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監督: チェン・カイコー
出演: タン・ユン,リウ・ペイチー,チェン・ホンほか
配給:シネカノン 2002年/中国映画/118分/カラーチュンは母の顔を知らず、母の唯一の形見であるヴァイオリンを弾きながら、父と二人で暮らしている。彼のヴァイオリンの才能は、しかし非凡なものだった。とうとう北京のコンクールで演奏することになった。
中国映画らしいというか、話の展開が唐突なところはやはり気になるのですが、全体として起伏があって、2時間という時間もそれほど長く感じられなかった点で中国映画としては合格。北京の雰囲気や人々の様子は、多分日本人が考える中国のイメージを大きく変えることでしょう。
そんな北京へと、ど田舎からやってきた親子。右も左もわからない都会の中で、彼らを迎えるのは冷たい人々ばかりではなく、彼らの朴訥さ、純粋さを受け入れてくれる人々なのです。
そういう舞台設定と共に、音楽とは金や名声を得るためになすものではなく、音を楽しむことであるという強いテーマが全体を引き締めた感じがありますね。そういう意味では一貫性がありましたし、ラストも満足でした。
少年役のタン・ユンは、実際に音楽学校に通う学生さんだということ。確かにあの演奏(の演技)は真に迫るものがありましたし、それ以外の部分でも、顔の表情で多感な少年を演じるところが見事でした。
たまたま派遣さんから「行けないから」と貰った試写会券でしたが、ラッキーでしたね。4月26日よりBunkamuraル・シネマにてロードショーだそう。おすすめ。
宮部みゆき『ドリームバスター2』、平野啓一郎『高瀬川』が出ていました。
私に姉さんはいないんですけど。
我が家で事件です。なんと夫婦二人して食あたりになってしまったようなのです。発覚したのは月曜日の朝。いつも通り起きたのですが、どうもおなかの調子がおかしい。そう言えば、いつもは激しく起こしても起きない相方も、明け方にトイレに行っていたなあ。。。と思って、寝室へ行ってみると、相方が「腹痛い・・・痛い・・・」とうめいてるではないですか。
おやま、こりゃ何か悪いものでも食べたようだ。
そう結論したのはよかったのですが、しかしいい加減な私のこと、一体何が犯人だったのかさっぱりわかりません。朝食べた賞味期限切れ(でも冷蔵庫に入っていた)パンが悪かったのか、それともしばらくテーブルに出ていた栗タルト(という名の四国のお土産)が良くなかったか、いやいや、夜に食べたエビの天ぷら(でもエビはその日に買ってきた冷凍もので、食べる直前に衣をつけて揚げた)が悪かったのか・・・。
というか、明らかに同じモノにあたってるのに、私と相方のこの症状の格差は何なのだろう。
とりあえず正露丸のお世話になっているのですが、それから丸2日経った今も、いまいちな調子なのでした。
そろそろ暖かくなってくるので、みなさんも食べ物にはお気を付けて。
今日からパシフィコ横浜でROBODEX2003開幕です。今日とか明日なら多少は空いてるのかなあ。土日は混んでるんだろうなあ。今年はアトムの誕生した年ってことで盛り上がってるそうですね。
もうすぐ地方統一選挙ですね。私にとっては引っ越して初めての選挙です。昨日の朝、いつもどおりニュースをつけていると、6時半から神奈川県知事候補者の政見放送でした。テレビ欄によると、関東地域以外はスポーツニュース他をやっていたようで、神奈川県のために、関東全域が犠牲になるのってどうなんだろうと思ったり。それに、私はたまたまテレビを見る時間なので、選挙前は結構見るのですが、いつやってるのかって全く宣伝されないのもちょっと不思議です。市や県の広報紙にも載ってないし(たぶん)。
というわけで、昨日の候補者4人に続き、今日も残りの候補者の政見放送が行われるようです。これみて誰に入れるか決めよう・・・。私が選挙権を得た頃は、まだ政党候補がそこそこいましたが、今はみんな無所属で、かえって誰がどういう人かわからなくなったような気がします。
昨日の朝テレビをつけると、ちょうど街頭でインタビューしている映像が映りました。日本人かと思ったのですが、アジア系の人ではあるけれども、日本人ではないようです。私が日本人かと思った最大の理由が、顔にマスク。しかも私が愛用しているような口の周りを広く覆ってくれるマスクです。結局日本人ではないがマスクをしていると確信したとき、私は思いました。
花粉症って結構グローバルだったのね。
が、違ったのです。そのままニュースを見ていると、それが今香港方面で流行しているSARSとかいう新型肺炎の予防策であることがわかりました。マスクで防いでいるのは、花粉なんていう平和なものではなく、非常に致死性の高い病原菌だったのでした。
今月中国に帰る予定の、隣に席来ている留学生も「マスクっていくらぐらいで売ってるのか?日本のマスクは厚みがあるのか?」と真剣に聞いてきました。私が毎日マスクをしているのを知っているからでしょう。でも花粉症マスクを見せると、
これじゃだめ。薄いから
と却下されました。もっと全体的に顔を覆う花粉症マスクもあるので、それをおすすめしておきました。花粉症はグローバルじゃなくても、花粉症マスクはグローバルになるかも?
朝から眠気をおして行ってきたのがROBODEX2003。一度行ってみたいと思いつつも、「当日券が売られてないくらい人気」「券を持ってても3時間待ち」みたいな話を聞いてなんとなく行かないまま3年。せっかく近く(実家と比べると)に引っ越したし、よっしゃ気合い入れて朝一で開門を待つ時間に行こうと思ったのです。
開場1時間前についたのですが、ちょうどチケットブースが開くところ。当日券を買って並んだのですが、あまりの天候にそれほど並び客はいなかったのでした。ステージのショーが面白そうだと前日から目をつけていた私は、開場と同時にステージ正面の席を確保。それから昼過ぎまでひたすらロボットのショーを見ていたのでした。
人間の命令を聞く小型(大型の工業機械ではない)ロボットを最初に見たのは、つくば万博でした。あのころは三角錐のボディの上に小さい頭のついたロボットが最新で、それでも人が多くなったり、暑いところで使ってたりすると、ショーの合間にもしょっちゅう機嫌が悪くなるようなシロモノでした。
しかし!写真のSONY SDR-4XIIは、人の助けを借りなくても(多分最初からプログラムされてるんでしょうけど)自分で踊ってましたし、ホンダのASIMOは勝手に階段上ってるし、何より妙に滑らかな動きに感動。すごいすごい。一番すごいと思ったのはハプニングが起きたとき。上のSONYのショーをやっているときに、進行役のロボットが派手にこけたんですよ。しかも後ろに。補助要員らしいお兄さんが慌てていたし、しばらく妙な間が開いたのであれはハプニングだったと思うのですが、それでもSDRは勝手に(?)起きあがったのです。思わず会場から拍手。下手したら、あの時点で壊れてもおかしくないみたいな場面だっただけに、ロボットも進化したんだなあとしみじみ思いました。
そんなこんなで、あまりに嬉しくて写真撮りまくってたら、今度はカメラの電池が無くなるというハプニング。というか、予想できたネタ。大体は撮れたのでまあいいか。
写真入り"ROBODEX2003"の半日は明日UP予定。
東山彰良『逃亡作法』が出てました。
今日ようやくファイナルファンタジーX-2が終わりましたよ。終わった後、アビリティとかはそのままで最初からできるというモードがあるようです。そりゃなんだかずるい。っていうか、もう一度やる気力はあまりなし。
昨日の予告どおり、ROBODEX2003の半日をUPしました。某所からこんなものがあるというたれ込みがありました。
今日から新学期というかたも多いのでは。首都圏では桜もちょうど良くてよかったですね。
今日は鉄腕アトムの誕生日だそうです。漫画連載はもちろん、テレビ放送も微妙にかぶってない世代の私としては、実は最終回は(テレビで何度もやるので)よく知っていても、それ以外ははっきり言って全く知らないのです。ある意味残念と言えば残念ですが、しかし何故今日を誕生日にしたのか、故手塚治虫氏に聞いてみたいという気持ちはありますね。
なんだか21世紀っていうのも目新しさが無くなってしまった感がありますが、戦後間ない日本では、2003年なんて想像もできない「未来」だったんでしょうね。ところで、「10万馬力」って、今で言うとどんなもんなの?多分今アトムができても、その腕力や出力?を指して「10万馬力」とは言わないでしょうね。
昨日の続き。10万馬力ですが、タレコミによると今でも使われる単位だと言う話なので、ちょっと調べてみました。大辞林 第二版によると、馬力は
工業上用いられる仕事率の単位。国によって定義が異なり、日本では0.750キロワットを一馬力とした。
ということで、確かに今でも10万馬力でよさそうですね。ただ国際的な計算法には日本の馬力は使えないようなので、あえて今風に直すと、鉄腕アトムは75000ワットということか。
うーん・・・いまいち。
確か「馬力」っていうのは馬1頭分の仕事率のことだったと思うので、いまだにその単位が使われているというのが非常に面白いなと思ったのでした。でも馬が10万頭いても空は飛べないな。
またタレコミによりますと、10万馬力というのは、原潜とほぼ同じ仕事率だそうです。アトムすごい。空飛ぶ原潜か。
ありがとうございました>メールくださったかた。
昨日、たまたま見ていたテレビで、「8年間開けてない戸棚を開けるのが怖くて掃除ができない」という人がいました。うぉーそれよくわかる!なんだか動かしてないものの奥って、この世のものとは思えない状態になっているような気がして怖いんですよ。うんうん。
私がわかるわかる、と笑っていると相方、
わかるか!そんなの
あ、やっぱりその感覚は普通じゃない?
来月の文庫新刊情報。来月ちょっと楽しみなのは海外物。オベールの邦訳『異形の花嫁』がハヤカワ文庫から。すんごい久々にこの人の名前をみました。あと、文春文庫でディーヴァー『ボーンコレクター』が文庫化。同じく文春文庫で柴田よしき『象牙色の眠り』、重松清『カカシの夏休み』(おすすめ)が文庫化。双葉文庫では馳星周『雪月夜』が文庫化。これは上下巻とかにならないのかな?集英社文庫では東野圭吾『おれは非情勤』(書き下ろし?)と恩田陸『ネバーランド』の文庫化。角川文庫は小笠原慧『DZ』、小川勝己『葬列』、山田宗樹『直線の死角』の文庫化。確かどれも横溝正史賞受賞作じゃなかったかと。思います。以上。
毎月このくらいの時期になると、NTT東日本から請求予定金額の通知が届きます。大体毎月5500円弱くらいなのですが、その内訳は、90%以上が回線料だのフレッツ使用料だの、固定の料金部分。そして肝心の通話料は・・・
今月172円。。。
特に市内・県外を担当しているNTT東日本対象の通話料は42円。その後ろにご丁寧に「なお前月分は25円でした」と書かれています。
っていうか、市内通話・県内通話ってどこにしたんだっけ?と思うほど、通話する相手がいません。多分この42円すべてが、近所のコーヒー屋に「コーヒーひいておいてください」と予約した電話でしょう。携帯が普及して、固定電話を使う機会が減ってる昨今、こういう人も意外に多いのでは・・・。NTT、これじゃ請求するほうが金がかかるんじゃないかと余計な心配をするのでした。
短距離通話料なんて、無料にすればいいのに。
少々滞りましたが、再開です。大沢在昌『秋に墓標を』、クライトン『プレイ 上下』、恩田陸『蛇行する川のほとり2』、そして文庫が文春文庫から高嶋哲夫『ミッドナイトイーグル』、光文社文庫から大石直紀『キッドナップ』、響堂新『紫の悪魔』、柄刀一『ifの迷宮』が出てました。
うぉー痛い。なんだか背中が痛いのです。重いものでも持っただろうか、寝違えただろうか、といろいろ考えるのですが、重いモノを持つのは図書館に勤めている以上日常茶飯事(本は重いし)、それに背中を寝違えるかなあとちょっと思案。後輩Bに言うと、「旦那さんに夜中蹴られたんじゃないんですか?」という返答。なるほど、それも一理あり。でも「蹴られた」というよりは、「筋肉痛」の雰囲気に近いのです。誤って寝返りを打ってしまい、思わずうめいている私に、相方が呆れていました。うーん、一体なんだろう。まだ若い(つもりな)のに、体の年齢は高齢者?
そんな私に、相方がローズヒップティーの200mlペットボトルを買ってきてくれました。今朝飲んでみたのですが、、、なんじゃこりゃ。「あるある大事典」でお肌に良いって言われてなければ、絶対売れなかったようなシロモノです。まず酸っぱい。そして酸っぱい。さらに酸っぱい。それだけ。変な味。
明日も出勤ですが、今週も後少し。GWは今年は久々に旅行の予定だし、がんばろー。
昨日、夜中に少し寒くて目が覚めたのです。東京も徐々に暖かくなっていて、朝晩の冷え込みもさほどではないのですが、寝室は北側で、まだ少し寒い感じです。しかし、なんでこんなに寒いんだろう・・・と思って目を開けると、おお!一番上に掛けていたはずの布団が無くなっているではないですか。またけっ飛ばしてしまったか、と思って起きあがると、なんと隣に寝ている人が行方不明の私の布団をしっかりと掛けています。
犯人はおまえか!と思ってその布団を奪い返すと、なんと相方は何も掛けてませんでした。
最初に布団を蹴っ飛ばしたのは、相方だったようです。やはり寒くなって、手近にあった私の布団を奪い取ったのでしょう。ひどい話です。
布団争奪戦はもうしばらくつづく。。。
今日は統一地方選挙の投票日。引っ越して初めての投票です。ちなみに成人してから初めて引っ越したので、投票所が変わるのも初めてです。幸いここも実家と同じで投票所が近いので、買い物行くついでに投票してきました。いままでは市役所の支所だったのですが、今回は学校の体育館。やっぱり大分雰囲気が違いますね。千葉では、「○時現在の投票率」と出口のところに書かれてたのですが、こちらはそういうサービスは無いようです。というか、投票に来た人に対して投票率を提示しても意味は無いと言えば無いんですけど。
テレビによると、何やら史上まれに見る激戦だそうで、ちょっと面白そうですね。何しろ根がギャンブラーですからね。自分の投票がどっちに転ぶのか見るのは、投票して見る競馬とそうじゃない競馬と面白さが全く違うのと同じです。
その競馬は、今日は桜花賞です。さてさて何がくるやら。
朝日新聞によると、「日本工業大学(埼玉県宮代町)が図書館のロビーにコミックを置いたところ、「ついでに本も読んでみよう」という学生が相次ぎ、来館者が前年比2割ほど増えた。」らしいです。ちなみに同大学は鉄腕アトムのDVDも置こうとしているそうですが、実はそれってそれほど珍しいことではなくて、私が勤める大学図書館、さすがに日本語の漫画は看護や経済関係の一部ですが、ドイツ語版(笑)ドラゴンボールならありますし、鉄腕アトムのDVDも(古いLDも)あります。ハリーポッターみたいなベストセラーも大量にあります。どうなんでしょうね、そういうのって。確かに最近は、「情報を扱う」という意味で、図書館が受け入れる媒体を図書のみに限定してしまったら片手落ちではありますが、漫画やベストセラーはどうなんだろう。一方で、日本のロボット業界が世界とは全く違う発展を遂げているのは、「鉄腕アトム」や「ドラえもん」の影響がものすごく強いと言われているということは、その資料性というのは無視できないということにもなります。何を受け入れて、何を受け入れないかという議論って、難しいですね。公共図書館と大学図書館は目的が違うので、何でもかんでも入れるっていうのはどうなのかなとは思うのですが。
それにDVDやビデオになると、結構著作権関係が面倒くさいんですよ。なので、購入するのはほとんどが「レンタル専用」とか「上映権付き」っていうものすごく高価なDVDのほうです。通常は1枚3000-5000円で売られている映画のDVDが、上映権がつくと1枚2万円です。4倍以上です。上映権ってものすごく高いんですね。それでも館外持ち出しは禁止だったりします(レンタル専用だとOKなのかな?)。先日「大学図書館における著作権問題Q&A 第2版」というのが出たのですが、なんだか窮屈な世の中になってきました。著作権法は、著作者の権利を守るのはもちろんですけれども、著作者の権利の一部を制限することで、著作物の利用を円滑にするという意図もあったと思うのです。例えば、死後50年で著作権が消滅したり(第51条、のびるとう話もありますが)、著作権の制限が明文化されてたり(第30−50条)するのもそういう意図からなんですよね?
なんだか何が言いたいのかわからないまま終わっちゃいますけど、今図書館はいろんな面で岐路に立たされているという印象です。
統一地方選。意外と若い人が多くなりましたね<首長。「老人の老人による老人のための政治」はもう沢山ってことでしょうか。あーそう言えば、史上最高の得票数だった某知事は70歳でしたか。でもあの人は若く見えますね。ガンガン言うし、新しいことをやろうとするからでしょうね。私は密かに、このまま東京都がさらに過激に行けば、沈没しようとする日本から「独立を宣言する」って言い出さないかと思ってるんですけど・・・。誰かの本にありましたね、そういうの。
それにしても、国政もそろそろ老人は引退してもらって、若返りを図った方がいいと思うんですよね。若ければいいってもんでもないんでしょうけど、長老は後ろでアドバイスするだけにして、決断・実行するのはやっぱり若いのじゃないと。
だからもう田嶋陽子さんは遅かったんですよ。この国では65歳以上を高齢者と言うそうですが、もう彼女も60歳を超えてるそうですからね。と昨日のTVタックルを見ていて思ったのでした。
幻冬舎文庫、講談社文庫が出てました。幻冬舎文庫は田口ランディ『モザイク』、白川道『天国への階段』(おすすめ)、雫井脩介『虚貌』が文庫化。講談社文庫では殊能将之『美濃牛』が文庫化