02年7月前半号
2002年7月
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02年7月1日 (月)

とうとう6月も終わり・・・

ワールドカップが終わってしまいました。この1ヶ月は長いようで短かったような。本当に寂しいです。優勝はブラジル。組織力より個人技のほうが上でした。というか、2点目はともかく、1点目はカーンの信じられないミス(T_T)。またゴリラが吼えるところを見たかっただけに、非常に残念。

2006年大会はドイツで。ということは試合の大半は見られない時間ってことなのか・・・。これだけ試合がリアルタイムで観られたというのも、やはりアジアの大会だったからなのですよね。日本代表がそれほど強くないのもありましたが、今まで日本でワールドカップがブームにならなかった原因のひとつは時差かも。こればかりはどうしようもなく。自分がドイツに行くしかないですよね。

それにしても、あの折鶴と紙ふぶき、見てるだけで掃除が大変そう、と思ったのは私だけではないはず。

さて、7月。今度は夏休みに向けて、せめて私の後ろにあるブックトラックをががーんと片付けよう(^^;。夏休みの予定計画、今回はそろそろ固まりそう。

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柄刀一『殺意は幽霊館から』 bk1リンク

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02年7月2日 (火)

自然と闘う図書館

なんだかごたごたしましたが、初めてネット振込というものを体験。無事決済完了です。ただ、その「ごたごた」のためにちょーっと不安感はあるかも・・・。まだまだ発展途上といった感じ。でも家にいながら何でも 買える時代は、既に来ていますね、本当に。リアルにはリアルの、ネットにはネットの利点があって、それ ぞれなくならないとは思うのですが、商品やサービスによっては、どちらかが淘汰(この場合はやはりリア ルか?)されていく可能性は十分にありうると思いました。今回は某チケットを購入したのですが、そんな ものは店舗へ行かなくても、自分で検索して、必要なものだけ買える(邪魔な店員なしに)というのは大き な利点。逆に、洋服やパソコンパーツなんかは、実際に見たり、着たりしたいし、情報豊富な店員さんとあ れこれしゃべりながら決めたい。あるいは両方を使いつつ、住み分けるという方法もあります。本屋でも、 リアル書店で売れるものと、ネット書店で売れるものには若干違いがあるという話をどこかで読みました。 まだ黎明期の今こそ「誰を対象に」「何をネットで、何をリアルで、あるいは両方で」売るのか、はっきり戦 略を立てていくのが、どんな商売でも必要なのでしょう。図書館も例外ではないはず、というのは自分用 のメモ。

家に帰ってもサッカーが今日は無いんだ、と思うとやっぱり寂しい(病気)。

話がころころ変わります。なんだか昨日は暑いんだか、寒いんだかわからないような天気です。いや、外 はもしかしたらよくわかる気候だったのかもしれませんが、職場の中は調整の効かない全館冷房の所為 で、寒くなってきました。例年のように排気口の直下だけ寒くなる事態を避けるため、窓際のほうの席は、 なにやら冷房の排気口にビニールで覆いをしています。しかもそのビニールが風圧でやたらと膨らんでい るので、ちょっと不気味です。もしかしたらそのうち破裂するかもしれません。

そして、今年は直射日光の被害をくいとめるため、窓に遮光シールを貼ってもらったのですが、貼ってから まだ1度も晴れてなくて、その威力が全く未知数であることを昨日知りました。

今日もまた雨っぽい。

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新刊案内

あーこれまた忘れていたのですが、司城志朗の『ブルーデビル』が刊行。新潮文庫も出ていて、重松清 『日曜日の夕刊』(おすすめ!)と北村薫『月の砂漠をさばさばと』が文庫落ちです。なのに買ったのは 今更ながら本多孝好『Missing』。

7月新刊情報追加

真保裕一久々の新刊『発火点』が講談社から18日発売。有栖川有栖『幽霊刑事』が講談社ノベルスで ノベルス落ち。

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02年7月3日 (水)

日本ローカル

日本人は親切だった、というレポートが英国の新聞に載っているそうです。タクシーに乗れないで困ってい たら、お金をくれたとかいうのはちょっと言い過ぎかと思うのですが、コインランドリーが無くて困っていた ら、自宅の洗濯機で洗濯してくれた、とかいう逸話は、日本人らしいというか、なんというか。テレビの特番 でも、空港に忘れていたカバンを、空港事務局に届けてくれていた人がいて助かったなんていう話が「日 本でのびっくり体験」として話されていました。海外に行くと、親切な人間は大抵何かを企んでることが多 いので、日本人のアホなまでの親切に驚くのかもしれません。ましてやちょっと目を離しただけでも持って いかれてしまうカバンが、そのままそっくり、しかもわざわざ空港事務室に預けられていた、なんていうの はやはりカルチャーショックなのでしょう。いや、もちろん海外でも良い話っていうのはいくらでもあるんで しょうけど。

さてさて、そんな私も日本人の親切に昨日は助けられました。朝、始発駅で電車に乗ろうとしたところ、同 じ席を狙っていたおじさんに「あ、どうぞ」と言われ、見事席をゲット。降りる駅についたとき、寝ぼけて傘を 忘れそうになると、今度は別のおじさんに「傘、傘」と教えられました。うーん、親切。やはり人間、人に親 切にすることは大事ですね。持ちつ持たれつ。最近なんでもかんでもグローバル化、世界標準へみたい なところがありますが、日本のいいところは残って欲しいものです。

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本多孝好『Missing』 bk1リンク

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02年7月4日 (木)

血液型性格診断の使い方

私って血液型何型だと思います?

なんて今更言っても、自己紹介のところに書いてしまったので、クイズにならないのですけど。昨日、いつ も一括登録とかをお願いしているシステム屋さんが、急に「片桐さんって、A型ですか?」って聞くんですよね。私は確かにA型に見られることが多いのです。世間一般でのA型というのは、真面目とか几帳面とか、そんな感じだと思うのですが、私を知っている人間は大抵「それは絶対にない」というでしょう。なので、「見た目」なのです。前に「最初は真面目な人かと思ったのに、こんな人だったとは!」と友人に面と向かって言われたこともある片桐。というわけで、

私はB型なのです。

大学時代、「血液型性格診断とは何か」というテーマで心理学のレポートを書いたのですが(かなりネタみ たいなものだったのに、何故か先生に気に入られて期末試験を免除してもらえたのでした。)、そこでいろ いろ調査した結果、占いそのものが「晴れ時々曇りのち雨」みたいな書き方をして、誰にでも当てはまるように書かれているという面があること、また、血液型性格判断のように、別にそれほど興味が無くても一般に普及しているものは、「○○型はこういう性格だ」と言われつづけるために、刷り込まれてそういう振る舞いをしてしまうという面があるということでした。

そう言えば、血液型何型?って聞くと、「クワガタ」とか寒いことを言う先生って必ずいましたよね。

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おーこれは面白いです。なるほど、局所的に受けていた訳がわかりました。あとちょっと。

新刊案内

乙一『GOTH』が出てました。乙一、初のハードカバー?楽しみ。おととい、本屋に行ったら、春江一也の 新刊『カリナン』が出ていたのでした。迷って買わなかったのですが、すると昨日、職場にその『カリナン』 が来ていて、さらに迷い中。

bk1情報

bk1も2周年。ビール券が当たるスタンプラリーや、書評大賞、2年間の売上ベスト20など、「夏祭り」を開催中。全然関係ないけど、私のbk1開店時期の日記はこちら

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02年7月5日 (金)

タイムスリップ

昨日は古書(*1)の目録の打ち合わせ。これがまた面白いのです。さすがに古書という特殊な資料のため、専門の先生方も参加しているのですが、事務として目録を取っている人間と、資料自体に思い入れがあって目録を取るのと、やはり若干の齟齬が出たりするのです。先生方もそういうところはよくわかっていて、それぞれの要望をすり合わせながら、今のシステムやフォーマット、目録規則にあった書誌になんとか当てはめていきます。

さてさて、プログラミングをやっている方なら必ず1回は通るであろうソート。当然目録の世界なんぞは、ソートが全てと言っても過言ではないほど、並び替えは重要です。出版年まで西暦じゃなかったりするものですから、なんとかそれを数字で代用したい片桐。さすがに書誌の表示は「江戸初期刊」になってしまっても、それがどこからどこまでなのか、大体を数字で入れておくだけで、例えば江戸初期、中期、後期でソートをするのが非常に楽になります。で、とりあえず江戸初期はいつまで、っていうのを一覧にしてもらうことにしました。すると先生、

江戸初期は、元禄までかな

だ〜か〜ら〜、元禄はだいたい何年なのですか。ひとしきり元号で話をする先生方。しかも「文化の前って何だっけ」なんて、知ってて当たり前のような顔で聞かれる。それってやはり常識なのでしょうか・・・。なんだか江戸時代にタイムスリップしてしまった気分。国文学の世界は、徳川家康辺りならまだまだ「昨日の話」のようです。

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乙一『GOTH』 bk1リンク

『MISSING』よかったです。次は乙一。

*1: 江戸時代以前の和装本や、清以前の漢籍など所謂貴重な資料
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02年7月6日 (土)

やた

晴れてますよ、晴れてますよ!

週末は雨と聞いていたので、またかーと思っていたのですが、晴れてるよ〜。というわけで、慌てて起きて洗濯です。うぉーこんなに晴れ間が嬉しいことがあったでしょうか。しかもそんな日に土曜がお休みだなんて、ラッキー。

それにしても気温だけは夏らしくなってきました。家では、私が冷房が嫌いなので、なんとか抵抗して除湿をつけてるのですが、除湿だけでも体感気温がかなり違います。ただ、除湿の問題点は、切るとすぐに暑くなる・・・。恐るべし、日本の湿気。

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新刊案内

講談社ノベルスが出ていました。有栖川有栖『幽霊刑事』新書落ち。

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02年7月7日 (日)

イギリス人は行列に並ぶのが好きだそうですが

昨日は買い物を兼ねて、久々に銀座へ。元々東京の東側を使う人間だったので、銀座だったら場所がわかるということもあって、なんとなく安心な感じ。暑いので、なるべく建物の中であれこれ見たり。夏休みの旅行に向けて、水着を買おうかと見ていたら、水着のくせにやたらと高くてびっくり。もう少し安くなってからにしよう。

財布が軽くなってきたので、相方にお土産のお菓子でも買ってそろそろ帰ろうと、三越の地下へ。するとやたらと並んでいる店があるのです。ショーケースにはおいしそうなプリン。お、これおいしいのかも、と思って私も並ぼうと思いました。すると、最後尾には白い制服を着たおじさんが立っています。

パステルをご利用ですか?

そのおじさんに言われて、私は(このお店はパステルっていうのかな?)と思いつつ、(よくわからないけど)「そうです」と答えると、「ご案内しますので、あちらに」と言われて、「パステルをご利用のお客様は、この看板の後ろにお並びください」という看板の後ろに並びました。うーん、所詮プリンでこの人気。きっと美味いに違いない。私の期待は膨らみます。10分程度で、ショーケース近くまで来ました。わたしは皆が買うものを買っておけばOKかなと思って、前の人の注文を気にしていると、皆さんすごいのです。「なめらかプリン10個」とか「全種類を2個づつ」とか、大人買いです。2人で食べるなら4個までだよなーと思って、なめらかプリンを2個、抹茶を1個、キャラメルを1個購入しました。

帰ってきて食べたのですが、これはプリンなのでしょうか。確かにめちゃめちゃとは言わなくても美味しいのですが、プリンとして食べるとどうなんだろ、というのが2人の共通意見。相方曰く、

コンビニの100円焼きプリンが俺は好き。

安上がりなやつ。

なんとなく店名にひっかかりを覚えていたのですが、前にテレビの「おいしいプリン探し」か何かで出てた店でした。食べるまで気づかない自分も自分。

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02年7月8日 (月)

七夕が過ぎて

例年七夕は梅雨のどまんなかで、彦星も織姫も願いをかなえてくれる気が無いんだ、と去年の日記に書 いていますが、おとといから急激に天候が回復、昨日は奇跡的に良いお天気でした。でも天の川どころ か、星さえまともに見られない場所に住んでいるので、結局同じだということを痛感しました。

1999年の7月からこの「椰子の実通信」は残っているのですが、ここ3年の7月上旬の日記によると、この 時期は豪雨に見舞われるか、台風が来ていたようです。今年は天気は悪くても、降雨量はそれほどでも ないとかいう話で、確かにバケツをひっくり返すような雨には遭ってないと思ったのでした。

今日も明日もお天気は悪くなさそうですね。夜も寝苦しくなってきました。早く梅雨明けしないかな。

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松尾由美『ブラックエンジェル』

なんだかふるーい積読以外、読む本が無く。相方が買ってきた『ブラックエンジェル』を読むことに。今日は 本屋に行こう。

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02年7月9日 (火)

大変です

なんとパソコンのnDiaryのログが入っているフォルダがクラッシュし てしまいました。ウィルスバスターでスキャンしても感染しているわ けでもないし、スキャンディスクをしてもエラーが発見されず、全く復 活しません。仕方なくファイルをディスクから拾ってくるソフトで検索 をかけたところ、なんとかディスクの中からファイルをくみ上げること はできましたが、まだまだ復活には至ってません。。。なんとか治る までお待ちくださいませ。。。

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02年7月10日 (水)

9割方は復活・・・

いやーもう参りました。おとといの朝まであったファイルが、ぜーんぶ消滅していた、という衝撃の事件から一夜。ハードディスクの空きクラスタを漁って(まさにゴミ漁り)、80%くらいのログファイルは元に戻ったのですが、いかんせんnDiaryの本体も一緒にいかれてしまって、ダウンロードしてから再び手直ししたところを直すという作業に時間がかかってしまいました。

まだ、トピックを吐き出す機能が正常に作動しません。どうしてだろー。誰かアドバイスを。

しかし謎なのは、朝まであったファイルが夜に消えていたこと。ウィルスバスターはすべてのウィルスを検出できるわけじゃないので、ウィルスの可能性も完全に否定されるわけではありませんが、電源を切っているパソコンでウィルスが作動するわけもなく。すると考えられるのはやはり暑さと湿気にやられた、ってことですね。皆さんもお気をつけて。バックアップはこまめにとりましょう。。。でも、年末と夏休み長期休暇にバックアップとってたのにぃ・・・。今日の一言。

パソコンの異常は、バックアップを取っていない場所に起こる

さてさて、今回大活躍だった、「ゴミ漁り用ソフト」。ゴミ箱から消してしまった(文字通り削除してしまった)ファイルを復活させることもできるこのソフトは超おすすめ。GUIからは見えなくなっていても、ハードディスクの中には残っている可能性があるかも。

あーそんなことをしているうちに、台風直撃しそうになってるし。。。

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新刊?案内

気になっていた川上弘美『龍宮』を買ってきました。

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02年7月11日 (木)

台風・・・だったのか?

台風6号は、夜中に千葉県に上陸して、まさに関東直撃だったようですが、あまりの暑さに冷房を入れてカーテンを閉めていたら、全く「すごい」という雰囲気が味わえず。朝起きたら、ものすごく良い天気になりそうな気配です。今日も暑そう。

そんなことより、昨日ショックだったこと。

業者さんにまで私のホームページがバレていたこと。

なんで知ってるのー。確かに本名(旧姓だけど)で検索できちゃうけど。

昨日ほっとしたこと。

ボーナスが出たこと。

ボーナスって生活給だよなあ。

いまだnDiaryは完全復旧せず。topic.rbでエラーが起きてるらしく、undefined method ・・・@lastestFilenameがなんちゃらかんちゃらっていうメッセージが出ています。。。うーん。rubyのバージョンが悪いのかと、1.6.2に戻したりしてみたのですが、状態は変わらず。なんでだろー。壊れる前はちゃんと動いてたのに。まあいいや、週末にゆっくりやろう。

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8月の文庫新刊情報

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来月はほとんど読んだ本の文庫落ち。川上弘美の『溺レる』は、『龍宮』が良かったら、読んでみようかな。恩田陸『月の裏側』が幻冬舎文庫で文庫落ち。おすすめ。柴田よしき『遙都』は、京都を舞台にした妖怪SFの第3作。宮部みゆき悲願?の直木賞受賞作『理由』は朝日文庫から文庫落ち。私はあまりおすすめしないかも(^^;。石田衣良『エンジェル』が集英社文庫から。鯨統一郎『金閣寺に密室』は、とんち探偵一休さんモノで、これはおすすめ。逢坂剛、平野啓一郎が新潮文庫から。です。夏は盆休みが入るので、あまり本が出ないんですよね。既刊本の消化もしようかな。

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02年7月12日 (金)

都会の歩道を歩くのは

ようやくnDiaryが復活しました。今日からはちゃんとトピック一覧も更新されてます(^^)。

昨日は朝から衝撃を受けてしまったのです。台風一過で、晴れ渡った朝。私はいつものように、職場の最寄駅からのほほんと大学へ向かって歩いていました。あの角を曲がれば、もう門の目の前です。私の意識は前方へと向いていました。しかし!なにやら、足元に異物を感じて、思わず踏みそうになって避けたのです。目の端をよぎったそれは、かなり大きなもので、歩道の真中に置いてあります。

誰、こんなところに石を置いたのは・・・?あれ?

この形状、そして先に細長い頭が・・・・しかも動いてる・・・

か、か、カメだぁ

なんでこんなところに亀が!しかもあまりにびっくりして飛びのくと、一回り小さいもう一匹。2匹もいる!台風の所為でどこかから逃げてきてしまったのでしょうか。一人で踊るように飛びのいている私(心の中では悲鳴をあげつづけている)には目もくれず、日向ぼっこをしながら頭を振り振りご機嫌な様子(に見える)。

大学につくと、いつものように仕事です。私は白昼夢を見た気分になって、昼休みにあちこちで「今朝、駅から来る途中でカメを見た」と話しましたが、みんな馬鹿にして本気にしてくれません。すると隣の課の主任さんが、「あーカメいるよねー」っていう助け舟。そしてそのカメは近くの料理屋で飼われているカメだということを知りました。一件落着。

直木賞候補作が決まったそうで。読んでるのは奥田英朗『イン・ザ・プール』のみですが、これは大穴といったところ。受賞は無理かなあ、とは思いますが、本自体はおすすめ(笑)。

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02年7月13日 (土)

[movie/DVD] ハリーポッターと賢者の石

見ましたよー。「ハリー・ポッター」。相方なんて、「なんだ、そんなの見るの?野球見ようよ」とか言ってたくせに、私がパソコンで見始めたら、結局一緒になってみてました。


父母を亡くし、親類の家にあずけられているハリー・ポッター。あからさまなイジメを受けながらも、なんとか毎日を過ごしていた。ある日、そのハリーに1枚の手紙が届く。親類の妨害に遭いながらも、とうとう手にしたその手紙は「魔法学校への入学許可書」だった。

世界中で大ベストセラーになっている「ハリー・ポッター」シリーズ第1作の映画化。やはり児童書は児童書かな、という予定調和なストーリー展開なのですが、それでも次々起こる困難を乗り越えるという面白さ、魔法学校という舞台の魅力は、確かに人々を惹きつけるものなのでしょう。

原作を読んでいる私は、ストーリーよりも「この本を映画化する」のほうにどうしても重点が行ってしまいますけど、よくもまあこれだけ「ぴったりな」キャストを集めてきたなあと感心。ハリーポッターは、写真で見ていたので知ってたのですが、マクゴナガル先生とか、スネイプ先生、ロン、ハーマイオニー・・・思ってたイメージとぴったり。そして映像技術の進歩は、こういう物語の世界の実写化に非常に貢献しているんだなあと思ったのでした。ちょっと前だと「えー実写化するの?アニメのほうがいいんじゃないの?」と思ったりしたものですが(日本はアニメ技術のほうが優れてますし)、これなら確かに実写化するでしょうね。物語で読んだ「ハリー・ポッターの世界」が、映像で見られるというのは、多分世界中の子どもを喜ばせたことでしょう。ホグワーツ特急の出る駅には、「9 3/4番線」の看板が観光用にあるそうですが、確かにこうして映画で見たら、行ってみたい気持ちはよくわかります。きっと壁にぶつかっている子どもが沢山いるとみた(笑)。

ただやはり気になるのが、ストーリー展開の甘さ。本の感想でも書きましたが、こうなるだろうなーと思うように展開していくし、いつもハリーがうまくいく、というのは、ちょっと鼻につくというか(天邪鬼(笑))。一度くらい挫折から立ち直るみたいな展開があってもいいんじゃないかなあ。。。

でも、原作ありの映像化には否定的な片桐も、この映画は結構おすすめだったのでした。原作を読んでない人も読んだ人も楽しめるようになっているのでは。私もイギリスに行きたくなってきた。。。

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有栖川有栖の『山伏地蔵坊の放浪』が文庫落ち

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02年7月14日 (日)

[movie]MIB II

昨日は暑気払いということで、昼間から我が家に人々が来て、まったりと夜までお酒のみ。自家製梅酒1本、日本酒も1升の半分くらい、さらに家にあった自家製梅酒も半分、さらにシャンパンフルボトルも1本。ビール無数・・・があっという間に空き、皆さんかなーり変な人たちになっていました。

先週はあまりにも重い小説が3冊続いたので、なんとなく宮部みゆきとか読みたくなってきました。いや別に宮部が重くないってわけじゃないのですが、どこまでも楽しい本が読みたい・・・。というわけで、憂さ晴らし?に朝から「MIB II」を鑑賞。ブラボー!!やっぱりMIBはどこまでもアホで良いです。究極のB級映画万歳!


Kが引退して5年。すっかりMIBの一員として成長したJは、Kに代わる相棒がいなくてイライラしていた。次々と相棒に「ピカッ」をしてしまうJに、Zも手を焼き気味。そこへ殺人事件が起きたという通報が。しかも目撃者の証言によると、犯人は「ザルタの光」を探していたという。その「光」はどうもKの現役時代の仕事と関係あるようだ。Kを連れ戻すため、JはKが勤める郵便局へと向かう。

人気映画なので混んでるのかと思ったらガラガラ。5分前でも自分の好きな席を選べました。私の座ってた席、横1列空いてましたし。

今回は郵便局員になったKを連れ戻し、元に戻すまでの前半と、Kが過去を思い出しながら、犯人を追い詰めていく後半とでそれぞれ爆笑なシーン続出で(特にロッカーの中の宇宙人、爆笑)、最後まで笑いっぱなしでした。ちゃんと前半の伏線が後半に絡んでくるところもマル。うるさい犬とか、ツイスター好きなムシとか、小ネタも笑えますし。そして全体に笑いの質が良いところも好きかも。馬鹿馬鹿しいシーンがデーンと出た後、「・・・・・」という噴出しが出てきそうな映像も、なんとなく日本のギャグ漫画のような雰囲気でしたね。テレビで見てもいいけど、大スクリーンだからこその面白さっていう気もします。

次は「スターウォーズ エピソード2」かな。お馬鹿映画が続いていてご機嫌。

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これから本棚を探索します。。。

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02年7月15日 (月)

あつーいー

という言葉しかでないような一日。昨日は朝一番(9時20分の回)の映画を観に行ったのに、それでも既に日傘必須の状態で、さらに冷房の強かった映画館と、あまりに暑い外とを往復したら、おかしくなりそうな陽気でした。梅雨は明けたんでしょ、そうでしょ。早く宣言してよ、もう夏ですって>気象庁。

その一方で、またしても台風が来ているそうで。今度は7号ですか。確かに6号が来たときに、既に下のほうに7号が見えてましたが、いつのまにか、こちらを狙う状態になっているそうで。気象予報士、引っ張りだこですね。でもこのところ全くと言っていいほど週間予報が当たってないような気がするのですが、大丈夫なのでしょうか。

昨日は、皆さんが持ち寄ってくれた食べ物の残りを消化。冷蔵庫がいっぱいになったのは、本当に一瞬でした。自家製梅干しうまー。

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乙一『失踪Holiday』 bk1リンク

bk1情報

冷たいデザートが食・料理サイトで特集されてます。こういうのって、見てるだけでも美味しそう。でも、できれば目次とか、レシピの索引とか一緒につけてくれると、注文しやすくなるのに・・・って思うのは、私だけ?私がよく使ってたのは、オレンジページクッキングの「お菓子の本」。そいつがボロボロになってしまって今は持ってきてないので、「お菓子1年生」 bk1リンク なる本を愛用してます。でも、ヒマだった大学生の頃はしょっちゅうお菓子を作ってたのに、それでも未だに「1年生」な私って一体(笑)。凝ったのじゃなくて、とりあえず基本のお菓子(ショートケーキ、ガトーショコラ、クッキー、パウンドケーキ、シフォンケーキ、レアチーズ、プリン...etc)が出来ればいいや、という方にはおすすめ。

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