主な開発ゲーム
『ぷよぷよ』コンパイル
ファミコン・ディスク/MSX/1991年10月25日

企画監督担当。他のプロジェクトと並行して開発していたので、プログラマーと細々と何度もルールを改善して作った。会社がほっといてくれて、放課後活動のような感じで開発していたので、期間が(いつのまにか)長くなったが、しつこく改良することができた。テストプレイで対戦すると面白かったので「売れる!」と思ったがヒットしなかった。後にアーケード、メガドライブなどさまざまな機種に移植
amz
されてヒット、饅頭になったりする。コンパイルが巨大化したり、大きくなりすぎて破裂したりは、コイツのせいだと言われるが、ゲームに罪はない。
追加:一部で、もともとは投稿作品という噂が流れているが、これは誤情報。たしか『ゴルビーのパイプライン大作戦』というコンパイルの落ちゲーが投稿作品を元にしたゲームだったので、これと勘違いしているのではないか。
『BAROQUE』HPスティング

サターン(1999年5月21日)、プレイステーション(1999年10月28日)のRPG、企画監督脚本。スティング社長が「おまえの好きなように作れ」と言ってくれて開発開始。『トレジャーハンターG』の時に知り合った鬼頭栄作とビジュアルコンセプトのデザインを練る。音楽は岩田匡治。ダークな世界観の歪んだ妄想作品。『バロック ― オリジナル・サウンドトラック』
amz。後に漫画化、上田信舟『BAROQUE〜欠落のパラダイム 〜』
amz。(大ヒットしたわけじゃないのに漫画化されたのは)編集長と上田さんがバロックファンで漫画化したいと盛り上がったため、と聞いた。ゲームは、展開が断片として提供されてプレイヤーが構築しなければならないのでわかりにくい物語なのだが、漫画版ではそれをわかりやすく展開してくれていて(いや、それでもシンプルな物語よりは複雑でわかりにくいかもしれないけれど)、大オススメ。
『トレジャーハンターG』HPスクウェア/スティング
スーパーファミコン、トップビューのRPG。企画監督脚本。明るく元気な大冒険活劇。バトル部分だけ作ってプレゼンをして開発開始。後半はスクウェアのビルにほとんど泊まりこんで開発。締め切りが迫ってきて一部省略して仕上げるかどうか検討している時に、坂口博信プロデューサーが「いや、これは面白いから、期間を延長してでも、やるべきだ。もっと面白くしよう」と言ってくれて、物語などについてもアドバイスしてくれた。感謝。1996年5月24日。
『魔導物語1-2-3』コンパイル
MSX2/PC-9801
コミカルRPG。企画監督脚本。よく「ぷよぷよ」のキャラクターを使って作ったRPGだと言われるが、実は逆。こちらのほうが先で「魔導物語」の世界観・キャラクターを「ぷよぷよ」に流用した。
89年2月10日に「魔導物語EPISODE II」、これが好評だったので90年06月15に『魔導物語1-2-3』MSX2版、さらにPC-9801版を開発。その後の続編にはノータッチ。主人公が母体を大冒険して生まれるまでを描いた「魔導物語0」も企画と脚本だけはできていたが作る前にコンパイルを辞めてしまった。「ばよえ〜ん」という魔法呪文は、当時聞いていた「大槻ケンヂのオールナイトニッポン」で伊集院光が「ボヨヨンロック」をオペラ風に唄っていたのが「ばよえん」と聞こえたから。
発売日などの情報は
魔導データ館を参考。
『アレスタ』コンパイル
MSX2/SEGA MKIII
シューティングゲーム。企画脚本担当、といっても、ほぼ初仕事なので、お手伝いしながら、プログラマーにいろいろ教えてもらったという感じか。これ以前はコンパイルに企画という職種がなくて、プログラマーが企画職を兼ねていた。
『DiscStation』コンパイル
MSX2/PC-9800
1988〜。ディスク付き雑誌。「
赤い相撲」「
あっぷるそーするーむ」「
ちるどれんうぉーず」などの企画監督脚本。
『魔導師ラルバ総集編』コンパイル
『DiscStation』に連載したアドベンチャーゲームの総集編。企画脚本監督。会社に遊びにきていた学生と一緒に作った。
『こぐるぐるぐる』(2001年7月1日)
HPスティング
ゲームボーイカラー。言葉を入力していきながら奇妙なキャラクターと仲良くなるゲーム。言葉をひとつ伝えると「こぐる」というキャラクターが手に入り、そのキャラクターでチームを作って対戦する。
『BAROQUE▲SYNDROME』スティング
プレイステーション。「バロック」を気に入ってくださった開発会社からビジュアルノベルにしたいとの申し出があって製作された。監修ということで世界観との齟齬のチェックをしたぐらいで、ほとんどノータッチ。
その他、ボクシングゲーム、シューティングゲーム、スゴロクゲームなどを開発。
主な書籍
『ベストセラー本ゲーム化会議』原書房
amazon/
bk1
2002年10月。
ゲームディレクターの麻野一哉氏&飯田和敏氏と共にベストセラー本をゲーム化する座談会。『模倣犯』『煙か土か食い物』『冷静と情熱のあいだ』『虹』『バトル・ロワイアル』などについて語り、ゲーム化会議を行なう。ネタ脚注あり。
斎藤美奈子編『L文学完全読本』マガジンハウス
amazon/
bk1
「コバルトは変わる。女のコは変わる。」という項を担当。「コバルト文庫年表概要」と「オススメ本ベスト10」を含め計11ページ。例によってネタ脚注あり。
『あなたに贈るとっておきのファンタジー』マーブルブックス
amazon/
bk1
ファンタジーブックガイド。6冊ほど大推薦本を紹介。
主なWEB
『エキサイトブックス』HP
ポータルサイト
exciteのブックスのコーナー。1つのテーマでさまざまな本を紹介する。
「ニュースな本棚」担当回
・
説教ポエムで人生が変わる!
・
綿矢りさ『蹴りたい背中』徹底解剖
・
ベスト1BOOKを探せ
・
テレビゲーム@小説
・
自分レッスンBOOK
・
英語で読むマンガ
・
英語で読むマンガ
・
占え! こっくりさん
・
記憶力に壁はない
・
恋愛脳のヒミツ
・
青春童貞ライ麦畑
・
かんたん! ネットでアニメ
・
幸運をつかむ具体的な方法1
タロット占い師Mさんとの対談
・
オリーブの提案する新ガーリー主義
雑誌『Olive』との連動企画
・
ハリーポッターと不思議な学校
・
若者がハマる「マリみて」ワールドの秘密
・
ボードゲームで盛り上がれ!
・
2ちゃんねる小説 2ちゃんねる漫画
・
洋書の絵本が売れてる理由
・
海辺のカフカの販売戦略
新潮社村上春樹担当の鈴木力さんインタビューを軸に
「ほぼ日刊イトイ新聞」で『
夢中になりたい』を書いてたりもします。
主なWEBコンテンツ
『eMotion e-Mail』HPスティング
選択式アドベンチャー。メールが使えれば、携帯電話でもパソコンでも遊べる。2000年7月7日にスタート。シナリオコンテストも行なう。
『First Love Mail〜悠香〜』スティング
eMotion e-Mailのシナリオ。突然、知らない女の子からメールが来るのだが……という萌え萌えな展開を目指す。
『First Love Mail〜直樹〜』スティング
eMotion e-Mailのシナリオ。「First Love Mail〜悠香〜」が女性にも好評で、要望に答えて美少年から突然メールが来る……という展開にアレンジしたバージョン。基本的な流れは同じ。
『占いネコのごきげんうかがい』
HP
WEB占い。おみやげを渡すと、ネコがデタラメな勢いで占ってくれる。企画監督メッセージを担当。i-modeコンテンツや全日空の女性向けWEB MAGAZINE
ANA Latte(2002年秋まで)にも採用される。
『ラブeメール』NETTIME
HP
「キャメッセ」という端末で遊ぶ簡単なゲーム。シナリオを担当。
『あたるもん占い』HPimpress
ネットdeゲットの中の占い。「占いネコのごきげんうかがい」のアレンジで超速攻・超安価で開発。
主な雑誌
『ゲーム批評』マイクログループ
HP
不定期でゲームレビュー。
2002年11月号から2004年9月号(11月号CD-ROM)まで『ゲーム製作プロジェクトX』連載。
2005年1月号から『デジタルコンテンツ仕事術』連載。
『Gファンタジー』スクウェア・エニックス
HP
「米光一成の妄想読書王」を連載。「Gファンタジー」連載中のマンガをテーマに毎月3冊の本を紹介。
雑誌「ダ・ヴィンチ」5月号:
宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」をゲーム化する座談会/
WEB Davinciに、上記座談会のロングバージョンは(
このページのSTARTをクリック。
『ラブリー・ボーン』書評
各新聞・6月ごろ
『ダ・ヴィンチ』メディアファクトリー
HP2003年5月号
宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」をゲーム化する座談会
『鳩よ!』マガジンハウス
HP
映画評の連載(終了)
L文学特集「コバルト」の項
耽美小説特集のアドバイザーと執筆
『子供の科学』HP
本の紹介コーナー。
インタビュー
エキサイトブックス・インタビュー担当回
・
長嶋有インタビュー「ジャージではじまる小説の書き方」
・
恩田陸インタビュー「『蛇行する川のほとり』創作の秘密」
・
斎藤美奈子インタビュー
・
君塚良一インタビュー
Yahoo!ブックス京極夏彦インタビュー『豆腐小僧双六道中 ふりだし』について
x
押井守『注文の多い傭兵たち』巻末インタビューを担当・ゲームについて
『コンティニュー Vol.9』2003年4月発売HP
乙一インタビュー
『ゲーム批評』2003年7月号
宮部みゆきインタビュー(この号は『ゲーム的小説を読もう特集』で「ブレイブ・ストーリー」「ノーライフキング」レビューも書いています)。
『ゲーム批評』2003年5月号
コンパイル社長:仁井谷正充インタビュー
『ZOO KEEPER』クリエータ・インタビュー