00年6月後半号
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00年6月16日 (金)

ダイエット。

妹が突然「運動しなくちゃ」と言い出しました。「なんで運動するの?」と私が聞くと、「ダイエットしてるの」と珍しく真面目な顔。「ふーん」。

興味を示してもらえず、不満な妹。「あのさ、なんでダイエットしようと思ったか、聞いてくれない?」と言うので、「なんで?」と聞くと、「だからね、ちょっとおなかの気を緩めると、段々になっちゃうのよ〜」ああ、確かに段になってるね。

私のベットを奪った妹、真剣に運動を始めます。「まずは、横っ腹の肉を取る運動」と言うと、横向きになって、片足をあげ、もう一方の足をその半分くらいあげています。まるで芸をしているオットセイです。続けて「おなかの肉を取る運動」、「ふくらはぎを細くする運動」と言っていろいろやっていましたが、私は東野圭吾を読んでいました。一体いつまで続くのか、ちょっと楽しみ。

[椰子の実の立ち読み]:老人保健法による骨粗鬆症予防マニュアル

老人保健法による骨粗鬆症予防マニュアル / 骨粗鬆症財団監修
日本医事新報社, 2000.6

やっぱりカルシウムは大切ですね。これから1日1杯しか飲んでなかった牛乳を2杯にしようと思いましたよ(結構牛乳好きなのです)。でも豆腐は嫌いなので、納豆にしよう。。。

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00年6月17日 (土)

[movie]インサイダー

久々の映画です。アル・パチーノ、ラッセル・クロウ主演の実話ドラマ、「インサイダー」。よかった〜。面白かったです。久々にドラマの面白さを味わった気がしました。

60ミニッツの敏腕プロデューサー、ローウェル・バーグマンの元にタバコ産業界の資料が匿名で届いた。内容の解説を依頼しようとして、バーグマンは元タバコ産業役員であり、科学者でもあるジェフリー・ワイガンドとコンタクトを取る。ところが、ワイガンドはタバコ産業を揺るがすある秘密を握っていることがわかる。

家族を取るか、それとも見ず知らずの国民の健康を取るか。まさに知ってしまったが故のジレンマ。こんなことになるのなら「知らなければよかった」と何度も思ったに違いありません。私なら家族を取ると思いました(^^)。それに、証言した後でもあちこちからの圧力。どうやったら個人が組織と戦えるのか、ものすごく考えさせられる映画でした。ちょっとだけ薬害エイズ事件を思い出したり。

映画としては、ちょっと映像が不満。私の好みじゃなかったですね。話運びは面白かったですが、役者に助けられているところが大きかったような気がします。ラッセル・クロウは、一瞬わからなかったです。どーしてそんなに老けちゃったの?と思ったり(笑)。アル・パチーノもいかにも「ジャーナリスト」で、よかったですね。この2人がやると、なんとなく「正論」が胡散臭くない感じだったのがハナマル。楽しめました。

実は違和感を感じて気づいたのですが、この映画、出演者が喫煙するシーンが1つもないのです。それくらい現代映画には喫煙というのが当たり前に出ていたんだな、と思いました。映画って、喫煙し始める動機の一部だと思うんですよね。誰々を真似てみたいな。私はタバコは吸わないので、この映画には大賛成!(^^)。

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00年6月18日 (日)

[movie]グラディエーター

ラッセル・クロウ続き(^^)。これからしばらく観たい映画の封切りが続くので、初日に観に行ってしまおうと早速行ってきました。

西暦180年。ローマ帝国皇帝マルクス・アウレリウスに信頼され、皇位を継承しようとした将軍がいた。アエリウス・マキシマス。彼は部下にも信頼され、カリスマ的存在として軍を率いていた。そこへ現れたのが、アウレリウス皇帝の実子であるコモドゥス。アウレリウスが皇位をマキシマスに与えようとしていることを知ったコモドゥスは、アウレリウスを暗殺、マキシマスとその家族を処刑しようとする。

家族を殺されて、復讐を誓う将軍マキシマスが、剣闘士(グラディエーター)となり、ローマにもどってくるというお話。この映画、見所はなんといっても、ラッセルクロウ!!!!かっこいい!!!!です(笑)。女の私が言うのは変ですが、こういう男が惚れる男というのは、本当にかっこういいです。もちろんその敵役なのですが、そのカリスマに嫉妬する新皇帝コモドゥスは、狭量が現れていてそういう意味では上手かったですね。それがさらにマキシマスを引き立てていました。衣装、スケール共にすごかったのですが、惜しむらくはちょっと長い。もちろん見せ場たっぷりで、飽きることは無いのですが、もう少し短く纏めると全体的に引き締まったんじゃないかなあと思いました。映画は2時間くらいがちょうどいいですよね。

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00年6月19日 (月)

強い歯

片桐の家系は歯が丈夫です。祖父は戦時中もったいないからといって、カニを甲羅ごと食べたという逸話の持ち主。今でこそ入れ歯になってしまいましたが、歯茎で煎餅を食べる人です。

私も比較的歯は強いのですが、それをそのまま受けついだのはうちの妹。大きな出っ歯は、超強力。昨日の夕食に凍ったライチが出てきたのですが、ナイフが通らないそのライチを犬歯でバキバキ向いていきます。まるでライオンです。そういえば、小さい頃妹と喧嘩したとき、妹に噛まれてすごい歯型がついたことがあったことを思い出しました。妹がキレないように注意しなくちゃ(笑)。

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00年6月20日 (火)

本名とハンドル

土曜日は麻弥さんところのオフ会だったのです。そこで「なんか、ハンドルネームを使っている人の本名を聞くと変な感じだよね」という話をしました。今日はその話題。

私はネットでも本名を使っている(掲示板とかに書き込みをするときは「ひろえ」を使っていますが)ので、たまに「よく本名使ってますよね」と言われます。実は、これには深くも浅い(?)理由があるのです。私がインターネットを始めたのは1994年。そのころインターネットは本名原則だったのです。少なくとも、私の周りではそうでした。ハンドルネームというのは、どちらかというとパソコン通信の考え方。当時インターネットは研究機関や大学が中心だったので、逆に本名以外を名乗る理由が無かったですし、本当に小さいコミュニティで、もともとの知り合い同士にハンドルを名乗る必要もなかったですし。なので、大抵本名の後ろに@をつけて(この@もインターネット独自のマークですよね)、その後ろに所属を入れるのが慣例だったように思います。私だと片桐@○○大と書いていたものです。前に作っていたページから今のページに移行した時も、特に疑問もなく本名を使ってしまったので、今更変えられないかなという悲しい理由(^^)。ドッグイヤーとはよく言ったもので、ここ数年でインターネット人口は爆発的に増えました。環境も大分変わってきてしまって、逆に本名を名乗る人のほうが少なくなってしまったような・・・。でも匿名性が問題になっている今、もう一度本名原則を見直してもいいんじゃないかなと思うのですが、どうでしょう。もちろん本名を名乗る危険はあると思うのですが・・・。

[椰子の実の立ち読み]:学生・社会人のための日本語再入門

学生・社会人のための日本語再入門 : あなたの使い方は間違っていませんか? / 読売新聞校閲部著
PHP研究所 , 2000.3

うぉー耳が痛い。。。確かに言われてみると誤用なんですけど、使っちゃってる言葉ってありますよね。特に習った言葉じゃなくて、本で読んでなんとなく覚えてる言葉って、間違ってることって多いかもしれません。「気のおけない」はよく反対の意味に使われてしまう言葉のひとつですが、そういう本当に意味が違うっていうのではなくて、「こういう場合にしか使わない」という言葉が特に危険(^^)。「八方美人」を良い意味で使ったり、迎える人に「はなむけの言葉」と言ったりっていうやつですね。これらはさすがに知ってましたが、「したり顔」の誤用は結構あるかも。実際に新聞や本なんかでも多く見かける誤用だと、それが正しくなってしまっているというか(と言い訳してみる)。足元は見るもので、すくうのは足。打つのは囲碁で、将棋は指すもの。日本語って難しい。これを機会に少しは正しい日本語を使えるように努力しようと思いました。

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00年6月21日 (水)

ポリフェノール

うちの母は、流行に流されやすい性分なのですが、特に「健康」の2文字にやたらと弱いのです。「カテキン」熱がようやく冷めたと思ったら、最近の彼女の流行は「ポリフェノール」。活性酸素という悪い物質に効くという意味で、体に良いというのは間違ってはいないらしいのですが、食卓の実権を握る母がそういう流行に左右されると、家族全員が被害を被るのでかなりいただけません。

昨日の朝食に何故かカルピスが出てきました。「これ新製品なのよ〜。りんごのカルピス。りんごはポリフェノールだから」。私は毎朝プチダノンを食べています。いつもはプレーンなのに、何故か昨日はりんご味。母曰く、「りんごはポリフェノールだから」。そのうえさらにぶどうが出てきました。曰く「ポリフェノールだから」。ポリフェノールは我が家で黄門様の印籠以上の威力を持っています。

おそらくソースはみ○も○たあたりじゃないかと疑う私。恨みます>み○も○た。次は何が流行るのか、戦々恐々。

[椰子の実の立ち読み]:エモーショナル・プログラム

エモーショナル・プログラム : 市場分析・ブランド開発のための感性マーケティング・メソッド / 坂井直樹著
エクシード・プレス , 2000.3

感性をADULT, YOUNGADULT, YOUNG, JUNIOR という4つの「マインドエイジ(感性年齢)」に分けて、それを縦軸に置き、保守性、革新性を横軸にして、その中を9つに分類。感性をターゲットにした商品開発を提案する本。

例えば映画なら、「マトリックス」はマインドエイジがADULTで、比較的革新的なModern stage(現代派)感性の人々がターゲット。この感性の人たちは、流行にいち早く反応し、食への感心は薄く、都心の集合住宅に住んでいて、一般教養よりもサブカルチャーに詳しい。また、「カサブランカ」なら、マインドエイジはADULTで、完璧に保守的なAuthentic stage(正統派)。自分が長い間使い慣れ、熟知しているブランドを愛用し、味覚も保守的。教養人で、モーツァルトなどを好む人々。なるほど〜、ちょっとだけ納得(^^)。

結構笑えたのがトラベルスポット。超革新的で、超アダルトな旅行地。>「南極」「宇宙」。それは確かに革新的ですね・・・。ちなみにここに分類される人々は、Performance stage(表現派)。ファッションでもインテリアでも自己表現の道具として考えるタイプで、ある意味自意識過剰。好き嫌いがはっきりしていて、テンションを高めてくれる激しい音楽を好み、変人だけど魅力あるカリスマだそうです(^^)。

私は選ぶものから考えると、ヤングアダルトとアダルトの境目くらいで、保守と革新の中間であるFree stage(自由派)に近い気がします。説明も読んでも合ってますね。本屋にいって、あなたも何派か確かめてみよう・・・って言っても、こんな本普通の本屋に置いてあるのかな。。

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00年6月22日 (木)

妹の苦悩

妹は今とっても悩んでいます。やろうか、やるまいかでなんと3日。まるでハムレットです。何に悩んでいるかというと、

「ディノクライシスやろうかな〜どうしようかな〜」

私がクリアしたときは怖がりながら見てたものの、その後自分でやろうとしてあまりの恐怖に挫折したプレステゲーム「ディノクライシス」。その恐怖心も月日と共に薄れてきたのか、再びやろうかなと思ったようです。ディノクライシスを出してきて、説明書を一心不乱に読んでいます。多少本気のようです。

「うーどうしようかな〜。やっぱり怖いなぁ」

それならやらなければいいのに、どこかでやってみたいという気持ちがあって、投げ出すことができないのです。優柔不断なやつです。なんでも即決の私とは大違い。結局昨日は「ディノサウルス」は「夢を見るから」やめて、「パラッパラッパー」をやっていました。きっと今日も悩んでいることでしょう。

そうそう、私は「パラパラ」は「パラッパ」の親類だと思っていたのですが、全く違うものだったんですね。いや、全然関係ないですけど。

[椰子の実の立ち読み]:日本のかたち

日本のかたち / 岩宮武二, 高岡一弥
ピエ・ブックス, c1999
ISBN4-89444-100-4

日本的なモノの写真集。
日本のモノって白黒が似合いますね。大陸から渡ってきた文化で、あちこちにその影響は見られるものの、やっぱり大陸のものとは違う。多分並べられたら、こっちが日本のものって見分けがつくんじゃないかなと思うのです。よく西洋映画なんかで中国や朝鮮と日本は混同されてますけど、似ているようでやっぱり違いますよね。アジアの国の人ならきっとわかるはず。好き嫌いはともかく、こういうものに落ち着ける印象を受けるのは、やっぱり日本人だからでしょうか。

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00年6月23日 (金)

人の名前の覚え方

私が芸能人を全然知らないことは、4/27の日記で書きました。特に最近のタレントさんは全然わかりません。テレビを見ないこともありますが、それ以上にタレントにも個性ある人が少なくなったんじゃないかと思うのですが、それは単なる言い訳?

そんな私でも、ちゃんと覚えている芸能人もいるのです。この前何かの話をしていて、私が「福山雅治でしょ」と言い出しました。「あれ?ぎりちゃん福山知ってるの?珍しい〜」と同期A。そうなのです。私は福山雅治ならわかるのです。というのも、大学の時のサークルの同期に、福山に超そっくりなやつがいたからです。仮にそいつをKとしましょう。そのKに初めて会ったときは、私は福山を知らなかったのですが、その後どこかの看板で福山を見たとき、「Kのやつ、変なやつだけど、実はあれは世を忍ぶ仮の姿で、実は芸能人だったのか!」と半ば本気で思ったくらい似ています。友人にその看板の主が「福山雅治」という人だと聞いて、他人の空似っていうのは本当にあるんだな、と感心。

先日、テレビのCMの話になって、「ほらトータスなんとかが出ているやつ」「ああ、トータス松本ね」っていう会話になりました。「あれ、かたぎりさんトータス松本は知ってるんですか?」と後輩B。「うん、だって後輩に超そっくりな奴がいたんだもん」

同期Aと後輩B、口をそろえて「またそれかい」

いや、本当にトータスもそっくりでした。その後輩に初めて会ったとき、「君誰かにすごく似てるね」と言うと、ものすごくいやな顔をされて「トータスっすか?」と言われました。きっと何度も言われていたのでしょう。そういえばナンちゃんに似ている先輩もいたのでした。その先輩はどこに行ってもナンちゃんと呼ばれていました。元気ですか?>ナンちゃん。

[椰子の実の立ち読み]:ドットコム・ショック

ドットコム・ショック / 大前研一著
小学館, 2000.4

最近あちこちで見かけるベストセラー。でもちょっともう時期外れ?(^^)ドットコムというか、インターネットがこれほど生活の中に食い込むことになったのって何がきっかけなんでしょう。マスコミで毎日のようにITだのインターネットだのが話題になるようになったのって、いつ頃からだったのでしょう。

この本ではそのきっかけの一つにゲイツの登場を上げているのですが、1985年のWindows発表は、確かにひとつの転機だったのかもしれません。ちなみにその1985年はAG(After Gates)元年だそう(^^)。きっとビル・ゲイツは歴史の教科書に残る人物になるんでしょうね。

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00年6月24日 (土)

妹の力作

妹が暇そうにパソコンに向かっていました。すると、急に「そういえば昔、市の絵画コンクールで賞もらったことあったんだよね」とか言いながら、ペイントブラシでその絵を書き始めます。その絵が下の絵。

妹の力作

「ゴッホも真っ青のひまわりの絵なんだよね〜」と妹。確かにゴッホのひまわりを真似ていると言えなくもありません。しかし、ひまわりの隣にいる黄色い物体は何なのでしょう?

「あ、それ?それヒヨコ。っていうか、幼心にも、こんな絵が入賞しちゃまずいんじゃないかと思ったんだけどね」

ひまわりを食ってしまいそうなヒヨコ。彼女は一体何を考えてヒヨコをひまわりの隣に描いたのでしょうか。しかもこのヒヨコ、飛んでいるのです。科学への挑戦なのでしょうか、これは。そして下のほうに黒でごみのようなものを描いています。もしやこれは・・・

「そう、人間。ひまわりより小さいの。」

妹は、左上に灰色で線を描き始めました。「これが銀賞だったのよ、だから左上にこうやって銀色の折り紙が張り付けてあったわけ」。

・・・・M市長、一体あなたはこの絵のどこがよかったのですか?
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00年6月25日 (日)

総選挙

昨日は仕事の後に映画を観に行こうと思ってたのですが、雨が酷いのと疲れてたので断念。というわけで、もう1冊本が読めてしまいました。

今日は総選挙です。前の総選挙の時は、まだ選挙権を持って間もないころでした。もうあれから4年も経つのですね・・・。妹は初めての総選挙なのに、「支持政党が無いから寝てる〜」とか行ってます。森首相の失言も、こんな奴には効くようです。困ったものです。妹は前回の参議院選挙のときは、「民主党に入れようと思ったのに、社民党って書いちゃったよ。似てる政党ってだめだよね。」とかいう政治オンチです。これからたたき起こして説明してから一緒に連れて行きます。皆さんも選挙に行きましょうね。

[椰子の実の立ち読み]:東京ディズニーランドの神話学

東京ディズニーランドの神話学 / 桂英史
青弓社, 1999.7
(青弓社ライブラリー ; 1)

テーマパークブームの火付け役ともなったディズニーランド。1983年の開園以来、常にテーマパークのシンボルであり、日本一の知名度と入園者を誇る国内最大級のテーマパークです。実は東京ではなく千葉県なのですが、もうそんなことはどうでもよいことにしましょう。この本ではそのディズニーランドを切り口に日本文化論を説いた1冊。

ディズニーランドに最後に行ったのは一体いつだったのか・・・記憶もあいまい。そう、実はディズニーランドは自宅からもっとも近い遊園地でありテーマパークでもあるのですが、何故か行かないですね。あまりに近くて逆にいつでも行けると思ってしまうからでしょうか。

妹はあそこでバイトをしていました(イッツ・ア・スモールワールドの前口上は彼女の芸のひとつです)。いろいろと面白い話を聞いたのですが、ディズニーランドにとって何よりも大切なのが「夢を壊さないこと」。現実を思い出させるようなことがあってはいけないのです。ゴミが落ちていれば、どこからともなくお掃除屋さんが現れて魔法のように掃除してしまう、迷子がいたとしても、放送なんかで絶対に呼び出したりしない。某所に従業員通路があるそうですが、途中1箇所だけ、園内のアトラクションから見えてしまうところがあるそうです。そのアトラクションが通るときに間違っても客に見られてしまわないように、通路側に信号機があるとか。一番近い駅は、京葉線舞浜駅ですが、これを作るときもいろいろと揉めたという話を聞きました。

話を聞いているだけだと、本当にばかばかしいことも沢山あるのです。合理的なんていう言葉はディズニーランドには当てはまらないようです。でも、そういう馬鹿馬鹿しいと思われる細かい点までの気配りができるということが、案外成功の秘密なのかもしれません。

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00年6月26日 (月)

ドラえもん切手

先日、先輩が封筒を持ってやってきました。

「はい、かたぎりさん、これ」

私は業者さんからの請求書だと思って、「はーい」と受け取ったのですが、よく見ると全然知らない書店さんのもの。「??」となっていると、

「ドラえもん切手」

まあ!書店さん、ドラえもん切手を貼って送ってきてるのです。普通仕事に使う封筒にドラえもん切手を貼るでしょうか?しかも、何故先輩私がドラえもん好きだということを知っているのでしょう? 別に机の上にはドラえもんなんて乗せてないのに・・・。

謎は解けないままでしたが、とりあえず大事に頂いて、今は私の家の机に鎮座しています。ドラえもん電報の新しいバージョンとか出ないかな〜。

HTMLタグリファレンス / 藤野康孝, 蔵守伸一著ナツメ社, 1997.11

この手のHTMLリファレンスは沢山ありますが、何も最新版を買う必要はありません。1997年に出たこの本IE4とNN4の動作確認版ですけれども、今一番多いブラウザですし、これ以降に出来たタグを使ってしまうと、逆に問題がありますので、この辺りで十分です(携帯用のホームページを作る方は別です。携帯対応のタグリファレンスを探してください)。

というわけで、私がずっと愛用しているタグリファレンス本。余計な解説が無くて、ひたすらタグの使い方に徹しているところがハナマル。初心者にはおすすめできませんが、HTMLの基本が分かっている方ならこれ1冊で十分じゃないかなと思います。JavaScriptやCGI、スタイルシートは別のリファレンスを使っているので、またそれは別の機会に。

もう最近では高性能なHTML用ソフトがたくさんあるので、タグから入力している人は少ないのかもしれませんが、HTML用のソフトでもソースはいじれますし、ソースが見られると強いです。これを機会にHTMLタグを勉強してみるというのはどうでしょう?

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00年6月27日 (火)

立場変われば

みなさん、総選挙は行かれましたか? 私は結構選挙好きなんですよ。まあ半分くらい無駄だとわかっていながらも、選挙に行って選挙速報を見るのと、選挙に行かずに選挙速報を見るのでは、馬券を買って競馬を見るのと、ただ中継を見ているのと同じくらい違います。一応自分の一票がこの何万票の中に入っているんだと思うと、そこそこ面白いものです。あと約40%のみなさん、それぞれ理由はあってもやっぱり選挙は行ったほうがいいと思うのです。

昨日の朝は日記をアップしたあと、あちこちの選挙結果を見ていました。新聞によって論調が違っていて本当に面白い。自民党の勝敗についても、与党3党合わせて絶対安定多数を超えたことを主眼に置けば、与党勝利と言えるのでしょうけれども、一方で自民、公明、保守ともに大幅に議席を減らしているのもまた事実。民主党は議席を大幅に増やしましたが、肝心の代表は小選挙区で大苦戦。最終的に議席が20減っているので、数字の減りが単純に議席が減ったとも言えないこともあって、実際のところどう見たらよいのか、よくわからないというのが本音です。

歴史上の事実とかよく言いますけれども、きちんと数字が出ているのに立場や見方が変われば、全く反対の結論が出るのはよくあること。ちょうど職場に「統計でウソをつく方法」なんていう本が来たりして、数字の魔術というか、世の中なかなか絶対というものは存在しないんだな、と思った一件でした。

[椰子の実の立ち読み]:100 designs/100years

100 designs/100years : 20世紀を創ったモノたち / メル・バイヤーズ, アートレット・B・デスポンド著
AXIS, 2000.5

20世紀のデザイン作品を世界から1年1作品で取り上げた本。
私が生まれた1975年はM&D・ベリーニ共作のステレオ・テープデッキ。製作者は日本楽器製造(現・ヤマハ)。1979年はソニーの「ウォークマン」が取り上げられてますから、こういう方面の日本の強さというのは折り紙つきといったところですね(^^)。

ウォークマンって79年だったんですね。現在では半分普通名詞になっている「ウォークマン」ですが、ソニーというのはVAIOといい、アイボといい、顧客の購買欲をくすぐるデザインという面では本当に優れた会社だと思います。

もう一つ機械デザインといえば、アップル社。1987年の「アップルSE」、そして誰もがうなずくであろう98年の「iMac」。特にiMacは、いまだにスケルトンを使ったいろんな商品がありますし、「iMac色」というのか、あの原色系の色を使った文具や台所用品、家具なんかを見ることを考えると、デザイン界に与えたMacの影響はものすごく大きかったに違いありません。

でもソニーはビデオ規格戦争で負け、アップルはOS戦争でWindowsに対して苦戦していることを考えると、デザインだけではなかなか市場を独占できないってことなのでしょうか・・・(^^;。

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00年6月28日 (水)

2人前の胃袋?

昨日は両親ともどこかに食事に行ってしまい、妹も歓迎会。というわけで、「あんたは何か適当に食べてきなさい」と言われてました。別に何か買ってもよかったのですが、家の近くの「R」のメニューが美味しそうだったので、思わず久しぶりに入ることに。

そのレストランチェーンの「R」では、今カリビアンフェアの真最中。ああ、これもいいなあと思いながら席に案内されたのですが、ウェイトレスのお姉ちゃん、「本日の当店のおすすめは、こちらのスペアリブハバマスタイルです」とそのフェアの商品を指さした。1500円という値段はともかく、350g(1〜2人前)を私一人で食べろって言うのかしらん。しかも、その宣伝文句、「家族でお取り分けいただけます」。それとも私がよく2.5人前の胃袋と言われるのをこのお姉ちゃんは知っているのでしょうか・・・(そうそう、何故かあちこちで初対面の方に言われるんですど、私が鬼のように食べるというのはデマです。半分ネタです。)そういえば、前にお茶しに入ったファミレスで、ヨーグルト1品しか頼んでないのに、「ヨールグルトは先にお持ちいたしますか?」と言われたことがありました。友人と「おいおい、一体他に何を持ってきてくれるんだよ」とかなり笑った覚えがあるのですが、マニュアルを覚えたのはほめてあげますけど、もう少し臨機応変に対応してもよいかも>おねえちゃん。

おなかいっぱいになったところに、隣にうるさいおばちゃん登場。。せっかく人がいなくて静かだったのに。そろそろ退散しますか。

[椰子の実の立ち読み]:日本映画逆転のシナリオ

日本映画逆転のシナリオ / 大高宏雄
WAVE出版 , 2000.4

よく考えると、最近日本映画が結構話題になっている気がするのです。「もののけ姫」が配収日本新記録を樹立したのも記憶に新しければ、「踊る大捜査線 THE MOVIE」が意外なヒットをしたのもつい最近。そういえば「失楽園」「リング」なんていう映画もありました。北野武がなんとベネチア国際映画祭で賞を取ったり、ダメだと言われながらも頑張っているじゃないの>日本映画。日本映画を全然観ない私ですが、「もののけ姫」「踊る大捜査線」は観てしまいました(^^)。「ホワイトアウト」は久々期待の映画で、観ようと思ってますし。

予算を考えると、ハリウッド系に対抗するのは至難の業。似非ハリウッド映画を作るのではなく、邦画だからこそという映画を作ってもらいたいですね。

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00年6月29日 (木)

相性

何事にも相性ってありますよね。この人の作品とは相性が良いとか、この人とはどうも相性が悪いとか、私もよく言います。最近思うのが、パソコンと人の相性。適性という意味の、人からパソコンへの相性じゃなくて、パソコンも人を選んでいるんじゃないかと思うときがよくあるのです。

例えば、職場でも同じ人のパソコンばかりが調子悪くなったり、バコードリーダーをある人が使うと突然使えなくなったり。そうそう後輩Bはマウスと相性が悪くて、よくマウスを交換していました。どうしてなんでしょうね。

私は比較的パソコンには好かれているんです、たぶん。あれだけ酷使しながらも、調子が悪くなったり、故障したりしたことって無いですし。よく人間ってパソコンに喩えたりしますよね。メモリーが足りないとか(^^)。もしかしたら、パソコンってOS入れて動かすことで、感情持ったりしてるのかしら。

[椰子の実の立ち読み]:ぼくらのメイドインジャパン

ぼくらのメイドインジャパン : 昭和30年〜40年代 / 藤沢太郎著
小学館, 1999.8

猿真似ばかりで創造力が無いなんて言われる日本人ですが、どっこい、いろいろ発明しているではないですか。笑えるのが「ごきぶりホイホイ」開発エピソード。にっくき敵であるゴキブリを、がっちり捕獲してくれるホイホイは、倒産寸前まで行ったアース製薬にとって、復興の神様であったようです。ゴキブリの家っていうあの形はなかなかユニークですよね。でもでも、その後どこに捨てたらよいのか困るのです。ゴキブリの入ったホイホイを持ち上げられないわ〜、どうしよう〜って感じなのです。家(ホイホイのこと)の中が見えないのもちょっと怖い。あれではゴキブリが入ってるのかわからないし、だからといって覗き込んでゴキブリとコンニチハしちゃうのは、もっと怖いのです。その辺りもう少し工夫してくれないでしょうか、たとえばスケルトンにするとか。(またそれかい)

そういえば、台湾に修学旅行で行ったとき、ゴキブリが沢山いると聞いて、ゴキブリホイホイを持っていこうとしたのです。ところが、

「だめだめ、台湾のゴキブリは、日本のゴキブリホイホイには入らないらしいよ。そんなもの置いたら逆に出てきちゃうし」

と言われてしまいました。

幸いそんなお化けゴキブリには遭遇せずに済んだのですが、台湾のゴキブリにはもう少しゴージャスなお家が必要なようです。

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00年6月30日 (金)

新しいネット書店

今日は新しいネット書店の話題。ひとつは既に世界中に支店(?)を持つBOL。昨日見てみたのですが、うーん、重い・・・。一応検索までしてみたのですが、この重さではだめかも(^^;。自宅で夜繋いだときは、なんとメンテナンスしてました。最短2日で届くというのは魅力ですが、しばらく様子見ですね。

もうひとつは、7月11日に開店するBK1。すでにプレサイトができていますが、2ヶ月前から予約可能、発売日お届けというのは、特に地方の方には魅力ではないでしょうか?ただ、この「発売日」がくせ者。実際発売日って東京の書店が本棚に並べる日のことなんでしょうか?公称発売日の前日には大抵手に入っちゃうので、結局送付料分無駄という気も。でもこのサービスは楽しみにしてるのです。早く開かないかな。

やっぱりサービスと品揃え、サーバーの軽さではBookWebが好きですね。あとはコンビニ受け取りのイー・ショッピング・ブックスはその点に拍手。ネット書店って、探している本があるときはとっても便利ですけど、家まで送って貰うのって面倒。結局宅配便だと家にいなくちゃならないですから。近くの本屋さんで在庫検索、取りおきサービスをしてくれないかなあとよく思うのですが・・・。

[椰子の実の立ち読み]:バルブの基礎

バルブの基礎 / 笹原敬史著
パワー社, 2000.5

バブルじゃないですよ、バルブですよ、バルブ。バルブっていうと「バイオハザード」を思い浮かべる私は、バルブひとつでこんなにいろいろと形があるなんてびっくりです。しかも「基礎」ってことは、応用もあるってことですよね。これはまだ序の口?侮りがたし、バルブ。

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