その一の三 水道局の方から来ました

■ペンネーム「お天気」さんからの投稿の続きです。

●その三 水道局の方から来ました
 
 ピンポ〜ンとチャイムがなってインターホンに出たところ
 
業者 「水道局のほうから下水の点検に来ました」
私 「は? 下水の点検なんて頼んでないよ」
業者 「いえ、無料点検ですので。ふた開けさせていただきますね」
私 「待って。だから頼んでないって言ってるの。何で点検するの?」
業者 「いえ、無料点検ですので・・・」
私 「無料か有料かの問題じゃないの、頼んでないって言ってるの。
 市か町内会から依頼でもあった? 何の通知もないんだけど」
業者 「いえ、ありませんけど無料点検ですので・・・」
私 「もうひとつ聞くけど、あなた水道局局員じゃないよね?
業者 「・・・違います・・・
私 「つまり、営業?
 まあ、確かに道なりにここにくれば、水道局の方向から来ることになるよね。
 で、あなたの会社の名前は?」
 
 返事はありませんでした。
 どうも帰られてしまったらしくて( ̄◇ ̄;)

■何がスバラシイって、「ふた開けさせていただきますね」って止める隙を与えない業者の技。流石はプロですね。水道局員を騙るだけのことはあります。
 大抵の人は、ここで話の主導権を業者に奪われてしまうわけです。
 そんでもって、「配水管が詰まりかけていますね、このままだと下水が溢れてきますよ」だとかなんとか、契約に持って行かれてしまうと。
 そんでもって、契約した工事は本来必要のないモノだったりすると。嗚呼恐ろしい。
 
 で、それを「待って。」とスッパリ止めてしまったお天気さん。やはり気迫がモノをいうのでしょうか。
 
 
■さて、お天気さんからいただいたネタは、全部で五つ。引き続きお楽しみ下さい。
その一の一 化粧品
その一の二 家庭教師
その一の三 水道局の方から来ました
その一の四 新聞拡張員
その一の五 自宅で何?

(2004.9.9)
(参考)
この他の、お天気さんの投稿は以下の通りです。
その二の一 置き薬
その二の二 アンケート
その二の三 教材販売
千客万来!