トップ | プロフィール | 都市伝説 | Lv99 | めももそ | GUESTBOOK | 旧トップ
amazon.co.jp.
サーチ:
本リンク
Flash本
英語読み
2003/1229コンピュータゲームの夜明け
*[BOOK]
『ダンジョンズ&ドリーマーズ』amzbkが到着。
プロローグを読んだだけで興奮して脳から汁が放出していくのを感じる。いや、これは一気に読むのはもったいない。1日1章ずつにしようと思いながらも、2章も読んでしまう。
「プロローグ すべてのはじまり」は、テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』amzの誕生ドキュメント。第1章、第2章は、高校生だったロード・ブリティッシュが『D&D』にハマり、その楽しみをコンピュータゲームにしようとがんばり、最初のゲーム「アカラベス」を作り上げ、バイト先のパソコンショップで売り出すまで。この「アカラベス」が、世界的大ヒットのRPG「Ultima」amzの原型だ。
彼を取り巻く環境、『D&D』を遊ぶ仲間たち、同時期に作られたゲームやその開発の様子などが、巧みに、そして生き生きと語られる。 初めてコンピュータゲームや『D&D』に接した時の興奮がよみがえってきて、あぁ、もうたまらんですよ。
訳文も自然で読みやすい。
原題は“Dungeons and Dreamers: The rise of Computer Game Culture from GEEK to CHIC”。副題を逐語訳すれば、「コンピュータゲームカルチャー黎明期 ヲタクからスタイルへ」かな。
ゲーム好きな人は、読むべし。
keyword:ゲームコミュニティ・ロールプレイングゲーム・『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』・『ウルティマ』・ゲーマー・『スペースウォー!』・『ハント・ザ・ワンパス』・『アドベンチャー』・『ゾーク』・『アカラベス』
関連作品: 『Ultima』amz『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』amz『消えた少年たち』amz/bk

2004/0104コンピュータゲームの夜明け2
*[BOOK]
『ダンジョンズ&ドリーマーズ』amzbk
あまりの興奮で一気に読みたくなるのを「もったいないもったいない」と抑えながら、1章ずつ読んでいる。第1部読了。
「プロローグ すべてのはじまり」は、テーブルトークRPG 『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』amzの誕生ドキュメント。第1章、第2章は、高校生だったロード・ブリティッシュが『D&D』にハマり、その楽しみをコンピュータゲームに移植しようとがんばり、最初のゲーム「アカラベス」を作り上げ、バイト先のパソコンショップで売り出すまで。この「アカラベス」が、世界的大ヒットのRPG「Ultima」amzの原型だ。
「それまでは、ただ楽しいことをやってるだけで幸せだったからね」(P65)

第3章で、さらに驚く。ロード・ブリテッシュmeetsスティーブ・ジャクソンat SCA!! スティーブ・ジャクソンは、ゲームブック『火吹山の魔法使い』、『ソーサリー』4部作amz、汎用TRPG『ガープス』amz、その他、カードゲームやボードゲームなどアナログゲームのクリエータとして有名な人物。SCAというのは「創造的アナクロニズム協会」、中世の社会を再現しようと当時らしい衣装で身を固め、剣を手に遊ぶ集団だ。
ゲーム好きの人じゃないと伝わらないと思うが、たとえるならば、実は月面でアームストロング船長がスタンリー・キューブリック監督と出会っていた!といったエピソードを読むぐらいの衝撃だ。
さらに、その後、作家ブルース・スターリングと出会って、彼のマスターによるTRPGを遊んでいたりする。羨ましい。
モンスターや仕掛けであふれ返る場所に自宅を改造して(言葉が変だが)生ロールプレイングを楽しむエピソードや、挿入される「ミステリー・ハウス」や「シムシティ」の開発エピソードなども興味深い。
なんだかゲームを作り始めた頃の気持ちや、初めてコンピュータゲームや『D&D』に接した時の興奮がよみがえってきて、ぐんぐん若返ってきてる気分だ(って書き方が年寄りくさい)。

keyword「ピンボール・コンストラクション・セット」、「スーパー・インベーダー」、「ミステリー・ハウス」、「MUD」、シエラ・オンライン、「スター・レイダーズ」、「カー・ウォーズ」、「イルミナティ」、アタリ、コモドール、オリジン・システム、「ウィング・コマンダー」、アップルII、アミーガ、IBM-PC、任天堂、「スーパーマリオブラザーズ」、「シムシティ」

関連作品
ブルース・スターリング『スキズマトリックス』amz
ブルース・スターリング『タクラマカン』amz
スティーブ・ジャクソン『ソーサリー』4部作amz
スティーブ・ジャクソン汎用TRPG『ガープス』amz

2004/0106
□BOOK: 『ダンジョンズ&ドリーマーズ』amzbk
ぎゃっ! 2004/0104の記述で間違ったことを書いておりました。指摘、一丁いただきましたぁ!
▼モーリ
ここで『ダンジョンズ&ドリーマーズ』を知って一気に読みました。面白かった!
スティーブ・ジャクソン氏が登場したくだりにはボクもおもわず声を上げましたが、よく考えると確かゲーム界のスティーブ・ジャクソン氏はイギリス人と米国人の2人いて、ゲームブックはイギリスのS・ジャクソン氏の作品ではなかったでしょうか。『ガープス』 は米国のS・ジャクソン氏の作品だそうなので、この本に登場するのはそちらの方だと思いますが。

あ! あぁ! 指摘ありがとう39。
おーんおーん、もったいないからって1日1章までって決めてじっくり読んでるけど、みんな一気に読んでいて羨ましい(いや、一気に読めばいいんだけど)。
「カーウォーズ」「イルミナティ」のスティーブ・ジャクソンと、『火吹山の魔法使い』のスティーブ・ジャクソンは別人なんだと(当時は)ちゃんと認識してたんだと思うんだけど、『ガープス』の文庫のヤツ買ったあたりから、ゲーム的な文庫つながりで、どんどん頭の中で同一人物に融合していったみたいです。そうかー、そうかー。『ゲーム業界人名辞典』とか、どっか出してください。
□LINK:「ゲーム用誤の基礎知識」のすてぃーぶ・じゃくそん[スティーブ・ジャクソン/Steve Jackson]の項。

Book

*このサイトはうさぎ工学に基づきデザインされている妄想によって作られています。This site no design is pyonpyon system desu.