■ペンネーム「桜子」さんからの投稿です。
総合消費料金未納分訴訟最終通告書
訴訟番号 平成18年 (ワ)第 33186号
現在、貴殿は「総合消費料金未納分」について通信販売契約会社、運営会社から「未だ連絡が無い状態」として民事訴訟による訴状が提出されております。
このまま連絡無き場合、指定裁判所から書類通達後に出廷となり、原告側の主張が全面的に受理され、被告の給与及び動産物、不動産の差し押さえを執行官立会いのもと強制執行し、「執行証書の交付」を承諾して頂きます。
民事訴訟、裁判取り下げ等のご相談に関しましては当局にて受け賜りますが、こちら「総合消費者民法特例法」による法務省認可通達書の為、「個人情報保護法」上、ご本人様の御連絡をお願い致します。
尚、当局は原告側からの訴訟通達、また訴訟の正当性を確認する機関であり、当局が貴殿に対し訴訟を提起するのではありません。 予め、ご了承下さい。
※最近、架空請求業者の新しい手口として小額訴訟手続(小額訴訟は一日で判決が出てしまう為、放置してしまうと欠席裁判となり原告側の言い分通りの判決が出される)を利用し、実際に訴訟を提起する事例もございます。
万が一、身に覚えが無い場合、早急にご連絡下さい。
裁判取り下げ最終期日 本書到達後3日以内
03-5273-7365(訴訟管理課)平日9:00〜17:00
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-9-15
NPO法人 全国消費者通告センター
■おお、新しいパターンの差出人名ですね。「全国消費者通告センター」とは・・・また、センスの悪い。
「全国消費者〜センター」と、まるで消費者の味方のような雰囲気を匂わせておきながら、その間に挟まるのが「通告」ですよ、「通告」。これでイキナリ胡散臭さMAX!ですから(笑)。
まだ、「民事云々センター」とか、そんなのの方が、ずっとスマートな印象のような気がします。
さて、このハガキは何が進化(or退化?)したものなのでしょうか。似たような文面を探してみたところ、「民事訴訟通達総合センター」が見つかりました。
以下、お約束の間違い探しです。
民事訴訟通達総合センター | 全国消費者通告センター |
---|---|
通信販売契約会社、運用会社から | 通信販売契約会社、運営会社から |
執行官立ち会いのもと | 執行官立会いのもと |
受諾していただきます。 | 承諾して頂きます。 |
ご本人様の連絡を | ご本人様の御連絡を |
少額訴訟手続き(少額訴訟は一日で判決が出てしまうため、 | 小額訴訟手続(小額訴訟は一日で判決が出てしまう為、 |
ちなみに、「民事訴訟通達総合センター」は「民事訴訟通達管理事務局・「ゆう」さんからの投稿 」とそっくりです。そして、「民事訴訟通達管理事務局・「ゆう」さんからの投稿 」は「民事通達局」と同じ文面です。
もうね、馬鹿をお手本にしても、その馬鹿以上に馬鹿になるのがオチなんですってば。
桜子さんの私信によれば、消印は「横浜中央郵便局」だったそうです。新宿には郵便局が無いんでしょうか(笑)。
(2006.8.2)
■「暗黒瞳」さんからも投稿をいただきました。
じゃじゃ〜ん! お知らせします。うちにも来ました。NPO法人全国消費者通告センターのはがき。
まずインターネットで検索。あったありました。詐欺です。
でもまぁわかってたんですけどね。おかしい所ありすぎ(`o')
平日だけなのはATMが使える時だけって事でしょ。
ほんでマジものだったらまず葉書でくるわけがないしね。
まぁほかにも変な所もありで無視で〜す。ちなみに消印は玉川でした〜。
■消印が違うという事は、マメにあちこちに投函しに行っているという事でしょうか。それとも別グループの犯行なのでしょうか。
なんにせよ、おかしい所ありすぎなのは間違い無いということで・・・。
もう少し学習しようよ・・・。
(2006.10.30)
■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。