山ある記 |
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妙徳山 (1,294m) − 長野県長野市・須坂市 2004.04.18 (日) |
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天候:晴れ 標高差: 565m |
<2年目の登頂> 信州の桜も散り行き、次は桃の花が鮮やかなピンクで咲き始めた。この日も朝から暑いくらいの陽気。春を通り越して夏がやって来たかのよう。妙徳山には昨年一度登りに来たのだが、軟く深い雪に脚を取られるのが苦になり、リタイヤした山である。今回はさずがに雪も残っていないとは思うが、登山口を前回とは変更し、市境に当たる八丁峠から登ることにした(のっこしコースと言う)。山新田地区から林道八町線を山へと入っていく。この林檎畑が広がる山新田地区から長野市内方面の眺めは素晴らしい。右から黒姫、飯綱、戸隠山が連続して、それぞれ特徴のある山容を見せている。 |
10:50
八丁峠(標高約730m)の駐車スペース。林道のカーブに唐突に登山口の札が見える。林道脇からすぐに尾根伝いの山道となる。いきなり急である。 11:10 約935m地点。小休止。落ち葉に埋もれて、やや道が不明瞭だったが、ある場所では一輪のカタクリの花が道を照らすように咲いていたりして、徐々に道もはっきり分かるようにはなった。気温19.8度。 11:40 約1,155m地点。尾根道は急坂が多かったが歩きやすい。一旦平坦な場所もあったが再び急登。すぐに息切れし、脚も上がらなくなってくる。冬の間のブランクを実感させられる。この先のシーズンが思いやられる。春といっても山の風景はまだ晩秋から冬の頃の装いのままだ。 |
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<日帰り入浴>
ふれあい健康センター”湯っ蔵んど”。須坂市。国道406号沿い。\650。露天風呂の端で湯に浸からないで裸でいても、気持ちよい季節になった。 <参考地図> |
12:05
山頂。途中、小高いピークを越えてしばらくすると無人の山頂だ。標識には”妙”徳ではなく”明”徳山(こちらが古い呼び名らしい)とあった。須坂市側の上空をパラグライダーがゆっくりと旋回していた。上空といっても私のいる場所よりははるか下に見えた。東には根子岳にほとんど消えかかった雪が残っていた。北にはかすんで斑尾山が望めた。昼食。 12:30 下山開始。来た道を引き返す。無人の静かな山中。 12:50 石祠の台地(約995m)。小さな祠が杉の大木の根元にちょこんと祀られている。大木に覆われた木陰が涼しい。そういえば登りでは、ここでリスを見かけた。気温22.5度。 13:10 登山口。急な斜面が続いたから、ゆっくり下ったつもり。まだ陽は高く、陽射しは暑かった。 |