リスな日々

バックナンバー その14


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1999年

5月8日 ∧∧アリスははお昼寝中に起こったこと

今日、アリスはははアリスを部屋で放している時にソファでうとうとと昼寝してしまいました。その間、アリスはいつも通りに部屋の中を飛び回っていて、定期的にアリスははのところにやって来て、その度にアリスははははっと目覚め、そしてまたうとうとと。ここまではまぁ、珍しいことじゃあないんですけど(ははは)、今日は、はっと気づくと、とっても静かなのです。とても不吉な予感がして慌てて飛び起きました。放しているアリスが静かな時は、恐ろしい。たいがい悪さをしている。見てみると、床に小鳥の餌と麻の実がぶちまけてあって、アリスはそれを頬袋に回収中でした。あぁぁぁぁ。この部屋には鳥餌と麻の実が入った丸い缶とヒマワリの種ミックスが入った丸いビンがあって、丸い容器を鼻で押して床を走り回るのが大好きなアリスは、自分の身体よりもずっと大きなこれらの容器を毎日のように床で転がしています。今日のアリスははの昼寝中もそれをやっていて、さらにヒマワリの種ミックスのビンのフタを開けようとしていて、アリスははは「ふっ、それは開かないの」と思いながらうつらうつらしていたんですが、まさか鳥餌の缶を開けてしまうとは・・・。アリスがフタ開け名人なのを忘れていました。

フタを開けられた缶と床の上に山盛りになった鳥餌とそれを回収するアリス。アリスははの寝ぼけ眼に飛び込んで来たのはそんな光景です。もういいや、アリス、好きなようにせい!と、山盛りの鳥餌の上の方の部分だけを缶に戻して缶を片付けました。アリスは頬袋をパンパンにさせてから、その隠し場所を探し始めました。アリスははの服の中に顔を突っ込んできたり。しかしなかなか気に入った隠し場所がみつからないようです。大量の鳥餌なんて変な場所に隠されてはたまらないので、どこに隠すのか要チェック、アリスの動向をずっと見守っていたのに、アリスはいつも、アリスははがアリスを一瞬見失った隙に食べ物を隠すのです。気づいた時には、冊子がたくさん入ったビニール袋に隠していました。立ててあるビニール袋の底にどっちゃりと鳥餌が詰まってしまいました。そしてまたアリスは床の鳥餌を頬袋に回収しながら食べながら、別の場所に行っては頬袋から鳥餌を出して食べて、と好き勝手やっていました。そんな様子を見ながらまたうとうとしてしまったアリスははが気づいた時には・・・アリスの頬袋はぺったんこになってました。うぅぅ、どこに鳥餌を隠したんだ、アリスぅ。


5月4日 ∧∧残りの食べ物(5月6日記載)

昨日の帰宅時に頬袋がパンパンだったアリスですが、今朝もタンス小屋の中で頬袋をパンパンにして「出せ出せ」言ってました。昨日、これで全部ではないはずだ、と思ったんだよなぁ。やはり、お留守番中の食糧は、寝所にでも隠してあったんでしょう。


5月3日 ∧∧大月「リスの橋」の見学に行ってきました

5月2日・3日に、アリスちち・ははは、守山リス研究会の活動に参加して大月「リスの橋」を見学してきました。山梨県大月市にニュータウン(住宅)が建設される際に、自然生態系保全の一環として、そこに棲んでいるニホンリスを保全するために、緑の回廊づくりがなされる中で、緑を分断する道路にニホンリスが渡るための橋が架けられました。その橋は毎日のようにニホンリスが利用しています。設置されたビデオテープにその様子が記録されています。この地のニホンリスと取り巻く自然環境、ニホンリスの棲む環境の保全とリスの橋の建設などなどについて、これらを実際に担当された方の説明を受けながら現地見学しました。リスが食べたクルミ・マツの食痕や木に作った巣、工事中の保全対策として設置された給餌台や巣箱、緑の回廊として植林されたアカマツも観察しました。3日の早朝には、リスが橋を渡るところを観察するために皆でじっと待っていたのですが、残念ながら今日はリスは現れませんでした。アリスちちは、ニホンリス用に設置された巣箱にムササビが住み着いているという巣箱から、テンが出てくるのを目撃しましたが、アリスははは見ることができませんでした。巣箱の中からは、テンの子どもの鳴き声と思われる声が聞こえていました。この2日間に見たり聞いた興味深い話は、いずれ守山リス研究会のサイトでご紹介できるかもしれません。

今日の午後3時半頃にアリスちち・ははは帰宅しました。お留守番だったアリスはもう寝ているだろうと思っていたのですが、アリスはタンス小屋の中で起きていて待ち構えていました。頬袋をパンパンにして。昨日の朝にたくさん与えていった食糧です。昨日からずっと頬袋に入れっぱなしだったのだろうか?アリスは、頬袋に貯めた食糧はタンス小屋の外に隠したくて、いつもタンス小屋から出してくれるまで頬袋を大きくしたまま「出せ出せ」と反復横飛びを続けます。少なくとも夜寝る時には一度頬袋から出したと思うのだけど。昨日も今日も、タンス小屋から出してもらえそうにないと悟って、タンス小屋の中で食糧をどこかに隠しておいたんじゃないかと思うのだけど。もしかして、アリスちち・ははが玄関に帰ってきたので、また食糧を頬袋に入れて、タンス小屋から出してもらおうとスタンバったのかもしれない。でももしかして、ずっと頬袋はパンパンのままだったのかもしれない。謎だ。大月のリスの橋のように、ビデオで録画しておくといろいろわかって楽しいだろうな。タンス小屋から出してあげると、アリスは部屋を探索して、早速ビデオの横に餌を隠して、すっきりほっそりいつもの美人顔に戻って顔を洗いました。

まずはアリスにおみやげ、今朝摘んできたクローバーの花をあげてみました。もうしおれて色も少し黄色くなっていたけれど。初めてのクローバーを、アリスはまずパッと口にくわえかけてやめました。次にクローバーを鼻先に持ってこられると、アリスは無視。そしてその次の時に、アリスはクローバーを手に持って少し食べました。でもその後は、アリスはもうクローバーには見向きしませんでした。

2つ目のおみやげは、大月で拾ってきたオニグルミです。そのままあげるとアリスはすぐにクルミを手に取って噛り始めましたが、自力では割れないことが分かっているのでしょう、すぐにあきらめてしまいます。そして4つあるクルミを次から次へと噛りかけてはポイします。アリスちちがクルミを割ってあげると、アリスは大喜び、一生懸命クルミを殻からほじくり出しながら食べていました。夕方遅くまで部屋を跳び回ったし、なんとか留守番アリスのご機嫌取りをすることができたでしょう、かな。


4月27日 ∧∧怖いものいっぱいの家

アリスは警戒時に鳴きます。というか、怖かった時に鳴いちゃいます。カラスが鳴いたり飛んだ時や、自転車のブレーキの音なんかで。何が怖かったのかアリスははにはまったくわからないこともよくあります。人間には聞こえない音がリスには聞こえているというようなことがあるのでしょう。腰を落とした「警戒のポーズ」を取って石のように固まって、しっぽはピンと立って膨らんでて、「プルッ、プルッ」と鳴きます。鳴くと同時にしっぽがぴくっぴくって上下に動きます。さらには、「プルプル」すごい速さで鳴きまくって、大慌てですごい速さで走り回る(ぶっ飛んでっちゃう)んです。足が何本も描いてあるマンガみたいです。「鳴いたら敵に見つかっちゃうでしょ」って言って聞かせてるんですけどねぇ。

今日、アリスを放している部屋ですごい音がしました。見ると、アリスがブランコから飛びのいて大ジャンプをしたのでした。そしてその直後、アリスが「プルップルップルッ」っと高い声で鳴き始めました。「警戒中」です。よほど怖いことがあったようなのですが、アリスはは何も気づきませんでした。外をカラスが至近距離で飛んでいったのか(それならアリスははも気づくはず)、遠くで銃の音のようなものでもしたのか、わかりません。アリスはしばらくの間、鳴き続けながらすごい勢いで走ったり固まったりしていました。

実はこの家、アリスにとって怖いものがいっぱいなんです。3階の角部屋ですぐそばをカラスがよく飛んで行くし、目の前の坂道で自転車がブレーキの音を立てるし。以前この家に住んでいた時も、アリスはよく固まったり鳴いたりしていました。

前に、テレビでゲゲゲの鬼太郎のオープニングでカラスの大群が鳴きながら飛ぶ場面で、アリスを見たら、もう石になっちゃってて、「アリちゃんこわかったね〜」って言ったら、鳴き出しちゃいました。それ以来、ゲゲゲの鬼太郎が始まる前にテレビを消すようにしました。でも、たまに消すのが間に合わなかったりしたんだよなぁ、これが。


4月24日 ∧∧さくらの花を食べました

昨夜、遅ればせながら、アリスのためにさくらの花を採ってきました。今朝、アリスにあげてみたんですが、不評だったようで、食べてくれません。ですが、午後にタンス小屋の中を見たら、置いておいたさくらが食べ散らかしてありました。おっ、食べたんだな、と思い、アリスははの手の上でさくらの花をあげてみたら、アリスはむしゃむしゃと食べました。その後も、さくらの花を見つける度に食べています。さくらの花はおいしかったようです。


4月18日 ∧∧町田リス園とペットショップに行ってきました(4月19日記載)

今日、アリスちち・ははは、雨天にもかかわらず、町田リス園に行きました。(訪問レポートを作成しますので、詳しくはそちらをご覧ください。)全身タイワンリスまみれ、服は泥まみれになりました。やっぱり、リスと触れ合えるリス園に行くのは天気のいい日に限る、でした。シマリス、アカリス、エゾリス、プレなどもいて、とってもかわいかったです。楽しみにしていたサンボーンリス(ペルー密林のリス)が見られなくて、とっても残念でした。

ところが、この後に行ったペットショップで見ることができたんです。ショップではペルーリスと書かれていましたが、町田リス園で見た写真・剥製とそっくりだったし、多分同じリスだと思います。神奈川県厚木にあるショップにホオジロシマリスがいるという情報を得て、どんなリスだろう、とワクワクしながら見に行ってきました。パッと見た目はシマリスに似たリスでした。背中にしましまがありましたが、白い縞はありませんでした。店員さんに聞いたところ、アメリカ産とのことでしたが、リス科であるという以上の情報は得られませんでした。顔に縞がないから「ホオジロ」なんだろうか?バック転しまくってて人がケージに近づくと寄って来る人馴れしたキタリス・ペルーリスとは違って、ホオジロシマリスはケージの奥の方でじっと動きませんでした。眠かっただけかもしれませんけど。ミケリスは、マイペースでケージ内を動き回ってました。ヨーロッパアカリス・エゾリスは、もうぐっすりお眠でした。アメリカモモンガ・フクロモモンガも、まだぐっすりお眠でした。リチャードソンプレーリーと書かれた、多分リチャードソンジリスは、仰向けになって歯を出してぐっすり寝てました。そんなでいいんか、リチャ。大人プレのケージ天井の頭突きはすごかったです。仔プレが愛嬌をふりまいていましたが、ケンカもしてました。オオヤマネなんて珍しいのも売ってました、お休み中でしたけど。なかなかよかったのは、13線リスと書かれた、多分ジューサンセンジリスか又はメキシカンジリスです。背中の線の本数を数えなかったので、どちらなのかは分かりません。人に馴れ馴れで、人がケージに近づくと寄って来て、2匹で競い合ってアリスははの指を我が物にしようとします。で、ケージの前でアリスははが指を右へ左へと動かすと、2匹のジリスは並んで後足で立って、まったく同じように上半身を右へ左へと、指の動きについてくるんです。もう、2匹一緒に連れて帰りたくなっちゃいました。ショップでは、仔シマリスも出てました。すっごくちっちゃかったです。アリスもこんなにちっちゃかったっけ?信じられない〜、という感じでした。アリスちちは、アリスもこんなだったと言っていますが。

今日はまた、町田の東急ハンズで、リスの写真のついた学習帳を買ってきました。アピカ学習帳が動物のシリーズを出していて、そのうち漢字練習帳・国語・連絡帳の表紙と裏表紙がリスだったので、買っちゃいました。一体なにに使うんだ?なんですが、どのみちリスグッズは使わないで大事にとってあるので、また保存版が増えてしまいました。先日も、リスの絵のノートを2種類買って、店にはもう2種類あったんだけど、それは連絡帳と交換日記帳だったので、さすがに買いませんでした。でも今回は、珍しいリスの写真ばかりだったので、買わない訳にはいかない、でした。ところが、そのうち2種は「リス」とだけ書かれていて、なんというリスなのかわからないんです。そして、もう1種はパッと見た目はシマリスかと思いきや、ゴールデンジリスでした。う〜ん、とても充実した一日でした。


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