今朝は荷物をまとめて9時に集合。飛行機に乗るまで長い1日です。もう何度かバスで通ったオーチャード通りを走ります。ブラス・バサー・ロードに入るといつも見えてくるチャイムス。もとは修道院だったそうで、今日初めて真っ白できれいなチャペルを見ました。次に目に留まったのは戦争記念公園の記念碑。と思う間に、別のホテル(マリーナ・マンダリン?)に泊まっている方たちをピックアップしました。道を行くインド人の方々の集団、昨夜、スリ・マリアマン寺院で行われた、ティミディ・フェスティバルの帰りだとか。ヒンズー教のお祭りで、裸足で燃えている炭の上を歩くのだそうです。もちろん、それまでに修行を積んだ男性だけが参加するとのことでした。
まずはセントーサ島へ向かいました。一般のバスは入り口までしか入れず、島内は専用のバスで移動します。コカコーラの自販機もセントーサ島仕様。かなり目立つよね。

最初に、マーライオンタワーとバタフライ・パークに入るためのチケットをもらいました。下に切り離せる升目が一列に並んでいて、いろいろな組み合わせでの発券が可能になっています。私たちのチケットには、2個の升目に蝶の絵とマーライオンの絵が印刷されていて、それぞれ入館するときに切り取られました。2ヶ所の入館料と島内入場料を合わせてS$20.00。もちろんツアー料金に入っています。アンダー・ウォーター・ワールドのチケットは高いし、落としたら大変なので直前に渡すそうです。

それぞれの場所とマーライオンタワーでのお土産の貰い方の説明を受けて、あとは自由に見て回り11時に集合です。
バタフライパークに入って最初のコーナーには、いろいろな化石が展示されていました。

次は蝶を放し飼いにしている庭園ハウスへ。きれいな蝶がたくさんいましたが、残念ながらうまく写真に収められませんでした。

そのまま昆虫博物館へとつながっています。人面虫など変わった形の虫がいました。でっかいカブトムシやバイオリン虫の標本もありました。博物館を出てから入口のオブジェを撮影。

見終わって10時すぎ。今度は近道だと言われたとおりに進んでエスカレータを乗り継ぎ、マーライオンタワーへ行きました。思ったより遠くて7、8分くらいかかったかな。入り口で忘れずにコインを受け取り、まず1階でマーライオン伝説の短いアニメを見ました。待ち時間にまたもや写真撮影をしていましたが、素通りしてきました。それからエレベータで10階まで行き、12階まで階段を上がると、頭の部分の展望台へ出ます。なかなかの眺め(左端の写真)。9階まで降りると口の部分。ここでも写真撮影をしていました。

そうそう、エレベータの手前にMercubs(右端の写真)があり、その口にコインを入れるとカードが出てきて、そのカードをマーライオン・ショップへ持っていくと、記念のキーホルダーがもらえます。これってネタばらしかなぁ。


この時点で集合時間の10分くらい前。添乗員さんに「もう乗っている時間無いですよね?」とスカイ・タワーを指差して聞くと「乗りたいの?いいよ」と優しい返事。しかも添乗員さんがチケットを買ってきてくれて、おまけにシンガポール・ドルを切らしていたので日本円で精算する始末。

さらに、すぐに出発するかと思ったら結局動き出したのは11時直前。集合時間に間に合わないのは必至です。気が気ではなかったけれど、ここでじたばたしても始まらないのでしっかり写真撮影をしました。

上の写真がシンガポール市内側で下の写真は南側です。下へ降りたときは11時5分ごろ。幸いまだお手洗いに行っている方もいて、私たちが一番最後ではなかったのでちょっとホッとしました。ちなみにスカイ・タワーはS$10.00です。

再び島内専用バスに乗って、こんどはアンダーウォーター・ワールドへ。まず目に付くのがシーラーカンスの化石。レプリカですが、その巨大さに改めてびっくりしました。残念ながら、大きすぎてカメラには収まりませんでした。クラブのコーナーには、ヤシガニや足の細くて長いカニなど珍しいカニがたくさんいます。シー・リーフ・ドラゴンはうっかりすると見逃しそう。海底トンネルは約80mあるそうです。

チケットはドルフィンラグーン込みですが、時間がないのでピンクのイルカショーは見られないとのこと。残念です。入館料はS$19・50。
少しあわただしかったけれど、これでセントーサ島の観光はおしまい。またバスに乗って入口のところまで帰ります。右の写真のような古びたバスも島内を走っていました。

市内へ戻り今度は昼食です。場所は「成都酒楼」、四川料理だそうです。着いたのは12時半ごろ。メニューは酢豚、クラゲの冷菜、麻姿豆腐、冬瓜(お店の方はウエスタン・メロン?と言ったのですが)のスープ、鶏肉(だったかなぁ?)炒め、青菜炒め、炒飯、海鮮たっぷりの焼きそば。デザートは定番のスイカにレッドパパイヤがプラスされていました(写真はこちら)。

途中のバスの中で添乗員さんが、今日のDFSギャラリアで時間を過ごす間に、足ツボマッサージを受けたい人は予約をいれてあげますから、とおっしゃるではありませんか。それがわかっていたら昨日行かなかったのに、と思いつつ、あまり買いたいものもないので、後で予約をお願いしました。

次はチャイナタウンです。ナゴール・ドゥルガー寺院の手前でバスを降りました。残念ながらこの寺院は現在改装中だそうで、白い壁で囲まれていました。そこから100mほど先にシアン・ホッケン寺院があります。中には、色鮮やかな神像が祀ってありました。正面と左側の像はとても優しいお顔をしています。

またバスに乗って移動。途中、バスの中から大通りにこんなものを見つけました(右の写真)。なんだろうと思っていましたが、どうやら中秋節のための飾りで、夜には明かりが灯るようです。スリ・マリアマン寺院に到着。中も見学したかったけれど、職業がら漢方薬のお店を優先して写真の撮影だけ済ませました。地図を持って降りなかったので、トライショーの運転手さんに聞いたりもしましたが、目的のお店は見つけられませんでした。

テンプル・ストリートにあった薬屋さんで、目に良いと言われて「八宝茶」を買いました。1袋12個入ってS$10.00。事前に調べていたハーブキャンディの「京都念慈庵枇杷潤喉糖」も、友人が見つけてくれて買いました。小さい袋がS$1.00。残りの時間でお土産を見ました。携帯のストラップも安く売っています。

帰ってから「八宝茶」を調べてみたら、結構有名な健康茶でしたね。菊花が眼に良いのは確からしいですが、裏をよく読んでみると効能としては「to keep your summer cool and to stay in shape all the year sound」すなわち、暑気あたり予防と体型維持のようで、ひいては生活習慣病やら美容やら様々に効き、特に女性に人気があるらしいです。

またバスに乗って、すぐ近くのティー・チャプターへ。お店の方が中国の習慣にのっとってお茶を入れて下さいました。簡単に言うと、お湯が沸いたら急須と大きなミルクピッチャーみたいな碗(茶海)や茶器類を温め、今度は茶葉を入れた急須にお湯を入れ、すぐに茶海に移して急須にかける。それからまた急須にお湯を入れて少し待ち、今度は小さな湯飲み型の器(香杯)に分けて行く、と言う具合です。小さいトレイに1人分ずつ、杯型の器(茶碗)と香杯を乗せて下さり、香りを楽しんだら杯型に移して味わい、3回で飲み干すように言われました。茶卵も頂きました。ブレンドした茶葉で煮てあるそうですが、水分が飛んでからも空煎りされているのか、殻が真っ黒く炭のようになっていました。中はとても美味。飲ませてもらった茶葉は「御用黄金桂」というもので、隣のショップで売っていました。50gS$24.00なり。他にも急須、茶海、茶器や茶葉のセットがいろいろと置いてありましたが、あまりゆっくり見ている時間がなくて残念。

次は革製品のお店に向かいました。ここはたいして見るものもなく、暑い外でしばらくバスを待つことに…

その後、DFSギャラリアへ。取り敢えずまた、4階でショッピング・カードもらってから、添乗員の案内で、向かいのファー・イースト・プラザにある「ベター・ヘルス・リフレクソロジー」に行きました。足ツボと肩など、約45分で3500円だったかな。最初は、靴下を脱いでリクライニングされた背もたれのあるイスに座り、主に足ツボのマッサージを受けます。ここでは、図を見せながら、痛いところによってどこが悪いのか説明してくれました。子宮と卵巣は痛くて正常なのだそうです。腎臓を心配しましたが、それよりも上行結腸に当たるところが痛かった。次は、マッサージをして下さる方が座っていたスツールに腰掛けて、後ろから肩をマッサージして貰います。さすがにツボを押さえていて、気持ちよかったです。DFSギャラリアに帰る途中、他の方々と足ツボの話をしていたら、日本語の達者な現地のおっちゃん風の方が、「日本人は足ツボが好きやなぁ」と声をかけてきました。ブランド品を扱っているそうです。早々に退散しました。

予定表に書かれていたより長く、1時間20分くらい時間があったので、マッサージが終わってからもお店をウロウロする時間がありました。
夕食は今日もやや早めで、6時前には食べ始めていました。場所は「KUBLAI KHAN MONGOLIAN BQQ(惣必烈蒙?肉/?は火へんに考という字)」です。モンゴリアン・バーベキューとのことですが、中華やらお寿司やら色々あるではないか、と思ったら、1食分ずつボールに入った好きなお肉(ビーフ、チキン、マトン)と野菜のセットを持っていって、中央で焼いてもらうのが「モンゴリアン・バーベキュー」だそうです(写真)。ここではお茶も出ないのでジャスミンティ(S$3.00)を頼みました。またしてもシンガポールドルを使い果たして足りず、添乗員さんに立て替えて貰い、日本円で払いました。お世話になってばかりでごめんなさい。

私たちが入ってまもなく日本人学生の団体が入ってきました。みんな関西弁。私学の高校2年生だそうです。比較的行儀のいい子達でした。

さて、メニューはバイキング式なのでいろいろあります。高麗人参の味がする薬膳スープのようなものもありました。飲茶、チリクラブ、えび、ポーク、冷奴、キムチやザーサイ、野菜炒め、炒飯、麺類、寿司、フルーツ類、生野菜サラダ、ゼリーやケーキ、レッド・ビーン・クリームなど、ほんとに多種多様。具の入ったお茶のような氷入りの冷たくて甘いものも試して見ました(写真はこちら)。何分にも、連日の暴食がたたってか、今日はあまりたくさん食べられませんでした。えっ、これだけ食べたら充分?

お腹がいっぱいになったところで、シンガポール最後の観光、「ナイト・サファリ」に出かけます。ジョホール・バルへ行ったときと同じハイウェイを通って、バスで1時間近くかかりました。着いた頃には大分暗くなっていました。

「7時50分発の日本語トラムに乗るから40分の集合にくれぐれも遅れないように」と添乗員さんとしては珍しく、厳しくおっしゃいました。そして「動物がびっくりするので、絶対にフラッシュをたかないこと」も注意されました。動物は右側にいることが多く、左よりの席だったので見えにくかったこと、後ろのトラムだったので、ガイドさんの説明と見える位置がややずれて判りにくかったこと、他に歩いて見るコースもあるけど、見ている時間がなかったことが残念でした。どうしても、あちこちひと通り行くツアーだと、1カ所の時間が短くなってしまうのは仕方がないですね。

さて次はとうとう空港へ向かいます。今朝から一緒になった方々は、ANAで東京に帰るらしく、添乗員さんは先に出発する私たちから案内してくれました。いよいよお別れです。最後の最後まで手を振って別れを惜しみました。添乗の仕事で日本へ来ることもあるそうで、またお目にかかれるといいな、と思います。

税金の払い戻しで、並ぶ列が違っていたというハプニングもありましたが、全員無事に飛行機に乗り込み、予定通り現地時間の11時10分には出発(機内食の写真)。あくる11日の朝、日本時間の6時過ぎに関空到着。「はるか」の特急券を買ったら、朝の早い時間は本数が少なく、関空快速の方が先に着くことがわかって、払い戻しをして貰ったり、改札で切符を取り忘れ、出るときに事情を説明して出して貰ったり、という間の抜けたこともありましたが、とにかく無事に家にたどり着きました。お疲れさまでした。


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