドの残量チェックなどを自分で行う場合は取付ディーラー又はショップなどの注意をよく聞いて行って下さい。また、ローターも外周側のみが減っていく(減っていく部分が2mm程外側にずれる)こととなります。
パッド残量の確認状況 また、パンク時等のスペア対策はフロント(スーキャリ)に対しては純正17インチのベルテックスホイールに一時的にスペーサを入れることで対処しておりますが、今回のリヤに関しては純正17インチのベルテックスホイールのみでOKだそうです。
ブレーキの強化に関して残るは後期マスターシリンダー(マスシリ)への換装をどうするかですが、前期マスシリのままフロントに加えリヤまで強化すると少し踏み込んだ際のストロークが増えたと感じることがあるようで、そのため?結局数ヶ月後に後期マスシリに換装される方も結構いらっしゃるそうですが、今のところ特に不具合も無く、ストロークも自然な感じのため交換の必要は無い感じです。しかし半年とか経つとさらなるフイーリングアップを求めて後期マスシリに換装したくなったりすることはあるかもしれません(笑)。
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