6章 自然数の加法回文性(palindromic numbers)
(F32 Conway's RATS and palindromes)

(2002/09/06) [English]

概要

10進法で表わした自然数について、その数を位の小さい方から逆にして自分自身に加える、
という操作を行っていくと、有限回で回文的になる、という予想がある。
これを『自然数の加法回文性』と呼ぶ。
(注:これは、今回私が勝手に命名した用語である。現時点でこの予想を表現する名称は無い)。

例えば、76を例にとると、

 76 + 67 = 143
143 + 341 = 484

となり、2回で回文的になる。

現在のところ、以下の問題が未解決である。

この問題の意味するところを理解するために、以下の解を求めてみて下さい。

目次

  1. 逆順の数との足し算
  2. プログラム
  3. 実行結果、方針変更
  4. まとめ
  5. 追補
  6. 追補2

5章 循環小数 数学者の密室
目次
7章 Collatz予想
Chapter 5.
Repeating decimals
"Mathematician's Secret Room" Chapter 7.
Collatz conjecture

E-mail : kc2h-msm@asahi-net.or.jp
三島 久典