今朝も昨日とほぼ同じように朝を過ごし、やはり9時に出発。今日はマレーシアに行きます。パスポートの関係で添乗員さんが変わりましたが、名前は覚えなくていい、と言われたので忘れました。はっきりとした性格の方で、慣れてくると「大阪のおばちゃん」ふう。国境を越えるので出国手続き、入国手続きがあります。昨日のうちに出入国カードが渡され、記入しておくように言われましたが、添乗員さんによっては、記入して渡してくれる場合もあるようです。

バスを降りてまずは出国審査。バスから撮ったので写りが悪いけれど、建物にかかれた「WOODLANDS CHECKPOINT」のウッドランズって何かと思ったら、ここの地名なのですね。エスカレータを上がって2階へ。ツアーだから、添乗員さんが先に名簿を提出していて、パスポートの写真のページを開き、1列に並んで順番にさっさと通り抜けるだけで終わり。

またバスに乗ってコーズウェイを渡りました。真ん中あたりの道路に黄色で□にXのマークがつけてあり、監視の人が立っていて、ここが国境だそうです。横には水道のパイプラインが見えます。シンガポールは食品のほとんどが輸入で、水もマレーシアから買っていると説明されました。

また、パイプと道路との間には線路が走っています。実はここは橋ではなくて埋め立てられた土手だそうです。つまり船は横切れない。

マレーシアが見えてきました。次は入国審査です。「入国のスタンプが押されていることを確認する」「出入国カードの半券(出国カード)を無くさない」の2点を添乗員さんから注意されました。ジョホールバルでは現地のガイドさんが付きます。
最初の見学地はアブバカールモスクです。左端の写真は昔の足洗い場。階段も無くどうやって入ったのかと思ったら、中には入らず淵から水をすくって体を清めたのだそうです。ジョホールバルは台風がほとんど来ないので、屋根の瓦はただ乗せてあるだけ。ちなみに日本製だそうです。ここでは聖地は祭壇の方向ではなく、祭壇に向かって右側だと説明してくれました。つまり祭壇が西向きに作られていないってことのようです。

次はマレー民族村へ行って、アンクロンの演奏とマレーダンスを見てから、高床式の実際に暮らしている方の家を見学しました。家の中では中学生の娘さんが制服にアイロンをかけているところでした。ベルト式のミシンなど今の日本では見かけなくなったものが、まだ現役で使われていました。後で「アンクロンがどうやって鳴るのかな」と思って見ていると、触っていいよと言ってくれたので鳴らしてみました。筒を揺らすことで棒が当たって音がするのですね。きれいな音色です。

それから錫工場の見学。お猪口を作る過程を見せてもらいました。マレーシアは銀もたくさん取れるので、シルバーアクセサリーも安く、純度は日本より高い96.8%(日本は92.5%が主)なのだそうです。指輪やネックレスなどがたくさん売られていました。安いかなぁと思うと、向こうの「思うつぼ」だなと思いつつも、ついつい買ってしまうのでした。ただ、日本円で値段を言われてカードで買うと、引き落としの時のレートの加減で、思ったより高くつくことがあるので注意しましょう。

次にバティック工房でろうけつ染めの過程を見ました。下絵も無くフリーハンドで描いていく腕前はみごと。それから筆で染料をのせ、水で上手にボカシを入れます。ここではパシュミナとシルクの混紡ショール、シルクの玄関マット、じゅうたんなども売っていました。あ〜あ、また買ってしまった。ここのショールはアラブ・ストリートのより高級です。

最後の見学地はサルタン王宮でしたが、写真撮影だけで終わり。
途中のバスの中でガイドさんが、第2次世界大戦中に日本軍が占領していたとき軍政に使っていたという、今は州政庁になっている建物を教えてくれました。それがお土産物屋さんに行くときに見えます。

お店ではジュースの試飲、カレーやココナッツクッキー、ボーロの試食をしました。カレーは3箱1000円、お菓子は組み合わせて4個で1000円。ボーロが結構お気に入り。

マレーシアでお手洗いに行ってびっくりしたのは、トイレの個室の中に水道の蛇口があって、ホースがつながっていることでした。ガイドさんの説明で、それが言わばウォシュレットの変わりをするのだと言うことがわかりました。どおりでイミグレーションのビルで入ったトイレの便座が水浸しだった訳だ。

下の左側の写真はバスの中から撮ったジョホールバルの街中です。

今日は12時半ごろに昼食。場所はGrand Blue Wave ホテルにある「Orient Express Coffee House」です。バイキング形式のマレー料理とのこと。フィッシュボール(魚のすり身の団子)スープ、カレー、焼きそば(ミー・ゴレン?)、焼き飯、生野菜サラダ、肉類、魚類、ゼリー、フルーツなどがありました。マレーシアらしいといえばココナッツカレーかな、さすがに辛かったけど好みの味でした。レッドビーンズではなく緑の豆のぜんざい風のものもありました。甘すぎることもなく、これもちょっとはまりそうな味です(写真はこちら)。


食事のあとはシンガポールに戻るため、出国手続きに向かいました。移動途中にバスの窓から取った写真です。シンガポールの大通りはとても綺麗だけれど、ジョホールバルはこんな感じです。

建物が近づいてくると、バスの横には審査待ちのトラックが長い列を作っていました。荷物の検査を受けるそうです。審査は入国の時のスタンプと半券があれば問題なし。入国審査も並んで通過しただけでした。

やはり予定より早く、2時ごろにはホテルへ戻ってきました。MRTのチケットの買い方を確認しておこうと思いましたが、詳しく書いたガイドブックが見つかりません。もしかして、立ち読みした本に載っていたのかな? 何とかなるだろうと、一休みして2時半頃に再びホテルを出発。MRTのオーチャード駅に向かいました。

表示を頼りに無事駅に到着。チケットも少し迷いましたが、何とか買うことが出来ました。タッチパネルで行き先を選べば料金が出てくるので便利です。チケットは「ICOCA」と同じように、改札のタッチパネルに触れさせるタイプなので、デポジットのS$1.00が加算され、降車駅の券売機で返金されるようになっています。目的地のドービー・ゴート駅までは合計S$1.90。地下鉄の駅は2重ドアになっています。路線図を良く見て乗り間違えないように、マリーナ・ベイ方面行きに乗りました。表示はとてもわかりやすかったです。

最初に目指したのは、シンガポール歴史博物館。ガイドブックの地図ではあたり一帯が工事中になっているので多少の不安を抱えつつも、別に休館とは書いていないし… でも、どうやらその場所は、今はシンガポール国立博物館になっているらしい。道行く人に聞きながらやっと見つけ、その中に歴史博物館があることを確認しましたが、やはり工事中で休館でした(シンガポール政府観光局から取り寄せてあった公式ガイドブックには、なんと、2006年12月オープン予定と書いてありました)。仕方がないので、たった一つ開催中の「The Art of CARTIER」という、カルチエのコレクションを集めた、溜め息の出るような高価なジュエリー類の展示を見て、次へ移動しました。

手持ちの地図には歴史博物館分室というのが書いてあります。今度はそれを目指してリバーサイドポイントへ向かいました。途中、地図にアジア文明博物館と書いてあるアルメニアン・ストリートを通ってみましたが、閉鎖中のNational Museum Shopが見つかっただけでした(古いガイドブックで、これが旧アジア文明博物館と判明)。

切手博物館(上の右の写真)の外観だけ見てヒル・ストリートに出ました。シンガポールの歩道橋はたいてい花が植えてあってきれいです。あれ、アルメニアン教会をちゃんと見なかったような気がする。通り沿いの消防士の像がある建物は、どうやら消防署のようです。フォート・カニング・パークの入り口を通ってまっすぐ、シンガポール川に出ました。

今までに何度か見たレゴ・ブロックのようなカラフルな窓の建物はMICAビル。コールマン橋からクラーク・キーのレストランが見えます。MRTクラーク・キー駅の周辺は工事中で通り抜けるのが大変でした。スイソテル・マーチャントコート・ホテルの前を通って、やっとリバーサイド・ポイントへやってきましたが、それらしきものを見つけることは出来ませんでした。今度はリード橋を渡って、クラーク・キーのレストランを撮影。右の写真です。
時間は4時半過ぎ、そろそろ足も疲れてきたので、ここら辺で、フナン・センターのヤクン・カヤ・トーストへ行ってカヤ・トーストを食べることにしました。シンガポール川沿いをコールマン橋(左の写真)まで戻ってさらにエルジン橋(右の写真)まで歩きます

ノースブリッジ・ロードに出て川と反対方向に進んで行くと、何度かバスから見た建物がいくつか見えました。すぐ右側のParliament Houseと書かれた建物は国会議事堂だっけ? その向こうに見える薄緑のドーム屋根が付いたのは、確か旧最高裁判所。さらに進んで行くと、左手にフナン・センターがありました。ヒル・ストリートからも見えていた「DigitaLife Mall」がそれだったんですね。PCショップがたくさん入っています。PanasonicやSONYの文字が目に付きました。

中に入って勘を頼りに歩いて行き、「ヤクン・カヤ・トースト」を発見。少し並びましたが、無事に食べることが出来ました。カリッと焼いたブラウントーストに、カヤジャムと薄切りの固形バターがはさんであります。トーストS$1.60、コーヒーS$1.10。わざわざ食べに来た価値はあったかな。お土産にジャムを買いました。ひと瓶(290g)がS$3.60。後で調べたところによると、材料は卵、砂糖、ココナッツミルクだそうです。

次はアジア文明博物館を目指して、今来た道を戻ります。シンガポールの川沿いにカベナ橋の方へ歩いていくと、白いラッフルズ卿の像がありました。ここが上陸記念地点です。そしてその横にアジア文明博物館。

入り口の方に回っていくと、写真を取り損ねましたが左側に旧国会議事堂(アート・ハウス)、向かい側にはビクトリア・シアター&コンサート・ホール(何故かガイドブックによって名前が微妙に違う)とクラシカルな建物が並んでいます。ホールの前にもラッフルズ卿の像があったようですが見そこねました。少し離れたところのモニュメントは見たのですが。そして文明博物館へ。外には何やら石像もおいてありました。

入り口に派手なポスターが貼ってあり「Let's Go Japan!」と書かれています。そういえば、これと同じパンフレットを国立博物館で貰いました。どうやら10月15日に着物ショーや和太鼓、お茶会、生け花などのデモンストレーションがあるらしいです。特別展示が日本のお面なので、それに因んでいるのでしょうか。

中に入って切符を買おうとしたとき、ちょっとしたハプニングが。結局、何とか中に入れて貰ったのですが、急いでいたし、英語がよくわからなかったもので、詳しい事情は謎です。すでに5時半をまわり夕食の予約の時間が迫ってくるので、大急ぎで見て回って6時半にはここを出ました。何をしているのだか… 

MRTのシティ・ホール駅へ向かうため、セント・アンドリュース・ロードに出て旧最高裁判所、シティ・ホールの前を通り、コールマン・ストリートで左折、セント・アンドリュース大聖堂をへい越しに彼方にながめ、45分ごろようやく駅に到着。
自由行動中、もう少し別の過ごし方があったのではないかと反省。本来は博物館でシンガポールの歴史などを知ろうと思ったのだけど、休館中ではどうしようもありません。機転の効かないところが問題かな。

今日の夕食は、グッドウッドパークホテルの中にある中国料理レストラン「ミン・ジャン」です。部屋に帰るまもなく、ようやくたどり着いたときは7時を数分過ぎていました。もう一組、今日の昼間に私たちが7時に予約していることを聞いて、時間変更をされていたツアーメンバーのご夫婦と相席でした。メニューは具だくさんのスープ、予約したえびと牛肉の盛り合わせ、それに麺、デザートは杏仁豆腐でした。さすがホテル、上品な味です。添乗員さんも言っておられましたが、ツアーの食事の中でたぶん一番美味しかったと思います(写真はこちら)。

部屋に帰ると、バスの中で注文したお土産が届いていました。マーライオン・チョコレートとプラウンロールをたのみましたが、プラウンロールは、ピリッと辛くてビールのあてにピッタリの味です。

夕食後の自由時間に、ホテルの敷地内(別館)にあるスパ「アスパラ」に行ってきました。予約が必要ですが、JCBカード利用で手頃な料金のコースが受けられます。遅い時間までやっていたのも魅力でした。スクラブとマッサージで75分コースがS$94.00、約7500円です。9時の予約で10分前に行き、帰ってきたのは10時半ごろ。1人だったので、かなりドキドキものでした。

行くとまず、フロントロビーで簡単な問診票を記入し、スクラブに使う塩とマッサージ用のアロマを選ぶように言われます。それからお手洗いを済ませ、お部屋に案内されて、備え付けの使い捨て下着ひとつになってガウン(浴衣と呼んでいましたが)をはおり、シャワーキャップをかぶって、用意が出来たら呼びボタンを押すように言われます。部屋は広めで二人用でした。まずはスクラブから。全身くまなくこすってくれます。この塩、どうやって落とすのかと思ったら、部屋の隅にシャワールームがあるんですね。洗い流して新しい下着とシャワーキャップに変えます。終わったらまた、ボタンで知らせて下さいとのこと。バスタオルが破れかけていたのがちょっとミスマッチでしたが。

次はアロマを使ったマッサージです。今度も全身、場所によってはベットに乗ってのマッサージ。ほんとに気持ちが良かったです。日本でも何度かアロマ・マッサージに行きましたが、手の力加減や動きが全然ちがう。終わってからその話をしたら、"Different person has different hands"とおっしゃっていました。おそらく同じ施設で受けても、して下さる方によって微妙に違ってくるのでしょうね。ハーブティを頂いて帰りました。

この間に買い物に出かけていた友人がDFSで両替をしましたが、2,000円を両替して、手数料S$2.00を取られ、手にしたのはS$24.15。S$1.00=約82.8円となり、わずかな金額の両替では手数料がずいぶんひびきますね。自分で行っていないのでよくわからないけれど、遅い時間は手数料が高くなるのでしょうか?

寝る前に荷物の整理をしました。お土産が増えたのでなかなかうまく収まりません。寝たのは12時過ぎかな。


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