いや、なんてことないんスよ…
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 9 ダムにまみれて

途中あんまり着替えを持ってきていないイトウ君と、単に欲しいポロシャツがあった私は今ノリにノっているユニクロでお買い物。パンツのチョイスに時間かけすぎでジョージ君の怒りを買います。しかし、こんなハプニングも旅のエッセンス、フェリーの時間にはぎりぎり間に合いました。なんと出航3分前!人生という航海で転覆直前でなんとか持ちこたえているB組らしいといえばらしいですね。

 出航前慌ただしく働く船乗り達。「男」ってかんじがプンプンします。カッコイイ〜ッ。

 それにしても我々の「バカニホンキコウ」には「船」というキーワードは切っても切り離せないのかもしれません。記念すべき最初の「バカニホンキコウ」といえる「国道16号線一周ツアー」でも最後はフェリーで戻ってきましたし、去年の博多編でも船には乗りました。イトウ君に至っては昨日も船に乗ってるぢゃないですか。

 そんなことを考えてると船は熊本県に着きました。あとは夜の熊本で遊ぶだけです。そんながっつく我々を待ち受けていたのは、狂ったカーナビでした。エンジンを切っているときに移動してしまうとGPSが追跡しきれず、全く違うところを表示してしまいます。しかも、衛星は夜は電波を出してないのか、その後も何処にいるのか全くわかりません。取り敢えず勘に頼って熊本の中心街を目指しましょう。正に「カーナビ」じゃなくて「勘ナビ」(うわっ、最悪)。

 途中、イトウ君は熊本に赴任したことのある大蔵省の友人へ電話、お奨めスポットを聞いています。こんな時には転勤のあるところに務めている人は便利ですね。僕とジョージ君はこんな時は全くの役立たずです。

 で、イトウ君の友人のススメで入った店はビジネスモデルとしては最高の部類に入る店。店の形式は基本的にカウンター。店員は全員18〜22才のしろうと(ココ大事)の女の子。料理は後一手間かければ済む状態まで本職のシェフがつくって、最後は女の子があとチョット手を加えるだけ。カウンター越しですから女の子がセクハラなんかの危険にさらされる可能性も少なくなるし、手が届きそうで届かない素人の女の子を口説こうとするのはキャバクラなんかでも同じだから、こうすれば男はぞろぞろとやってくるのは当然のこと。じつに商売上手。イトウ君とはこのビジネスモデルの話で盛り上がっちゃって女の子と話することさえ忘れかけましてジョージ君の失笑を買ってました。かといってジョージ君が女の子と仲良くなったかというと、その辺は定かではないんですけどね。

 満腹になった一行はさて熊本のキャバクラでも行こうかという話になりましたが、全然そんな店は見つかりません。スナックばっかりです。夜はドンドン更けて行くばかりですが、店は決まりません。

 結局80年代の曲がリクエストできる変なバーに落ち着いて、最後はこれまた変なビジネスホテルで一泊。不完全燃焼です。九州最後の夜がこんなだなんて。涙も枯れ果てて出やしませんよ。

明日の大牟田に期待することにしましょう。

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頁01 準備不足は否めない

頁02 虚偽報告とラーメンと船

頁03 またもイトウ死亡

頁04 曲淵ダム

頁05 放尿そして北山ダム

頁06 次どこ逝こう

頁07 過ぎたるは尚及ばざるが如し

頁08 629の謎

頁09 失われた夜

頁10 かつての炭坑節が聞こえる

 

 

 

もうあとは惰性ッスね→

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