「産地直送のお奨め」
穫りたてのみかんは酸味が強く新鮮な香りがし、貯蔵したみかんは酸と甘味が調和したまろやかな香りがします。
みかんは生き物です。木から切り取っても静かに保存すれば数ヶ月間は生きています。しかし衝撃・振動や圧迫を受けると急激に弱り劣化します。
通常店頭に並ぶみかんは、生産者から何段階かの流通を経てみなさまの元へ届きます。
その過程で機械化された選別や梱包・運搬により劣化が進んでしまいます。
当園では、一つ一つ大切に手作業で箱詰めしたみかんを産地直送により流通の過程を削減し、お客さまへ新鮮な柑橘類を直接お届けしております。
ぜひこの機会に本物の持つ味や香りをおためし下さい。 |
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神奈川県西部の小田原市
周囲を箱根・丹沢山系に囲まれ、南を相模湾に面した地域です。
温暖な気候と海の潮風育てられた国府津(こうづ)みかんは酸味と甘味が調和された濃厚な味と、みずみずしさに昔から定評があります。
←正面に箱根・真鶴半島、相模湾を望みます。 |
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当園のみかん畑は、安全・安心にこだわり、より良いミカンをお届けするために冬期の枝の剪定から夏期の摘果まで、年間を通して徹底的にみかん園を管理しております。
また、低農薬かつ畑を管理するための除草剤散布に替えて牧草(ナギナタガヤ)による有機肥料化を施し、上質で甘味のあるみかんを栽培をしています。
そして品質を一定化するため収穫前にS、SSサイズ以下のみかんはすべて摘果するので
最低でもMサイズ以上(平均Lサイズ以上)。のびのびと育ったみかんをご案内しております。 |
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ご案内するみかんは、
「大津(おおつ)」「青島(あおしま)」「佐世保(させぼ)」「石地(いしじ)」
「デコポン」、「はるみ」です。
12月中旬から2月にかけて熟成し甘味の増す「大津」「青島」。
3月以降に熟成の完了する「デコポン」「ハルミ」。
いずれも収穫後、一つ一つ大切に保存用倉庫で低温熟成したこだわりのみかんです。 |
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「大津みかん」1977年に品種登録された神奈川県ブランドのみかんです。
今では地元神奈川以外に四国・九州まで栽培され、中生みかんの代表にもなった大津みかんは、神奈川県西部湯河原町の大津拓男氏によって作られました。
大津氏は、神奈川のみかんは酸っぱいだけという市場の固定概念を打破するため、品種改良を重ねこのみかんを完成されました。
もぎたて収穫直後からでも酸味と甘味のバランスが良く美味しくいただけます。またコクがあり味のバラツキが少ないみかんです。
外観は、丸みの強い早生みかんより若干扁平で外皮はオレンジ色が強く厚くなります。 |
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「青島みかん」おとなり静岡県生まれのみかんです。
静岡市の青島平十氏が植裁した尾張種の枝変わりで1960年から試験場で調査が進められ静岡県内で普及が進みました。
甘味が強いのが特長ですが、もぎたてよりも貯蔵し熟成した方がより美味しくなるみかんです。
外観は、早生より一回り大きく外皮が厚く、大津より扁平が強いのが特長です。
当園の「大津」「青島」 は平均L〜2Lサイズ以上の玉を揃えご案内しております。
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日だまりみかん「大晴くん」(大津・青島大玉)
大晴くんは、みかんの木のてっぺんで、太陽を360度受けて育った大玉みかんです。通常のみかんは2Lサイズ(約150g)ですが大晴くんはCD並み4Lサイズ以上で(約250g)と1.5倍以上の大きさです。味も大きいからといって大味ではなく、太陽を全面に受けて糖度も抜群(13度前後)です。
従来その規格外の大きさから選別機を通過できないため一般には出荷されず、自家消費したり、箱根湯本の老舗旅館で御茶請けに供されていました。このおいしさをもっと知ってもらうため2005年から小田原みかんブランドで関東一円に出荷し、ご好評をいただいております。
(残念ながら大晴くんは、みかん出荷時に手作業で分別するため期間限定のご案内となります。)
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「佐世保みかん」九州長崎原産のみかんです。現地産は出島の春ブランドで出荷されております。
「石地みかん」広島原産のみかんです。
どちらも中手みかん(収穫時期が中ぐらいの時期のみかん)で、写真の通り皮が薄く食べやすい品種です。雨が多い産地でも浮皮(皮がブカブカになること)にならず、実がしっかり詰まっております。
食味はみかんをむく手が糖でペタペタになるほど糖味が非常に強く、濃厚な味わいです。
昨年から当園でも出荷を開始いたしました。まだまだ生産量が少なく、期間・数量限定でご案内しております。
12月中旬以降、年末年始のご贈答用でもご好評をいただいております。 |
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「デコポン」九州原産のみかん です。
見た目はボコボコのシワシワ、外皮も厚く不味そうですが、一度食べると今まで食べた柑橘類の中で一番美味しい と言われます。
その外見から長崎県の試験場で失敗作として捨てられたものを熊本県の農家で栽培したところ味が抜群であることが分かり全国に広まりました。
本名は育ての親熊本の「不知火(しらぬい)」ですが、愛称の「デコポン」の方が有名です。ポンカンと清美(キヨミ)の交配種でデコボコなポンカンってことで名前が付いたようです。当園でも15年程前から栽培を始めています。
このみかんは貯蔵し熟成した方がより美味しくなるので3月から4月春のご案内となります。
味、香り、甘さすべて揃ったデコポンをおためし下さい。
←右から3L・2L・L・Mサイズです(クリックで拡大)
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「はるみ」デコポンの姉妹種です。
見た目はデコボコのないデコポン。外見はすっきり綺麗なデコポンです。
食味はデコポンほど酸味が強くなく、爽やかですっきりした味わいで、温州ミカンとデコポンの中間的な品種です。
当園でも20年度まで一部限定でご案内させていただいておりましたが、
ご好評につき21年度より販売を開始いたします。
このみかんも貯蔵し熟成した方がより美味しくなるので2月下旬から3月上旬のご案内となります。 |
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「湘南ゴールド」神奈川県農業試験場が開発した神奈川限定新品種です。
今村温州とゴールデンオレンジの交配種で交配から12年かけて品種登録を行い、2006年から出荷されています。
神奈川全体でもまだまだ収穫量が少なく、「幻のオレンジ」と言われておりますが、当園でも苗の提供を受け育成試験に協力しており、一昨年から少量ながら市場に出荷しております。食味は爽やかな香りが特徴でくせのない甘味がします。
玉のサイズがS〜Mと小型サイズなので箱詰めに適さないのと、
他の柑橘類と食べ比べていただくため「オレンジボックス」に少量入りてご案内しております。
したがって「キロ売り・箱売りは対応できません」味の好みはありますが、正直申し上げて次代を担う特産品とはなり得ないと思います。「湘南ゴールドは生産者の立場からお勧めできません」
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