随時更新中です。とりあえず10分の1といったところです。
寺山修司&谷川俊太郎ビデオ・レター
アートデイズ ; ISBN: 486119010X ; (2003/06)
「百年たったら戻っておいで」 |
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そのうちの24年が過ぎようとしている。 | ||||||
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だが、これが−−−−私の趣味である。−−−−−よい趣味でも悪い趣味でもなく、私の趣味である。私は、私の趣味をもはや恥じとせず、ましてや秘めることはない。私に「道」を尋ねた者に私はこう答えた。「これが−−−私の道だ−−−−きみ道はどこか?」と。万人向きの道など存在しないからだ。(『ツァラツトゥストラ』「重力の精」)
突風に生卵割れ、かつてかく撃ちぬかれたる兵士の眼 塚本邦雄「装飾楽句」
寺山修司に関する情報(ブログ)
最近のもの
寺山修司に関する情報
2006年ごろまで
わが内に一人の父が帰りくる夜のテレビの無人飛行機
90年代の寺山修司
1999/04/07寺山修司記念館 ご案内
1998/10/27 公開
ネットで発芽する寺山のイメージ
更新しました。2000/04/10
テラヤマランド なくなってしまった
寺山修司を記述する試み
ぼくの心のなかに
初夏が入ってきた
一粒の種子を蒔くように
一つのやさしい言葉を
やわらかい土の中に植えよう「作りかえられない過去なんてない」(年表)
「どこからでもやり直しはできるだろう」
「母だけでなく私さえも、私自身がつくりだした一片の物語の主人公にすぎないのだから」
「たかが映画の中でさえ、たった一人の母も殺せない私自身とは、いったい誰なのか」
天井桟敷の作品
みんなが行ってしまったら わたしは一人で 手紙を書こう みんなが行ってしまったら この世で最後の タバコを喫おう みんなが行ってしまったら 酔ったふりして ちょっぴり泣こう みんなが行ってしまったら せめて朝から 晴れ着を着よう
暗闇の宝さがし
映像作品リスト
1998/4/29 update
時速100キロでしゃべりまくろう
2001/7/19 update著作出版状況
寺山修司記念館オープン
1997年7月27日青森県三沢市
著作解説(予定)
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1999年 東京・新宿小田急美術館で「寺山修司展」開催
●99年の掲載記事はこちらを参照
●98年の掲載記事はこちらを参照
●97年の掲載記事はこちらを参照
人力飛行機ソロモン
98年11月1日 青森市
演劇実験室 天井棧敷
追加情報あり 1998/11/23更新98年11月15日更新
「寺山修司の迷宮世界◎百年気球メトロポリス」
現地レポートわれに5月を97(メモリアル公演スケジュール)
われに5月を98(メモリアル公演スケジュール)
1998/5/10 update詩人の好きな騎手 吉永
5月4日なのでちょっと長文詩人の好きな馬
1998/7/19 update風のふくまま 97
寺山修司が見たTHE DAMNED
「でかい鼻の大男よ」って谷川さんはいってました。
寺山修司って一体だれ?
職業寺山修司ということだったが、一般には演劇実験室「天井桟敷」の主宰者とてアングラを体現していたと言うことで記憶されているらしい。この人を語る時のどろっとした暗さは、その残し言葉の難解さ、複雑さが一つの背景となっているが、なにも知らない人が映画や芝居の写真を見たら暗いというより怖いだろう。怖いがゆえに、その怖さを表現する言葉を知らないために、アングラといってかたづけてしまうのか。
とにかく仕事の範囲が広くて常識の範囲内では納まりきらない。そのなかでどれだけのものが本当に彼が考え体験したものかは今でもとやかく言われるが、それらの言葉がこの世に現われ、生命をもって人々に何らかのインパクトを与えるたのだから、そういう仕事もあるのだ。寺山のパロディ性は良いことか悪いことかの問題で論じるのはばかばかしいほど、疾走するスピード感がたまらない。彼はとろうとしたものを鮮やかに奪ってみせただけなのだから。
残した仕事が完全に整理された形で残っていないのは後世にとって不幸かもしれない。読みやすいものは売れるだろうけど、この時代、読み返されないものは売れないので再発は期待できないんだろう。ぽつぽつでる再刊を品切れにならないうち集めるしかない。歌集とか脚本はある程度評価がかたまってきているから絶版ってっことは無いだろうけど。ト−タルで全集の様な形で纏める作業は困難なのだろう。それでも今から寺山を体験していこうとする人には以前くらべて格段に環境は良くなっているかもしれない。角川からは10年以上たって復刊された本がでていたり、宝島社から新聞連載の競馬コラムがまとめられていたりする。差別的表現(?)がその文章中に多くあったため再版をやめていたが、今の版では修正され再リリ−スされているので、オリジナル内容ではないにせよその作品を手入れるのは容易になった。
でもけっこう強い薬みたいなものだから読み続けられるかどうかは体質によるって感じだと思う。最後まで馴染めないとか、映画は別として、文章は見るところはない、わからない、とか結構私の周りには多かった。そういうのが分からなかったころ人に薦めて本を貸しても、反応なく終わり、そのうち疎遠になるパタ−ンって結構あった。別に寺山を薦めたからとは思っていないしそういうめぐり合わせとしか思ってないけど、戻ってこない本を思い出すたび、では寺山をやめられない私は何なんだろうと自問自答する。
この自問自答している私、この私はいったいどの私なのか。
寺山修司を読みつづけているこの私は果して寺山修司という人をわかったいたのか、寺山を知らなければどうしていただろう。
寺山修司っていったいなにもの、って思った時点で確かだった世界は
急に曖昧になりはじめ、寺山の言葉の迷路を彷徨いはじめるしかなくなる。
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