山ある記 |
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斑尾山 (まだらおさん、1,382m) − 長野県 2002.05.12 (日) |
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天候:曇り時々晴れ 標高差:340m |
<学生時代にスキーで一度来たような・・> 遠目にも朝から斑尾山一帯には低く雲が垂れ込め、斑尾山頂もはっきり見えない状態。 これは斑尾山に限ったことではなく、飯縄山や北アルプス、上信越の山々も同様であった。 ガイドブック通りに国道18号線を信濃町(上水内郡)の古間という地区から県道96号に従って、荒瀬原という地区に入る(斑尾山南側)。斑尾山登山口というバス停を見つけるが、適当な駐車スペースを見つけることが出来ず、どうしたものかと考える。道路地図を見直し、先に進んでみることにすると、湧井という地区から斑尾山に向かう道があるらしいことを知る。 この道は途中から砂利道となるが、それほど荒れてはおらず、行ける所まで行ってみることに。道端にバスが投棄されている辺りを過ぎると、地図にはなかったスキーリフトが見えてくる。新設のスキー場だろうか。まだ開発中といったところ。リフトの下を通り、更に少し進むと、2台車が停まっているのを発見。しかも丁度、大学生のグループらしい団体、遅れて中高年男女2人が下りて来た。そこが斑尾山登山口になっていた。札に、山頂まで60分と書かれているではないか。予定より、かなり標高差を稼いでしまった。 |
11:25
出発(標高約1,045m)。いきなりの急登となる。ところどころ湿った粘土質の斜面があり、足を滑らせる。 11:45 急斜面を20分ほど一気に登り切ると、あとはなだらかな尾根歩き。朝は雲が低かったから視界不良を心配していたが、大したことはなく、下界もよく見下ろせるほど。 11:55 山頂。あっと言う間に到着。山頂は木々に囲まれ展望はよくない。誰もいない。気温16.2度。”見晴台”という案内札があるのに気付き、そちらに移動することにする。南西方面に少し下る。 |
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<参考地図など> |
12:05
見晴台(大明神岳のことらしい)。ここも無人。アマチュア無線の中継局のようなものが置かれている(太陽電池とアンテナ)。確かにこちらの方が展望はよい。しかしあっという間に下から、西から湧いてきたガスに視界を奪われてしまう。野尻湖が確認できない。一方、東の中野市街、千曲川の流れはよく見えた。 時間も早いのでゆっくり昼食を摂りながら、ガスが晴れるのを待つことにした。とにかく羽虫が多くて、まつわり付くのには参った。そのうち同年代くらいの男女が二人でやってきた。 30分ほど粘っていると、わずかにガスが晴れ始め次第に、北西方向の雲海の上に妙高・火打らしい山が頭を見せ始めた。それも長続きはしなかったが。 12:55 下山開始。再び、ガスが立ち込め始めたので諦めて、引き返すことに。一旦、斑尾山頂に戻り、来た道を下る。 13:30 登山口に到着。下りもあっと言う間であった。気温17.9度。 車で荒瀬原まで下ると、朝とは違って雲は晴れ、山頂まではっきり見上げることが出来た。 下界はすっかり陽射しが強くなり、かなり暑くなっていた。 |