山ある記

黒姫山   (2,053m) − 長野県             2002.10.06 (日)

天候:曇
標高差
:1,230m
  <北信の紅葉の進み具合はいかに?>
 朝靄の中、国道18号を北へ黒姫高原に向かう。靄のせいで北信の山々の姿ははっきりしない。近頃のTVニュースなどで紅葉の便りなどを目にすると、いてもたってもいられない。北信の紅葉はどの程度進んでいるだろうか。
 黒姫高原スキー場の入り口にある広い駐車場に車を停める。まだ観光客は疎らだ。観光用リフトは既に稼動中。高原の朝、日が差さないこともあり多少肌寒い。
 kurohime.jpg (13086 バイト)

山麓より黒姫山(13KB)。少々暗いですが

9:30 駐車場(標高820m)を出発。リフト沿いのゲレンデをひたすら歩く。一面にコスモスが咲き乱れている。あとは殺風景なスキー場。稼動中のリフトの降り場は望湖台と呼ばれ、野尻湖や斑尾山が望める。普通の観光客はここまで来て、再びリフトで降りていく。私は更に急になったゲレンデの斜面を歩く。
10:10 黒姫第六リフト乗り場(約1,170m)。スキーで滑っても十分な斜度のある禿げた斜面を歩く。1人の先行者の姿が小さく見えるのみ。
10:50 第六リフト降り場(約1,510m)。リフトに沿って拓かれた登山道をここまで来ると、かなり高度感がある。ここでようやくスキー場も終り、登山道らしくなる。ゲレンデから見た紅葉はまだ見ごろには早いといった印象。気温18.9度。
11:15 越見尾根(1,580m)。山肌を反時計周りに回るように歩く。が歩いた割には余り標高差を稼いでいない。ここから再び急登となる。枯れた落ち葉を見ると秋を実感する。
11:45 黒姫乗越(1,860m)。風が出始め、少し寒く感じたためフリースジャケットを羽織る。それまでは上半身は速乾性の長袖Tシャツ1枚であった。小腹が空いたのでウィダーinゼリーを流し込む。気温13.4度。
 
<日帰り入浴>
ふれあい広場しなの(信濃町)。「いこいの家」の中に入浴施設がある。\200。それほど大きくはない浴室が一つ。どうやら温泉ではないらしいが、とにかく汗を流せればよし。 18号から少しそれるが、案内標識を見つけられれば辿り着ける。

<参考地図>
・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(上巻)」(昭文社)
・どこでもアウトドア 「日本200名山を登る(下巻)」(昭文社)
・分県登山ガイド15 「長野県の山」(山と渓谷社)
・北信・東信 日帰りの山(章文館)

12:30 山頂。乗越から右手に小黒姫山(2,046m)を見ながら尾根を歩くと、急に賑やかな声が聞こえてくる。それまで全く登山者には出会わなかったが、山頂は20人近い人たちで賑わっていた。戸隠方面からのコースから登ってくる人たちの姿も見える。山頂も風が少しあったが皆、岩などに腰掛けて昼食中。少し霞んで見える近くの高妻山を眺めながら、私も昼食。相変わらず広く靄がかかって、山頂からの景色は今ひとつ。妙高山も近いがこれも形が分かる程度ではっきりしない。気温11度。
12:55 下山開始。小黒姫山との間に出来た、遥か下の七つ池の周辺では腰を下ろして休んでいる多くの人の小さな姿も見下ろせた。池まで下って登り直すのもコースとしては面白いが、疲労を考えてその計画はすぐに止めた。
13:25 黒姫乗越。風も弱まってきた。
13:40 越見尾根。風が靄を吹き払ってくれたのか、日が差して少し明るくなってきた。
14:20 姫見台(1,559m)。この少し下からスキー場となる。ゲレンデに出た途端、暖かい陽射しが広がる。朝よりも景色がはっきり見渡せる。
14:20 第六リフト乗り場。急坂の下りの連続で左膝が悲鳴を上げ始める。いつもの持病だ。しばらく腰を下ろして足を休ませる。
14:35 望湖台(約1,020m)。観光客の数も増え、どんどんリフトに運ばれて上がってくる。そんな様子を横目でみながら、更にゲレンデを駐車場に向けて下っていく。朝は見かけなかった牛たちが草を食んでいた。
14:50 駐車場。観光客で溢れていた。広い駐車場もほぼ満車状態。駐車場からはお隣の妙高山がよく見えた。

BACK