Sorcerer#4 プレイングマニュアル


Table of contents

#1未プレイの方へ:
チュートリアル(最初にご覧ください)
Sorcererプレイイングマニュアル(日本語)
#1/#2/#3プレイ済みの方へ:
Sorcerer#4の世界へようこそ
Sorcerer#4の主要な変更点
- 冒険者
- キャンプ
- NPC
- 水泳
- 戦闘
- 僧侶の魔法
- 魔術師の魔法

シナリオ#4におけるショップアイテムのトレード

Sorcerer#4の世界へようこそ


Sorcerer#4は#1/#2/#3で活躍した世代から幾世代も後の物語です。当時のあなたは百戦錬磨の戦士だったかも知れませんが、それも過去の話です-ありとあらゆるものが新しくなりました。あなたの知っている迷宮、アイテム、呪文、宝箱の罠までが変わりました。当時の知識のままで挑むと大変なことになるかも知れません!いきなり冒険に挑みたくなる気持ちはわかりますが、まずは(少なくとも)主要な変更点だけには目を通しておいた方がいいでしょう。その他は必要な時に確認する程度で十分です。なに、心配することはありません。全部が一度に必要となることはありません。

Sorcerer#4の主要な変更点


迷宮:まず、マップの大きさが(少しだけ)変わりました。今までのマッピングシートでは足りないかも知れません。マップ自体も、地上から地下まで多様にわたる、今までで最も大きい十層を超えるものとなりました。他にも、深く潜れるプールや吹き出す炎など、様々な仕掛けが加わりました。
いくつかの扉には鍵がかかっています。鍵がかかった扉を開けるためには盗賊や忍者の技量、呪文の力又は特殊なアイテムが必要になります。また、扉自体が巧妙に隠されていたりします。これらの扉はLIGHTやHI LIGHTの呪文でも見えることはありません。隠されているのは扉だけではなく、様々な仕掛けや、場合によっては階段なども隠されているかも知れません。これらを見つけだすには盗賊や忍者の技量又は呪文の力が必要です。
キャラクター:新たに潜る技能が加わりました。また、モンスターを殺した数、モンスターに殺された数なども表示されるようになりました。
様々なアイテム:武器には射程の概念が加わりました。また、複数の防御属性や、ステータス欄には表示されない隠し属性なども大幅に増えました。ヒーリングの効果は装備したアイテムのみとなりました。幸いにも、これは呪いのアイテムにも適用されます。
50以上の呪文や魔法:呪文や魔法は大幅に刷新されました。単に攻撃するだけでなく、隠されたアイテムを見つけ出したり、相手の動きを速く又は遅くしたり、呪文やブレスの効果を遮ったり、交渉ごとに有利になるよう魅了したり、さらには味方となるモンスターを召還することさえ可能です。
多くのモンスター:モンスターの攻撃方法はさらに多彩になりました。炎だけでなく氷や毒のブレスを吐いたり、レベル以外にも特性値を吸い取ったり、さらにはあなたの持っている大事なアイテムを盗むことまでするようになりました。後続に引き連れる仲間も常に一定ではありません-時には予想外の仲間を呼んでくることがあります!
ノンプレイヤー・キャラクタ(NPC):迷宮の中で活動するのはあなたたちだけではありません。他にも盗賊や行商人、あるいは幽霊といったものまで住み着いています。彼らは協力的だったり非協力的だったりしますが、彼らを味方に付けるも敵に回すもあなた方次第です。

冒険者


イメージはキャラクタのステータス画面を示します。ほとんどの項目は変わっていませんが、新たに3つの項目が加わりました。
- MARKS:そのキャラクタが今までに殺したモンスターの数を示します。
- RIP:そのキャラクタが今までに殺された数を示します。
- SWIM:そのキャラクタの泳ぎに関する能力を示します。数値が高いほど上手に潜ることが出来ます。泳ぎを練習することで、この数値は上昇します。
その他、呪文に関しては大幅に変更されました。完全な呪文のリストは魔法の項を参照してください。

イメージはアイテム情報を示します。ほとんどの項目は変わっていませんが、武器の射程がLONG、MEDIUM、SHORTの3段階に分かれました。それぞれの射程に応じて攻撃できる範囲は、次の通りです:
- SHORT:前衛(1-3列目)のキャラクタは2グループ目までのモンスターを攻撃することが出来ます。後衛(4-6列目)のキャラクタは攻撃することが出来ません。
- MEDIUM:前衛のキャラクタは3グループ目までのモンスターを攻撃することが出来ます。後列のキャラクタは2グループ目までのモンスターを攻撃することが出来ます。
- LONG:全てのキャラクタは全てのモンスターを攻撃することが出来ます。

キャンプ


イメージはキャンプ画面を示します。以前は「他のパーティを探す」だった項目が「探す/鍵を開ける」に変わりました。タップしてみましょう。

迷宮は、今までのようにLIGHTの呪文さえ唱えれば全てが見つかるほど単純ではなくなりました。扉、いろいろなアイテムやイベント、果ては階段に至るまでが巧妙に隠されています。これらを見つけたり、また鍵を開けるために以下の項目が加わりました:
- 隠しアイテムを探す:現在パーティがいるブロックに隠されたアイテムがないか探します。何も見つからない時もあります。魔術師の呪文FIND SECRETも同じ効果を発揮します。もし何か隠されたアイテムが見つかると、移動中の画面に表示されるようになったり、イベントが起きたりします。効果は階層を移動するまで有効です。
- 隠しドアを探す:現在パーティの目の前にある壁に、扉が隠されていないか探します。魔術師の呪文FIND SECRETも同じ効果を発揮します。もし隠しドアが見つかると、移動中の画面に表示されるようになります。効果は階層を移動するまで有効です。
- 鍵を開ける:現在パーティの目の前にある鍵のかかった扉を開けようとします。

もし扉に鍵がかかっていると、画面のように表示されます。このままでは扉を開けることが出来ません。「鍵を開ける」コマンドを使う事で、扉の鍵を開けることが出来ます。このコマンドは盗賊又は忍者しか使えません。また、必ず開けることが出来るとは限らず、成功率は盗賊又は忍者のレベルや敏捷性に依存します。魔術師の呪文KNOCK KNOCKも同じ効果を発揮します。

なお、中には特別なアイテムがないと開けられない扉も存在します。これらの扉を開けるには各キャラクターのステータス画面から「アイテムを使う」を選んでください。中には、アイテムを装備していないと反応しないものもあります。

NPC


迷宮に潜っているのはあなた達冒険者だけではありません。NPC(ノン・プレイヤー・キャラクタ)は、冒険者以外に迷宮に潜っている人たちです。彼らはいずれも何らかの目的を持って迷宮内にいます。あるものは冒険者の助けを必要としていたり、あるものは冒険者に助言を与えたり、またあるものは冒険者を陥れようとするでしょう。NPCには冒険者同様に属性があり、属性LAWのNPCは冒険者に親切ですが、属性CHAOSのNPCは概して冷淡です。彼らの心を開くには、何か特別なアイテムを贈ったり、または彼らの琴線に触れる何かのメッセージを伝える必要があるでしょう。NPCを敵に回すも味方に付けるもあなた達次第です。
NPCに出会った時選択できるコマンドは以下の通りです:
- 話す:NPCと会話します。NPCは概してあなた達よりも古くからこの迷宮に住み着いており、色々と役に立つことがらを知っています。うまく会話を進めることで、彼らの知っていることを引き出すことが出来るでしょう。ただ、彼らも自分の意志がありますから、気にくわない相手は無視したり、つまらない質問ばかり繰り返す相手には徐々に感情を害したりもします。また、本当に重要なことは、特に信頼できる相手にしか話しません。信頼を勝ち得るかどうかはあなた達次第です。

会話は画面の通り行われます。最初は「こんにちは(HELLO)」や「やあ(HI)」のような挨拶から始めるのがいいでしょう。相手は(機嫌がよい時は)同じように挨拶したり、自己紹介を始めます。会話の主な目的はキーワードを見つけることです。例えばスクリーンのように自分が将軍の秘書だったと名乗った場合、「将軍(WARLORD)」や「秘書(SECRETARY)」について尋ねてみると、もう少し詳しい情報が得られるかも知れません。あるいは、地下迷宮の中で見つけた様々なアイテムやイベント、あるいは他の迷宮の住人について尋ねてみると、何かヒントが得られるかも知れません。何も会話のきっかけが見つからなければ、「噂(RUMOR)」や「財宝(TREASURE)」など、一般的に興味のありそうなことについて質問してみるのもいいでしょう。こうして会話を続けることで新たなキーワードを得て、さらにそのキーワードについて質問することでさらにキーワードを得ることが出来ます。これを繰り返すことで、徐々にストーリーの全貌が明らかになります。
なお、会話を終了する時は「BYE」を入力します。英単語で入力する時は、大文字でも小文字でも構いません。
- 取引する:NPCとアイテムを売買します。

取引を選ぶと、スクリーンのようにアイテムを売るか、又は買うかを選択します。NPCは善良な商店主ではありません。彼らは彼らなりのルールで値段を吹っ掛けてきます。また、常に取引に応じてくれるとは限りません。気にくわない相手には一切の取引を拒否されることもありますし、また彼ら自身の所持金が足りなければアイテムを買ってくれたりはしません(極端に買い取り価格が低い時は、彼の有り金がそれだけしかないことを示します)。
- アイテムを渡す:NPCにアイテムを渡します。ほとんどはNPCに対する贈り物として渡されます。NPCはアイテムをもらったからといって特別なことをしてくれるとは限りませんが、中にはお礼として何かのアイテムをもらえることもあります。特別なアイテム、例えばNPCが探しているものを渡すと、相手が心から感謝し、特別な情報を教えてくれたりするかも知れません。渡したものあるいはもらったものについて話してみるのもいいでしょう。
- 呪文を唱える:僧侶の呪文CHARM又は魔術師の呪文TEMPTATIONを唱えます(両方使える場合は、どちらを唱えるのか選びます)。相手の心証を害してしまった時や、相手がこちらに興味がない時などに唱えると、相手を魅了することで好感度が上昇します。これにより、スムーズな会話や取引が出来るようになります。これらの呪文の効果は重複して作用しますが、極端に重ねがけをしたからといってNPCの信頼を得られることはありません(好感度と信頼とは別です)。中には、この呪文を無効化するNPCもいますので注意が必要です。
- 戦う:特に気にくわないNPCなどにケンカを売りたい時は、このコマンドを選びます。当然ながら、NPCの好感度は大幅に低下します。注意:もしNPCを殺してしまった場合、そのNPCは二度と復活しません。もしそのNPCが重要な何かを知っていた場合、その情報は決して手に入らなくなります。NPCを全員皆殺しにしてもゲーム自体のクリアは可能ですが、それは極めて困難となることでしょう。実際の世界でもそうですが、NPCとの戦闘は最後の手段と考えておくべきです。
- 盗む:NPCからアイテムを盗みます。このコマンドを選択した場合、盗みが成功するかどうかは選択したキャラクタの職業(盗賊がベストであることはいうまでもありません)、レベルと敏捷性に依存します。成功すれば、幾ばくかのGOLD又はアイテムが手に入りますが、もし失敗するとNPCの好感度は大幅に低下するうえ、NPCの属性によっては怒っていきなり襲いかかってきます。

水泳


迷宮の中には、泉やプール、温泉といったものが存在します。それらは幾層もの深さがあり、それぞれ潜った深さによって様々な効果をもたらしたり、アイテムを見つけたり、またはモンスターとの戦闘になったりします。

泉などには誰でも潜ることが出来ます。泉などの深さはAが一番浅く、B、Cと進むほど深くなります。潜るキャラクタを選択したら、次に潜る深さを選択します。潜る行為には常におぼれ死ぬ可能性があり、キャラクタの泳ぐ能力を超えて深く潜った場合、その可能性が極めて高くなります。一般的には、キャラクタの泳ぐ能力までの深度であればほぼ安全に泳ぐことが出来ますが、泳ぐ能力を超えて潜らないと泳ぐ能力が上がりません。

戦闘


戦闘には射程の概念が取り入れられたほか(冒険者の項を参照してください)、いくつかの新しいオプションが加わりました。盗賊と忍者は「隠れる」コマンドを使えるようになりました。これは1ターンを使って闇に隠れようと試みます。一旦闇に隠れることに成功すると、次のターンで奇襲をかけることが出来るようになります。これは、武器の射程によらずどのモンスターでも攻撃できる上、通常の倍のダメージをモンスターに与えることが出来るようになります。レベルが低いうちはなかなか上手く隠れることが出来ませんが、熟達すると奇襲を加えた後も引き続き隠れていることが出来るようになります。
呪文に関しては大幅に変更されました。完全な呪文のリストは魔法の項を参照してください。
モンスターの攻撃も多様になりました。キャラクターが長い射程の武器を使えるようになったと同様、モンスターも後衛のキャラクターを直接攻撃することがあります。ブレスも炎だけでなく氷や毒などの属性や、あるいは睡眠などの特殊効果を持ったブレスを吐くようになりました。敵の盗賊には特に注意してください-彼らはキャラクターの持っているアイテムを盗もうとします!盗んだ盗賊はそのまま立ち去るため、仮にモンスターを全滅させても盗まれたアイテムは帰ってきません。

モンスターを倒した後は、待ちに待った宝箱です。宝箱に仕掛けられた罠はほとんどがあなたの知らないものでしょう。それぞれの罠がどのような効果を発揮するかは身をもって体験することでわかるでしょう。