ミステリ・推理小説
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歴史ミステリが好き 2002/08/12


◆歴史ミステリって?

まず、歴史ミステリとは何ぞや、というところから。

『崇峻天皇暗殺事件』巻末の井沢元彦氏の解説を読んで、「なるほど」と思ったのですが、歴史ミステリというなかにはいくつか違った型が含まれています。で、まずわたしなりの定義を考えてみました。

歴史ミステリ=歴史の謎を解くもの

安楽椅子タイプ:現代の人間が歴史の謎を追っていくもの

同時代タイプ:時代背景・設定に歴史解釈がからむが、事件や歴史の謎をその当時の人間が解き明かすもの

時代ミステリ=歴史的過去が舞台になっているが、基本的に歴史解釈が含まれないもの

時代ミステリは、カドフェルシリーズや捕物帖などをイメージしています。わたしはほとんど読まないジャンルです。いっぽう、安楽椅子タイプは大好きです。ファーストインパクトは『時の娘』ですから。同時代タイプは(ミステリとしては)あまり多くはないかもしれません。

歴史ミステリを紹介するにあたって、いままで読んだ順というアバウトな紹介方法をとってきたのですが、今度からこの定義を意識して、タイプ別に分類することにします。最近この手の小説をよく読むようになってきたので、整理したほうがよさそうだからです。


◆安楽椅子タイプ

歴史ミステリの安楽椅子タイプは、『時の娘』が代表格で、国内外に有名作がいくつかあります。>詳細へ!

  1. 『時の娘』ジョゼフィン・ティ:世界の定番
  2. 『邪馬台国の秘密 改訂版』高木彬光:日本の定番
  3. 『オックスフォード運河の殺人』コリン・デクスター:史実ではないですが
  4. 『隠された帝 天智天皇暗殺事件』井沢元彦:天智天皇もの!
  5. 『邪馬台国はどこですか?』鯨統一郎
  6. 『成吉思汗(ジンギスカン)の秘密』高木彬光:日本の定番2
  7. 『QED 百人一首の呪(しゅ)』高田崇史
  8. 『QED 六歌仙の暗号』高田崇史
  9. 『南朝迷路』高橋克彦:後醍醐天皇もの

◆同時代タイプ

このタイプはあまり多くないと思います。>詳細へ!

  1. 『崇峻天皇暗殺事件』豊田有恒:探偵は聖徳太子
  2. 『黄泉国の皇子』長尾誠夫:天智天皇も

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