02年7月後半号
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02年7月16日 (火)

台風ふたたび。

案の定再び関東を標的にしてます<台風。昨日天気図を見ていたときから、高気圧の縁に沿って進むなら、また思いっきり進路の上でしたが、台風も大分弱まっているようで、関東に来るまでにはただの強い低気圧になるかな。

どうでもいいんですけど、左と下を切って台風情報を流されると、ウチみたいに14インチテレビだと、10インチくらいになっちゃうんですけど・・・。

なんだか Re: Your Password というサブジェクトのウィルスが超猛威を振るっているようです。お気をつけて。

ただいまの読書

乙一『失踪Holiday』 bk1リンク

新刊情報追加

9月1日角川ビーンズ文庫から上領アヤ『めぐりの蝶の宝珠姫』が刊行!彩さん、何故か名前がカタカナになったそうで。しかも初の女の子主人公、ファンタジー初挑戦という「涙の滲むような努力の結果」(本人談)だそうなので、皆さん発売日チェック。

あと、『エンジェル』の感想リンク先が間違っていたそうで、修正しました。ご指摘ありがとうございます。

新刊案内

新刊情報

講談社文庫が出てました。今回は盛りだくさん。シリーズものは、伊集院大介シリーズの栗本薫『タナトス・ゲーム』、S&Mシリーズ短編の森博嗣『黒猫の三角』。そしておすすめの藤木稟『イツロベ』野沢尚の少年小説『呼人』。私はおすすめではないのですが、評判のすこぶるよかった福井晴敏『亡国のイージス』、そして折原一『異人たちの館』。本当は高村薫『マークスの山』(またしても全面改訂らしい)も出るということでしたが、まだのようですね。来月に延びたかな。あと、トクマノベルスも出てまして、私は追いかけてないのですが、柴田よしき『宙都 3』が出てました。bk1にリンクはれるものは、すべてはりました。

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02年7月17日 (水)

あついのでやさぐれてみた。

エスプレッソもできるコーヒーメーカー(でも置く場所ない)だの、圧力鍋だの、寝転がって本が読めるソファだの様々なモノが欲しいけど、その前にパソコンのスペックをアップさせたい片桐です、こんにちは。

朝昼晩全然涼しくならなくて、もう頭が回りません。しかも大量に受け入れられた海図と一日中にらめっこしているために、私の心は既に海でございます。粟国島ってどこよ。うーせめてプールいきたい・・・。

ただいまの読書

池永陽『コンビニ・ララバイ』 bk1リンク

新刊案内

ハルキホラー文庫が出てたみたいで。栗本薫『壁』が出てました。

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02年7月18日 (木)

直木賞・芥川賞

芥川賞は吉田修一「パーク・ライフ」(「文学界」6月号)、直木賞は乙川優三郎『生きる』に決まったそうです。やはり奥田英朗『イン・ザ・プール』は候補作どまりでしたが、私は奥田英朗を推します。いえ、候補作の中でそれしか読んでないからではないですよ、決して。。。

芥川賞のほうはちょっと面白そう。『パレード』で山本周五郎賞を取った人ですよね。すぐ単行本化しそうですけど、その前に『パレード』読もうかな。

それより、今読んでる本が涙ボロボロで。電車の中で読んでると危険なんですけど・・・。

ただいまの読書

池永陽『コンビニ・ララバイ』 bk1リンク

おすすめ!

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02年7月19日 (金)

エビの頭

うなぎ、鮎、イワシ・・・と旬の魚がおいしいところですが、イワシ、うなぎと続いたので、違うものと思ったところ、魚屋さんにエビが安く出ていたので思わずゲット。小ぶりなものなので、鬼殻焼きっていうんですか、あんな風にはできないので、茶碗蒸と、いためものと、お吸い物にしようと思ったのです。アンタの好きな天ぷらは?とどこかから聞こえてきそうなのですが、やはり天ぷらにするには小ぶりすぎたのと、あまりの暑さに油を温めるのも嫌だったので、天ぷらはなし。

ところがです。よく考えると頭もヒゲもついてるエビを買ってきたのなんて、初めてだったのでした。スーパーなんかで売ってる冷凍のブラックタイガーとかむきえびは、頭なんてついてません。しかも生なのでなんだか勝手が違います。

ボウルにあけてみて、「ひえー、もし動いてたらどうしよ」とドキドキ。エビって見れば見るほどグロテスク。しかもこんな小さいやつなのに、ヒゲばかりがやたらと立派で絡まるのです。ぎょえー怖いよう。

とりあえず頭さえ取ってしまえば、冷凍エビと同じのはず。一思いにねじ切る片桐。しかしエビってのは本当にこうやって処理するものなのでしょうか。というか、この頭が一番美味かったりするのでしょうか(<結局恐怖より食欲)。しかし怖いものはやはり怖いのです。魚の頭なんて目じゃありません。魚の頭はぶっつり切ってしまえばそれまでですが、エビの頭はどこまでが頭なのか良く分からない。キモい。頭の表面部分だけはずすと、なんだか王蟲(*1)のような足が出てきました。もしかしたら、王蟲はエビのお化けだったのでしょうか。そう言えば、黒いエビは熱くなると赤くなるのです。いや、でもエビは地上を走ったりしないのです。たぶん。そんなことを考えながら、ひたすらエビを首ちょんぱにしていきます。やはりキモい。

十数匹を処理し終わった頃には、首切り職人の腕も少しは上がったのでした。エビは怖いのです。今度は頭が無いやつにしたいものですが、でもやっぱり冷凍よりもおいしいかも・・・(<結局食欲にはかなわない)。

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川上健一郎『翼はいつまでも』 bk1リンク

池永陽『コンビニ・ララバイ』 bk1リンク は最高でした。bk1に1つも書評もついてないし、在庫もないみたいだったので、大々的に応援しようとしたら、「本の雑誌」上半期ベスト1に選ばれてしまいました。くやしー。

新刊案内

高村薫『マークスの山』の文庫化は8月以降におあずけだそう。「全面改訂」で詰まったとみた。

*1: 「風の谷のナウシカ」に出てくる、話のキーになる巨大なムシ。怒ると普段は青い目が赤くなる。詳しくはビデオを観ましょう
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02年7月20日 (土)

[movie/TV]耳をすませば

やはりエビの頭の殻は、一番においしいそうで、だしをとったりするのにいいとか。そうかあ、だしかあ。確かに実家に母の実家から鮭1本が送られてくると、そいつを父方の祖父がさばいて、頭はだしに使うといいとか言ってました。今度はエビの頭はだしに使ってみよう。メモメモ。(<結局恐怖よりも食い気)


月島雫は中学3年生。高校受験を控えて、周りはちょっと神経質。でも雫は大好きな読書をやめられず、図書館から次々と本を借りていた。すると自分が読んでいる本に、必ずと言っていいほど「天沢聖司」と書かれいている。天沢くんがちょっと気になる雫だったが

今更ながら見ちゃいましたよ、宮崎アニメ「耳をすませば」。うん、ベタベタな少女小説ですね。アニメとは思えない画像の美しさが、さすが宮崎アニメですが、雫ちゃん、まだまだいい男がいるかもしれないよーと思ってしまう辺り、もうおばさんなのかも(笑)。

この物語のキーになるのが、私が中学生くらいのときまで残っていた、ブックカード方式の貸し出し方法。ニューアーク式と言われるものですが、本に挟まっているブックカードへ自分の名前を記入するために、他人にもその本の貸し出し履歴が分かってしまうという問題から、ブラウン式などの新しい方法が考え出されて、徐々に廃れていったのでした。今では、ほとんどの図書館はコンピュータ方式になり、貸し出し記録は返却と共に瞬時に消されていきます(いくはずです)。この話は既にどの図書館でも成立しなくなっているのですね。私が高校の頃、私の通っていた学校は、このニューアーク式からブラウン式に近い形に変更されたのですが、やはり図書館大好き人間の大々的な反対に遭ったのでした(笑)。「誰も読んでない本が読みたい」とか、「誰かが読んでるから読んでみる」とか、「自分のカードを本の名前で埋め尽くしたい」などなど、変なこだわりを持つ人々は沢山いたのです。学校の中という限られた世界の人しか使わない学校図書館では、プライバシーの問題より、逆に履歴が分かることが、読書をする上での目標になったり、指標になったりするほうが大事だったのかもしれません。ある意味古き良き時代の趣のある貸し出し方法だとは思うのですが、今も残ってるところはあるのかなあ。

情報があふれるにしたがって、人間が管理できる限界を超え、その一部をコンピュータに頼るようになってしまった現代。図書館という情報の海で、ふらふらと本を探したり、図書館の案内人である生き字引のような図書館員に本を探してもらったり(題名を言ったり、こんなことが知りたいというだけで本が出てきたり、場所を教えてくれたり・・・もしや、この人はこの図書館の本を全部読んでるのか、みたいな)するような時代は終わってしまったのかもしれません。

話がそれましたが。今日は土用の丑の日。うなぎ〜。

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川上健一郎『翼はいつまでも』 bk1リンク

新刊案内

おととい、帚木蓬生『エンブリオ』が出てました。医療系のようだったし、ぶっといのでとりあえずパス。昨日は真保裕一『発火点』東野圭吾の『トキオ』が出てました。『トキオ』は『スキップ』の男性版みたいな感じ?『発火点』も親子物語のようで。流行なのか?どちらも久々の長編新刊なので、楽しみ。

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02年7月21日 (日)

わたしの夏休み pt 1

うなぎまいうー。

さてさて、昨日は横浜の花火大会です。実は花火大会大好きな片桐、実家にいた頃から、よくこの横浜まで出張ってきていたのでした。特に7月20日のは、時間が短い割に、派手で打ち上げ数が多いという夏の始まりらしい花火大会でお気に入りなのです。「えー本当に行くの?」という混雑大嫌いの相方に、18時頃地元shakaさんを無理矢理誘わせて、比較的空いている場所で観覧。横浜の花火大会オリジナルだと私が勝手に思っている「毛虫」に似た落下傘が落ちてくる花火(*1)も見られて大満足。しかもしばらく見ないうちに花火も大分進化しているようで、いろんな形のものとか、5段階で開くやつとか、いろいろあって面白かったです。最初ニコニコマークみたいな花火が上がって、「ドラえもんもあったら面白いよねー」「いや、あれがドラえもんなのかも」「それは嫌」という会話をしていたところ、本当にドラえもんの形をした花火が出てきて、さらにびっくりだったのでした。ドラえもん、アンパンマンまでは分かったのですが、最後に猫のようなキャラクター。「あー猫だね」「ヒゲだけはドラえもんと同じ」と我々は(疑問を持ちつつも)言い、隣のお兄ちゃんたちは「ドラミちゃんか?」と言ってましたが、前で座って見ていたうるさいお嬢ちゃんたちが「あーキティちゃんだ!」という叫び声をあげ、我々の周りの人々は感心しながらも納得したのでした。ただ他の2つに比べて、ちょっと無理があったかも・・・。

帰りは混雑を避けて、とりあえず赤レンガパークで一服。よく考えれば初赤レンガパーク。しかもそれほどの混み具合でもなく。カメラ持っていけばよかったと思ったのですが、後の祭り。

というわけで、夏休みな一日は、競馬新聞チェックで幕を閉じたのでした。

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東野圭吾『トキオ』

*1: shakaさん情報によると、風鈴を模したものらしい。ちなみに今まであちこちの花火大会を見に行ったが、あの花火は7月20日の横浜でしか見たことがない。
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02年7月22日 (月)

花火もいろいろあるようで。

昨日の花火の話ですが、少し調べたところ、やはりキティちゃんではなく、タダの子猫だったようです。サンリオから版権が取れなかったのかな?それに全然似てなかったし。

また、私はケムシと言い、shakaさんは風鈴と言っていた花火ですが、「吊り物花火」という珍しい種類の花火で、花傘連星、松島の景、花毎(はなごと)の月と言うそうです。私はほとんどあの花火目当てに横浜に毎年行ってたのですが、例年の打ち上げにも関わらず、打ちあがったときの驚きが込められたどよめきと、かすかな失笑が聞かれるのが面白いです。元々新潟の方の作品だそうで、新潟の花火大会でも上がるそうですよ。プログラムで見つけた方は、お楽しみに。

昨日のプログラムはこちら

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東野圭吾『トキオ』

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02年7月23日 (火)

ひったくり注意だそう。

冬生まれのせいか、暑いのが大嫌いな片桐。このところ人間が住むような気温じゃない日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。。。

ただ、大学の冷房は今年とっても調子がよくて、順調に機能しています。日が落ちてからなら、外を歩いていてもまあまあ大丈夫なくらい。昨日もそうしてふらふらと最寄駅から家まで歩いていたのでした。

途中、大きな通りを渡ります。そこの信号がちょっと長い。すると警察官の制服を来た人が、自転車に乗った道行く人に声をかけています。「ちょっとお時間よろしいですかー」

なんだろー、私もちょっとならお時間あるんですけど、と思ったのですが、おまわりさんが手にしていたのは「かごがーど」というモノでした。自転車のかごからひったくる被害が増えているとかで、そいつを否応なく(?)道行く人の自転車のかごにくっつけています。黒でよくわかっていなかったのですが、よく見ると周りの自転車、みんなその「かごがーど」をくっつけているではないですか。警察ってあんな販促?もしてるんですね。

ただいまの読書

東野圭吾『トキオ』

あとちょっと。やはり東野圭吾は面白い。

新刊情報

あちこちから拾ってきた新刊情報。纏まって出たら、再び更新します。例年8月は新刊枯れの時期なのですが、今年は楽しみな本が続々。綾辻7年ぶりの長編『最後の記憶』、2ヶ月連続の戸梶圭太の短編『トカジャンゴ』、『コンビニララバイ』がとってよかった池永陽『イワナたちの遺言』、そしてアベカシス『クムラン』の続編『クムラン2』が角川書店から。そして、蓮丈那智シリーズの続編北村鴻『触身仏』が新潮社から刊行されます。

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02年7月24日 (水)

カメその後

大学の近くのお店で飼われているカメ。先日、そのカメに驚いた話をしました。確かに友人でもカメを飼っている人間はいましたが、都会のど真ん中で、しかも放し飼いというイレギュラーなカメには、その後もやはりぎょっとさせられます。毎日気になって、そのお店の前を通ると、今日は甲羅干しをしてないのかなーと思って見てしまいます。

さてさて、昨日も大学までふらふらと歩いていると、前方の歩道でカメが甲羅干しをしていました。先日もいたカメのチビのほうです。チビガメは頭を上にのばして気持ちよさそう。きょうもいい天気だなあ、暑いなあ、そんなことを思っているのでしょうか。

しかし、先日とひとつ違うことがありました。チビの方向へ向かう私とチビの間に、おじさんが歩いていたのです。歩道で伸びをしているチビを見て、おじさん吃驚仰天。なんだこれは!と飛びのいて通り過ぎ、「今見たものは何だったろう」という雰囲気で、振り返りました。まるで先日の自分を見るよう。しかもそのおじさん、やはり自分が見たものが信じられないようで、カメのように首を振りふり(暑いから変なものみちゃったのかな)といった感じで去っていったのでした。

やっぱりカメが道路で日向ぼっこって変ですよね

ただいまの読書

真保裕一『発火点』 bk1リンク

東野圭吾『トキオ』、とってもよかったです。ほんとうにこの著者は、何でも書ける人ですね。

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02年7月25日 (木)

「時刻表トリック」もしやすくなるでしょう、と言ったかどうかは不明だが

全日空が、10月以降の運賃を発表し、1日1万円で乗り放題の日を設けることにしたとか。電車ではよくある1日定額料金。そのメリットは、もちろん運賃の安さもありますが、「ぶらり途中下車の旅」を試してみるのにちょうど良いというのがあったと思うのです。

しかしANAの場合、途中下車は厳しい。なにしろ高度何千フィートとかいうところを飛んでいるのですから、なかなか途中で降ろしてーと言っても降りられるものではありません。千歳から羽田行きに乗ってしまったら、途中ちょっと秋田で温泉へ、なんてことは不可能なのです。

それでも1日1万円で乗り放題というのは、場所によっては十分魅力的。ANAのアナウンスによると、「東京から九州まで日帰り旅行したり、札幌から東京に 飛んで昼間に観光し、夕方に九州に移動したり」できるとか。なるほど、途中下車のスケールを大きくすればいいわけですね。ただ飛行機路線のど真ん中に位置する東京に住んでいる人間には、やはりメリットは少ないかも?例えば、「東京から札幌に飛んで、ジンギスカンととうきびを食べたあと、夕方福岡へ行って博多ラーメン」っていうのも可能なのかしら。いや、大阪でたこ焼きなら大丈夫かな。

でもそれって聞いただけで無茶無茶疲れそう。全然「ぶらり途中下車」な気分じゃありません。同じ「1日定額切符」でも、電車と飛行機では雰囲気にこんなに差があるとは。

最大1日8区間乗り継ぐことができるとか。1日飛行機であっちこっち・・・アリバイづくりにはもってこい?

そうか、真似したかったのは「ぶらり途中下車の旅」ではなかった。その心は・・・

「亀さん、乗ってみよう」。

ただいまの読書

真保裕一『発火点』 bk1リンク

昨日は非常に遅くて本屋にいけず。

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02年7月26日 (金)

あ、気づいたらこんな日付。

今年初めてのセミの声。本格的に夏ですね。

あっという間に週末。この調子で行くと、あっという間に夏も終わって、あっという間に今年も終わるって、何度も言ってますけど。

というわけで、日々に忙殺されて放って置かれていた夏の計画を、そろそろ本格的に考えなくては。ツアーと違って、自分で行こうとすると、まあ何をしたいというのは勝手に考えるとしても、それがどこでできて、どのくらいかかるかとか、事前に予約が必要かとか、全部自分でやらなくちゃならないのが結構手間。いや、そういうのも含めて楽しかったりもするんですけど。

しかし、あまりに暑いので、非常に怠惰な日程になりそうなところがなんとも(笑)

ただいまの読書

真保裕一『発火点』 bk1リンク

新刊案内

京極夏彦『どすこい(安)』が出てました。けーっして安くはありませんが、持ち運びに便利な大きさになっておりました。喜国氏の解説?がついてましたが、これも笑えました。ただ、究極のパロディ小説ですから、所謂新本格と呼ばれるミステリを読んでいないと半分以上笑えないかも。

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02年7月27日 (土)

去るもの日々に疎し

さすがに昨日の日記は「書くこと無い」っていうのがバレバレだったようで。
いや、書くこと無いって言うんじゃないんですけどね、書くことを最近制限してるんですよ。あまりに周りの人が見てるので。

久々に妹からこんなメールが来ました。

>日記にかくことないんだったら、
>今日の日付みて何の日かおもいだせよー
>
>私の誕生日♪

そうでしたそうでした。昨日は妹の誕生日だったのでした。
というか、宇宙人の妹が地球に降り立った日と言ったらよいでしょうか。それは宇宙人に失礼でしょうか。

何しろ自分の誕生日も忘れるような人間なので、妹と一緒に住んでいた頃も同じように妹の誕生日なんて綺麗さっぱり忘れてたんですけど、直前になると妹の強烈アピールがあるので、嫌でも思い出さざるを得なかったのです。こうして離れてしまうとやっぱりダメですね。自分の誕生日は、「バレンタインフェア」とか世の中が私の誕生日を思い出させてくれる仕組みがありましたが、妹の誕生日は、世間的にはただの日なので。

去るもの日々に疎し。

いや、去ったのは私なんですけどね。

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真保裕一『発火点』 bk1リンク

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02年7月28日 (日)

そして下ろしたお金がすべて無くなる罠

昨日はちょっとお買い物と思って、職場の最寄駅からJRに乗ったのです。JRはあまり使わないとはいえ、全く使わないで過ごすことは無理だし、逆に使うときに混んでいる券売機に並ぶのは結構面倒。しかも小銭が無いとさらに面倒です。

そこで思ったのです。いやそこまでは自分に対する言い訳だったのかもしれないのですが、とりあえず思ったのです。Suica買っちゃおう、と。よく考えたら、JRを使ってたころは、定期とは別にいつもイオカードを持ってました。今は地下鉄で使えるパスネットを常備しています。それならJRのも持っておいたほうが楽かも。ということで、とうとう買っちゃいましたよ、Suicaイオカード。

さっそく買ったSuicaでたっちあんどごー。ぴ!っという音と共に、定期入れにいれたままのSuicaが認識されて、初乗り料金が引かれました。おー。出るときもやっぱりたっちあんどごー。非常にスムーズ。かつ近未来的。これは病みつき。

タッチアンドゴーしたいためにJRに乗りそうな予感。

でも、いい気になって買い物したら、財布がすっからかん(@o@)。

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吉田修一『パレード』 bk1リンク

本屋でようやく見つけたので。新刊のつなぎに。

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02年7月29日 (月)

"Anniversary"じゃないけど

妹の誕生日は「ただの日」というのを読んで、親切な方が調べてくれました。

今日は何の日−毎日が記念日−

ちなみに7月26日を見ると、ポツダム宣言記念日だそう。お、なんかハイソな感じ。しかしちょっと繰っていくと、なんと幽霊の日でもあるそうです。そうか、あいつは宇宙人じゃなくて幽霊だったのか。同じ誕生日の人は、ユング、キューブリックなどなどで、中には佳苗(歌手)(<だれやねん)なんてのも入ってました。

結構面白いです。さっそく自分の誕生日2月14日も調べてみると、やはり最初に出てくるのが「聖バレンタインデー」。まあこれは誰でもご存知でしょう。それに便乗したチョコレートの日、ネクタイの日なんていうのもありますが、最後に出てきたのが

煮干の日

なんでやねん。説明によると「全国煮干協会が制定。 『に(2)ぼし(14)』の語呂合わせ。」だそう。かなり無理矢理。

さらに、相方の誕生日も検索してみました。今度こそまともな記念日が出てくるか、と期待したのに、

日本最低気温の日

寒い。

しかし、どんな日にも「○○の日」ってあるものなんですね。

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吉田修一『パレード』 bk1リンク

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02年7月30日 (火)

腹筋

今日も朝から暑いですねー。もろもろの用事を片付けるため、今日は夏休み消化第1日目。

最近、またまた「あるある大事典」に感化されて、腹筋をやってるんですよ。なんだか変な腹筋体操で。元々腹筋ゼロの私は、非常につらいのです。下手するとまともに腹筋さえできない人間ですから(腕立て伏せは本当にできない)、やっぱりまずいだろうと。

というわけで、1日1種類10回づつやっていると、それをバカにしながら見ている相方が言うんです。「最後にあいうえおを足で書いてみ」。

私はふと思いました。「それってひらがなで?」

すると相方、「あったりまえだろ、あいうえおに漢字なんかあるか」。

いや、私が言いたかったのは、カタカナのほうが楽かな・・・ってことで。。っていうか、「あいうえお」で漢字が出てくる相方って一体・・・。

暑さで判断力が鈍ってるんですね、多分。

ただいまの読書

吉田修一『パレード』 bk1リンク

これ、結構面白いです。現代人っぽい。ネットにどっぷり浸かってる私は理解できちゃうんですけど、もっと年上の人だとどうだろ。

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02年7月31日 (水)

CMは勉強になるかも

夏休みってこんなに暑かったっけ。と思った一日。

私が子どもの頃って、「勉強は涼しい朝のうちに済ませて置くこと」とか言われて、10時までは宿題をやる時間とかだった気がおぼろげながらするのですが、病院に行こうと思って10時に家を出たときには、既に30度を超えるような暑さでしたよ。今の小学生はきっと「朝涼しいうちに宿題を済ませるために、ラジオ体操の2時間前には起きて勉強ましょう」とか言われてるんじゃないかと思う今日この頃。

病院から調剤薬局に行ったので、ついでにそうだ、洗濯槽の掃除をしようと思ったのです。最近テレビでよく宣伝されていますが、「一見綺麗に見えても洗濯槽の裏側は真っ黒」ってこともよくあるそうで。確かに「ステンレス槽は、カビや石鹸カスがつきにくくはなっていますが、3ヶ月に1回くらい、こんな風に掃除してください」とマニュアルにも書いてあります。結構このマニュアルって非常に重要なことが書かれてるのに、大抵の家電ってマニュアルを見なくても使えるようにできているので、あんまり見ないんですよね。問題が起きてから見ると、ガーンってなったり。ちゃんと読まなくちゃ。

話を元に戻すと、その宣伝でやってる「洗濯槽のカビキラー」みたいなものが薬屋で安売りされてたので、さっそく使ってみることにしたのでした。水をためて、そのカビキラーを1袋(なんと350gも)入れ、ちょっと混ぜて2時間から3時間放置。すると、CMでやってるようにカビが浮いてくるそうです。でもでも、外からみた限りではとっても綺麗な洗濯槽が、本当にあんなに汚いものなのかなあ。と半信半疑。さてさて2時間後・・・

げげげ。本当に真っ黒。

ひえー本当に汚いんだ。しかも洗濯機に付属のごみとりのネットを入れたままだったので、そいつがご丁寧に剥がれたカビを拾ってくれて、一緒に黒くなってました。仕方なく取り出して別洗いに。ごみとりネットは外してからやるべし。

ウチでもこんなことしてたのか>母。

家事手伝いをしてなかったのがバレバレ。

ただいまの読書

吉田修一『パレード』 bk1リンク

8月新刊情報

新刊情報

8月刊のハードカバー・新書の新刊情報。何度か言っているのですが、8月っていうのは出版点数が減ると共に、お盆をはさんで流通もストップするために、毎年本が枯れる時期なんですよ。図書館は少なくともそうなのです。ここ数年の8月の感想を見ても、追いかけてる作家の新刊だけでなく、明らかに既刊本を本屋で見つけて買ってきた、とか、積読を消化したといったものが混じってるわけです。ところが!今年はすごいですよー。よく考えると、「このミス」、「本格ミステリベスト10」など、年末のミステリ系ランキング本の対象は、10月末までに刊行された本なんですよね。当然アンケートもその時期で、それに間に合わせるには、8月頃出版するとちょうど良いのかも?

講談社ノベルスは霧舎巧西尾維新、と篠田真由美『綺羅の柩』西澤保彦『人形幻戯』。篠田氏のは前のやつ読まねば・・・。5日発売予定。私贔屓の作家さんも次々新刊が出ます。竹内真『じーさん武勇伝』が講談社から20日、永井するみ『ボランティア・スピリット』光文社から20日、アベカシス『クムラン2』池永陽『イワナたちの遺言』が角川書店から下旬。久々の作家さんもちらほら。光原百合『十八の夏』は、「計画殺人で人が死にます!」と本人がミスコンのときに言ってたやつですね。本当に出るようです。双葉社から20日。綾辻行人『最後の遺言』はこの前も書きましたが、なんと7年ぶりの長編。雑誌連載のものだそう。角川書店から下旬発売予定。芥川賞作家・平野啓一郎『葬送』も『一月物語』以来なので、かなり久々。本多孝之『MOMENT』が集英社から出ます。そして!注目は恩田陸『ロミオとロミオは永遠に』が早川書房から、五條瑛『熱氷』が講談社から。

こうして書いても盛りだくさんになってしまいました。日付順のチェックは新刊情報から。

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