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先月を 振り返って |
<先月の本>
先月読んだ本は、10冊。中でも収穫は、そっけない表紙が目について思わず買ってしまった荻原浩の『誘拐ラプソディー』でした。笑いあり感動ありの誘拐モノ。ユーモアミステリが好きな方には特におすすめです。本格ミステリの新鋭の一角、殊能将之の新刊『鏡の中は日曜日』もなかなか。小説ならではのこういう仕掛けは大好きです。来年のベスト10には必ずや顔を出すでしょう。井上夢人の久しぶりの長編『クリスマスの4人』も、期待ほどではなかったにせよ、おすすめのひとつです。ゾクゾクする結末を是非。
今年は2001年を振り返ってを別枠で書きましたので、1年のまとめはそちらへどうぞ。このところジャンルというものが、自分の中でも非常に曖昧になってきているので、思っても見なかった視点やトリックが読めるのが楽しみにしている感じです。切り口は様々でも、ある「謎」を解くという目的の小説は、ストーリーの魅力はもちろん、結末にどれだけ目新しさがあるかどうかが重要だと思うのです。これからもいろんなジャンルの面白い本が読めると良いですね。
というわけで、2002年もよろしくお願いいたします。今年こそは感想1000タイトル超えるかな。
<先月の私>
師走というだけあって、あっという間の1ヶ月でした。もともと24日から休みということもあって、実質仕事をしていたのは20日弱。ただ、今年は休みと言っても大掃除だの、買出しだの、旅行の準備だので、それもまたあっという間。気づいたらもう1月も10日です。年々時間が経つのが早くなるような気がするのですが、それは年をとった証拠なのでしょうか。
去年は100冊ちょっとと、非常に読書量が低下した一年でした。今年はせめて150冊以上に挑戦したいと思います。と言ってるそばから、1回目の更新は1冊だけと寂しい結果になってしまいましたが・・・。もう少し効率よく家事をして、読書時間を増やさないと。