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■ バイクへの取付と調整
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● 配線
- 電源の配線
ユニットの電源はバッテリーから直接取ります。使用する電線はエンジンの近くを通る事も考慮して、2.0muの耐熱電線を採用しました。プラス側バッテリー端子に近い場所に必ず15A位のヒューズを入れてください。今回使ったヒューズソケットはちゃんと蓋が付いていて、防水対策の点でも具合が良いと思います。ヒューズからユニットまでの電源線は保護チューブを被せてバッテリーとタンクの隙間を利用してバイクの前方まで通しておきます。ヒューズソケットは写真右のようにエアクリーナー横の隙間に納めます。
- ニュートラルランプからの分岐配線
コックピットパネルとメーターパネルを外します。メーターパネルを留めている4本のボルトを外すには、写真のような継ぎ手付きのソケットレンチ(10mm)を使うと便利です。ホームセンターやカー用品店で千円程度で買えます。メーターパネル裏側のニュートラルランプへの配線から分岐コネクタで分岐します。下の写真の赤色矢印がニュートラルランプのソケットです。プラス側の電線は茶色に黒のラインが入っています。また、黄色矢印は分岐コネクタで引き出した新設の電線です。引き出した電線は、ポジションライトからの分岐線と一緒に2Pのピン端子コネクタに収容します。
- ポジションライトからの分岐配線
分岐コネクタを使ってポジションライトから配線を取り出します。ポジションライトはフロントカウルの下側から簡単に引き抜けますので、写真左のようにポジションライトの配線から分岐するのが簡単です。プラス側の配線は灰色に黒のラインが入っています。 この配線はフロントカウル内側の束線に収容されていますので、写真右のように束線から分岐する方法もあります。(黄色矢印の先が分岐コネクタ)
- ウインカーの配線
0.75muまたは0.5muの電線で左右のウインカーへ配線します。ウインカーに元々接続されていたアース線は電球側端子から外したままで問題ありませんが、気になる場合は端子にビニールテープを巻いておくとよいでしょう。ウインカーの筐体をカウルに装着する際に、配線が噛まないように注意してください。ユニット接続側には6Pのピン端子コネクタを付けます。
- ヘッドライトの配線
左下の写真はH4バルブです。Eはアース用、LとHはそれぞれロービーム用、ハイビーム用の端子です。H4コネクタの配線は電源線と同じ2.0muの耐熱電線を使用しました。このH4コネクタの電線接続部分はシリコンシール剤などで充填しておくと良いでしょう。
● ユニットの取付
左下の写真に各配線のコネクタを並べてあります。
A:左右ウインカー B:ポジションランプとニュートラルランプ C:バッテリー D:バイク側H4コネクタ E:ヘッドライト
ユニットはガソリンタンク右側の写真の位置にマジックテープで取り付けます。カウルに当たらないように、位置を良く確認してからマジックテープを貼ります。マジックテープのオス側はガソリンタンクの方に貼りますが、事前にタンクの表面をアルコールなどで良く拭いてください。ユニットを装着したらコネクタ類を接続し、配線を束ねて結束バンドなどを使ってバイクのフレームに確実に固定してください。フレームと平行にオイルクーラーからのチューブが通っていますので配線が接触しないよう、注意が必要です。
● ユニットの調整
最後に減光時のヘッドライトの明るさとポジションライトの明るさを調整します。左の写真の黄色矢印がヘッドライトの調整用、赤色矢印がポジションライト調整用のボリュームです。各々のネジを細いドライバーで回して適当な明るさに調整します。ポジションライトの明るさは規則では300cd(カンデラ)となっていますが、厳密な測定は難しいのでバイクのテールライト(5W)や自動車の車幅灯などの明るさを参考に、適当に調整してください。周囲が暗くなってからの方が調整しやすいと思います。調整が終わったらユニットの蓋を閉め、蓋の隙間をビニールテープで塞いでおきます。
ポジションライトはフル点灯の明るさ(20W)では絶対に運用しないでください。ウインカーレンズが20W連続点灯を想定して作られているかどうか不明で、最悪の場合レンズが熱で変形する可能性が有ります。ウインカーレンズが溶けてしまった自動車の事例があります。
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