不登校の子の相談に当たる二十一世紀教育研究所代表の田口正敏小学生時代、お互いに電子ゲームを持ち寄って集まり、友だち同士のコミュニケーショ
さん(43)は、キレやすさの背景に「ゲームによる人間関係の希薄
さ」を挙げる。中学生が警官を襲った二日夜、渋谷など繁華街のゲ
ームセンター三カ所をのぞいた。
人気だったのはボクシングなどの格闘ゲーム。中高生とみられる
百八十四人のうち約七割の百三十人が興じていた。「人との関係に
不安を抱いてナイフを持ち、現実と仮想がごっちゃになりナイフを
使ってしまうのではないか」と話す。
中高生の引き起こす凶悪事件の背景にはテレビゲームがあると、以前、某テレビ番組の制作会社のかたにうかがった話だが、やはり、特に年長者の中に
東北地方の男性高校教師(42)はいう。
「おとなしい子だったと口を開ければいう。それは当たり前である。
彼らは、人と交わることを避け、自らのカプセルの中だけでコンピ
ューター相手に日夜人殺しをしていたのだから。そうした状況に十
年間さらされた子供のことを、考えてみるとよい」
「プレイステーションよりセガ・サターンやニンテンドー64がいいという」
サターンや64が好きだと、なぜ安全なのだろうか? 謎だ。
まあ、「プレイステーションの好きな子供はキレ易い」と言っているわけではないので
別にいいのだが。
ちなみに私がこのテストをやってみたところ、31点以上あれば「かなり危険」だとい
うのに、36点取ってしまった(笑)。
皆様、私に刃物を持たせないでください。
“トンデモ本”の仲間として、山本弘先生に解説してもらいたいような記事だった。
あと、週刊新潮で『バイオハザード』と『ザ・キング・オブ・ファイターズ』がヤリ玉
にあげられていた。
『バイオハザード』に関しては、私はやったことないので(グロ嫌い&ガンシューティ
ング苦手)、この記事についての反論は差し控えたい。
作者が出てきて反論するのが一番いいだろう。ゲーム誌に寄稿するのもいいが、それと
同時に、一般マスコミにも出て、発言してもらいたい。そうでなければ意味がない。
なお、ゲーム内の表現が青少年に与える影響については、「アメリカのコミックに対す
る規制とその効果」の例が参考になると思う。山本弘先生の『女ターザンコミックスの世
界』に詳しく載っていたが、自主制作本だから手に入れるのはちょっと困難かも)