作成:1999/11/13

読書録

1999年10月分


作者名 鹿嶋 郁朗かしま いくお
作品名 B-right/V入門Windowsユーザーのための
作品名 EPISODE:03 A tranfer to B-Right/V
出版社 カットシステムCUTT
版数1999年3月1日初版第1刷発行
ISBNISBN4-906391-78-8
etcCD-ROM2枚(体験版&データウェア)
発想を形にシンクロするコンピュータ活用術

 B-right/Vとは何か?
 かつて一風を風靡した国産OSである、B-TRON(スペックはフリーらしい)を実装したOSである。
 一時期結構はまったことがあり、坂下さんのTRON関連の本は何冊か読んだことがあったりしたこともあったし、最近ではPC-WAVE(といっても99年5月号で終わった)位に紹介されていたりして古くて新しいOS。
 日本語問題(単純に言えば、漢字がUNICODEでも力不足)ではもっと注目を集めても良いとは思うのだけど一部で話題になっているだけという状況。まあそれは兎も角、最新版ではないんだけど、実際に動くBTRONを触りたくなって購入したもの。しかし、この手のマイナーOSの本は大阪じゃかなり入手しずらい状況にある。一時期(半年から1年くらい前)は結構あったBeOS関連の書籍も最近では一般の本屋では見なくなっている状況である。

 内容は、歴史、基本的特徴及び独自用語の解説、インストール方法、使用方法、インターネットアクセス方法(LAN接続のみ、PPPはこのバージョンでは未対応)、付録のソフトウェア方法の解説等である。

 インストールは簡単に済むのですが、使い方がWindowsともMacともBeOSともX-windowとも異なり結構操作に違和感を覚えました。
 実際インストールして1回しか遊んでいないのですが、ブートがめちゃくちゃ速いのは結構感動します。BeOSも速かったけどそれ以上に速い、当たり前だけど日本語DOSよりも速いです。
 鈍くさいと思ったのがFDの挿入チェックで、デフォルトで起動するとFDが挿入されているかどうかをパチパチと見に行くのが結構うるさいし精神衛生上良くない音がします。勿論チェックを外せるのですが、デフォルトで見に行くというのは頂けない。
 しかしまあ、結構遊べるので余っているHDに入れて遊ぶには充分のような気がします。


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