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いや、なんてことないんスよ… | ||||
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だだっ広いダートをクルマで走るのは結構楽しいもので、随分と奥まで入ってしまいました。海の向こうには雲仙も見えます。そして、子供のようにお外でしこたま遊んだら、今度は大人の遊びです。海を渡って夜の熊本に向かいましょう。楽しみ〜っ! でも、そんな小さな期待に胸膨らませる我々を打ちのめす、最悪の悪夢が待ちかまえていたのですぅ! さっきの工事車両はどうやら最後の関係者だったらしく、案の定ゲート締めて帰ってます。最悪。さてどうしましょう。取り敢えずは強固に奥へ行こうといったイトウ君に責任を転嫁して自分は関係ないフリをしましょうか。 でもね、こんな事しても一向に事態は改善しません。なんとか鍵を開けないと。 まずは記念写真。笑顔、でも目は笑ってませんね。かなり焦っているようです。カギは三桁のダイアル錠、最悪でも1,000回一つ一つつぶしていけば飽きます、もとい、開きますが、そんな事してたら日が暮れませう。せっかく国立大出身なんだからもっと頭使いましょうよ、イトウ君。いきなり「000」から始めようとしないで... まずは幸いなことにここんちのカギは国大時代ロッカーに使っていたカギと同型のもの。ということは、三つのダイアルのうち、二つが固まって、くっついてしまい一緒になって動くことが多いことがあるかもしんない(どっちやねん!)。あんまり深く考えないブルーカラーのこと(=racism)、適当に一つぐらいしか廻してないだろうとの推理から、兎に角現状維持、最初の状態で保存だ! 「718」 最初の状態です(正直言えば実はうろ憶え)。色々試してみると「7」と「18」の部分で二つに分かれそうだ。ということは後は可能性は100通り。随分と少なくなりました。あとは責任者のイトウ君に任せましょう。 「629」 あいたっ!つっても痛いわけでなく、やっと鍵が開いたわけで、ココでもイトウ君、最後の100通り目での開錠。なんか運がないですね。 ようやく解放された我々、冤罪で捕まった人の気持ちが分かるような気がします(ホント気のせい)。こんな所からはさっさとヅラ借りましょう、もとい、ずらかりましょう。いそいそとアクセルを踏みます。
江口君を諫早の駅で降ろして、我々は熊本に向かう船着き場へと急ぎましょう。あんまり時間もなくなってきました。
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