2000.02.11

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門司港紀行◎第日目◎水城のあと

 

第1日、水城に感動しつつそのあと大宰府政庁跡と観世音寺(かんぜおんじ)に立ち寄りました。水城(大野城市)のほうから東へいくと、政庁跡、学校院跡、観世音寺が同じ道路沿いに並んでいるのです。さらに先をいけば、大野城、そしてかの有名な学問の神様・太宰府天満宮があります。当時はここが幹線道路だったんですね。そして、この地が古代から政治の拠点であったことが知られます。

大宰府政庁跡は、まさに「跡」で、建物の礎石とまっすぐの道しかない状態。一部、修復途中でもあったようです。中心となった建物は、丘をバックに立っていたのでしょう。何もないがゆえに、逆にイメージがひろがります。なお、学校院跡は看板しかない空き地でした。ちょっと残念。

観世音寺は、由緒が見るからに古そうなお寺です。じつは、天智天皇が母・斉明天皇を偲んで立てたもの。とくに日本最古の梵鐘の前では、じんとなってしまいました。

通りにあった政庁跡周辺の案内地図。大宰府政庁跡というのは大宰府の政庁の建物があった跡ということです。

そもそも大宰府とは、九州北部に大和朝廷が置いた機関。九州北部は当時、大陸への窓口で、当然大宰府もただの役所ではなく「遠(とお)の朝廷(みかど)」と呼ばれました。

観世音寺。これは参道をまっすぐに来て正面にあるお堂です。

観世音寺の庭です。

観世音寺の鐘つき堂です。じつはこれ、国宝です。

同じく庭より。見事な大木のつつじ(さつき?)が満開でした。立派な藤もありました。こんな立派なつつじや藤ははじめてみました。

これが国宝の梵鐘(ぼんしょう)。日本最古の梵鐘です。

以上で観光を終え、宿泊場所へ。

泊まりは門司港ホテル。レトロな雰囲気の漂う門司港に新しく建てられた本格ホテルです。外観は左の写真にあるイラストに。なかなか居心地のよいホテルです。客室は狭いけど、いい雰囲気。朝食べたクロワッサンが絶品なのだけど、ムシャムシャ食べて、写真はとりそこねました。


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