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 アリストV300 10thAEに乗るNO.3753の和泉ナンバーさんが、アリストという車が持っている走りのポテンシャルを引き出すためにサスペンションメンバーとロアボディの強化ブレース、そして強化スタビライザーを装着されましたので紹介してくださいました。


メンテVOL.333 強化ブレース&スタビライザー装着記
<作成:'03年1月4日>
ビルシュタインの車高調を装着(メンテ331「BILSTEIN ENAPETAL装着記」参照)してから1ヵ月も経たないうちに、アリストの走りの性能をさらに引き出してみようと考えました。そこでトムスやTRDからリリースされているパーツを組み合わせてチョイスして下廻り系のほぼ完全な補強を行いました。 今回装着した、パーツは次の通りです。
  1. トムス サスペンションメンバー強化ブレース リヤ用
  2. トムス ロアボディ強化ブレース リヤ用 Bタイプ(コの字型、Aタイプはロの字型)
  3. TRD SPORTIVO #161用 強化スタビライザー(フロント用、リヤ用とも装着;白色塗装)
リヤに装着したサスペンションメンバーとロアボディの強化ブレースは下廻りの剛性を向上させるパーツです。
サスペンションメンバー強化ブレースはよく「小骨」と呼ばれているパーツでサスペンションのロアアームのブラケットの剛性や取付部の支持剛性を向上させるパーツです。
ロアボディ強化ブレースはボディ下面に追加するパーツでフロア廻りの剛性を向上させるパーツです。
ですのでこれらのパーツを装着して下廻りの剛性を大幅に向上させることでサスが本来の仕事をしっかりとできるようにしてあげようと思いました。

一方で前後に装着した強化スタビライザーはコーナリング時のロール量を少なくするパーツです。ただロールを少なくするのなら硬いスプリングを装着すればいいのですがそれだと乗り心地が悪化してしまうのですが、乗り心地を保ちつつロール量を少なくするのが強化スタビライザーで、「コ」の字のような形をしていて左右のサスペンションアームを連結してやるパーツです。左右のサスペンションアームを連結しているのでコーナーリングで片側が沈み込むような時にはこのスタビがねじられてバネの働きをしてロール剛性が高まるのですが、同時に沈み込むような時にはねじられないので乗り心地も保たれるという働きをする、左右をセットして役割を担う珍しいタイプのパーツです。

なお装着は全て同時ではなく1、2、3の順に行いました。また今回は主にリアを中心とした強化になっていますがこれは乗り込むうちにBILSTEIN ENAPETAL車高調のバネレートが自分の好みよりも若干低いかなと思いましたのでリアの安定感をさらに引き上げようと考えたためです。

装着後にハンドルを握ってみての感想ですが、リヤのサスペンションメンバー強化ブレースについては、中高速域の走行で急な車線変更などの挙動に対しても後輪がワンテンポ遅れることなくすんなり付いてきて車体姿勢も殆ど変化が無いように思います。

リヤのロアボディ強化ブレースについては、装着しても実際のところどの場面でその効果が出ているのか 私自身、全くわかっていません。かなりの大入力にならないと効果がわかりにくいのかもしれません。ただフロア廻りの剛性がかなり向上していることは確かだと思います。

最後に、フロント、リヤともに装着した強化スタビライザーについてですが、装着の効果がこれほどはっきりと違いとして感じられるものだとは思いもよりませんでした。最初に挙げたリヤのサスペンションメンバー強化ブレースとの相性は抜群で、ロール量が減少し今まで以上に路面に張り付いて走るような安定感の向上がはっきりと感じられ、カーブだけでなく直線でも今までだったら車が一瞬不安定になっていたようなシチュエーションでも恐怖感を感じなくなり安心してハンドルを握っていられるようになりました。

今回、東京まで行ってフレンドディーラーのネッツ東京ハブポート若林さんとフレンドショップのトムススピリットにお世話になりました。「ハブポート若林」さん「トムススピリット」さんのスタッフの皆さん、作業中にピット内を「うろうろ」してどうもすみませんでした。 そして、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
赤いパーツがロアボディ強化ブレース(リヤ) 赤いパーツがサスペンションメンバー強化ブレース
白い「コ」の字のパーツが強化スタビライザー
写真はリヤ部

クラブアリストisland
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