ピロンちゃん特集

■このページは、当サイトの「ピロンちゃん」→「ピロンちゃん2」→「ピロンちゃん3」の一連の記事に関係しております。未読の方は、そちらから先にお読みください。

私は買う気満々でしたが
投稿者:「ぴのこ」さん
「その件は置いときましょう」
投稿者:「エイトマン」さん
ただより高いものはない?
投稿者:「舗殉」さん
訪問販売の規制について
投稿者:「しょなぴー」さん
私、使ってますから!
投稿者:「ピロンちゃん使用者」さん
妊婦相手に三時間
投稿者:「もうすぐママ」さん
機械名、遂に登場!
投稿者:「あるしー」さん
啓発してくれてありがとう
投稿者:「ぱんじー」さん
重曹電解水の効能について
投稿者:「かるみん」さん
やっぱり買うべきだったかな
投稿者:「ぴのこ」さん
特許番号で見つからない!?
投稿者:「ぴゃぴ」さん
ラウリル硫酸ナトリウムについて
協力者:Dr.F(管理人の実父です:笑)
問題提起。
投稿者:「ぶちゃこ」さん

■この一週間で、立て続けにピロンちゃんネタの投稿をいただきました。
 ピロンちゃん販売強化月間なのでしょうか。アクセス解析によると、昨日も「ピロンちゃん」で検索してこられた方がいらっしゃったみたいだし・・・。

私は買う気満々でしたが

■というわけで、「ピロンちゃん特集」、まずは、ペンネーム「ぴのこ」さんからの投稿です。

 ピロンちゃん、我が家にも昨日来ました。でもじつは検索したのはネットでも売ってますよ〜と言っていたのでちょっと検索したら、こんな所に来てしまったのです。
 評判、悪いし類似の商品もあるんですね。
 
 ちなみに我が家はせっけん・重曹・クエン酸など使った、化学物質は排除した生活をしており、界面活性剤その他、訳のわからない物が入っているものは使っていないので、販売のお兄さんは説明がいらないので楽だと言っていた。
 実際使うと手も顔もつるつるになります(温泉のような成分になるらしい)、洗濯もよかったし、難はカレーとか揚げ物のお皿の汚れ落ちがいまいち。これは原液をかけないといけないとパンフには書いてありました。
 でもキッチンのあぶらはねは薄めたスプレーで十分きれいになりました。
 
 前の人の投稿に化粧水を作っていったというのは強酸性水のことですね。イオン化した重曹水のほかにこれと、アルカリ還元水も作れるのです。
 これにグリセリンなど足すと化粧水になります。
 アトピーが治るとかいううわさもあるようです。
 これは以前にエステで売っていたので使ったことがありました。
 毛穴がしまっていいし、足には殺菌になるし、まな板の殺菌も出来るので使いましたがリピートはしなかったです。
 小さなボトルで千円ほどしたので機械が月3000円ほどなら本当に安上がり。(病院に行くと手の殺菌に置いてある所がありますよ)
 
 で、私は買う気まんまんだったのですが、悪いうわさもあるようなのでじっくり検討しようと思います。

■悪い噂・・・って、別に<ピロンちゃんそのもの>が悪いってわけじゃないんですよ。
 一部の販売員さんや、販売方法が強引だったりするだけ、だと思います。
 いい商品を売ってらっしゃるのだから、 ピロンちゃんの会社も、強引な販売がされないようにしてくださると信じています。特商法も改正されたし、ね。
 
 ところで、「ネットでも売ってます」って、私の探し方が悪いのかどうしても見つからないんです。
 正確な金額や、スペックが知りたいので「ピロンちゃん」を検索してみるんですが、「楽天」「YAHOO!ショッピング」「BIGLOBE Webshop」では「該当商品なし」。
 Googleだと、ウチのページ(笑)と、勧誘を受けた個人の方のBLOGや掲示板の書き込みしか出てこないんですよね・・・。
 で、「電解水」で検索したら、今度は該当記事が沢山ありすぎて、探し出すのを挫折してしまいました。ピロンちゃんを見つけた方、是非ご一報下さい。

(参考)
この他の、ぴのこさんの投稿は以下の通りです。
ピロンちゃん特集・やっぱり買うべきだったかな

「その件は置いときましょう」

■さて、次は「エイトマン」さんからの投稿です。

 我家にもピロンちゃんの訪問販売が来ました。
 家内が家に入れてしまったので実演させ説明を聴きましたが、他の投稿内容と同じでした。
 
 いろいろ説明していたが、マイナスイオン云々の説明時に、マイナスイオンは水中に存在しないと言うと、
「その件は置いときましょう」
 とあっさり引っ込めた。
 
 価格の話しになり、
「いくら位だと思いますか?」
 と言うので、少し色を付けて
「15万くらいかな?」
 と返事すると
「34万?です」
 と言い、他の投稿に書いてるように毎月の金額を説明を始めました。
 
 最終的には、
「電気分解するだけの機器に30万円以上払えない」
 と言うと、
「そん事を言うなら自分で作れば良いでしょう!」
 と怒りだし引き上げて行きました。

■置いとくのか。置いといていいのか。
 
 マイナスイオンについては、「はてなダイアリー」のキーワード「マイナスイオン」疑似科学用語として記載されています。
 
 電解水の効能だけで充分魅力的なのだから、怪しげなセールストークは止めていただけたらなあ、と思う次第です。

ただより高いものはない?

■次は「舗殉」さんからの投稿です。

 家にもきました ピロンちゃん!! 
 電話ではキャンペーンで無料配布という事で、感じのよさそうなお姉さんだったので、訪販かなぁ〜と思いましたが、ただで試供品をくれるというし、ま、いっかと訪問OKしてしまいました。
 
 が、しかしさんざん話を聞かされた後、お決まりのどうですかね、分割で・・・と始まり、私が
「主人に相談なしに30万もの買い物は即決できません」
 と言うと
「じゃあ購入は無理だね」
 と言い そそくさと片づけを始め、実演で使った封筒のゴミもそのまま置き去り・・・
「興味ないんでしょ? だったらこれもいらないよね?」
 と、持ってきたピロンちゃんペットボトルもしまおうとしたので、
「それはただでくれるんですよね?」
 と言ったら
「あ、これがただでほしかったんだ。いらないんだったら次の家で使おうと思ったのに」
 だと。
 あたりまえじゃん!! じゃなかったら、わざわざ家に上げて話なんかきくかぁ〜! 
 
 かなりむかついたので、会社に電話してクレームつけたった!! やっぱりただより高いものはないってことなのかなぁ〜。気をつけよっと。

■そんな、買ってもらえなかったからってスネなくってもねェ・・・。
「興味ないんでしょ?」って、君は何をしに来たんだ、無料配布キャンペーンだったんと違うんかって思っちゃいますよね。
 
 ・・・なんだか、ものすごく興味が出てきました。ウチにも電話がかかってこないかなあ・・・。
 普段は、子供も小さいし忙しいこともあって、勧誘電話は撃退してそこまでの話なのですが、「ピロンちゃん」限定で訪問を了承するつもりです。ICレコーダ持って待ってますから! カモーン!

(2005.6.12)

訪問販売の規制について

■「しょなぴー」さんからも投稿をいただきました。

 はじめまして!
「ピロンちゃん」を検索していたら、このサイトにたどり着きました。
 
 我が家にも「ピロンちゃん」が来ました。「A事業部」という所から、テレアポで
「環境や人体にやさしい洗剤を1本無料で配布しています」
 との事でした。
 テレアポのお姉さんは
「商品のPRだけで決して押し売りや、後日にしつこい電話などは一切致しません!宣伝のみ30分で済みます」
 と聞いてもないのに、何度も一方的に熱く語ってくれました。
 
 当日、(株)Aという所から、さわやか系の営業マンが来て、今使っている洗剤や、シャンプーなんかが、いかに人体に害があるかを延々と語ってくれました。封筒実験付きで…。
 私も商品は気に入ったので相手には「脈あり」に見えたと思います。
 
 そして、機械の説明と金額、支払いの説明に入り、月々3,800円の5年ローンを今日契約したら2,600円にすると言い出しました。
 私は東海地方に住んでいるのですが、2ケ月前に関西から引っ越したばかりでして、関西弁を聞いた営業マンが
「関西の方ですよね! 値切られる前に勉強します!」
 と言ってこの2,600円になりました。しかも重曹12kgもつけて!
 
 私が
「今、洗剤やシャンプーの買いだめがぎょーさん有るからな〜」
 とごねると、さらに
「奥さん! ダイエットと同じです! 明日から!とかそんな事ではいつまでたっても始められません! それでしたら、こちらで産廃処理させて頂きます!」
 と言ってきました。
 とりあえず
「主人に相談します」
 と言うと
「ご主人に言ったら駄目って言うに決まってるじゃないですか!!」
 と叫び、それでも
「一度主人に聞きます!」
 と断言すると、荷物をまとめて
「また一度電話します」
 と言い、しっかり1時間30分押し売りをして帰りました。
 しつこい勧誘はしないと言っていたのに。恐ろしいです。
 そして、宣伝だけという約束がしっかり販売!
 
 主人は
「オレに相談したらアカン商品ってうさん臭いな〜やめときや」
 で終わりました。もちろん断ります。
 商品は良いと思うんですが、売り方が問題ですね。もったいない。
 
 ちなみに「ピロンちゃん」の名前の由来は、汚れが「ピロン!」と取れるので「ピロンちゃん」なんだそうですよ。苦笑しちゃいました。
 
 初めての投稿で緊張して文章がまとまっていないかと思いますが、お許し下さい。
 今の住まいは訪問販売が多くて(賃貸マンションなのに…)セールス撃退に大変参考になりました! ありがとうございます!
 また覗かせてもらいますね。
 それでは失礼致します。

■「商品のPRだけ」「押し売り無し」「後日にしつこい電話無し」「宣伝のみ30分」・・・の結果が、一時間半のセールスですか・・・。
 
 ここで、マニアには有名だけど一般にはあまり知られていない「特定商取引に関する法律」から、訪問販売についての規制を抜き出してみますね。

勧誘に先立って、事業者の氏名(名称)を告げなければない
勧誘に先立って、契約の締結について勧誘をする目的である旨を告げなければない
勧誘に先立って、販売しようとする商品(権利、役務)の種類を告げなければない
・契約の申込みを受けた時や契約を締結した時に、契約内容の詳細から、事業者の名称、住所、電話番号、代表者名、さらに営業担当者の氏名などが記載された、正しい書面を交付しなければならない。
・事実と違うことを告げてはならない
・わざと事実を伏せてはならない
・強引に脅したり惑わしたりしてはならない(←長時間の勧誘なども、これにあたります)
・勧誘目的を隠して呼び出した場合に、公衆の出入りする場所以外の場所で勧誘しない
* 消費者は、特商法的に正しい書面を受け取ってから8日間以内は、無条件解約(クーリングオフ)できる
* クーリングオフ妨害がなされた時は、8日間を過ぎてもクーリングオフできる

 →(詳しくは、「経済産業省」「特定商取引法とは」をどうぞ。マニアじゃなくっても、一度は目を通しておくことをオススメします!!)
 で、しょなぴーさんが遭遇した勧誘は・・・結構上記規制にひっかかっているような・・・。
「上記行政規制に違反した事業者は、業務改善指示(法第7条)、業務停止命令(法第8条)などの行政処分のほか、罰則の対象となります」(「訪問販売に対する規制 行政処分・罰則」より)
 テレアポ嬢も、営業マンも、会社の看板背負っているんですから、違法な勧誘は止めた方がいいですよ。
 販売会社さんには、なんとか暴走社員の手綱をきっちり握っていただくとして。(まさか、特商法違反は会社の方針じゃないですよね?)
 
 しょなぴーさんのおっしゃるとおり、商品は良いのでしょうが、強引な売り方はトラブルの元(場合によっては法律違反)だと思います。(まさか、ズルをしないと売れないってわけではないですよね?)
 本当に、もったいないなあ・・・。

(2005.6.22)
(参考)
■この他の、しょなぴーさんの投稿は以下の通りです。
1万5千円分の無料エステ体験記

私、使ってますから!

■相変わらず、ピロンちゃん、大人気です。6月22日に「ピロンちゃん使用者」さん、7月1日に「もうすぐママ」さんから投稿をいただきました。
■では、まずは「ピロンちゃん使用者」さんからの投稿です。

 こんばんは。最近私の家に訪問販売のお兄さんがいらっしゃいました。このサイトでも結構話題になっているピロンちゃんです!
 
 最初は正直電話の時点で断ろうと思ったのですが、いろんなことに使えるし、体に害がないということで興味を持ち来て頂きました。
 
 最初に合成洗剤は体によくないよという話を聞いて、以前から私もそう思っていたので思わず納得。
 そして実際汚れが落ちるとこや、用途などいろいろ説明してもらってるときにどんどん欲しくなってきて機械を購入しました。
 普通に使ってますけど、なんでこんなに文句が書かれているのかわからないぐらいです。
 
 実際販売員の方に問題があるんじゃないですか? 
 商品自体はわるくないですよ。汚れもしっかり落ちますし。体に害もないし、環境にも優しい。最高じゃないですか。
 
 ただ見てていい加減なこと書いてる方もいらしたので少し口をはさませてもらいますけど、なんて名前の方かちょっとわからないんですけど、私の内容を見ていただければわかるかと思います。
 まず、こういう公共の場で意見するならことを明確に伝えなければいけませんよ。訪問販売の方もいろんな方がいらっしゃいますけど。
 その内容が、まず機械自体が3500円(明確には3800円分割)ですから。
 次にボーナス時期50000円って、お話ちゃんと聞きましたか? 29000円でしたよ。そんなでたらめな計算なら確かに70万するんでしょうね。
 
 あとピロンちゃんも一本千円ですけど、送料込みってききませんでしたか?
 正直高いとおもったならそれを販売員に言わなかったんですか?
 販売員の方が言わなかったなら説明不足ですけど、疑問に思ったのに聞かなかったのならあなたも悪いですよ。
 
 内容はしっかりさせましょう。訪問販売はたしかに良い印象はあんまりないですけど、その商品を使って実際生活してる人もいるんだし、そういう方々がこの掲示板を見るってことを考えて書き込みしてるんですか? 
 
 いいと思って使ってる人間があなたの書き込みを見ると正直腹立たしいですよ。公共の場で書き込みをする場合はもうすこし考えてカキコしましょうね。

■はじめまして、「ピロンちゃん使用者」さん。なんだかご気分を害してしまったみたいで、すみません。
 でも、商品自体を悪く言っている人はいませんよ。それどころか、多くの人が「商品は良いのに、売り方がちょっとね・・・」という認識だと思います。
 
 確かに、「高価だ」と言う意見は多いですけどね。
 お買い物するには、自分の財布の中身と相談しなきゃいけませんもん。商品の費用対効果を考えた時に、「ピロンちゃん使用者」さんは「買い」だと思い、他の人は「買えない」と思ったというだけのことです。
 これは別に、商品を悪く言っているというわけじゃないと思います。悪しからずご了承下さいまし。
 
 価値観は、万人皆違ってあたりまえです。「ピロンちゃん使用者」さんは、商品を納得してお買いになられたのだから、「良い買い物をした」と胸を張って下さいね!
 
 繰り返しますが、ウチで展開しているのは、あくまでも販売方法にフォーカスしての話です。セールストークの間違いに突っ込むことはあっても、商品そのものをこき下ろそうって意図はありませんので、ご安心下さい。
 なので、「ピロンちゃん使用者」さんも、販売会社の人じゃないんだから、そんな喧嘩腰にならないで下さいね。
 
■ところで、「いい加減なこと書いてる方」が「なんて名前の方かちょっとわからない」とのことですが、内容から見てミニクチさんの投稿「ピロンちゃん2」のことですね。(以下、強調部分は「ピロンちゃん2」からの引用です)
 
 ミニクチさんの投稿によると、電気分解の機械が「毎月3500円の分割でボーナス時期は50000円の5年払い(中略)トータル70万円くらいです。」ということだったんですよね。で、それが間違えている、と。
 
 でも、「ピロンちゃん3」でも書きましたが、「ピロンちゃん使用者」さんが購入した機械と、ミニクチさんが勧誘を受けた機械とが同一のものである、とは限らないんです。
「ピロンちゃんが唯一無二の存在である」という情報が見つからない現状では、販売会社の人以外には、「廉価版ピロンちゃん」「DXピロンちゃん」の存在を完全否定することはできないんです。
 ですから、一概に「でたらめな計算」と断言出来ないと思います。
 
■また、「ピロンちゃん使用者」さんがお書きになった
 
> あとピロンちゃんも一本千円ですけど、送料込みってききませんでしたか?
> 正直高いとおもったならそれを販売員に言わなかったんですか?
> 販売員の方が言わなかったなら説明不足ですけど、疑問に思ったのに聞かなかったのならあなたも悪いですよ。
 
 も、同じくミニクチさんの投稿「ピロンちゃん2」への意見のようですが、これについては、
 
1本1000円する品物でした。日持ちしないので毎月4本買ってくれ、とのことでした。
 そんなに要らないし高い、というと電気分解する機械を買えば安く作れる、と言うのです。

 
 と、自分にとって高価である旨、販売員さんに告げておられますから、これは「ピロンちゃん使用者」さんの誤解でしょう。
 
 それに、仮にもプロの販売員さんなら、契約の最重要項目である価格の詳細を、消費者に聞かれなければ答えないというのは、ちょっと困ります・・・。いくら、電気分解の機械が本命で、ピロンちゃんは刺身のツマだったとしても、ありえない筈。
 多分、ミニクチさんと販売員さんの間に、何かすれ違いがあったんじゃないでしょうか。一概に「説明不足」と販売員さんを責めることは出来ないと思います。
 
 そもそも、訪問販売には、上の訪問販売の規制についてのコメントに書いたとおり、沢山の厳しい規制が法律によってかけられています。販売会社が、そういった業務形態をあえて選んでいる以上は、販売員には、普通の商売人以上の気配りが必要になってくるんです。
 確かに、消費者がおんぶに抱っこで、すべての責任を販売員に押し付けて良い訳はありません。
 ただ、契約というものが両者の合意によってなされる限り、契約内容についてのお互いの認識が完全に合致しているかどうかを確認するのは、契約を熟知している販売員の役目なんです。
 
■最後に。
「ピロンちゃん使用者」さん自らがおっしゃっておられるように、感情的な書き込みは、場合によっては他人を不快にさせることがあります。それに、情報をインターネットで世界中に発信する以上は、正確な内容を記述することはとても大切です。
 皆がお互いに気をつけて、快適なネットライフを送ることができるようにしていきたいですね。(と、自戒も込めて)

妊婦相手に三時間

■次は「もうすぐママ」さんからの投稿です。

 「ピロンちゃん」で検索したら、こちらのページに辿りつきました。
 
 みなさんと同じで、
「コンセントとお水をお借りしますが、30分くらい機械の宣伝と説明をさせていただきます」
 と電話で言われたので、まぁ30分くらいなら・・・と甘く見てたのが大きな間違いでした。
 只今妊娠9ヶ月の妊婦なので、同じ体勢で長時間座ってるのも辛いのに、営業さんがみえたのが午後3時頃で帰られたのが午後6時。もう少し手短に話してくれたら、少しは買う気になったかもしれないのに。。。
 
 内容はみなさんと全く同じです。
 月々3800円が、今ならキャンペーン期間なので月々2600円になるということ。
 主人に相談しないと即決できないと言うと、皆さんそうおっしゃるけど、ご主人に相談すると、まず反対される方がほとんどですよ、と。こうして、留守中にお家で営業されたことだけで怒られる方もいらっしゃいますからね、と。だったら、旦那さんがいる時を狙ってくればいいのにね、そんなに自信のある商品だったら。
 
 確かに、ものは悪くないと思いますし、営業の方も決して悪い方ではではありませんでした。
 ただ、やっぱり電話で「30分くらいでお話は終わります」と言われて、玄関先じゃなくて、キッチンにまで入ってこられて3時間、しかもお試し品の「ピロンちゃん」は売ってくれなくて、機械を買いましょうよ!は、即答できるわけがないですよね。
 
 とりあえず、会社概要や商品について、客観的に調べてから主人に相談しようと思ってネット検索したら、見事このサイトにヒットしたので思わず投稿してしまいました。最初から、この手の話を断る自信はあったのですが、やはり「無料・お試し」の類は最初からお話にのらないに限りますね。

■妊娠9ヶ月・・・三時間のセールスを受けるのは大変だったでしょう。お疲れ様でした。もう少し、配慮してくれても・・・とは言え、私も経験するまでは、妊婦の辛さなんてサーッパリ分かりませんでしたから・・・。(同じく、経験するまでは、育児の辛さ(以下略))
 子供が生まれてからは、当分は睡眠不足に悩まされるでしょうから、今のうちにゆっくり体を休めて英気を養っておいてくださいね。安産を祈っております。くれぐれもお大事に・・・。
 
■さて。ピロンちゃんで検索してたら、興味深い記事を発見しました。この場をお借りして、紹介したいと思います。
 
 「地球に優しいお掃除のページ」の地球に優しいフォーラム、話題414「重曹水の作り方」
 
 訪問販売をうけて重曹水の素晴らしさを知った投稿者の質問が発端になったスレッドのログです。
 このスレッドの最後を〆る管理スタッフさんの書き込みが、分かりやすい要約になっているので、引用させていただきます。

このスレッドは、もう1年半も常に似たようなトーンで「高いけどいいですよ」と出てくる(しかしその根拠はほとんど示されず、読者が利することができない)、まったく同じ主旨の発言の繰り返しが続いてきました。
 
これまで、数多くのトピックに関して話し合ってきましたが、これほど同じ内容がえんえんと繰り返される(繰り返そうとする)例は他にないことからも、そこに確実に作為的な要素が存在することは皆さんにも容易に想像がつくことと思われます。
 
もちろん、すべての肯定的なご意見が業者の恣意的な宣伝ではないことでしょう。
しかしながら、まともなご意見を引き算しても明確に恣意的な要素が見えています。
 
押し売り行為の悪質さ、製品に効果がある部分、ない部分、クーリングオフのしかたまで、有用な情報はもうすべて出尽くしたと判断します。他の話題でもそうなんですが、このサイトを訪れられる方々は、重曹電解水に関する情報が必要な場合には、これで過去ログから十二分の情報を検索できます。
 
したがって、これは私たちのフォーラムでは前代未聞ですが、このスレッドはここまでで閉鎖することにいたします。
 
(投稿146 | ■重曹水スレッドに関するお知らせ Yash 2004/7/18(日)13:07 より)

 実に145もの書き込みが集まった、非常に有意義なスレッドです。本ページとあわせて、是非ご一読下さい。

(2005.7.11)

機械名、遂に登場!

■「あるしー」さんからも投稿をいただきました。

 はじめまして。昨日ピロンちゃんを作る機械(商品名 アクアプラネット)を買った者です。
 
 数日前から「良い洗剤の紹介です。試供品を差し上げています」という電話がかかってきていて、「今忙しいから」とその都度断っていましたが、いい加減鬱陶しくなったので試供品をもらえば引き下がってくれるかと思い(今考えればそんなはずないですよね)もらうことにしてしまったんです。
 
「郵送ではなく自宅へ届ける」
「商品を作ってみせるから30分程お時間ください」
 と言われた時に「しまった!」と思ったのですが、ここで断ってもしつこく食い下がられるだけだろうと思って承諾しました。「アンケートや販売ではない」と言っていましたし…。
 
 でも実際には訪問販売だったんですよね。しかもピロンちゃんではなく、ピロンちゃんを作る機械(定価348000円)の。
 
 お昼前に機械を持った女性が来て合成洗剤の恐さを熱く語り、ピロンちゃんでシンクやガラスのコップを洗ってみせ、使い方をいろいろ説明してくれました。
 私も合成洗剤はできることなら使いたくないと思っているのでピロンちゃんはいいものだと思ったのですが、30万以上の機械なんて買うつもりはありませんでした。
 でも結局は押し切られ3年ローンを組んでしまいました。総支払額は399075円。
 
 販売員の人に用紙に今使っている洗剤類の月額(歯磨き粉100円/月など)を細かく書かされ、
「これを全部買わなくて良くなる」
「ピロンちゃんを使えば洗濯のすすぎが1回でいいので水道代も安くなる」
「長い目でみれば節約になる」
 と言われましたが、機械の保証期間は1年でそれ以降は有償修理ですし、正直得なのかどうか微妙です。
 
「主人と相談してから」「試供品を使ってから」と言ったのですが、
「試供品じゃ1日でなくなる、ピロンちゃんの良さは使ってもらわないと分からない」
「契約書を書いてもらわないと機械を置いて帰れない」
「とりあえず契約して使ってみて、ダメならクーリングオフすればいい」
 と言われ、契約しない限り帰りそうになかったので、最初からクーリングオフするつもりで書類を書きました。で、今日早速クーリングオフの書面を送り、現在は連絡待ちの状態です。
 
 結局、販売員の人が帰ったのは4時過ぎ。30分のはずが4時間以上も時間を取られてしまいました。
 ピロンちゃんはとてもいいものだと思いましたが、やはり販売が強引ですよね。商品が高額なだけに、考える時間を与えたらいけないという思いがあるのかも知れませんが、押し切って買ってもらってもクーリングオフされたらマイナスなのに…。
 
 購入後調べてみたら重曹って水に溶かすだけでも洗剤として使えるみたいですね。電気分解していない分ピロンちゃんより効果は落ちるのかも知れませんが、私は電気分解に40万も払えないので重曹買って来て自分でやってみようと思っています。
 自分で作った重曹水で済んでしまえば一番の節約ですし。
 
 長々と書き込んですみません。クーリングオフに際して何かあればまた投稿します。

■詳しいお話をありがとうございます。四時間以上のセールスですか・・・。お疲れ様でした。
 
 受けたセールス方法に問題が無かった人は、ウチみたいなサイトに投稿なさらないわけですから、その点は差っ引かなければなりませんが、それでもピロンちゃん周辺に強引な販売員さんが幾らかいらっしゃるのは間違いないようです・・・。
 特商法に違反しないように、は勿論のこと、その根底にある「自分がされて嫌なことはしない」ということを、是非とも業者さんにはお願いしたいです・・・。
 
■さぁて。謎のベールに包まれていた「ピロンちゃんの機械」、ついに商品名が出てきました。「アクアプラネット」です。
 早速、検索してみました。
 
 まず出会ったのが、「アクアトリオ」という重曹電解洗浄液生成器のページ。消耗品「重曹」の対応機種として「水革命21」「ベネシス」「水惑星」「アクアプラネット」「ミラクルアクア」「アクアデュオ」といった名前が挙がっていました。
 
 そこからさらに各機種を検索、価格について調べてみました。あくまでも一例ですが、「アクアトリオ・水革命21」(同一商品のようです)380,000円、「ベネシス」353,000円、「水惑星・アクアプラネット」(これも同一商品のようです)348,000円、「ミラクルアクア」260,400円。「アクアデュオ」は価格が記載されたページがありませんでしたが、どれも中々のお値段です。
 
 ついでに気になったことを一つ。「アクアトリオ・水革命21」について、
「この度、重曹電解洗浄液生成器アクアトリオのインターネット上でのPR等が禁止となりました。」
 なんて、とある販売会社のサイトに注釈がありました。他の店でも、「販売停止」「販売中止」なんて書いてあるし・・・。
 で、製造元の「有限会社 イノウエ」のサイトには
「平成17年3月3日以降、インターネット上で、アクアトリオを掲載されてます販売会社を通じ購入されたお客様に関しては機械のトラブル及び、メンテナンス等の責任は一切負いませんので何卒ご了承ください。」と。
 一体どうしたんだろう・・・。気になるなあ。

(2005.8.9)
(参考)
この他の、あるしーさんの投稿は以下の通りです。
新聞の勧誘・腹立つ切り返し
仕事のセミナー?健康セミナー?

啓発してくれてありがとう

■「ぱんじー」さんからも投稿をいただきました。

 家にも来ました!!ピロンちゃん!!
 先日電話で無料配布という連絡を受け、ただなら・・と今日訪問を受けました。
 私のところに来た営業さんは、時間は押しましたがしつこくもなくいい感じで、何かあったら連絡くださいとだけ言い残して去っていきました。
 
 正直「これいいなぁ、ほしい!」って思いました。換気扇の油汚れが霧吹きしてからぶきしただけできれいになってびっくりしたし、環境汚染・環境ホルモンなど怖い説明を受けたせいか余計に。まだ生まれたばかりの赤ちゃんもいるので。
 
 でも高い・・1回1ケース12本販売で12,000円、機械が出てきて348,000円3000円の5年ローンってことでした。
 月々はそんなじゃなくても主婦にはひとりで決めて簡単に買える値段じゃないですよね。
 
 買うのが無理なら作れないかと今ネットで探してみたら結構あるんですね。溶けにくいとかちょっと大変そうですが。まずは自分で試してみようかなって思います。
 
 ここには関係のない話かもしれませんが、ネットで合成洗剤を探しているうちにあるHPで動物実験をしている模様が載っていて、とてもショックを受けました。そんなこと考えようともしていませんでした。
 なんのきなしに今自分の使っている様々なものが、色んな生き物の犠牲の上にあるものなのかと思うと、とても胸が痛みました。
 そこのHPにも書いてあったように、そんな実験の必要のない、安全なものができるといいなって心から願います。
 
 今回の訪問販売に対して、気を悪くしたとかそういうことは特になかったんですが、上記の件や、環境対策や環境ホルモン、人体にどういう害があるかということについて全くうとかった私に興味を持たせてくれたことに対しては感謝という感じです。

■一連のピロンちゃんに関する投稿について、コメントをする際に私が調べた限りでは、「重曹水を電気分解する」利点というのは特に見つけられなかったんですよね・・・。
 もしも重曹電解水にユニークネス(独自性とか唯一性とか)が無いのならば、食塩等を電解質に使用したアルカリ性電解水や重曹水でその代わりが務まるのではないか、と私は考えています。
 
「重曹水」とも「アルカリ性電解水」とも違う、「重曹電解水」のみが持つメリットをご存知の方、もしおられましたら、是非とも情報提供をお願いします。いやマジで。
 
 わざわざ電気分解しなくっても、重曹って、脱脂効果や脱臭効果があるし、重曹泉という風に入浴剤としても使えます。「重曹の使い方」で検索したら、研磨剤の代わりにもなるそうです。(「アトピーに効く洗剤・・・?」参照)
 そして、どうしてもアルカリ性電解水が欲しいなら、各有名家電メーカーからアルカリイオン整水器が二万円ぐらいから販売されています。ポット型なら一万円しません。
 
 金銭感覚や価値観は人によって違いますから、あまりとやかく言う気はありませんが、以上、参考までに。
 
■動物実験は・・・、新しい物質や商品の安全性は、商品化する以上は確認されなければならないし、人体実験するわけにはいかないし、こればっかりは、難しいものがありますね・・・。
 人類が現代社会の利便性を捨てるというのならともかく、そうでないのならば今の技術水準で進歩をやめるわけにはいけません。環境負荷の小さい技術を開発して、資源やエネルギー効率の良い社会にシフトしていく為には、足踏みするわけにはいかないからです。
 
 この地球が全ての生き物にとって快適な環境であるように、身の回りのできることからコツコツとやっていきたいものです。
 →参考リンク「市民のための環境学ガイド

(2005.10.14)

重曹電解水の効能について

■「かるみん」さんから、重曹電解水について投稿をいただきました。

 はじめまして。いつも更新を楽しみにしています。
 悪徳商法の投稿ではなく、ピロンちゃんと重曹電解水のメリットについて検索&考えたことなので投稿文ではないかもしれません…
 
 とおみ様も既に読まれたサイトかもしれませんが、
 http://www.shinsyuya.com/syougo.htm
 というサイトの「石けんに関する用語」の13番に『「洗浄水」の一種「電解水」』という記述があります。この説明は他の重曹電解洗浄水生成機の販売サイトにはない書き方なのですこし参考になるかと思います。
 
 重曹水を電気分解すると炭酸水水酸化ナトリウムが生成されます(NaHCO3→H2CO3+NaOH)。機械を売ろうとしているサイトの説明では炭酸イオンが汚れを包む、などと書いてあることが多いですが炭酸イオンは電離度が小さいのでイオンの形で常に存在はしません
 
 ピロンちゃんの類の電解水で本当に有益なのは水酸化ナトリウムの部分、つまり高い洗浄力のヒドロキシルイオンではないでしょうか。
 ただ水酸化ナトリウムは強塩基(強アルカリ)ですから直接体に使うのはちょっとこわいです。そこで重曹水を電解して使うのかと。
 
 ただ、重曹水でも NaHCO3→H2CO3+NaOH の反応は起きています(水に溶かすので電離しますから右辺はイオンの形が良いのかも)。
 ですから高いピロンちゃんを買わなくても重曹水で十分お掃除などには使えるはずです。むしろ電解してしまうとアルカリ性が強くなって肌にはわるいように思います。必ずしも電気分解する必要はない、というのが私の考えです。
 
 私は化学に関係する学科の学生ですが専門ではないので、ちょっとこの投稿も不安な部分はあります。が、何か参考にしていただけたら幸いです。
 これからも更新がんばってください。

■おおっ、専門ではないとはいっても、化学系の学生さんですか! 頼もしい! 情報提供ありがとうございます!!
 
 恥ずかしながら、紹介していただいたサイトは初めて見ました。よくまとまっていて、解りやすいですね。
  せっかくですので、その「触媒と洗浄水・無添加石けんの店 Shinsyuや」の「石けんに関する用語 13.「洗浄水」の一種「電解水」」を以下に引用いたします。

 13 「洗浄水」の一種「電解水」
 
 水を電気分解した製品の電解水という物が有ります。
 水を電気分解すると、酸素と水素に分解されますが、水素の方が先に気化するため、アルカリに傾いた水が一時的にできます。
 それが、アルカリ電解水または、アルカリイオン水と呼ばれるものです。
 このようにして造られたアルカリ電解水は、放置しておくと短時間で普通の水に戻ってしまいますし、ヒドロキシルイオンが少なく、洗浄には効果があまりありません。そのため、食塩水や重曹水を電気分解して電解水を造る事が行われています。
 食塩水を電気分解すると、酸性側に塩酸が、アルカリ側に苛性ソーダが造られます。重曹の場合は、炭酸水と苛性ソーダです。
 塩酸は、強力な殺菌作用を発揮するため、消毒に利用されます。(空気中では、次亜塩素酸に変化します)
 苛性ソーダは、ヒドロキシルイオンを含むため、洗浄水として利用されます。炭酸水は、利用価値が無いため廃棄されます。
 電解水として造られた苛性ソーダと水に溶かした苛性ソーダの洗浄力を比べた場合、「変わらない」という人と「電解水の方が効果が有る」と言う人がいます。多分これは、電解水の効果が短時間で消えてしまうため、時間がたつと、普通の水溶液に戻ってしまうためだと思います。ちなみに、電解水の寿命は、密封状態で1〜2週間、開封して、2日程度、攪拌すれば瞬時です。

 ・・・つまり、洗剤として使用する場合、一般に市販されているアルカリイオン整水器(食塩を電解質に使用)の電解水と、重曹電解水との間になんら差は無い、ということですね。だって、双方とも使用するのはアルカリ側に生成される苛性ソーダだから。
 さらに言えば、苛性ソーダに含まれるヒドロキシルイオンは、電気分解する前の重曹水にも存在するため、重曹水に対する重曹電解水の優位性はあまり際立っていない、と。
 
 化粧水については「素肌と同じ弱酸性」というフレーズが有名です。そうすると、電気分解の際に苛性ソーダとは反対側の極に作られた、弱酸性の液体を化粧水として使用することになります。
 一般のアルカリイオン整水器の商品説明にも、「アルカリイオン水を生成する過程でできる弱酸性水は洗顔や化粧水におすすめ」なんて書いてありますから、これも食塩電解水と重曹電解水の間にあまり差は無い、と言えるでしょう。
 流石に、重曹水は弱アルカリ性のため、これらの代替には使えませんね。
 
 入浴剤については、弱酸性、弱アルカリ性ともに色々存在します。天然温泉(特に美人の湯)は弱アルカリ性であることが多いですし、化粧水と同じくお肌にやさしい弱酸性の入浴剤も沢山あります。
 重曹水を使うもよし、食塩電解水を使うもよし、もちろん重曹電解水でもOKです。お好みに合わせてチョイスしてください♪ってトコでしょうか。
 
 ・・・こうなると、どれを選ぶかは各人の財政状況と好みと趣味、ということになりますね。
 パズルがやっと完成したような気分です。うん、納得。

(2005.10.29)

やっぱり買うべきだったかな

■「ぴのこ」さんからの投稿です。

 またまた来ました! 重曹電解洗浄液の訪問販売。
 今回は「ビューティーちゃん」というネーミング。
 以前はピロンちゃんで、機械は「サン・ピュア」、今回は機械は「ベネシス」でした。
 電話で使ったことあるので、と説明したのですがうちのも使ってくれというので来てもらいました。
 今回は玄関で商品を渡され、家には入ってきませんでした。
 商品のよさは知っているというと、何か質問は?というので金額を聞くと39万円。高っ。定価はもっと高いらしい。
 
 ピロンちゃんは「自分で作りたい放題・5年買取コース・今ある洗剤を買取で月2,600円」だったから、かなり高い。
 久々にこれで掃除をしたらいい感じ。大事に使おう。
 でも最近は生協や薬局でも売ってるんですよね。
 でも1本は500〜千円近いからお風呂や洗濯には使えません。
 
 そうそう、「ベネシス」はひよこクラブにも広告載せてるんですね。問い合わせ多いそうです、値段を聞いて買う人は半分くらいだって言ってました。
 見せてもらった資料もピロンちゃんのときよりシッカリしてる気がしました。
 
 以前ネットで購入できる店があるといいましたが、それは公にではありません。自然食品店みたいなネットショップで問い合わせてくれれば売ることも可能ということで問い合わせしたところ、やはり間にショップが入るのでありえない値段・・・ということで購入しませんでした。
 今考えるとピロンちゃん・・買うべきだったかもとちょっと後悔。
 ではまた。

■ぴのこさんからの投稿は二回目です(ちなみに、前回の投稿も、この「ピロンちゃん特集」にあります)。ありがとうございます。
 
■「サン・ピュア」という機械は、初めて見ました。「あるしー」さんからの投稿 の時に、重曹電解洗浄液生成器の名前を幾つか検索できたのですが、その時「サン・ピュア」の名前は見つからなかったんですよね。
 では早速、再検索。「サン・ピュア」またの名を「洗浄革命21」。価格が掲載されたページは見つかりませんでした。
 洗浄革命21って「水革命21」と関係がありそう・・・というより、生成器の形がむっちゃ似ているんですが・・・。ま、それを言うなら、ベネシスだってそっくりなんですけどね。OEMとかODMとかいうヤツなんでしょうか・・・。
 
 以前検索した時に、ベネシスは「価格 353,000円」というページを見つけたことがあります。確かに 390,000円は高いですね。
 もしかしたら、いざ契約という時にはここから値引きがあるのかもしれません。えーっと、でも定価はもっと高いんですか? なんというか、あって無いような「定価」ですねェ・・・。
 
 サン・ピュアは、ぴのこさんによると「月2,600×5年」。もしもボーナス払い無しだとすると 156,000円ですね。確かにコレは安い。同じピロンちゃんの機械である「アクアプラネット」の 348,000円とえらい違いですね。「ピロンちゃん使用者」さんからの投稿 では 373,000円(機械名不明)だったし、一体どうなっているんでしょうか・・・。
 
■ぴのこさんは、別に不意打ち販売を受けたわけじゃないので、それでも買いたいとおっしゃるのなら、それはそれで良いんじゃないでしょうか。
 重曹電解洗浄液については「どれを選ぶかは各人の財政状況と好みと趣味」というあたりがファイナルアンサーだと、個人的に思っていますので。
 
 ただし! それには、正確な情報を把握した上で、という注釈をつけておきます。
「かるみん」さんからの投稿 にて、重曹水と重曹電解洗浄液と電解洗浄液の三つの特性についてまとめた限りでは、「重曹+一般のアルカリイオン整水器の使いわけ」で、重曹電解洗浄液生成器に十分対抗しうるようですから・・・。
 それを認識した上で、あとは重曹電解洗浄液生成器やアルカリイオン整水器のデザインだとか、使い勝手だとか、好みでチョイスするのがリーズナブルかと。

(2005.11.8)
(参考)
この他の、ぴのこさんの投稿は以下の通りです。
ピロンちゃん特集・私は買う気満々でしたが

特許番号で見つからない!?

■「ぴゃぴ」さんからの投稿です。

 ぴろんちゃんが今日来ました
 
 サンプルの使い心地はとても良かったです
 月3000円で洗剤にも入浴剤にも化粧水にもなるのなら「買い!」だと私は思いました
 
 でも買う前にネットで調べようと思ったらなかなか引っかからなかったんです
 頂いた名刺に書いてあるHPアドレス
 機械のカタログの商品名 サンピュアSA-400X
 そして特許番号 特許第3181927号 は違う商品が出てきました
 
 ぴろんちゃんと入れてやっとここで見つかったのですが・・・
 
 自営で、主人が働いている部屋のすぐ隣で説明を聞いていたのが良かったのか、営業さんの態度は悪くありませんでした(封筒やらコップやら後方付けは必要でしたが)
 洗剤に含まれる発泡剤は欧米では禁止されている毒物だと人から聞き怖くなっていたところなので、買う気満々だったんですが・・・考え直してしまいました
 
 まともな売り方でなかったのが残念です

■名刺のURLでサイトが出てこなかったんですか? サイトを閉じたのなら、さっさと名刺も訂正しておいてほしいですね。
 でも、小さな個人商店でも、ウェブサイトを持っていたりネット上に出店してみたりする時代なのに・・・。
 
 あ、もしかしたら閉鎖じゃなくって、これからウェブサイトを作るところなのかもしれません。それだったらゴメンナサイ。わかりきったことを偉そうに書いてしまいました。でも、名刺に未製作のサイトURLを載せるのは、先走りすぎですからね♪ せめて「準備中」のページを作っておいて下さい。
 
■特許番号が違う商品? 検索してみると、確かにサンピュアとは違う商品がいくつも出てきます。
 これは、これらの商品が「特許第3181927号」を利用した商品であるということだと思います。
 
 で、「特許電子図書館」で特許第3181927号について調べてみました。幾つか項目を以下に引用します。

【特許番号】特許第3181927号(P3181927)
【登録日】平成13年4月20日(2001.4.20)
【発行日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【発明の名称】洗浄方法および洗浄装置
【出願番号】特願平11−521534
【出願日】平成11年1月22日(1999.1.22)

 この技術について、・・・力技でまとめますと・・・
 
「pHが8.5以上、電気伝導度が50mS/m以上」の「炭酸水素ナトリウム水溶液の電解水」で、炭酸イオンか重炭酸イオン(或いは両方)とアルカリ金属イオンとを含有する洗浄液を、軟水化し、
「洗浄液の全硬度が40ppm以下になったのち、凝集剤またはキレート剤を添加」して「脂肪酸を添加」して、最終的に洗浄液の「全硬度を35ppm以下」にする。
 以上の手法で軟水化する過程で、もしくは軟水化が完了した洗浄液で、洗浄するという方法。そしてそういう方法の洗浄装置や洗濯機
 
 だそうです。かなり端折ったので、詳しくは特許電子図書館で原文を調べてみて下さい。
 
 要するに、「重曹(炭酸水素ナトリウム)水溶液電解水を軟水化して洗浄液を作る方法、ならびにそういう機械」の独占使用権をミズ株式会社が取得したと。
 その結果、他の会社がそういった洗浄液や洗浄器を製造・販売したい場合、上記特許権者と「特許使用許諾契約」を結ばなければならなくなったわけです。
 
 そもそも特許というものは、手間隙かけて金かけて発明した技術を、あっさり他社にパクられて大損(パクった方は開発費丸儲け)しないようにするためのものです。
 
 特許を出願するだけなら、誰にでもどのようなものでも可能です。(とんでもない特許出願については、おかしな特許を集めているウェブサイト「B-Files !」様をご覧下さい)
 実際に特許を受けるためには、色んな用件が必要になってきますが、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、高度のもの(by 特許法)」で、産業上の利用が可能で、新しくて誰にでも簡単に思いつくようなものではなく、先に出願されておらず、反社会的な内容でなければ、特許は成立します。
 
 つまり、特許権はその技術を開発した会社や人の権利を保護するだけで、商品の優位性を保証するものではないのです。
 
 特許権者なら、「うちはこんな新しいものを発明しましたよ!」という会社アピールに使うことはできますが、特許権者でなく使用許諾契約を結んだだけの会社や単なる販売会社が「特許」を謳ったところで、全然商品アピールにはならないのですが・・・
 と思って調べてみたら、特許第3181927号をセールスポイントにしていた商品のうち、とある洗浄液は、製造元会社の主要株主が特許権者でした。失礼しました・・・。
 他にも、特許権者が関わっている商品があるかもしれません。あまり偉そうに「使用許諾契約を結んだだけの会社や単なる販売会社が・・・」と書くのは止めておきます、はい。
 
■「洗剤に含まれる発泡剤」で「欧米では禁止」されたというものについて、私の技量では探すことができませんでした。誰か、識者の情報をお待ちしております。
 それとは別に、以前「ピロンちゃん2」で界面活性剤についてコメントを書きました。参考になればいいんですが。
 
■そうですよね、商品自体は確かなものなのだから、法律違反せずに、普通に売って欲しいところです。
 確かに、安価な代替手段もあるわけだから、販売員さんも大変だとは思いますけど・・・。

(2005.11.29)

ラウリル硫酸ナトリウムについて

■上のぴゃぴさんの投稿にあった「洗剤に含まれる発泡剤は欧米では禁止されている毒物」についてですが、ぴゃぴさんご自身からメールをいただきました。
 
「ラウリル硫酸ナトリウムは欧米で禁止されてる発泡剤」だとピロンちゃん販売員氏が言った、そうです。
 
 ・・・わかりました。地学選択だった私ですが、受けて立ちましょう。
 手短なところで、まずはネット検索。(いや、見事なまでに我が家には化学系の本が無いのですよ・・・)
 
 ラウリル硫酸ナトリウムは、別名アルキル硫酸エステルナトリウム、またはアルキルサルフェート(AS)といいます。業界によって呼び名が変わってくるみたいで、特に歯磨き粉においてラウリル硫酸ナトリウムという名称が用いられることが多いようです。
 
 さて、ラウリル硫酸ナトリウム(長いので、以下別名の略称ASで表すことにします)について。
「危険だ!使うな!」という意見と「合成界面活性剤の中では安全だ」という真っ向から対立する意見が見つかりました。
「危険派」の記述は、伝聞形の意見や個人的感想(中にはトンデモ実験も・・・)が殆どでしたが、とにかく数が多い。
「安全派」の記述は、というと、説得力があるように思えるのは私が騙されているからかもしれないし(苦笑)、一次資料が明示されていないことから、シロウトの私には裏を取ることも難しい。
 
 ここは・・・伝家の宝刀、化学系工学博士の父上に再登場を願うしか・・・!(「ピロンちゃん2」参照)・・・すみません。娘の為にタダ働きしてください。
 
 つーわけで、以下に父からのメールを転載します。

 一般的に言って、構造中にベンゼン環を持つものは危険性が高いと考えられます。
 例えば、工業的に用いられているアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(ABS)は家庭用の洗剤としては不適となっています。
 それに長鎖のアルキル基が付いたアルキルベンゼンスルホン酸ソーダは少し影響がマイルドになっており、ベンゼン環を持たないアルキルサルフェート(アルキルサルファート)ASはベンゼン環が無いので毒性はかなり少ないと考えられます。○○(私の名前)が調べた資料にも記載されています。
 ASは、欧米でも問題なく使用されていると思います。
 
 かって出版されたある本にて、功名心一杯の先生方が、非常に分かりやすい「環境ホルモン」という言葉を作り、各種洗剤や可塑剤をターゲットに挙げて、過剰投与してメダカの雄が激減した等々のことを発表、マスコミの寵児として持て囃されたことがありましたが、その時の先生方は今、沈黙しています。
 こういった問題、特にダイオキシン等では、横浜国立大学名誉教授で現在、関係しているセンターで勤められている、中西準子氏が信頼おけると思います。
 
 http://kitosan-shop.com/page100.html
 の表は妥当でしょう。
 
 http://www.miotsukushi.com/cleaner/kaimen-kasseizai.htm
 にあるASの特性についての記述

   アルキル硫酸エステルナトリウム AS
 化学名は、高級アルコール硫酸エステルナトリウム。アルキルサルファートとも言います。
 AS は蛋白変性作用が LAS よりも弱いため、現在では、主として皮膚に直接接触する洗浄剤(練り歯磨きの発泡剤・シャンプー・台所用洗剤・薬用皮膚洗浄剤など)に使用されている。練り歯磨きの発泡剤では『ラウリル硫酸ナトリウム』という成分名で1〜2%配合される。
 AS は石鹸に次いで生分解がよく、環境中でほぼ完全に分解される。

 に、間違いは無いと思います。
 
  大昔に戻って草木の灰を洗剤に使うのであれば、安全性に付いてとやかく言う人は少ないでしょうが、草木を焼くとダイオキシンが副生されると声高に力説する人も居るし、で何処まで許容するかでしょうね。

 ・・・つまりASは、合成界面活性剤の中では毒性が少ない方で、石鹸に次いで生分解が良い(環境にやさしい)、と。
 歯磨き粉にASが使用されているのには、それなりの理由があったようです。
 
 勿論、毒性が<少ない>だけで、<無い>わけではありませんから、歯磨き粉を飲み込むのは好ましく無いでしょうし、皮膚の弱い人は、より低刺激性の界面活性剤を使用するのが良いでしょう。
 どれを取って、どれを捨てるのか、各家庭の経済的な問題だって避けて通れません。一概に「こうすべきだ」という答えはなかなか見つからないように思います。
 
■そうそう、上でちょっとだけふれた「トンデモ実験」ですが、合成洗剤の危険性を訴える為に「マウスの皮膚に洗剤原液を、洗い流しもせずに塗りっぱなしの上に、一日経過ごとにさらに追加塗布する」という壮絶なものを見つけたのですが・・・
 ・・・あの、誰も、洗剤をそんな使い方しませんが・・・。
 
 突然ですがここで、「化学物質安全データシート」(多摩化学工業株式会社)から、ある物質についての記述を一部引用します。

 濃厚な液に触れると重い火傷を起こす。希薄溶液でも繰り返し接触すると、皮膚を侵す。高濃度の蒸気は、粘膜を侵し、結膜炎、気管支炎を起こす。眼に入ると危険である。蒸気を長時間吸入すると歯牙酸食を起こす。

 うわあ、怖い。さて、これなーんだ。
 
 答え:酢酸(お酢の原液)
 
「醤油の一気飲み」よりも解りやすい喩えが見つかりました(笑)。ヘルシーの代名詞のお酢(純度約5%)も、濃度が上がれば超危険物質です。
 ASについても、その濃度によって、皮膚への刺激性や蛋白質変成作用といったリスクの度合いが変わってきます。上記の実験では、高濃度のASの危険性を訴えることはできても、ASを洗剤として適切な濃度で使用することに対して、警鐘を鳴らすことはできません。
 濃酢酸でただれた皮膚の写真でもって、「お酢は危険だから使わない事にしましょう!」ってナンセンスですもんね。
 
■あと、洗剤でゴキブリが死ぬ! ・・・って、それ窒息ですから。油でも同じ効果ありますから。
 洗剤で魚が死ぬ! ・・・って、それも窒息ですから。
 それと・・・あ、日本石鹸洗剤工業会のサイトの「こどものページ なぜ?なに?コーナー」に色々詳しく載っていました。これ以上長文になるのもアレなので、そちらに丸投げいたします。
 
■市民が正しく環境問題を理解することが、環境問題解決への唯一の道(市民のための環境学ガイドより)ということで、理性的なエコライフをめざしたく思う私です。

(2005.12.27)

問題提起。

■「ぶちゃこ」さんからの投稿です。

 はじめまして。
 ウチにも「ビューティーちゃん」来ました。
 これまでは純石鹸生活だったので「安全ですよ!濯ぎは一回で良いんです。・・・(等など)」
 欲しくなっちゃいました。
 でも、高価だし、売り方変だしで旦那に反対されました。
 私は2年半純石鹸で食器洗いと洗濯がんばってきたけど、カビと匂いとヌメリで悩んできました。
 夏場は特に。
 ビューティーちゃん(電解洗浄水生成機は「ベネシス」という名前でした)いいなあ・・・
 でも、旦那は猛反対なんだな・・・
 
 で、「重曹で洗濯したらいいんじゃん!」って思ったんですが、一体どれ位使うんだろう?
 で、探したら木内クリーニングさんのサイトを見つけて、ここ一週間は「重曹、過炭酸ナトリウム、アルコール石鹸」で洗濯してます。
 純石鹸よりは滅茶苦茶安上がりだし、濯ぎも2回でスッキリで、洗濯層もカビがつかないそうです。
 電解洗浄水に変わるものをお探しの方は「木内クリーニングさん」の所で少量お試しセットを購入するのがお奨めです。
 大量に買うと市価の2/3位の値段で済んでお買い得ですし。
 
 話は違いますが、「お酢だって濃度が濃いと毒」という記述がありましたが、「微量は体に有用な物質」ですよね。
 合成洗剤の成分で「微量だと有用」な成分は無いと思うんです。
 「人体に影響が無い」だけで・・・
 (取りざたされていたのは洗濯用の合成洗剤ではありませんでしたが)
 毎日毎日各家庭から「体に問題無い量」を使って、一軒辺り一サジの合成洗剤が60軒で一箱分。
 日本で一日何箱? 世界では一日何箱?
 自然が受け取らなきゃイケナイ「微量ならOK」の集大成は一体どれ程なんだろう?
 生活廃水がすべて川に垂れ流されるわけではないですが・・・
 
 重曹そのものでも、ビューティーちゃんでもピロンちゃんでもいいから、もっと安く一般に普及して貰いたいと願う次第です。
 
 多いから駄目。
 少ないから良い。
 そういうのは話が違うのでは、と思って書き込みました。
 不快に感じられたらすみません。

■重曹水を電気分解しなくとも、重曹のままでも同様に使えるというのは、「かるみん」さんからの投稿 「重曹電解水の効能について」に記したとおりです。
 
 さらに、先日ブログの方に、一万円以下の電解水メーカー(アルカリイオン製水器)で、電解質として重曹が使用可能なものがあるという情報が寄せられました。
 尤も、その機械の仕様として重曹が使用することが出来るのか、あくまでもユーザーの臨機応変の賜物なのか、現物を知らない私には確認する事は出来ません。ですが、そもそも、電気分解で生成される酸性の溶液については、食塩使用のアルカリイオン製水器でも代用する事が出来るので、別に重曹水の電気分解にこだわる事は無いかと・・・。これも、かるみんさんからの投稿のコメントに纏めてありますので、どうぞ。
 
■さて。
 おそらくはここからが本題だと思いますが、この上の記事、「ラウリル硫酸ナトリウムについて」で私が記述した、合成界面活性剤とお酢のお話についてです。
 
 未読の方や、「何の話だったっけ?」な方は、そちらを先に読んでいただくとして、何よりも最初に弁解したいのは、
 私は「微量だと人体に害が殆ど無いから、合成洗剤は問題無し!」と主張したい訳ではない、ということです。
 酢酸とラウリル硫酸ナトリウムを同等に扱うつもりもありません。
 
 あの、「濃度が高ければお酢も危険(毒、とは申しておりませぬ)」という喩えは、あくまでも、合成洗剤の危険性を訴える為に「マウスの皮膚に洗剤原液を、洗い流しもせずに塗りっぱなしの上に、一日経過ごとにさらに追加塗布する」というトンデモ実験のナンセンスさを訴えたいがための例え話だったのです。
 
 ご指摘のように読み取れてしまうのは、ひとえに私の表現力に問題があったのだと思います。すみませんでした。
 なので、今度こそ皆さんに誤解される事の無いように、私の考えをちょっと説明いたします。ぶちゃこさん、この場をお借りすることをお許しください。
 
 ラウリル硫酸ナトリウムが全くの無害であるわけはありません。微量でも存在するリスクをおして、利便性と必要性との兼ね合いで使用されているのが現状です。ですから、それを使わずに生活する事が出来るにこしたことはないと思います。
 人体に対する負荷に加えて、環境に対する負荷も勘案せねばなりません。ですから、「合成界面活性剤を使わないでおこうよ」と広く呼びかける事に対して、私は反対するよりも、寧ろ諸手を上げて賛成したいところです。
 
 だからこそ、あんな、無駄に扇情的な見世物(正直、トンデモ「実験」とは呼びたくない)で人の気を引くような事をしないで欲しいと思うのです。
 
 実験というものは、本来、特定の現象について仮説や理論を検証するために「人工的な一定の条件を設定し現象を起こさせて、観察し測定すること。(「大辞林 第二版」より)」であるべきなのです。
 当サイトの読者には、中学生もいらっしゃいますしね。お若い方が、前述のトンデモ実験のように設定された条件が、検証対象である現象とかけ離れすぎている実験を、何の疑問も持たずに受け入れてしまう事の無いように、私も少しばかりムキになっているのでした。
 
 そんなに、科学、化学とムズカシイ事ばかり言うな。別にそんなの知ったこっちゃねぇや、と思われる方も多いかと思いますが、私の持論が「論理的、科学的思考が住みやすい世の中を作る」ですので(いえ、私も、そんな立派な境地には未だ全然到達していないわけですが:苦笑)、諦めてください。(笑)
 
 それに、人に優しくて環境にも優しい生活を送るためには、科学的知識は欠かせません。
 その証左として、安井至先生の「市民のための環境学ガイド」(いつもいつも、一方的にお世話になっております〜)から「合成洗剤か?石鹸か?」をご紹介しておきます。
 以下、さわりを引用すると・・・

==========================
         石けん 植物系合成 石油系合成
==========================
生分解性     ○   △〜○   ×〜△
有機汚濁負荷  ×     ○      ○
魚毒性       ○    ×      ×
油脂消費     ×   ×〜△    ○
人体影響     ○   △〜○    △
==========================

 ページの冒頭で安井先生が「この問題、もはや結論は出ていると思う。」と書いておられます。で、以下、その結論部分も念のため引用しておきます。(太字強調効果を追加しました)

いずれにしても、不毛なる議論なのだ。両方とも環境負荷はある。人体への影響も両方ともある。大体、この世の中に人体に全く無害なものなど無い。川の上流地域に住んでいるのであれば、石鹸を使うことを試みることも、悪くは無い。自分でもそうするかも知れない。しかし、東京都在住であれば、まあ石鹸に変える意味は無い。石鹸は、洗浄力が弱いから油脂資源の無駄であり、合成洗剤は油脂資源を有効に使っているから、値段も安い。石鹸は水を選ぶが、合成洗剤はどのような水にもまあOKだ。でも、最良なのは、どちらを使うにしても使用量を減らすことだ。水だけで、あるいは、お湯だけで洗うことでも汚れは結構落ちる。こんな記述で大体のところは良いと思う。

 この、「合成洗剤か?石鹸か?」のページ下部にある、横浜国立大学の大矢先生のサイトへのリンクが切れていましたので、こちらでリンクを張り直しておく事にします。
 
 →参考リンク「環境と安全の消費者情報
 
 この、大矢先生のサイトからも、興味深い一節を以下に引用いたします。「「合成界面活性剤v.s.石けん」の対立軸の問題点」より、

衣類の洗濯用の合成洗剤などに限っていえば、一般に使われる界面活性剤も限定され、「合成界面活性剤v.s.石けん」の対立軸で扱うことのできる論点も多いのですが、シャンプーや皮膚用洗浄料などにまで範囲を広げて「合成界面活性剤v.s.石けん」と言っているのを聞くと、なんとも奇妙な違和感を感じるのです。シャンプーに含まれる界面活性剤を合成だから悪いっていうのは何の根拠があるのか、私にはさっぱり理解できません。
 
 (中略)
 
合成界面活性剤といっても、石けんよりも魚毒性も弱いもの、食べた際の毒性を比較しても石けんよりもより安全なものがたくさんあります。といいますか、石けん以外の界面活性剤が合成界面活性剤であるとするなら、今後の開発の可能性も含めて、石けんよりも人体毒性・環境影響の少ない界面活性剤は無限にあるといえるのです。もちろん、石けんよりも人体毒性・環境影響の大きな界面活性剤も無限にあるといえます。

■環境問題は、誰のためのものでもなく、私達自身のためのものです。間違えた知識で邁進してしまっては、袋小路に行き着くばかり。
 かと言って、誰もが「学者先生」になれるわけでもありません。三人寄れば・・・という言葉もあります。少しずつ、みんなで、住み良い社会にしていけたら良いですね。

(2006.10.13)

■記事の日付が多少前後いたしますが、ピロンちゃんを扱っている会社にお勤めの、「とある営業マン」さんから投稿をいただきました。「ピロンちゃんからのメール」を是非ご覧ください!

(2005.12.27)