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 ■ まとめ

ユニットの走行テスト

 ユニットを実装して走行テストを実施しました。
ちょうど岡山市でClub-RTの全国ミーティングが有りましたので、完成したPOLEconを装着して東京−岡山間の往復約1,500Kmを走行しました。取付場所の関係もあって一番心配していたのはユニットの温度上昇でした。そのためユニット内にセンサーを入れ、デジタル温度計で監視しながら走りましたが、気温約29℃でも走行中は最高で32℃と問題ない範囲でした。もちろん動作は全く問題ありませんでした。

インプレッション

 運転中はポジションライトを自分で見る事ができませんので、POLEconの動作を実感できるのはオートディマーとヘッドライトの光量アップです。
 オートディマーは期待どおり大変便利で、信号待ちなどでスッと減光するのは気分も良いものです。
 光量アップの方も効果が大きく、ノーマルのRTと2台並べてヘッドライトを点けて見ましたが、昼間でも明るさの違いがはっきり解ります。
 実際にどれくらい明るくなったか、照度計を使って測定してみました。照度の絶対値を測定するには、外部光の遮断や周りからの反射を防ぐなどの対策が必要です。ここでは相対的な明るさの変化を調べるのが目的ですから、測定の条件を同じにした上で、POLEcon装着前の純正バルブでの明るさを100として比較してあります。


ハイビーム ロービーム
ノーマル POLEcon ノーマル POLEcon
純正バルブ
 60W/55W
100 120 100 111
RAYBRIG二輪用耐震バルブ
 100W/90W相当
133 156 123 133

 POLEcon装着によるノイズの発生については、AMラジオに若干のノイズが乗る以外、影響は出ていないようです。無線機も運用しましたが、送受信とも問題ありません。

参考資料

 本ユニットの設計にあたり参考にした資料は次のとおりです。
  1. 続 トランジスタ回路の設計(CQ出版社)
  2. エレクトロニクス製作アイデア集 クルマ編(CQ出版社)
お知らせ

 今回のテーマは、基板の製作やハンダ付けの経験の無い方には難しいかもしれません。
そこで、車載用大容量リレーの採用、ノイズ対策の強化などを図ったPOLEconの製品版をポレポレ工房で販売いたします。左のメニューからポレポレ工房をご覧ください。



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