【縦走の報告’97】 1997年11月9日(日) 

                           Written by あめのうお


96年に引き続き97年も六甲山全山縦走にチャレンジしました。
97年の囲炉裏村の体制は・・・・

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【縦走隊11名】
 伊能、玄米、丹、りかあ、ナブラ、ぶん、森の音、
 HiO、KEN、PANCHO、あめのうお
【サポート隊2名】
 山のぼる、堀江 百太郎
【応援団】
 犬くん、kem、薫、ベリ、ほんたび、めぐ、助役(シモシモ)、
 武 尼庫
                           (敬称略)
残念ながら縦走参加予定のベリさん、kemさん、TENさん、は
風邪や急な発熱のために縦走参加を見合わせました。

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【前夜祭】

 縦走前夜の夜、山陽電鉄須磨浦公園駅に降り、東に向かって公園内を歩くと
突然キャンプ場ののような景色が現れる。(^O^)
 その中でもひときわ目立つのが10人は寝れるであろうと思われる大型テント
「ほんたびハウス」だぁ。これには度肝を抜かれる!(◎o◎;)
その中央部では囲炉裏村民が明日の全縦走に備え、すでに宴会は盛り上がって
いる。(^.^;,

ほんたびさん名調子 犬くん、めぐさんも応援に


 メンバーが次々に集合し、明日の綿密な打ち合わせを行いながら宴は盛り上
がる。

 朝は4時に起床、テントの撤収や荷物の搬送はサポート隊にお願いし、
いざぁ!縦走スタート地点へ
 4時半頃スタートを待つ最後尾に並ぶ、去年より大分遅れたスタート位置で
あった!。

 毎年、並ぶ時間が早くなっていますね。今回は、昨年より早く並んだよ
うな気がしたけど・・・・。

【スタート〜妙法寺】
 5時のスタート時間になり列がゾロゾロと進み出す。
これから12時間後も歩いているのかと思うと気が重い!
5時17分にスタートでチェックを受けた後、全員集まり記念撮影「パチッ」

いざ、出発!!


縦走の最初はいきなりの急登から始まる。コンクリートから階段の登りとなり
道が細くなる所では渋滞で止まってしまう。しかし止まってる間に見れる須磨
の夜景が素晴らしい。
鉄塔のある旗振山まではライトを付けなくってもよかったが、樹林帯に入ると
暗くて前が見にくい、ここでも渋滞する。

 長い行列は須磨アルプスにさしかかる、ココでは渋滞の連続になってしまっ
た!
去年よりスタートに並ぶ位置が遅れただけで大きく違う。
 丹さんが黄色のカッコイイザックを背負っている。何処で買ったのか聞くと
東京でしか売ってないそうである。残念!
「丹さん今度東京行った時買って来てぇ〜」
うっすら明るくなってきた、前方に人の行列が見えると
「ハァ〜」となってしまう。
一旦住宅街までくだると「静かにして下さい」の看板が目に付くようになる、
日曜朝6時・・・・普通の人は寝てるわなぁ〜(^O^)
 しかし、自動販売機の近くでは「ガチャポン・ガチャポン」と縦走者の買う
ジュースの音が響いていた!

 横尾山の登り口はトンネルのような所を抜けたり、地下鉄の下を歩いたりと
ややこしい。前に歩いてるぶんさんが昨日エラク咳込んでいたので心配だ、
 ペースもなかなか上がらなく前の伊能さんグループからどんどん離れていく。
(口は達者なのだが・・・(^O^)ネタにしてゴメンネ1)
 横尾山からは来た道を振り返ると朝から歩いてきた、旗振山から須磨アルプ
スまでが綺麗に見えた。「もうこんなに歩いたのか!」と感心する。
 
 妙法寺で休憩! コンビニに先に行くためみんなより先に歩いていると、
「ドケードカンカァ〜ボケェ〜」と暴走族にエラク怒鳴られた!
酷い奴やなぁ〜と思ったが、その連中はちゃんと信号待ちをしていた。(^.^;,


【妙法寺〜鵯越】
 妙法寺チェックポイント8時00分
住宅街を抜け、高取山の登り口でまた渋滞、ここの渋滞も長かった。
 後ろの人が我々の付けている囲炉裏バンダナを見て感心していた。
渋滞を待っているあいだ、すぐ側でホオジロが綺麗な声で鳴いている。
 高取山の山頂手前では賑やかな集団が頑張ってぇ〜と励ましてくれる。
再び住宅街に入りアスファルトの道を歩く、アスファルトといっても結構登り
でなかなか手強い!
 りかあさんから、この辺は地震で被害の大きかった長田の直ぐ近くなのに地
震の影響があまりなかった事を聞き驚く。 鵯越駅前でベリさんからいただい
たバナナを食べる。 ベリさんありがとうm(__)m
 まだまだアスファルトの登りは続く。ここで歩きながら、森の音さんから
長年実践してきた夫婦円満のコツをご教授していただく。(^O^)参考になりまし
たm(__)m


【鵯越〜市が原】
 いよいよ菊水山の登りだ、覚悟をしていたが、渋滞の連続で辛さは大分
緩和された(^.^;, ここの渋滞が一番酷かったと思う。
 菊水山山頂10時25分、妙法寺から2時間半もかかっている。思うように
進んでいない伊能隊長の顔に焦りが見える。
 が・・・・・
さすがぶんさん、そんな事全くお構いなしに服を着替えだした。( ^o^)?
ネタにしてゴメンネ2)

 目の前に次ぎに登る鍋蓋山を見ながらドンドン下るのは辛い!
と突然キジが撃ちたくなってきた。野キジを撃つのは落ち着かないので(^.^;,
大龍寺まで我慢しようと急いで歩く。先頭グループに追いついたらKENさん
が切れていた!下るスピードをエライあげていて、KENさんはコントロール
できないと言っている。(^.^;,
 去年残念な結果に終わった玄米さんは、その時ここですでにヒザが痛かった
そうだが今回は大丈夫!
 大龍寺で豚汁が売っていた「うまそうだ」。私も食べたかったが、市ヶ原の
トイレまで先に行く事にする。
 去年も思ったが市ヶ原に入る所にあるモミジは本当に綺麗だ!
川沿いでは多くの人がハイキングに来ていて賑やか、ここでゆっくり昼寝をし
たい。

 ナブラさんが市ヶ原で急に足がつったと言っていた。スグに直ったそうだが
まだ縦走路は長く嶮しいので心配である。

【市が原〜摩耶山】
 この日の気温は高く摩耶山への天狗道を登っていると暑い!学校林道との
分岐までは急登が続き、その後何度も「山頂!」とだまされるようなピークが
続く。
 「こんなん嫌いやぁ〜」(^.^;, おまけに凄く腹が減ってきた。
 私の前でぶんさんとHiOさんが郷里である九州の話をしていた。
登りながら話すのだが、息をしているのかなぁ〜と不思議だ!
もしかしてエラで呼吸してるとか!(^O^)ネタにしてゴメンネ3)


【摩耶山〜東六甲分岐】
 やっと難関であった天狗道が終わり1時24分摩耶山頂上へ、
神戸港が良く見える、雲一つ無い。
摩耶山を守る会の方達が提供していただいているホットレモンをいただく。
「ウマイ\(^o^)/」
 KENさんからチーズをいただくがこれも美味しかった。
 PANCHOさんがおにぎりを食べている、さすが噂に聞く大食いのPANCHOさんだ。
おにぎり10ヶを持ってきたのには驚かされた(^O^)
もうココまできたら後は惰性で歩くのみ。しかし紅葉が綺麗だ!
 アゴニー坂を下り、穂高湖の周りを走る摩耶山ドライブウェイにさしかかる
と人もまばらになってきた。HiOさん、PANCHOさん、玄米さんが先に行く。
 三国池までの登りを終えるともう本格的な登りは無い。
 と・・・・思いきや
 今まで快調に飛ばしてきたKENさんがガッタンと止まってしまったそうで
ある。でも大した事はなさそう!上がってきた本人は「足が止まった!」と笑
っていた(^.^;,

 ここは、囲炉裏村で「四谷階段」と命名された普段はちょっとした登
りです。KENさんは、単なるシャリバテみたいだったけど、要注意ポ
イントの筆頭です。
KENさん「ああ、ハズカシ!!」


 三国池で後続隊8人が集合し後半の下りに向けて気合いを入れる。(^O^)
 六甲山ホテルの前で再びホットレモンを御馳走になり、郵便局で甘酒をいた
だく。
 15時10分六甲山ゴルフ場のチェックポイントでライトの点検をする。
陵雲台でうどん・ラーメンの注文をするため、りかあさんが先に行く。(^.^;,
(うどん4・ラーメン4)
 陵雲台手前の駐車場でなんと・・・・山のぼるさん、堀江百太郎さんが
応援のために登って待っていてくれていた、アリガタイ(^O^) 
 今朝会ったのに久しぶりに会った気がする。
 陵雲台で先に行ったらHiOさん達三人もいた。ここで囲炉裏縦走隊とサポ
ート隊が全員が集まる。
 ここのうどんは、普段だと大した事ないと思うが縦走中は、なぜか旨い。

スープまで全部飲む


 バナナを食べながら「バナナうどんだぁ〜」と冗談を言いながら食べるが
それでも旨い、不思議だ(^.^;,
 百さんがナブラさんのヒザにテーピングをしてくれる。これが大評判であっ
た!
 さすがに標高で1000メートル近くになると肌寒い、風も結構強いようだ。
 16時40分一軒茶屋に着く、一軒茶屋の中が暖かそうである。


【東六甲分岐〜ゴール】
 車道から東六甲へ入る分岐でチェックポイント。
 番号が1300番と書いてあった、去年は700番台だったような気がする。
 下りの急斜面になると渋滞するようになる。後ろに付いた2人組の男女の話
し声がどうにもうるさい。「ライトが暗い」の「明るい」とうるさいのは良い
のだがどうも雰囲気が納得いかない・・・怪しい・・六甲全縦走で失楽園かぁ
 だいぶライトを付けるのを我慢したが、もう真っ暗になってきたので付ける。
右手にチラチラと見える大阪の夜景が綺麗だ!

 大平山でNTTの特設電話が置いてありタダで電話がかけれるようになって
いる。伊能隊長が山のぼるさん電話。すでに宴会の準備も進みつつあるようだ
(^_^)。前を歩くKENさんは下りになると生き返る(^_^)
 長い足を利用してスタスタ下っていくと、丹さんが「KENさん!切れたら
アカン」と言いながら離れていく・・・そしていつのまにか再び直ぐ後ろを歩
いている。
 大谷乗越の車道ので車が来た事を知らせるのにハンドマイクで「上くるまぁ
〜下くるまぁ〜」と叫んでいた、主催者の方々に感謝m(__)m
 塩尾寺の下りにさしかかると宝塚の夜景が見える。
とにかくみんな考えてる事は一緒「もう少しでゴール」それだけだ(^_^)
塩尾寺には後続隊みんなが殆ど同時に到着し、「さぁ〜てっちりが待ってる
でぇ〜」と最後の力を振り絞る。
 宝塚に着いて直ぐ帰ってしまうのと、みんなが待っていて宴会の用意を
してくれてるのとでは最後の力の振り絞り方が違う。(^O^)

 待っていただいた方々、ありがとうございます。m(__)m
紅葉谷の川沿いに来ると、もう終わったぁ〜という実感が沸いてきた。
ゴール前で全員が揃うのを待って7時39分

みんなで一緒に「ゴォ〜〜ル〜〜」\(^o^)/\(^o^)/
 充実!充実!

完走おめでとう 乾杯!! 最後の記念撮影じゃ!!


サポートの皆様・応援の皆様ありがとうございました。
本年も充実した縦走ができましたm(__)m

サポート隊長と副隊長、ありがとうございました
 最近の登山・ハイキングブームを反映してか、参加者全体のレベルも
かなり上がったような気がします。で、平均レベルの参加者が増え、同
じようなレベルの人は、渋滞に巻き込まれてしまったのではないでしょ
うか。我々も、思った以上に疲れた縦走になりました。それとも、これ
は、年のせいでしょうか。?

今迄の体験を掲載しています。

1 縦走の報告(99)by 森の音
2 縦走の報告(98)by 森の音

3 縦走の報告(97)by あめのうおさん
4 縦走の報告(97)by 森の音
5 縦走の報告(96)
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7 縦走の記録(96)
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9 縦走の報告(94)


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