リスな日々

バックナンバー その18


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1999年

9月30日 ∧∧餌の回収は着々と進んでいます

今朝はアリスは、タンス小屋の中に別荘を作ってはいませんでした。アリスははが早朝に1回起きた時には、アリスは既に起きていました。アリスははがもう1度寝て(寝るな!)起きた時には、アリスは寝床に入って寝ていました。春から初秋までの昼寝(朝寝)の場所である犬のぬいぐるみは、アリスにぶっ飛ばされてタンス小屋の中で逆さまに落っこちていました。アリスはアリスははが起きたことに気づくと、寝床(ティッシュ箱)から出てきました。そして今朝もアリスは、アリスははをにらんで「金網ガシャーン」として、アリスははによって定位置に戻された犬のぬいぐるみの背中のカゴに入っていって、再び寝てしまいました。午前11時過まで。今日は昨日より気温が高かったんですけどね。犬のぬいぐるみが落ちてしまっていたとは言え、寝床で朝遅くまで寝ているとは、アリスに冬は着実に近づいているようです。

今年も、毎年秋に恒例の餌の回収が始まっています。アリスは家中(アリスが放される部屋の中)に分散貯蔵してある食糧を少しずつ回収して、寝床に運んでいます。数カ月の間、部屋のあちこちに隠してあったアリスの餌は、毎日アリスの巡回を受けてはいましたが、アリスは「よしよし、あるな」と確認するだけでした。9月中頃に、アリスがソファの上の隙間に長いこと隠してあった餌を回収していたので、「お、そろそろ回収が始まったな」と思っていました。数日前、新聞入れに長いこと隠してあった餌を回収していました。新聞入れ(紙の袋)を外側から破って。くぉらぁ!(新聞入れにアリスが餌を隠した時は、「そんな所に隠したらもう回収できないよ」って言ってやったのですけど、こんなひどいことをして回収されるとは・・・。)しかも昨日は、この新聞入れをどんどん破って、口にくわえて巣材として運んでいました。くぉらぁ!お陰で、新聞入れはボロボロです。

そして今日、ビデオラックの奥(ビデオの横)に隠されていたクルミを回収して寝床にしまっていました。このビデオラックには、ほぼ1年中常にと言っていいほど、大量のクルミやカボチャの種などが貯食されています。そして、アリスは毎日何回か、ここに餌があることを確認しに行っています。昨年もこの時期に、アリスは数回に分けてこのビデオラックにクルミを回収していました。でもその数日後には、アリスはまたそのビデオラックに貯食していたのでした。この春にアリス家が引越した時も、早速アリスはここに貯食していました。ビデオラックに隠してあったクルミを持ち出したというのは、本格的な秋の回収作業であるという印です。


9月29日 ∧∧今年の別荘はタンス小屋の中に

アリスの「金網ガシャーン」は、その後毎朝続いています。アリスは朝起きてから、アリスははが起きてくるまではタンス小屋の中で「出せ出せ」と反復横飛びしているのですが、アリスははが起きてくると、ピタッと動きを止めて恐い顔をしてこちらをにらんでいます。アリスははがタンス小屋に近づいてアリスに話しかけたり手を動かしたりすると、ある時突然タンス小屋の金網に飛びかかってきます。そしてそれから犬のぬいぐるみの背中のカゴに入って丸くなって、しばらく寝てしまいます。毎朝がこんな感じです。

ところが昨日からは(ぐっと気温が下がって秋らしくなってきました)、アリスは朝からタンス小屋の中で新聞紙をビリビリと破いていました。タンス小屋の中に別荘を作っていたのです。今までは毎年秋には、アリスは自由に放される部屋の中で別荘をいくつか作っていたのですが、今年はなんだか違います。タンス小屋の一番下の段に、昔使っていたリス用一階建てケージの上部の檻の部分だけを(下部の金網と受皿は取り除いて)新聞紙の上に置いてあります。今年作った別荘は、このケージの中でした。アリスは普段から、タンス小屋に入れられると、よくこのケージの中に入って反復横飛びをします。タンス小屋がまだなかった頃は、アリスはこのケージに閉じ込められて反復横飛びしていたので、その名残かなと思います。この春くらいから、アリスは一人でお留守番させられると、このケージの下に敷かれた新聞紙を、端っこを引っ張り出してちぎっては寝床に運んで、巣材にしていました。(でもこの新聞紙は、トイレとして敷いてあるもので、汚いので、アリスが寝床に運ぶと、アリスははによってすぐに取り除かれています。)これはお留守番の時にしかしないので、一種のストレス行動のようなものだと思っていました。

昨日の朝、アリスははが起きて見ると、ケージの下に敷いてある新聞紙の一番上のページが屋根となってこんもりしていて、その下には、ちぎった新聞紙、丸めた新聞紙と、ティッシュが詰まっていました。ティッシュは、タンス小屋の中の寝床から持ってきたものに違いありません。昨日の昼間に、この別荘は撤去して、新しい新聞紙を敷いておいたのに、今朝もまた同じようになっていました。しかもご丁寧に餌も隠してありました。今日は昼間も、部屋でティッシュや紙切れを集めては、この別荘に運び込んでいました。今日気になったのは、アリスの変な行動です。今日一日、アリスはタンス小屋に入れられている間中、この別荘に潜り込んでは、その中のティッシュや新聞紙を口にくわえ、タンス小屋の最上段の渡し木まで登り、また別荘に戻って、口にくわえていたティッシュや新聞紙を別荘に入れ、また渡し木まで登ってから別荘に戻って、またティッシュや新聞紙を口にくわえ、というのを繰り返しているのです。これも一種のストレス行動なのでしょうか。

今日も昼間にこの別荘は撤去してしまいました。別荘から取り出された餌やティッシュが餌入れや寝床に戻されているのを発見したアリスは、餌を頬袋にしまいティッシュを口にくわえて、別荘に隠しに行きましたが、苦労して作ったはずの別荘は跡形もなく、ケージの中にはきれいな新聞紙が敷かれていました。アリスはしばらくの間「おかしい、おかしい」とケージの中や外をうろうろしていましたが、さっさとあきらめて、いつもの寝床に餌とティッシュを入れて、すっきりとした顔をしていました。ごめんね、アリちゃん。・・・最近のアリスは、新聞の香りがしています。


9月28日 ∧∧アリスが消化不良です

最近アリスの便の調子が悪かったので、掛かり付けの獣医さんに検便をしてもらいました。この数週間、アリスの便にプチプチとした粒が混じっていて、「鳥エサなどが消化されていないのだろうか?」と心配していました。数日前には、半透明の白っぽいゼリー状の便にプチプチと粒が混じったものが出ました。そして昨日の朝、アリスがフルフルと体を震わせながら出した便は、3cmほどもつながったものでした(いつもは米粒くらい、大きくても小豆くらいなのですが)。そのちょっと前にも特大の便が出ていて、粒々が混じっていました。これらの便を獣医さんの所に持って行って検査してもらったところ、やはり「消化不良です」ということでした。虫や菌は出てこなかったということで、まずは一安心です。腸の働きが弱くなっている、炭水化物が消化されずに出てきてしまっている、ということでした。5歳というアリスの年齢から、もしかすると老化が始まったのかも、また、もしかすると歯が弱くなってそしゃくができていないのかも、というお話もありました。歯の方は、硬い物も齧っているので、今のところ心配はないと思いますが。今年はアリスも5歳になって、気をつけていてあげなきゃ、と思っていましたが、本当に注意してあげなければいけないと感じました。これからだんだんと、今までのようにはいかないことが出てくることでしょう。

獣医さんで消化剤をもらいました。成分は、薬ではなくて、納豆菌やブドウ糖など、健康食品のようなものです。1日に1袋の粉末を2回に分けて、ヨーグルトに混ぜて与えています。ヨーグルトが大好きなアリスは、喜んで食べています。とりあえず今日のところは昨日のようなひどい便は出ていません(別にまだお薬が効いたという訳ではないと思うのですが)。12日分もらった消化剤で、しばらく様子見です。


9月17日 ∧∧冬支度

今日は昨日にも増して涼しくなりました。今朝もアリスはタンス小屋から「出せ出せ」とは言いませんでした。そして、今年もとうとう出ました、「金網ガシャーン」。朝、アリスははがビニール袋を少しガサガサしていたら、アリスがタンス小屋の中で恐い顔をしてこちらを見ていました。そして、アリスははが小屋の金網越しにアリスに話しかけると、アリスはすごい勢いで金網にガシャーンと飛びかかってきました。ああ、とうとう登場してしまいました、噛みリスが。アリスははが金網に指をつけたり顔を近づけたり話しかけたりする度に、「おりゃあ噛むぞぉ」ガシャーンとすごい剣幕です。この「金網ガシャーン」、昨年も始まったのは9月中旬でした。

「金網ガシャーン」の興奮状態の間は、アリスをタンス小屋から出すことができません。アリスはしばらく放っておけば、気を取り直してくれるので、それまで待ちます。(秋冬の噛みリスの間中「金網ガシャーン」のリスちゃんや一年中噛みリスのリスちゃんもいるようですが。)アリスはちょっとの間気を荒くしていたようですが、犬のぬいぐるみの背中のカゴの中にもう一眠りしに入って行きました。春から夏の間は、ほんの2日前まで、朝6時くらいからずっと「出せ出せ」と反復横飛びしてたのに、すっかり秋冬モードに入ったようです。2時間ほどしてカゴから起き出してからは、いつも通りの出せ出せモード、ラブラブラブリーなアリちゃんに戻っていました。

おまけに、午前中のうちから、今までならいつもその場で食べていた押し麦も口の中に貯める貯める。そしてティッシュを口にくわえて、タンス小屋の寝床に突っ込む。その後もティッシュを何回も何回も寝床に運んでいました。餌をあげてもあげても、もっとくれくれコール(餌の入ったビンをガジガジ)して、頬袋を大きくしては寝床に運んでいました。冬の準備が始まったようです。


9月16日 ∧∧秋ですなぁ

台風一過(東京はあまり雨は降りませんでしたけど)、突然に涼しくなりました。アリスは毎朝、アリスははが起きてくるまでタンス小屋で「出せ出せ」と反復横飛びしてたのですが、今朝は静かだなぁと思って見ると、アリスは犬のぬいぐるみの背中のカゴの中でおとなしくしていました。目は覚ましているんだけど、いつもならアリスははの姿を見ると寝そべっていても飛び起きて「出せ出せコール」をするのに、今日は特に反応も無く、顔だけカゴから出していたりカゴの中でクルンとなったりしていました。アリスははが起きてから1時間半もの間。具合でも悪いのか??と心配になっちゃいましたけど、アリスがカゴから起き出してきてからは、いつも通りのアリスだったので、まぁ大丈夫かな、と思います。(最初しばらくは、まだ体が覚めやらないのか、動きに機敏さがなく、アリスははの上のアリスが軽く感じられましたけど。)人にとっては、やっと秋が来たという感じですが、リスにとっては、秋も深まり冬も間近という感じなのでしょうか。夕方にはアリスはタンス小屋の中の寝床にティッシュを何回も運んでいました。

昨日、横浜のペットショップに行きました。ミケリスが耳かきをしてるのを見ました。アリスと同じように、後足で耳をホリホリしては、足をなめてました。アリスの耳掃除は、6月4日に初めて見て、その後もう1回目撃しただけです。5年半も一緒に暮らしているのに。コロンビアジリスがいたのですけど、先日デパートで見た子と全然違って普通サイズ(?)のジリスでした。というより、そのデパートにいたコロンビアジリスは、シマリスを一回り大きくしたくらいの大きさで「小さい〜」ってびっくりしたのですけど、あれって子供だったんですね、きっと。オジロプレーリードッグを初めて見ました。(よく売られているプレはオグロプレーリードッグです。)キタリスとミケリスが隣同士のケージで並んで餌を食べていました。その間にキタリスに触っちゃいました。茶色いリス(アカリスかなぁ?)のポストカードを買いました。


9月14日 ∧∧残暑厳しく

一時涼しくなったのに、暑さが戻ってきてクーラーが活躍する今日この頃です。今年のアリスは、8月10日とその前日に1回ずつくらい噛みリスの素振りを見せ、8月27日に1回噛みリスをのぞかせ、それきり噛みリスにはなっていなかったのですが、昨日、アリスははが新聞をガサガサやっていたら、いきなり(気づいた時には)アリスに噛まれてしまいました。「これぞ噛みリス」という感じでしたが、幸い軽傷ですみました。今年は、今までの様子からしても、本格的な噛みリスにはまだまだなりそうにありません。

アリスは、アリスちちが会社で毎日のように拾ってきたドングリを、毎日おいしそうに食べています。1日に数回1個ずつをあげていますが、たいがい一気に食べ尽くしています。アリスが小さかった頃は、ドングリの入っている袋に入っていって、口一杯にドングリを詰め込んで出てきて、どこかにドングリを隠してからまた袋にドングリを取りに行く、という感じでしたが、今は、ドングリの袋に入っても、1個口にくわえて出てくるだけ、または何も持たずに出てきます。「それが常識的なふるまいだと思うよ、アリス。」(アリスちち談)


9月1日 ∧∧井の頭自然文化園に行ってきました(9月14日記載)

アリスははは、井の頭自然文化園の「リスの小経」に行ってきました。(訪問レポートを作成しますので、詳しくはそちらをご覧ください。)園内で拾った松ぼっくりをニホンリスにあげたら、大人気でした。ニホンリスが群がる群がる。アリスははの手から受け取った松ぼっくりを、アリスははの目の前でニホンリスが木の枝の上で鱗片を剥きながら食べ、一気に食べ終わってエビフライ(松ぼっくりの食べ跡)をポトッと落とし、そのエビフライを拾うことができたのは、なかなか感動ものでした。


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