2004/05/06 更新
[山行記録へ] [トップページ]
title
「自然朴の会」山行記録

磐梯山・猫魔ヶ岳
(1819m)・(1404m)

2日目へ  3日目へ


山行記録 ゴールデンウイーク1日目

2004年05月01日(土)   晴れ

コースタイム
 八方台駐車場 9:00→ 11:10 磐梯山山頂 11:20 → 11:40 岡部小屋 12:07 →
13:20 八方台駐車場13:22 → 14:30 猫魔ヶ岳山頂 14:50 → 15:35 八方台駐車場

 ゴールデンウイーク山行の初日、朝のうちは空には雲が有ったが徐々に青空が広がって来た、ゴールドラインを八方台駐車場(登山口)に向かう。 駐車場には十数台の車が止まっておりその中には登山の仕度をしている人もいる、道路には雪は無かったが登山道にはまだたっぷりと雪がある。 身支度を整え、念のため軽アイゼンとピッケルを持ち歩き始める。 前後して他の登山客もおり、中には親子連れもいる、雪の状態は表面は融け初めているが靴が潜るほどでは無く歩きやすい、しかし靴底がしっかりしていないと滑りやすい。 登山コースは夏道に沿って登る事になるがちょうど良い具合に雪で藪が隠れているので、コースと地形を熟知している我がYMZは随所でショートカットする。 中ノ湯の所のコースは以前裏手(崖側)を廻っていた様に記憶しているが今は山側に道が有る様だ、ここも雪の上をショートカットし中ノ湯の上に出る、ここから夏道となる。 しばらく爆裂口に沿った夏道の登りで汗を絞られその後樹林帯のトラバース気味の道を登りきると又雪原に出る、樹林帯からも抜け振り返れば猫魔ヶ岳方面の展望が開ける。 磐梯山山頂方向を見れば山頂近くまで雪原が続いている、この雪原を上部の夏道に検討を付け雪原を直登する、上部で笹藪に行き当たったがYMZが難無く夏道に出る、出たところは当初もくろんでいた所より大分上部で弘法清水のはるか上の場所だ。 山頂までは後わずかだが、さすがに標高が高いためか所々に残っている雪が凍って滑りやすくなっていた。 程なく山頂に到着、山頂には十数人の登山客がいた、朝に下から山頂を仰いだ時は雲が架かっていたがその雲も取れ360度の展望が得られる、しかし風が少し有り休んでいると体が冷えて来るので、岡部小屋まで下りて昼食にする事にした。 下山は山頂から少し下った所から岡部小屋の所まで延びている雪渓に出て、そこを一気に下るとあっと言う間に小屋の上に着く。 小屋に着いてみると弘法清水も出ていた、岡部小屋に入り岡部の奥さんと話をしながら豚汁をもらい昼食をいただく。 腹ごしらえが終わった所で、今日は後1山残っているので下山する事にする。 小屋を出て間もなく朝に直登した当たりで7〜8人位の登山客がうろうろしている、聞くと足跡を追って登っていったのだが途中で道がわからなくなってしまい一旦下って来たのだと言う、見ると朝に私らが登った足跡を追っていた様で上部の笹薮の所で見失ったみたいだ、正規の登山ルートを教えてやったら皆でそちらに向かった。 5月初めの磐梯山は雪山であるのに、夏山の感覚で来ているのだろうかと話しながら下る。 中ノ湯の所からコースを外れ左の雪原(林)に入り、雪が無ければ歩けない所を行って見る事にする。 赤布も何も無い所を進む、先ほどの人達で有れば遭難て事になるだろう、我々もそうならない様に周囲の地形と地図とコンパスを見ながら、そして半分この状況を楽しみながら先に進む、ほどなく登山口近くの朝に通った踏跡の所に出た。 駐車場に戻るとそのまま今度は猫魔ヶ岳に向かう、八方台から猫魔ヶ岳へも雪の上の道になる、ゆるい登りがしばらく続き猫魔スキー場の際上部に出る、ちょっとしたピークへ痩せた雪尾根を2つ程登ると猫魔ヶ岳の山頂に着く、三角点は少し奥にコンクリートでしっかりと固められて有る。 雄国沼の方から登山者が登って来た、聞くと途中で道を見失いかけて大変だったと言っていた、やはりこの時期は夏道を雪が覆い隠しているのでしっかりと準備をしてのぼるべきだ。 早く宿に戻って温泉に入り休もうと、早々に山頂を後にして下山にかかる、一気に車まで戻り後は宿へ直行となった。

地形図:国土地理院25,000図 


登山口 展望 山頂
八方台登山口から雪がたっぷりと有った 磐梯山の山頂部にはまだ雲が残っていたが。
山頂直下まで雪が付いており直登する。
磐梯山山頂に着く頃には青空が広がって360度の展望が得られた、風が有り体が冷えてくるので早々に退散する事にした。
雪渓 岡部小屋 ブナ林
下山は雪渓を一気に下る 雪渓を下りると弘法清水の岡部小屋のすぐ上に出る、岡部小屋に寄り豚汁をもらい昼食とした 中ノ湯の所からブナ林の中へ入りルートファイテングを楽しんだ
猫魔登山口 猫魔ヶ岳山頂 三角点
磐梯山から登山口に戻るとそのまま今度は猫魔ヶ岳に向う 猫魔ヶ岳山頂、360度の展望 猫魔ヶ岳の三角点はコンクリートに護られていた。
勢ぞろい 宿から
宿に入って湯上がりに勢ぞろい 宿の窓からは裏磐梯がきれいに見え、良いロケーションの部屋でした

[文頭に戻る] [トップページ]