別にシューティングにこだわってるわけじゃないけど

メガドライブソフト黙ってこれをやれ!


数あるメガドライブの秀作ソフトの中でも、
特に厳選してよいものをご紹介するこのコーナー。

今回のソフトはこちら

バトルマニア

バトルマニアパッケージ
なんか雰囲気が違うパッケージ(笑


そのほかのレビューソフト

・鋼鉄帝国

・メガパネル

・ソーサルキングダム

・JAGUAR XJ220

・ジョーモンタナフットボール

・CRYING〜亜生命戦争〜

・デザートストライク-湾岸作戦-


鋼鉄帝国に続いておすすめソフト紹介の第2弾は、もやは全メガドライバー必携の名作バトルマニアです。

バトルマニアは1992年3月6日、ビック東海より発売された横スクロールシューティングゲームです。
と、こう書くと何の変哲もない面白いシューティングかと思わせるんですが、じつはメガドライバーの心をとらえて離さないたまらない魅力が詰まりに詰まった快作です(笑

システム的には残機なしの体力制、メインキャラの大鳥居マニアが前方攻撃専門で、羽田マリアが前後撃ち分けができるようになっており、マニアのショットはパワーアップアイテムでパワーアップしていきます。そのほかに、ステージ前に選択できるボンバーがあり、これは時間によるチャージで使用可能になるもので、使用制限はありません。

さて、このゲーム最大の特徴はその世界観にあります。全編において流れるギャグセンスと非シリアス感がこのゲーム最大の特徴であり、それがこのゲームの魅力になっています。ストーリーは犯罪結社アナグラン商会のボス、ドン・モルグスティンによってさらわれた某国の皇太子デンカを救出するのが目的なんですが・・・・・・正直そんな背景はどーでもいい感じになってたりします(笑 ステージの間にはいる漫才的な演出がとびきりシュールで、いまやったらしらけること受け合いです(笑 また、出てくる敵も非常に個性的で、ステージ構成的にもねらいに狙った演出が施されています。

では、どうしてそんなゲームがメガドライバーの心をとらえてはなさいのか・・・・・というと、まずは全体的に感じられる同人ゲーム的な雰囲気と、スタッフの遊び心たっぷりの作りが、なにか一種独特なセンスのゲームを好むメガドライバーの心をとらえていると思われます(笑 そしてなにより、電源を入れた際に、2Pパッドのスタートをおしっぱなしにして見ることのできるあの「弁当箱」踏みつけでしょう。当時のメガドライバー全ては、「よくやったビック東海!!」と思ったに違いありません(笑 個人的にはこの弁当箱踏みつけだけに定価分の価値はあると思います(^^; (ちなみに弁当箱とは当時市場を独占していた某花札屋某SFCである(笑)

シューティングゲームとしての評価に目を向けると、正直佳作的な作品程度までの評価にとどまるでしょう。自機のあたり判定が大きく、判定も曖昧ゆえに思わぬところで壁に挟まれてミスになったり、力技で乗り切れてしまうところが多い分、難易度も低めで、シューターには物足りないものがあるでしょう。過渡の演出が無い分、純粋にシューティングとして楽しむこともできますが、そういう意味合いでは続編のバトルマニア大吟醸のほうが遙かに上になると思います。点数稼ぎもラストボスで粘れば、だれでもカウンターストップする事はできますしね。

しかし、先ほども書いたように、このゲームの魅力はごくふつうのシューティングがどんな手段を使えば愛されるゲームになるのか、というのをしっかりとらえているところにあると思います。それが制作者の方々が狙っていたのかはわかりませんが、少なくとも私をはじめ、このゲームをクソゲー扱いしたり、おもしろくないと発言するメガドライバーがいないという事実がそこにあります。ですので、これからメガドライブに初めて触れるというようなかたにはあまりお勧めはできませんが(ただし、弁当箱はのぞく(笑)、メガドライブを好きな方ならこのゲームの魅力というものを肌で感じ取ってもらえると思います。

正直言ってこのバトルマニアは、メガドライバーであるならどんなことがあってもGETすべきソフトであると思いますし、同じようにバトルマニア大吟醸も是非ともGETして欲しいと思います。純粋にシューティングとしても結構遊べますし、全体に漂う、一種独特の雰囲気を是非とも感じ取って欲しいと思います。ただ、バトルマニアはNOMADでは正常に動かない(ボタン配置が強制的に変わってしまうため)のが何とも残念です。

お値段は私は¥3000くらいが妥当なラインだと思います。それ以上であってもかまわないと思いますが、あまりに高すぎる価格は、このソフトの本質に対しての意味がないので好ましくないです。

ちなみに完全に余談ですが、バトルマニア大吟醸の発売日、朝の4時から並んで買ったのは全国でもおそらく私一人でしょう(^^;


さて、今回も結局シューティングになっちゃいましたが、いかがだったでしょうか?

バトルマニアには様々な思い入れがあるだけに、ソフトレビューと言うよりは、雰囲気を伝えるためのレビューみたいになっちゃいましたね(^^; でも、バトルマニアは絶対にやってもらった方がどうして面白いのかがよくわかるはずです。ボス戦のギャグ的楽しさもやらないと伝わってこないと思いますのであえて今回は書きませんでした。

今回もこのレビューのために一通りクリアしんたんですが、やっぱり久々にやると面白いですね。今なおその魅力は全然失われて無くて、色あせてもいませんです。こういうゲームは少ないだけに、大切にしていきたいと思います。

ちなみに次回はできれば私の大好きなメガパネルを紹介したいと思いますが、いつになるのやら・・・(^^;

また、もしご意見、反論等ありましたら私宛までメールいただけるとありがたいです。

それではまた次回におあいしませう(^^)




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