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市民のための
能 楽 入 門

第8回「能 鵜飼」
5/1ふくおか市民能に向けて

平成12年3月22日(水)

住吉神社能楽殿

開場18:00 開演18:30
全席自由席 1000円(当日1200円)
   

甲斐の国石和川には夜な夜な鵜使いの亡霊が出る
旅僧は弔う・・・川辺の石に経を書き付けて
暗闇に篝火を焚いて近づく影は
殺生禁断の所で鵜を使い
殺された男の魂

真夜中におきた不思議な出来事を
「鵜飼」は 語ります

     

本年5月1日に、第4回ふくおか市民能を開催します。演目は喜多流の「鵜飼」。より面白くご覧いただくために、3月の能楽入門ではこの「鵜飼」にスポットを当てます。観世流の若手による上演です。

あらすじ
 甲斐の国行脚の旅僧。石和川のほとりで日が暮れます。
 化け物が出るという御堂に泊まっていると、闇の中から近づく灯り。それは鵜飼の老人が持つ松明の火でした。殺生禁断のこの川で鵜を使い魚を捕ったために、生きながら沈められた漁師のことを物語った老人は、実は自分こそその鵜使いの亡者と明かし、消え失せます。(中入)
 僧は川の石を拾い上げ、法華経を書き付けて供養します。
 すると閻魔大王が顕れ、法華経の功徳により亡者が成仏したことを告げ、御経の利を示します。

見どころ
 なんといっても、前半の最後で鵜を使う有り様を見せる「鵜之段」が見せ場になります。鵜を追い回し魚を捕ることに我を忘れますが、そのうちに篝火も消えて、闇の中に消えていきます。
 後半では一転して閻魔大王の豪快な舞いとなります。法華経の功徳をテーマに、スケールの大きい舞台展開になります。

主催:福岡市能楽協議会

協賛:西日本文化協会
後援:福岡市・福岡市教育委員会・住吉神社
西日本新聞社・NHK福岡放送局
TNCテレビ西日本・RKB毎日放送

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