■私の読書の時間
●今日の必ずトクする一言 快適生活編<2002.10.27>
山本智也著
CQ出版社
ISBN4-7898-2013-0
金城哲夫著
ちくま文庫 筑摩書房
ISBN4-480-03759-4
『怪獣絵物語ウルトラマン』から文章のみを小説ウルトラマンとして掲載。ほかに、『特撮映画の神様 円谷英二物語』とウルトラセブンのシナリオを収録。円谷プロダクションの文芸部の中心であり、ウルトラマンのメインシナリオライターであった著者の文章におそらくはじめて触れる機会に…か。テレビシリーズにきわめて忠実で、さりげなくふくらませてあるウルトラマンの小説は、当時テレビシリーズへの思いが強い世代にはちょっと感動ものではないか。
藤岡高弘著
小学館文庫 小学館
ISBN4-09-418141-5
肝臓の専門医である著者による、C型肝炎の基礎知識、検査、症状、治療法、患者の生活や、さらには将来実用化されるであろう新薬や治療法の紹介まで。書名通り、C型肝炎といわれた人や、C型肝炎といわれた人を身近にもつひとは一読の価値があるだろう。経験を医者の立場から書かれている内容は参考になるのはないかと思う。
●国道の西、夜明けのミナミ<2002.11.11>
植上由雄著
本の雑誌社
ISBN4-86011-014-5
大阪のタクシー運転手のエッセイ。大阪のオバハンとの闘い、悪徳運転手の話、著者のテリトリーである海遊館、そして大阪の観光の目玉となっているユニバーサルスタジオジャパン辺りの乗客とのやりとりや同僚のタクシー運転手のはなしと、いやぁ、実際、いろんな人がいてはりまんなぁ。
●坂田靖子セレクション第12巻 水の森奇譚W<2002.11.25>
坂田靖子著
潮漫画文庫 潮出版社
ISBN4-267-01630-5
怪しげな新聞の情報をもとに宝探しには、さらなる怪しいおとぼけな結果がまっている。氷の通路で出会った不思議な生き物の正体に愕然と…。流しは流しではなく流しだったという謎。冬の星のコンサートで出会う土星。不思議な豆のもたらすトラブル。朝顔と星との関係。詩人と芸術との意味深?…さて、なんのこっちゃと思ったら、この本を読むべし…!?
Copyright(C)2001,2002 Masaaki Hatano