7時のモーニングコールで何とか起床。着替えて、まずは朝食を取るためにコーヒーラウンジへ。バイキング形式で、ジュース、おかゆ、炒飯、ヌードル、パン、シリアル、飲茶、ポテト、野菜炒め、サラダ、スモークサーモン、ベーコン、ウィンナー、卵料理(オムレツはその場で焼いてくれます)、フルーツ、ヨーグルトなど、結構いろいろありました。コーヒーか紅茶は注ぎに来てくれます。食後に中央プールやホテルの外を散策。出発前に両替をしました。現地のレートの方が良いと聞いていたけれど、ホテルは日本とほとんど同じS$1.00=約79円でした(表示レート12.6で5000円=S$63.00)。

予定通り9時に出発。「何となくパッとしない天気やな」と思っていたら、インドネシアのジャングルの火事のせいで煙っているそうです。15分ほどで植物園に到着。オーキッドガーデンへの入口までにはジンジャーガーデンがあります。ジンジャーにもずいぶん種類があるんやね。オーキッドガーデンに入る前に全員で記念撮影をしました。ガーデンの中は各自で自由に見学。雅子妃殿下のお名前が付けられた蘭もあります。真っ白できれいな花です(写真は番外編にまとめています)。ここでも写真係の方が写真を撮って回っていました。

途中、具合の悪いお友達に付き添っていた3人をホテルでピックアップして、マーライオン公園に向かいました。マーライオンは2002年に移転し、現在は突堤から正面に近い顔が拝めますが、以前は河口の突堤の先にあり、左の写真のようなレトロなボムボートに乗らなければ、顔を正面からは見られなかったようです。

集合時間までスーベニアショップで過ごしました。最近ピンクに凝っているので、つい目を引いてしまったこのタンクトップ。コード刺繍が付いていてなかなかかわいいでしょう? ちょっとディスカウントしてくれたので、思わず買ってしまいました。

下の写真、左端はマーライオン公園から見たエスプラネード橋と劇場。真ん中は観光用のデッキバス。気持ちよさそうでした。今度来るときには乗ってみたいと思います。右端はぐ〜んと伸びた椰子の木を撮ってみました。

途中、健康食品のお店に寄って、12時になるかならないかで昼食。「嘉香大酒楼」での飲茶です。ここは献立表があったので、メニュー名は判るのですが、出てくる順番に書いてあるわけでも無く、中国語と英語なのでどれがどれやら…

まずは揚げワンタンとキャロットケーキ。キャロットと言っても人参ではなく大根のことだそうで、訳すなら焼き大根餅。どうりで黄色くないわけだ。甘いケーキでもありません。次が餃子、そして叉焼包に蟹シュウマイとHar Kow(エビ蒸し餃子)、炒飯、炒麺(あんかけ焼きそば)。最後にデザートのスイカが出ました(写真はこちら)。味はごく一般的な感じで、変わり映えがしないと言えばそれまでかな。

オーキッドガーデンで写真係の方が撮っていた写真はここで販売されましたが、1枚650円。友人と2人で写っているのを1枚買っただけで、集合写真はパスしてしまいました。のちのち、他の方の顔を思い出すのにやっぱり買っておくべきだったかなぁ。

バスに乗る前に見かけた高層マンション、目立たないところに洗濯物が干してありましたが、干し方は竿を斜め上に突き出した、シンガポール方式?でした。写真では判らないのが残念。

具合の悪かった方もドクターの許可が出たようで、途中から合流し、次はマウント・フェーバーに向かいました。シンガポールは山らしい山の無い国で、このマウント・フェーバーが一番高いところになるそうです。2時前に到着。右の写真はバスを降りてから最初に見えたもので、何かと思ったら単なるレストランでした。なーんだ。
ここからはとても見晴らしが良く、セントーサ島のマーライオンタワーやケーブルカーが見えます。詳しいことは忘れましたが、日本の建設会社が建てたビルもたくさんあるらしく、添乗員さんが説明して下さいました。

左の写真、スーベニアショップの建物なのですが、左端の壁や天井部分って、コンクリートなのか木製なのか、素朴な疑問を抱いて確認したところ、どうやらコンクリートのようでした。

右の写真は、お手洗いを出てひょいと覗くと、このような道があったので撮って見ました。時間があるなら歩いてみたかったのですが、そこは団体行動の悲しさ、断念しました。

次はお決まりの貴金属店へ行ったと思うのですが、あまり興味が無いので順番は不確かです。

それからアラブストリートへ。バスの中で添乗員さんが、ちょうど今は断食・ラマダンの時期で、6時から19時まで水も食事も取らないこと、豚肉を食べない、飲酒をしない、犬に触らないなど厳しい決まりがあるけれど、奥さんを4人までもらえるのは回教だけであることなど、いろいろと説明をして下さいました。

サルタン・モスクを見学する時は靴を脱ぎ、短パンなど肌の露出部分が多い服装では中に入れません。が、裾の長い服を貸してくれるので大丈夫です。もちろん許可されているのはほんの入り口だけ。回教徒しか奥までは入れません。また、男性は1階、女性は2階に別れてお祈りするそうです。右端の写真中央に写っている水色の部分が足洗い場です。

3時までわずかな時間でしたが、自由行動だったので、ブッソーラ・ストリートのお店を覗いてみました。カシミアとシルクの混紡というショールが3枚S$10、1枚約260円はずいぶんと安い。日本ではあまり見られない柄がいろいろあります。気軽に使えそうなので思わず買ってしまいました。

時間になったのでバスの方へ。よく見ると右の写真のこの道路(ノースブリッジ・ロードだったかな?)、何やら飾りがしてありました。

さて、次はリトルインディアです。いきなり自由行動で、自分たちがどこに居るのか良くわかりません。しかも30分しか時間がない。アーケードのお店も魅力的だし、ここでの一番の観光スポットである「スリ・ヴィラマカリアマン寺院」も見たい、と気持ちが焦ります。添乗員さんに聞きつつ、地図と照らし合わせてようやく寺院を発見。ともかく写真に収めて、来た道を急いで戻りました。あとでセラングーン・ロードの写真をよく見たら、通りの孔雀の飾りの下に「HAPPY DEEPAVALI」と書いてありました。ちょうどディーパバリのお祭り期間で、ガイドブックによると、夜にはこのセラングーン・ロードやキャンベル・レーン付近がきれいにライトアップされるそうです。

次はアーケードの散策。入り口付近には野菜類がいろいろ並んでいました。見慣れないものもあれば、皮の色が薄い茄子や細い人参など、見慣れた野菜もどこか少し違っていたりします。頭の上にはカラフルな飾りがいっぱい。ヒンズー教の神様にかけるレイがたくさんありました。

DFSギャラリアへ向かうバスの中で、明日のホテルでの夕食のメニューを選ぶように紙を渡されました。えびと牛肉にしたけれど、魚をバナナの葉で包んだものって、「オタオタ」? 試してみればよかったかなと、ちょっぴり後悔しました。また、夕食の時間を6時と言われたので、電話で問い合わせた時に「好きな時間に行けばいい」と聞いたことを伝えると、好きな時間に予約を入れられるとの返事で、私たちは7時にしてもらいました。

DFSギャラリアでは、まず4階へ上がってショッピングカードをもらい、それぞれでお買い物。途中で2階の「ケンコー・ウェルネス・スパ」に行ってみました。予約を入れていないので、10分間の足ツボマッサージか肩のマッサージなら出来ると言われ、足ツボにしました。受付を通り抜けた奥に広めの部屋があって、壁際に足ツボマッサージ用のベットが、中央寄りに肩のマッサージ用のイスが並んでいました。しーんと静まり返った部屋の中で、もくもくとマッサージを受けました。それでも歩き疲れた足が少し軽くなった感じがします。
残りの時間で、主に化粧品と1階のお土産物を見ました。ブランド品は安いと言っても、ねぇ…

昨日のことを思えば今日はとても早く、5時半過ぎには夕食を食べ始めました。場所は「萬喜大酒楼」、海鮮中華だそうです。メニューはスープ、えび、貝柱?、カニ、魚、白菜炒め、炒飯、焼きそばでしたが、写真を撮ったことで安心したのと、中華料理続きなのとで、どれがどんな味だったかどうも記憶が曖昧です。おまけに中華料理の名前がさっぱりわからないので、うまく説明できません。ピリ辛は好きな方なので、チリクラブらしきものが出てきたのは嬉しかったけれど、あれって食べるのがかなり大変ですね。割ってあっても食べにくいから、姿のまま出てきたらもっと大変なのでは? (写真へ

食事の後、オプショナルツアーに参加しない方は、別のバスに乗り換えてホテルまで帰られました。

さて、夜の部の始まりです。追加料金は9000円、結構盛りだくさんのツアーです。予定より1時間ほど早く、6時半頃出発しました。

実は私が行きたかったところ、見たかったもの、やってみたかったことがほとんど網羅されているのでとても楽しみ。セント・アンドリュース・ロードだったけ? 昨日も見たような景色のところを走っていきます。

最初はラッフルズホテルの見学。まずラッフルズ卿の胸像が目に留まりました。ガーデンレストランを通り抜け、パームコートの噴水を見てから、よく写真で見かける吹き抜けのロビーを見学。大勢でワイワイ騒いではいけないとのことで、3、4人ずつに別れて入りました。スリングで有名な「ロング・バー」の場所も説明されました。最後に正面からコロニアル様式の白亜の外観を拝んでおしまいです。

次はトライショーです。昔は市民の足でしたが、今はほとんど観光用しか走っていないそうです。10台以上の自転車が集団をなして走る様は圧巻。交通の邪魔になるのでは、と気になりましたが、道路では観光客の安全のためトライショーが優先されるそうです。自転車によってはラジカセで音楽を流して走っています。時々、パフ、パフと大きな音でクラクションも鳴らします。結構にぎやかでした。私の乗ったトライショーの運転手さんはかなりご高齢のようで、ほとんど喋りませんでしたが、それでも時々、片言の日本語で「アラブジンガイ」「インドジンガイ」「カラオケ」「セイユウ(西友)」などと教えてくれました。時々スピードが落ちるので不安はありましたが。

ここら辺りが昼間に行ったところかな? ライトアップがきれいです。今年はこの時期に、ヒンズー教とイスラム教のお祭りが重なっていて、同時にハリ・ラヤ・ライトアップも行われているそうです。昼間にサルタン・モスクの近くでみた飾りもそのひとつかなぁ。お祭りもいろいろあって、何が何だかよくわかりません。泥棒市場も通りました。もう真っ暗で商品など良く見えない状態です。道端に並べたものを引きそうになりながら進みました。シティエリアも少しかすり、30分ほど走って帰ってきました。

それから、添乗員さんが「アメ横」と呼ぶ、ブギス・ストリート周辺をウロウロしました。安いTシャツやベルト、サンダルなどいろいろ売っています。2階に矢印がしてあって「tattoo」と書いた看板もいくつか見ました。通りを抜けたところでココナッツ・ジュースを発見。ひとつS$1。75円だと思うと安いかな。もちろん試めしに飲んでみました。わずかな甘みと独特の味がします。後ろからの写真で、現物のココナッツが判りにくいけれど、右端の手元のところに並んでいます。

ここら辺りのトイレは有料S$0.20かかりますが、とてもボロくてびっくりしました。もちろん、トイレットペーパーなんかありません。

さて次は、リバー・クルーズです。一度に全員は乗れないので、二手に分かれました。最後に乗船したので、座った席は一番後ろの右側でした。およそのコースを辿ってみると、クラーク・キーを8時30分ごろ出発。リバーサイト・ポイントに折り返してきて、リード橋をくぐり、40分ごろクラーク・キーが再度対岸に見えました。それからコールマン橋、エルジン橋をくぐって、45分ごろボート・キー辺り、50分ごろフラトンホテル辺りを通過。その後マーライオンをゆっくりと見て9時ごろにアジア文明博物館辺りを通り、再びエルジン橋、コールマン橋をくぐって、9時10分ごろにクラーク・キーへ帰ってきました。かれこれ40分ほどの船旅です。夜景の写真を、まして動くボートの中から撮るのは難しい。マーライオンも肝心の顔が写っていない…

最後はホーカーズ体験。ニュートン・サーカス・ホーカーズ(ニュートン・フードセンター)は改装され、つい最近再オープンしたのでわりときれいです。

ツアーではフルーツの盛り合わせが付いていて、モンキーバナナ、ルク、ランブータン(いずれも中身はライチに似ている)、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、マンゴー、ドリアンが出てきました。ドリアンは一口目を食べた後は、あまり好んで食べるものでもないと思いましたが、食べられない方が多く、もったいないので二口、三口と食べてしまいました。ところが、慣れてくると病みつきになりそう… 

集合時間は9時50分。それまで自由に他のメニューを頼んで食べることも可能。本当はいろいろと食べてみたかったのですが、残念ながらお腹がいっぱいです。こういう時グループだと少しずつ食べられるからいいなぁ。それでもインド風お好み焼き(鶏肉煎餅・ムルタバ)を食べてみました。スパイシーなカレーが付いてきたので、つけながら食べたけれど、本当はかけて食べるものらしい。こういうエスニックなものが好きです。とは言え、かなりの量だったので同じツアーの方に手伝って貰いました。

看板では左端の四角いものにタマネギや肉類が並んでいる写真がそれ(上が鶏肉、下がマトン)です。お店に並んでいるときはくるくる巻いた形になっています。注文すると、それを錦糸卵みたいな感じで細く切って、しかもバラバラにお皿に乗せてくれました。普通はテーブルの番号を言って運んできて貰うらしいのですが、番号を覚えていなかったので、出来上がるのを待って自分で運びました。

結局、ホテルに帰りついたのは10時ごろ。それからマレーシアへの出入国カードを書いたり、お風呂に入って頭を洗ったりして、寝たのは12時を過ぎていました。


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