研究テーマ->着メロ・着うた->着うた・携帯ムービーの作成->3GPファイルへのコンバート->「着うた」にコンバートする
オリジナルの着うたを作成するための手順を紹介します。トリミングの次は、コンバートと呼ばれる処理を行います。コンバートは、WAVファイルやMP3ファイルを携帯電話で再生できるフォーマットに変換する作業を指します。 着うたにコンバートする際のファイル形式は、携帯電話各社によって異なります。  
 
 

 

 

「着うた」にコンバートする
携帯機種ごとに指定された形式で、ファイルを変換します。3GPPや3GPP2の形式に変換します。この変換 は、音楽研究所でダウンロードできる「3GX」やアップル社のQuickTimeの最新版で行うことができます。 これらの形式で動画を含むものが、携帯ムービー、音声のみのものは、着うたとなるわけです。
着うた・携帯ムービーにコンバートする際のファイル形式は、携帯電話各社によって異なります。
DoCoMoでは、変換後のファイルの拡張子は「3GP」となります。
auでは、変換後のファイルの拡張子は、「3G2」となります。
通常、元となるWAVファイルをリッピングしたり、トリミングしたりするソフトと、携帯ファイルへの変換ソフトは、別々に用意する必要がありますが、音楽研究所でダウンロードできる「着うた変換ツール 3GX」は、リッピング、トリミング、変換と、着うた作成に必要な機能の全てを備えています。
着うた変換ツール 3GX 国内 http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/3GX.html
 

コンバートのためのソフトウェア
コンバートを行うためのソフトウェアは、コンバーターと呼ばれます。これらのソフトは、フリーウェア、シェアウェア、市販パッケージなど、色々なものがあります。
3GPでは、
音質の良いAACという音声コーデックを使用することが一般的ですが、このAACコーデックを使用したソフトを開発するには、VIAという会社に、ライセンス料を払って契約を結んでいる必要がありますから、基本的に、AACが使用できる変換プログラムは、有料(シェアウェア)になります。(無料で配布すると、高額(?)のライセンス料が支払えないので、しょうがないのです。)
コンバータによっては、3GPファイルへの変換ができても、データとして保存できるだけで、着うた、着ムービーとして、着信音登録できないものがあります。着うたツール3GXでは、一部の場合を除いて、作成したファイルの着信音登録が可能です。
フリーウェアのコンバーターには、以下のようなものがあります。
携帯動画変換君 国内 http://www.nurs.or.jp/~calcium/
MP3→ezmovieコンバータ
with Make Low Bitrate MP3
国内 http://bitblt.hp.infoseek.co.jp/ezmovie/make_mp3.shtml
 
シェアウェアのコンバーターには、以下のようなものがあります。
3GX 日本(音楽研究所) http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/3GX.html
QuickTime Pro 海外 http://www.apple.com/jp/quicktime/home/win.html
3GP動画変換 海外 http://www.xilisoft.jp/
 
市販パッケージのコンバーターには、以下のようなものがあります。
M-style Music 国内 http://pro-g.livedoor.com/m-style/music/
携快電話 ケータイサウンドメーカー 国内 http://www.sourcenext.com/
 
音楽研究所を運営する(有)ミューテックでは、下記の製品を提供しています。
Windowsアプリケーション 3GX
Windowsモジュール conv3gp.dll
Linuxモジュール conv3gp
 
 

 

 
 
コンバートの作業
音楽研究所でダウンロードできる3GXを使用した場合の変換の流れはこちらをごらんください。
QuickTime Proを使用した場合の変換の流れはこちらをごらんください。
 
自分で使用するだけでなく、ホームページなどに置いて、ほかの大勢の人にも着うたを聞いてもらいたい場合は、DoCoMo、auなど各 携帯電話会社の色々な機種に対応したファイルを作成しておく必要があります。
携帯電話では、搭載されているメモリの関係で、受信可能なファイルサイズに上限があります。DoCoMoを例に挙げると、FOMAでは、 約500KB、900iシリーズでは約300KBとなっています
このため、リッピングやコンバートの作業時に、その上限にあわせてファイルサイズを調整する必要があります。
コンバートの作業時に調節するには、ビットレートやサンプリングレートを変更します。
ビットレートの値を小さくするとファイルサイズも小さくなります。ただし、ビットレートの値が小さいほど音質はが悪くなります。
また、携帯会社や機種によって選択可能なビットレートは違ってきます。QuickTimeで選択可能なビットレートであったとしても、携帯によっては使用できない場合があ るので注意してください。
 
各社の登録可能サイズについては、下記をご覧ください。
着うた登録可能サイズ - DoCoMo
着うた登録可能サイズ - Softbank
着うた登録可能サイズ - au

コンバートの次の作業
コンバートの次は、HTML作成と呼ばれる作業を行います。