サーチエンジンへの登録の前に

 さて、いよいよサーチエンジンへの登録です。これをしなければアクセス数を増やすことができません。本編で既に述べていますがサーチエンジンへの登録は、定常的なアクセス数を確保します。一方、一時的な効果しかありませんがアクセス数を大きくのばす方法としてNTTの新着情報があります。ここでは前者のサーチエンジンへの登録について述べます。その前にもう一度あなたの作ったホームページを確認しましょう。というのはどのディレクトリに登録するかはサーチエンジン側に決定権があるため、一度決定されたものをユーザーが覆すのは非常に困難だからです。しかも最近はレスポンスがかなり悪くなっています。

 1.内容は具体的か、抜けがないか
 これについては本編と追記版でくどいくらい説明しましたので省略します。
 2.ディレクトリの調査で調べた狙いのディレクトリに登録されるような内容か
 今現在、問題があるようなら直ちに修正します。狙い通りのディレクトリに登録されなければ苦労して作った意味がありません。
 3.工事中のページはないか
 少々はやむを得ませんが、あまりに多いのは明らかに不完全です。こんなものを出したら最初からつまづいてしまいます。工事中じゃなくなっていることを期待してリピーターとしてやってくる人はそんなにいません(過去の経験からの判断、データはありません)。


 キーワード等は考えたか
 サーチエンジンごとに、キーワード等の形式が異なります。キーワードに関しては、他のホームページで多く紹介・解説されていますので、そちらを参考にしてください。またタイトルや紹介文も考えておきます。自分のホームページの売りは何なのか、他のと比べてどこが違うのか、他のと比べてどこが優れているのかを具体的に書くことがポイントになります。美辞麗句を並べて目立つことが紹介文の書き方ではありません。これらについてはどうすべきか、今までさんざん考えられたはずですから容易にイメージできていると思います。ちなみに「HPの作り方」のYahoo!での紹介文は以下のようになっています。

『ホームページの構成や内容はいかにあるべきかを、実例を挙げながら解説。また実際のアクセスデータをもとに、どのような宣伝がアクセス数の向上に効果があるかを分析。』
 「実例」、「実際のアクセスデータ」、「分析」という言葉から、具体性と根拠がホームページに存在していることを感じさせます。もちろんこれらがこのホームページの売りであることは言うまでもありません。


 しかしこの文章が以下のようなものだったらどうでしょうか。
『ホームページの作り方や、ホームページのアクセス数を伸ばすための様々なノウハウを解説。』
 これでは何のことかさっぱりわかりません。まず「様々なノウハウ」というものがどのようなものか不明です。有用な情報があるとは思えない書き方なので、これではクリックしてもらえません。
 「いいこと」を書いても、サーチエンジンによっては内容と著しく異なるということで、紹介文が修正されることもあります(Yahoo!がそうです)。とにかく具体的に書くことを心がけましょう。


 サーチエンジンへの登録
 チェックを終え、キーワード等の準備ができたらサーチエンジンに登録しに行きましょう。登録は全て手動で行います。そうしないとディレクトリの調査で調べた狙い通りのディレクトリに登録されない可能性があります。また各サーチエンジンへは日をおかず一気に登録します。あらかじめ各サーチエンジン用に作っておいたキーワード等のテキストを準備し、ドラッグ・アンド・ドロップで登録フォーマットに記入していくと効率的です。
 サーチエンジンへの登録は、定常的なアクセス数を確保します。登録されるまで数週間かかるところもあります。従ってそれまでは「アクセス数が増えない」と、悲観することはありません。