SOFT MACHINE
Part2 ライブ等の発掘音源

「ソフト・マシーンの魅力を知るには、やはりライブを聴かなくては充分ではない」というわけなのでしょうか? ソフト・マシーンのライブ発掘音源はかなりの数が出回っています。昔はかなり劣悪のものもあったようですが、最近はメンバー公認による良質な音源の物が数多く出ておりますので、その中から特に重要なお勧め作品をご紹介します。

THE SOFT MACHINE「Jet-Propelld Photographs」

デヴィッド・アレン在籍オリジナル・マシーン唯一? 1967年4月のデモ・トラック音源。71年BYGより「ロック・ジェネレーションvol.7 & 8」としてリリースされたものでサイケでポップな演奏が楽しめる。
[1997 Charly]

SOFT MACHINE「Middle Earth Masters」

'67年9月16日ロンドン、ミドル・アースでのライブ。1stアルバム録音前のD.アレン脱退直後のトリオになった時の超貴重な音源。ケヴィンのポップな演奏とラトリッジのワイルドな即興演奏等がかなりの良質音で聴ける。
[2006 Cuneiform Records]

SOFT MACHINE「Live at Paradiso1969」

過去何度となくブート盤で出回っていた'69年3月29日ヒュー・ホッパーが加わったトリオによるライブの公式盤。ファズ・ベースとオルガンがブリブリ唸ってます。
[1995 voiceprint]

SOFT MACHINE「NOISETTE」

'70年1月4日エルトン・ディーンとリン・ドブソンが加わった珍しいクインテットによる演奏。この時の一部が「Third」の"Facelift"にも使われたらしい高音質な録音。
[2000 Cuneiform Records]

SOFT MACHINE「BACKWARDS」

リン・ドブソンが脱退し「Third」の録音を終えカルテットになった'70年5月の良質録音3曲をメインに音質が落ちるものの'69年11月の7人編成による演奏3曲(完奏ではない)+"Moon In June"のデモを収録。
[2002 Cuneiform Records]

SOFT MACHINE「Live at the Proms 1970」

'70年8月13日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールでのカルテットの名演奏をBBCが録音したもの。
[1988 Reckless Records]

SOFT MACHINE「GRIDES」

'70年10月25日「Fourth」録音中の合間に行われたオランダ・ツアーによるライブCDと、その5ヶ月後の'71年3月23日ドイツ、ブレーメンでのライブを捉えた貴重な映像を収めたDVDの2枚組。
[2006 Cuneiform Records]

SOFT MACHINE「BBC RADIO 1 LIVE IN CONCERT」

'71年3月11日ロンドン・パリス・シアターでのライブ。エルトン・ディーンのジャスト・アスの演奏で始まり、そのジャスト・アスのメンバーも加わりジャズ色を強めたマシーンの演奏が聴ける。
[1993 Windsong]

SOFT MACHINE「VIRTUALLY」

上記「GRIDES」のDVD映像が撮られた'71年3月23日、ドイツ、ブレーメンでのカルテットによるライブの全貌を収めたCD。さらにジャズっぽいフリーさが強まった演奏が聴ける。
[1998 Cuneiform Records]

SOFT MACHINE「DROP」

ワイアットが脱退し、ドラムにフィル・.ハワードが加入した直後の'71年10月の貴重なライブ。ハワードの個性的で自由なドラミングのため、ある意味一番フリーキーで熱い演奏をしていた時期かもしれない。
[2008 Moonjune Records]

SOFT MACHINE「LIVE IN PARIS」

以前「Live in France」として出ていた「5」録音後の'72年5月2日パリのオリンピアでのライブ音源。ドラムがジョン・マーシャルに代わりクールなフリー・ジャズ色を感じる演奏が聴ける。
[2004 Cuneiform Records] 2CD

SOFT MACHINE「BBC RADIO 1 LIVE IN CONCERT」

上記同タイトルとは別内容で下記BBC音源とも重ならない'72年7月20日(ジャケの記述は誤り)ロンドン・パリス・シアターでのライブ。E.ディーンが脱退し、カール・ジェンキンス加入直後のライブで、「5」と「6」に収録される曲の熱演も聴ける。
[1994 Windsong]

SOFT MACHINE「NDR JAZZ Workshop」

73年5月ハンブルグNDRラジオ・TV局でのライブ。ベースがロイ・バビントンに交代しアルバム「6」とほぼ同じ曲目がよりクールな感じで聴ける。ゲスト扱いでH・ホッパーとのゲイリー・ボイル(EG)も参加。CD同内容のDVD付。
[2010 Cuneiform Records]CD+DVD

SOFT MACHINE「FLOATING WORLD LIVE」

「BUNDLES」発売前の75年1月ドイツ・ブレーメンでのライブ。アラン・ホールスワースもバンドに充分とけ込んでいて、各々の熱いソロ演奏も大胆に収録された、このメンバーでの絶頂期の演奏が楽しめる。(ジャケは日本オリジナル)
[2006 MoonJune]

SOFT MACHINE「BBC RADIO 1967-1971」

BBC音源の集大成第1弾。ケヴィン・エアーズ在籍時の貴重な演奏からエルトン・ディーンが加わり絶頂期のカルテットでのトップ・ギアの演奏が楽しめる。
[2003 HUX Records] 2CD

SOFT MACHINE「BBC RADIO 1971-1974」

BBC音源の集大成第2弾。ドラムがフィル・ハワードに代わりフリー・ジャズ色を強め、さらにジョン・マーシャルに代わった時期の演奏からアラン・ホールズワースを迎えた「Bundles」期まで全てが貴重な音源集。
[2003 HUX Records] 2CD

SOFT MACHINE「RUBBER RIFE」

'76年4月、ジョン・エサリッジが在籍していた時期に匿名で制作されていた未発表作品だが、カール・ジェンキンスのソロ・プロジェクト的な内容。
[1994 voiceprint]

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