−雑記− (過去−4: 03/3/1〜03/6/30)
◆過去の雑記−3 (02/
9/ 1〜03/ 2/28)
◆過去の雑記−2 (02/
5/ 1〜02/ 8/31)
◆過去の雑記−1 (01/
7/ 1〜02/ 4/30)
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Sunday, June 29, 2003 12:19 AM Subject: [kokkai2]
イラクに大量破壊兵器が在ったのかどうか
は分からないが、元々大阪夏の陣の梵鐘の銘「国家安康 君臣豊楽」
のようなもの。
本気で在ると信じ込んでいたのは、アメリカの一般国民ぐらいだろう。
戦争の開始には大義名分が必要である。
善悪は別にして、歴史を俯瞰すれば本質的な問題ではない。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, June 18, 2003 12:30 AM Subject: [kokkai2]
小泉、総裁選後改造「ヤヌス神作戦」はやはり難しい。
小泉が今回総裁選後の内閣改造を青木に示した時、思わず上手いと思った。
が、よく考えて見れば、いずれ青木と内容を詰めねばならず、国民向けには改革イ
メージを保ったまま、青木が納得する手形を用意する「ヤヌス神作戦」はやはりい
くら馬鹿な日本国民相手でも難しいだろう。
最悪、どっち着かずで自滅した橋龍の二の舞も無い事は無い。
(敬称略)
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, June 18, 2003 12:07 AM Subject: [kokkai2]
<竹中平蔵氏>菅・民主党首が不信任案提出を検討
枝野政調会長が大反対し、提出潰しに掛かると思われます。
<竹中平蔵氏>菅・民主党首が不信任案提出を検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030618-00002086-mai-pol
民主党の菅直人代表は17日の記者会見で、延長国会での竹中平蔵金融・経済財政
担当相に対する不信任決議案提出を検討する考えを明らかにした。菅氏は「役割を果
たしていないことを明確にし、十分検討に値する」と述べた。竹中氏をめぐっては自
民党非主流派が更迭を強く求めており、不信任案提出が波乱要因となりそうだ。(毎
日新聞)
[6月17日22時51分更新]
●今国会閉会時に小泉解散総選挙の可能性大● http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1055329178/l50
◇◆ 時局を斬る!佐藤総研 ◆◇ No.7(まぐまぐメールマガジン)
2003年5月25日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ 時 局 を 斬 る! 佐 藤 総 研 ◆◇
No.7
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《 内 容 》
===========================================================================
□■近未来フィクション:「石原バーチャル新党」旗揚げと政局 ■□
===========================================================================
− 本文略 −
●政界・言論界の卑怯者達の名を挙げつらおう!● http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1053737251/l50
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, May 21, 2003 12:19 AM Subject: [kokkai2]
りそな資本注入は悪魔のサイクルの序曲か?改革の前進か?竹中発言への疑問
(本文なし)
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, May 21, 2003 12:09 AM Subject: [kokkai2]
アンマン五味記者事件●玩具と間違う爆弾を蒔いた米国に責任は無いのか?
(本文なし)
●日本のミサイル防衛(MD)導入をどうする?● http://www.global-net.info/bbs/index.html
□投稿者/ 佐藤鴻全 付き人(30回)-(2003/05/18(Sun) 13:10:35) □U R L/ http://www.mag2.com/m/0000102968.htm |
|
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Saturday, May 17, 2003 12:45 PM Subject:
Re: [global-net] Re: >集団的自衛権と日米安保
亀レス。
集団的自衛権の定義には、諸説あるようです。
また、集団的自衛権行使を肯定する議論の中にも、先日のNHK
での宮沢さんと中曽根さんの対談に現れたように幅があり、まだ
論点が整理されていないようです。
さて、用語の定義や学説はともかく、現時点でのこれについての
私の考えは、取り敢えず以下のようなところです。
■集団的自衛権行使は、現憲法でも認められる。
■しかし9条を持つ現憲法下では、行使の条件を「それによって自
国の安全が侵害されるおそれのある場合」に限定するのが適当
だろう。
■また憲法を改正した場合でも、この条件を外すと残念ながら現
状ではアメリカの企てる戦争に無条件で従って行く事になるのは
容易に想像できるため、新憲法ではこの条件を書き込むべきで
ある。
■また、集団的自衛権は抑制的に行使するべきであり、新憲法で
は「行使する事が出来る」という表現を使うべきである。
■だが本来は、他国が某国から武力攻撃を受け、防衛支援の要
請を受けた場合には、「それによって自国の安全が侵害されるお
それ」がなくとも、国連による措置が取られるまでは集団的自衛
権行使を出来るとすべきである。
■これによって、その事態の正確と状況により、その行使が国際
正義と国益に合致すると思えば行使し、そうでないなら行使しな
いと日本が主体的に判断すべきである。
■したがって、国民の自覚、国防体制整備が十分なレベルに達し
たときには、再度憲法を改正して、「自国安全侵害の恐れ」の条
件を削除すべきである。
■しかし、その場合でも抑制的に行使するべき旨は、憲法に残す
べきである。
■また、これとは別に集団安全保障、国際警察行為への貢献のた
め、国連軍等へ戦力提供が出来る事を憲法に書き込んでおくべ
きである。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, May 17, 2003 7:30 AM Subject: [kokkai2]
■竹中氏は「詐欺師」と批判 GDPめぐり自民内から
竹中大臣は経済失政について突っ込まれると、いつも「GDP実質
成長率は実はプラスなんです。」といって批判をかわします。
デフレ下の名目マイナス成長、実質プラス成長ではダメで、やはり、
GDP名目成長が必要なんだと思います。
しかし、この状態が税収の落ち込み、負債の相対的増大等の付随
的悪弊をもたらす事は明確ですが、この状態自体のもたらす意味
が経済学でも未だ理論化されておらず今後の課題であると思われ
ます。
佐藤鴻全
■竹中氏は「詐欺師」と批判 GDPめぐり自民内から
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030516-00000095-kyodo-pol
2002年度の国内総生産(GDP)の発表を受け、16日午前の自民党総務会
で実質値ではなく、名目値を重視すべきだとの批判が相次いだ。
実質値で前年度比プラス成長となったことを踏まえ、竹中平蔵金融・経財相が「実
体経済は予想よりも少し高めで推移している」と発言していることに対し、野中広
務元幹事長は「デフレ時代は名目こそが本当で、詐欺師ではないか。責任逃れも甚
だしい」と厳しく指摘した。
麻生太郎政調会長も「名目でやってもらわないといけない。実質はまやかしだ」
と同調。堀内光雄総務会長も記者会見で「(実質重視の)今の発表は一般経済界で
言えば、粉飾決算だ」と痛烈に批判した。
また亀井久興元国土庁長官は「緊縮財政の中で景気回復はできない。需要対策が
必要だ」と強調。桜井新元環境庁長官も「党内の大半は財政出動(論)だ。政府の
政策に取り入れられないのはおかしい」と述べた。(共同通信)
[5月16日13時19分更新]
●任侠の人、古賀誠は小泉と結局は手打するのか?● http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1053077798/l50
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Friday, May 16, 2003 12:04 AM Subject:
Re: [global-net] 堀さんの街頭演説
今日の日本社会の病気の根本原因は、一言で述べれば
主体性の欠如と言う事だと思います。
佐藤鴻全
To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Thursday, May 15, 2003 Subject: [global-net]
Re: >集団的自衛権と日米安保
集団的自衛権についてネット検索をしたら、今をトキメク?石破さんの
文章が出てきましたので、取り急ぎリンクします。
http://www.rosenet.ne.jp/~nb3hoshu/shuuji-ishiba.htm
ざっとしか眼を通してませんが、なにやら難しい論考がされているようです。
佐藤鴻全。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Thursday, May 15, 2003 1:34 AM Subject:
Re: [kokkai2] 「パナウェーブ」と「つくる会」と「ボウリング・フォー・コロンバイン」の関係
結局、パナウェーブも、オウムも、北朝鮮も、○○○会も、暴発さ
せずに牙を抜くのを目標とすべきです。
そのための手段として、一つはソフトランディングによる方法があ
ります。
しかし、それが不可能で、かつ喫緊の相当な可能性の危険がある
場合には、あえてリスクを伴う方法に踏み込む必要があるでしょう。
これが、危機管理の要諦です。
これを大前提として、個々の事象、局面をどう見て対処を組み立て
るかはその後に来る事と考えます。
佐藤鴻全。
To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, May 14 Subject: [global-net]
Re: Re:国体と人権
> 今朝の街宣では、
> 人権には3つある。
> 1.基本的人権(本来の人権)
> 2.偏重的人権(サヨク思想)
> 3.人権という蓑暈を着た単なる我が侭(似非人権)
> 有事の際に、2.3.が出てこないとは限らない。
> 議論しようっ
> と、やってしまいました。
長尾色を出されての街宣が目に浮かびます。
ただ、誤解を受ける恐れがあると思いますので、
上記1.と2.、3.の間には、国家、公(おおやけ)の存在を想定
する事の有無が有ると言う点を強調されてはと思います。
陰ながらご活躍を祈念いたします。
佐藤鴻全。
To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Tuesday, May 13, 2003 Subject: [global-net]
Re:国体と人権
おひさしぶりです。
有事法案は確かに民主党案の方が優れていると思います。
しかし、長尾さんおっしゃる通り、民主党案は個人の人権が強くなりすぎている
部分が有ります。
確か、法案に「有事においても国民の主権は絶対に制約される事があっては
ならない。」との条文が有ったかと。(もう削られたか。)
これでは有事法案の意味がありません。
逆に、自民案は議会によって政府の権限集中の行き過ぎを牽制する部分が
事後承認等に見られるように希薄です。
有事法案の本質は政府への権限集中と人権のせめぎ合いにあり、両者を構造的
に明確に組み上げる事が背骨になります。
詳しく条文を比較考量したわけでは有りませんが、この点を強く意識した小沢自由党
案が最も優れた法案でしょう。
今回、自民−民主合意で可決する事は、有事対応のボディーを造る事であり一定
の評価は出来ます。
しかし、次期国会に向け今後速やかに修正法案が議論され魂を入れる事が必要と考えます。
佐藤鴻全。
−長尾さんコラム http://www.tnagao.org/ 抜粋−
2003-05-13 有事において、国家権力と人権が双方尊重されるか・・・国体と人権
何を言いたいのかというと、有事において前述した「偏狭的な人
権」を排除できれば私は全面的に民主党案に賛成。しかし、今日
それが可能であろうか。実に大きな問題である。あまりにも国家
権力よりも、個人の人権が強くなりすぎている。考えものであ
る。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Tuesday, May 13, 2003 12:34 AM Subject: [kokkai2]
■<亀井静香氏>首相を犬にたとえて批判 「木に登るのは無理
小泉さんの斬り返しが見物。
無視か。
■<亀井静香氏>首相を犬にたとえて批判 「木に登るのは無理」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030513-00002033-mai-pol
自民党の亀井静香元政調会長は12日、大阪市内で講演し、小泉内閣の経済政策
について「今やるべきことは内需拡大で、アクセルを踏むべき時にブレーキを踏ん
でいる。政策を修正しなければならないが、今は期待していない。小泉さんを犬に
例えて恐縮だが、犬に木に登れというのは無理だ」と述べ、首相の対応を批判した。
(毎日新聞)[5月12日20時23分更新]
追伸 竹中さんも何かにたとえて欲しい。
佐藤総研さん@お腹いっぱい
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <aqua@adpweb.com> Sent: Sunday, May 11, 2003 11:21 PM
Subject: はじめまして
●GDP名目成長率と新規開業率プラスが必須● http://money.2ch.net/test/read.cgi/eco/1052565560/l50
187 / ResNo.1) | Re[1]: 拉致問題と変人小泉無能政治 |
□投稿者/ 佐藤鴻全 付き人(29回)-(2003/05/10(Sat) 12:01:13) □U R L/ http://www.mag2.com/m/0000102968.htm |
|
●乱世を治められるのは、小沢か亀井か●
http://society.2ch.net/test/read.cgi/giin/1052410316/l50
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, May 03, 2003 5:01 PM Subject: [kokkai2]
Fw: アメリカ・ヨーロッパの自治体状況について
みなさま
ある方からアメリカ・ヨーロッパの自治体状況についてのHPを教わりま
したので、ご紹介します。
両者の自治制度は複雑多岐に渡り、さすがに古代ギリシャのポリスの
ような独裁制、寡頭制は無いみたいですが中には直接民主制もあると
か。
我が国の地方自治では市町村合併が進む中、ご参考下さい。
佐藤鴻全。
----- Original Message -----
> ご無沙汰しております。 ○○県職員○○です。
> だいぶん前に、お問い合わせいただいた、アメリカの自治体状況に関する
> HPがありましたので、お知らせします。
>
> http://www.nagoya-toho.ac.jp/staff/okabe/ronbun/jichius.html
> http://www.nagoya-toho.ac.jp/staff/okabe/ronbun/eurojichi.html
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, May 03, 2003 10:47 AM Subject:
Re: [kokkai2] 低投票率、そこで提案
Baronさんの提案は、投票義務制度の一種ですね。
そういった事も必要かもしれません。
私は、持論として選挙トトカルチョ導入が有効だと考えています。
佐藤鴻全。
◇◆ 時局を斬る!佐藤総研 ◆◇ No.6(まぐまぐメールマガジン)
2003年4月29日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ 時 局 を 斬 る! 佐 藤 総 研 ◆◇
No.6
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《 内 容 》
===========================================================================
□■頓挫する小泉改革を巡る2つの世界観■□
□■野党は自民分裂を仕掛けろ −小泉延命を許す与野党の怠惰−■□
□■<有事法制>非常事態対処基本法案などを衆院に提出 自由党■□
===========================================================================
===========================================================================
― 内容省略 ―
−後記−
今後も更なる充実を図って行きますので、末永くお付き合い下さい。
もしお気に入り頂ければ、お知り合いご友人にも登録をお勧め下されば幸いです。
発行人:佐藤鴻全(会社員、文筆家 196×年生まれ 東京近郊在住)
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From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, April 26, 2003 6:49 AM Subject:
Re: [kokkai2] Re:RE:「拉致問題は解決済み」
紋次郎さん
> 政府の対応が全て「文句なし」なんて事はないし、批判すべき点は多々
> あるでしょう。
> しかし何度も言う様に、5人を日本に留めたのは最も評価すべき点です。
> これを認めずに批判ばかりするなら、単なるイチャモンに過ぎないでしょう。
再度言いますが、行く前からもっとあらゆるケースについて想定し、なかん
ずく警察をチームに加えて準備し、家族を含めた全員帰還を図るべくシナリ
オをもって毅然と交渉すべきでした。
70−200人と言われる拉致被害者を帰すシナリオをもって臨むべきだった
でしょう。
拉致被害者は、12人で半分は死にましたと言われ、ハイハイそうですかと、
役人のシナリオどうりのピョンヤン宣言を結んで帰って来たのが間違いです。
せめてもう敵陣に来てしまった以上、「その説明は納得できない。再度調査
し今度は東京をご訪問頂きたい。」と言って席を蹴って帰って来るべきでした。
> 佐藤さんは、5人を「予定」どおり北朝鮮に戻すべきだったとお考えですか?
> それとも「誠実さを破らずに実行」するとは、これとは別の意味でしょうか。
一般論としては、約束した事をこちらから破ることはその後の進展がご和算
になる事は必然でしょう。そして今その事態に陥っています。
そもそも、5人を北朝鮮に戻す約束は最初からすべきではなかった。
嘘吐き国家と甘い約束をしたのが間違いでした。
これも再度言いますが、第一、敵陣でなく北京、ソウル等でやるべきでした。
汲汲として向こうからアプローチがあったのだから、十分可能でした。
70−200人と言われる拉致被害者の名簿を持って会談に臨み、12人だけ
でなく、まず拉致のある程度の規模の全体像を認めさせるべきでした。
その上で、全員帰国プログラムを組み、粛々と実行すべきでした。
もっと準備をし、警察を絡め体制を固めて臨むべきというのは、少数意見で
したが一部の識者、政治家により行く前から指摘されていた事です。
拉致被害者家族の会も概ねそのスタンスでした。
佐藤鴻全@佐藤総研http://www.asahi-net.or.jp/~EW7K-STU/
To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, April 23, 2003 Subject:
[kokkai2] Re:RE:「拉致問題は解決済み」
ピョンヤン会談自体が、間違い。
脇が甘すぎた。
行く前からもっとあらゆるケースについて想定し、なかんずく警察をチームに加え
て準備し、家族を含めた全員帰還を図るべくシナリオをもって毅然と交渉すべきだ
った。
また、その結果得られた決め事については、こちらからは誠実さを破らずに実行す
べきだった。
第一、敵陣でなく北京、ソウル等でやるべきだった。
汲汲として向こうからアプローチがあったのだから、十分可能だった。
最も肝心な、国家は国民の生命、財産、人権を守り通すものという原則がいい加減
の単なるパフォーマンス外交だったから、人質を返す返さない等のおかしな状況に
陥ってしまった。
第一小泉さん以下、政権のメンバーに国家観自体ないだろう。
辛うじて阿部晋三ぐらいか。
お粗末過ぎる。
にも係わらず、マスコミ、特にテレビがピョンヤン会談について肯定的にコメント
するのは、おいしい画像を得られたから。心情的にもそうなる。
知識人、国民もそれにマインドコントロールされているだけ。
その図柄を見通せている人は、政治家の中にも数えるほどしかいない。
福田和也ではないが、日本人は余りにも幼稚過ぎる。
佐藤鴻全。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Sunday, April 20, 2003 1:10 AM Subject:
Re: [kokkai2] 「イラク攻撃――絶対正義」
近藤さん
> 常任理事国の「フランスが拒否権を発動しない」確約が取れていれば
> 「国連決議を伴った攻撃」となって、ネオコンだのイスラエルよりだの
> の問題はあっても、一応、国際的なコンセンサスの下にイラクの
> 武装解除がなされたことになります。
総じてアメリカの根回し不足でしょう。
> 半永久的な、戦勝国の特権である「常任理事国の拒否権」は改善す
> べきではないですか。民主主義を基調とする国連に、軍事独裁国家
> が「常任理事国」であることも、第2位の醵出金を払っている日本が、
> 何の発言権もなく、いまだ差別条項である「敵国条項」が外されない
> のも納得出来ません。
別途改善すべきでしょう。
小泉首相は、日本の常任理事国入りに消極的です。
歴代続いてきた国連での働きかけを止めてしまいました。
その意味でも、一日も早く倒閣されまともな政権が出来るべきです。
> 国連中心主義を主張するなら、理不尽な既得権等の国連改革をも
> 問題にして頂きたいですし、アメリカのイラク攻撃の不当性を問題に
> するなら、逆に、フランスやロシアのイラク攻撃反対の不純性をも
> 問題にすべきです。
国際政治で動機に不純なものが入るのは当たり前。
それを調整する意味でも、国際的な同意が必要です。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, April 19, 2003 6:14 PM Subject: [kokkai2]
■<有事法制>非常事態対処基本法案などを衆院に提出 自由党
佐藤鴻全です。
自由党は、民主が党内論議を経て「大型連休前には対案を国会に提出したい」(前
原氏)としている「緊急事態対処基本法」と政府の武力攻撃事態対処法案の修正案
に共同提案で乗ると思われていたが、再提出とはいえ独自案を出した。
これには、2つの意味があるだろう。
1つは、民主党が党内不一致、腰砕けで提出出来ない事態にならないようににする
外部からの促進効果。
もう1つは、国会議論の展開次第では安保問題で主張が近い自民非主流派の一部と
結び、政界再編を仕掛ける事。
前回自民党が出した案は有事の政府への権限集中に対し国会による牽制を掛ける部
分をわざと書かず、民主党との取引材料にする事を狙う等、いい加減なものだった。
有事法案についてはその性質上、細かく各法案を見てみる必要があるが、今回も自
民党、与党案は、恐らくは官僚丸投げで背骨が入っていない代物だろう。
小沢一郎は、小泉政権の経済政策の失敗、対米盲従路線と共に、そこに付け入る隙
があると見ているに違いない。
== 引用開始 ==
■<有事法制>非常事態対処基本法案などを衆院に提出 自由党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030418-00002135-mai-pol
自由党は17日、政府の有事関連法案の対案となる非常事態対処基本法案と安全
保障基本法案を衆院に提出した。昨年5月にも同様の法案を提出したが、廃案とな
ったため再提出した。
非常事態対処基本法案は非常事態の中身について侵略以外のテロや大規模災害も
含め、国民保護のための措置を国と地方自治体に求めた。首相を議長とする非常事
態対処会議を常設し、国と地方自治体との間の調整などをすると規定した。
安全保障基本法案は緊急事態で自衛隊が「公共の秩序の維持に当たる」と規定。
国連決議があった場合は武力行使を伴う平和維持活動に協力するとしたうえで、平
和維持活動従事のため自衛隊とは別組織の「国連平和協力隊」の設立を定めた。
(毎日新聞)[4月18日0時14分更新]
■自由党が政府の有事関連法案への対案を改めて提出
http://www.asahi.com/politics/update/0417/009.html
自由党は17日、政府の有事関連法案の対案として、安全保障基本法案と非常事
態対処基本法案を国会に提出した。昨年の通常国会でも対案を提出したが廃案にな
り、今回は、国民保護のための措置などを内容に加え、改めて提出した。
安保基本法案では、自衛隊の役割として(1)日本に直接の武力攻撃があった時
などに自衛権の発動として武力行使ができる(2)一般の警察力で対処できない緊
急事態が発生した時、公共の秩序維持にあたるとした。
また、非常事態対処基本法案では、首相に非常事態の布告の権限を付与。非常事
態では、首相は警察、海上保安庁を統制するほか、自治体が行うべき措置を直
接行い、運輸・通信・エネルギー供給事業者などへの必要な指示ができるとした。
さらに、国民保護の対応として、非常事態時、国や自治体は、国民に警報の発令、
避難の指示などの措置を講じなければならないとした。
(04/17 22:00)
== 引用終了 ==
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, April 19, 2003 3:39 PM Subject:
Re: [kokkai2] 「イラク攻撃――絶対正義」
手代木さん
佐藤鴻全と申します。
私もイラクを含む中東の民主化は歴史の必然であり、フセイン
政権については結果として武力をもって打倒しなければそれ
は難しかったろうと考えます。
しかし、一方でアメリカの動機の不純物の多さ、国連を軽視し
た帝国主義的単独行動には掣肘を加えるべきとする立場です。
アメリカは、1、2ヶ月の査察延長、武力査察を行った後、イラク
の武装解除または国連決議を伴った攻撃をする方法で仏露等
と妥協する事は可能だったと考えます。
今後もアメリカが強引な手法を使い、なかんずくイスラエルの主
張に偏り過ぎた立場を取るならテロの蔓延、第5次中東戦争、
第3次世界大戦の危険もあると思います。
私は、アメリカというリバイヤサンを国連の枠の中に引き戻し、
飼い慣らす必要ありとします。
■Re気になるので、もうひとつ |
名前:佐藤鴻全 投稿日:4/19(土)14:14
>名前:S子 投稿日:4/18(金)15:41
>田中宇氏、宮崎正弘氏の配信メールで、どうもパレスチナ問題が解決に向かう
>ような状況にありますが、最終的にはブッシュの票取りですか?
>国際世論を呼び込み国内世論で自身の正義を更にアピールするつもりですか?
田中氏のパレスチナ問題解決期待は、希望的観測がかなり強いと思います。
米政府のパレスチナ和平提案は、今回のイラク戦争での中東の反米感情に対策と
して出してきた要素が強いでしょう。
>ネオコンと中道派の争いも米国内にまだある。イラク戦争でネオコン勝利と
>思っていましたが、パウエルが巻き返しを図っている。それともイラク戦争
>誘導支持のようにみせかけて、実はその裏で中道派がパレスチナ問題解決を
>画策していたのでしょうか。もし、パレスチナ問題が解決するとなれば、米国
>ブッシュの立場はかなり良くなる。
とはいえ、国際協調派の知将パウエルはパレスチナ問題解決の実現を出来れば願
っていると思います。
また、ブッシュは言わばキリスト教原理主義に神懸った人ですから、それが良い
方向に作用すればパレスチナ問題解決に本気で取りかかる可能性はゼロではあり
ません。
しかし、ネオコンはイスラエルの国益を第一に考えるため、パレスチナ側が到底
飲めない条件を出してくるのは、ほぼ確実です。
それだけならともかく、ユダヤ教原理主義者は、世界を旧約聖書に書かれた世界
最終戦争、ハルマゲドンに導き預言を成就する事を無意識にあるいは意識的積極
的に目指しているとの説も伝えられています。
これらを避けるためにも、日本国民は一日も早く小泉従米政権を倒し、世界秩序
や外交についても理念を持った強力政権を樹立し、米国を善導して行くべきと考
えます。
追伸
有名になりたい云々は、海に向かってバカヤローと叫んでみたようなものですか
ら、洒落として受け流して頂ければ幸です。
■Re米国一極支配は平和??? |
名前:佐藤鴻全 投稿日:4/17(木)01:00
S子さん
ネット政治オタクとして2ch本籍の私は、もちろん佐々木敏氏は知っていましたが、
山本清治氏の名前は初耳です。
ところで4/15朝日夕刊に福田和也氏が、イラク戦争について書いています。
近いうちに、これを評論して少し福田氏にカラんでみたいと思います。
あーカラみたい。あー有名になりたい!
それはともかく、アメリカはローマ帝国と言うよりも、アテネに似ていると小田実だ
ったか鶴見俊輔が書いていました。言いえて妙。
アテネは、デロス同盟の強引さでポロポネス戦争の後に亡んで行きました。
なお、同時期はペリクレスによって空前の民主政治を謳歌していました。
拙文 米「新帝国主義」と文明の衝突の帰趨
http://www.asahi-net.or.jp/~EW7K-STU/jikyoku-tenbou.htm
に示したように、私は歴史を俯瞰すれば民主化は大きな流れという立場です。
しかし、アメリカの動機には不純物が多すぎると思います。
また、手法も荒っぽ過ぎます。
このままでは、アテナの運命を辿る可能性が高いと見ます。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <sadao_hirano@sangiin.go.jp> Sent: Tuesday, April 08, 2003 1:49 AM Subject:
Re: □■ 米「新帝国主義」と文明の衝突の帰趨 ■□
平野貞夫様
我が国最高峰の政治思想家でも在られる平野様からご返信頂
き光栄です。
自由党の予測通り、米国の国連回帰の芽も出てきましたが、こ
れを誘導すべく何より主体的に動くべき日本が外交不在の状態
であるのは歯痒い限りです。
さて政局ですが、与党はレイムダックとなりながら少なくとも総裁
選の9月まで小泉政権が続く風情で、その後の後継政権も既得
権益と党内力学で行きつく所まで日本をジリ貧に導く事は既定
路線です。
突発的な事態が起きない限り、このままでは自民党政権の終わ
りが日本の崩壊と同時に訪れる事になってしまいます。
これを断ち切るためには、与党の非主流派に手を入れるとともに、
野党の出す内閣不信任案は、彼等が少しでも乗る可能性のある
政策項目とセットで出すべきと考えますが如何でしょうか。
従米外交の否定、消費税の福祉目的税化、減税と経済効果の
高い財政支出による積極財政等々。
否決されても、彼等に踏絵を踏ませる事になり自民党揺さぶりの
一つにはなろうかと思います。
一日も早い政権奪取に向け、小沢党首以下あらゆる可能性を試
される事を期待致します。
佐藤鴻全
----- Original Message -----
From: <sadao_hirano@sangiin.go.jp>
To: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp>
Sent: Monday, April 07, 2003 5:29 PM
Subject: Re: □■ 米「新帝国主義」と文明の衝突の帰趨 ■□
> 佐藤鴻全様。
>
> いつもお世話になっております、
> 自由党参議院議員平野貞夫です。
>
> 良く分析されたご意見で参考になります。
> 米国のネオ・コンが全米の多数意見では無く、
> 国連の中で米軍の役割を自覚する世論が多数となる
> ときがすぐに来ると思います。
>
> --
> **********************
> 参議院議員 平野 貞夫 担当 橋本 祐介
> 〒100-8962
> 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館225
> TEL 03-3508-8225 FAX 03-3591-0779
> E-MAIL sadao_hirano@sangiin.go.jp
> URL www.hiranosadao.com/
>
**********************
2003年4月7日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ 時 局 を 斬 る! 佐 藤 総 研 ◆◇
No.5
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《 内 容 》
===========================================================================
□■米「新帝国主義」と文明の衝突の帰趨■□
□■ハバードと小沢一郎の日銀観、経済観の違い■□
===========================================================================
― 内容省略 ―
−後記−
今後も更なる充実を図って行きますので、末永くお付き合い下さい。
もしお気に入り頂ければ、お知り合いご友人にも登録をお勧め下されば幸いです。
発行人:佐藤鴻全(会社員、文筆家 196×年生まれ 東京近郊在住)
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From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, March 29, 2003 9:49 AM Subject:
[kokkai2] イラク戦後復興の資金と利権
佐藤鴻全です。
現時点で、当初の英米の楽勝ムードから一転、長期戦が予想されている。
ネオコンの立役者、「暗黒の王子」パール国防政策諮問委員長が企業との癒着疑
惑で辞任した。
チェイニー副大統領にも同様の疑惑が浮上している。
さて、戦局は不透明だが、早くも戦後の復興を巡って再びアメリカとヨーロッパ
の駆け引きが展開している。
戦後復興には復興資金拠出と復興利権の側面があるが、現在これが整理して論じ
られていない。
これらを含めて国家戦略、世界秩序を組みたてなければ成らないが、即物的に見
れば当然ながら復興資金拠出の分担は各国にとって国益にマイナス、復興利権獲
得は国益にプラスである。
既に「参戦」してしまった日本としては、今後出来るだけ金だけ出して利権ゼロ、
更にテロにも狙われる状況にならないような舵取りが必要である。
戦略なき小泉政権には、期待するだけ無いものねだりで時間の無駄だが。
Date: 2003年3月26日 (水) 午前3時23分
Subject: Re: どーせーつーの? 国連。
佐藤鴻全です。
> 「アラブの民主化?」わたしは、これは余計なお節介だと思っています。
> それを大義名分に侵攻しているのは、
> 常任理事国ですから、お話にならない。
>
> 「へーゲル発展史観は糞食らえ」これ、本音です。
> あんまし、関係ないし、よくわからない。
私も東洋人として、感覚的には「述べて作らず、信じて古を好む。」という方
なんですが、西洋人特にピューリタンは少なからず発展史観を持っているよう
です。
その是非は、今後の研究課題といたします。
> > アメリカの強引さと恣意性を掣肘するためには、現時点では国連の中で飼
> > い慣らす努力が必要だと考えます。
> 可能ならよいですね。問題はそれが可能かどうか。
> 可能でないから、今回のようなことになるのではないかなぁ。
>
> 長尾
国連主導の「アラブの民主化?」は、この間のNHK日曜討論で、藤井さん
(小沢さんの代理人)が唱えていました。
それを梃子(餌)にして、アメリカを国連に引き戻すことを考えているようです。
確かに国連に引き戻す事は難しく、アメリカが手痛い失敗をしない限りないかも
知れません。
しかし、当面はこれを模索すべきだと考えます。
一方では、国連消滅に備える事も必要となる知れませんが。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, March 26, 2003 1:53 AM Subject:
Re: [global-net] どーせーつーの? 国連。
佐藤鴻全です。
> さぁ!?!?!?
> どうしたらいいですかネェ。
> 意見持ってんじゃないの?
> 長尾
少し整理しましょう。
今回の米英のイラク単独攻撃に起因する世界情勢の変動に対処する
に当たって、日本としては先ず集団自衛権を認めて、防衛庁を防衛省
とし、進んでは憲法改正し、国防体制を堅固にすると共に、外交発言
力を高める。
ここまでは、大体このMLメンバーの共通認識ではないかと思います。
次に今後の世界秩序をどう設計するかですが、思いつくままに列挙し
て見ると、
@国連を解散し、各国は同盟をWeb状に張って世界秩序を維持する。
Aアメリカ、イギリス、日本は、国連を脱退し、有志同盟を形成する。
Bアメリカ、イギリス、日本は、国連を脱退し、Aよりも広い第2国連を作る。
Cアメリカ主導で、安保理常任理事国の組替えを図る。
Dアメリカを国連に引き戻し、今後単独行動をさせないようにする。
Eアメリカを国連に取り敢えず引き戻し、仮面夫婦のように暮らす。
Fこの際、日本は英米から離れ、アラブ、アジアと結び新大東亜共栄圏を作る。
G国連主導でアラブの民主化、パレスチナ問題解決を図って行く。
と、あまり整理出来ませんが、考えとしてはどれに近いですか?
私としましては、やはり国益上日米同盟は外せないだろうと思います。
その上で、日本は今後も非核武装で行く方が良いと思います。
日本の被爆体験は、外交プロパティーです。これを使って世界の核廃絶、
核の縮小均衡化を主導すれば道徳的に優位に立てます。
各国の尊敬を集める事は、安全保障上の重要要素です。
次にアメリカを国連に引き戻しても、やはりもはや仮面夫婦の感が強いで
すが、国連主導でアラブの民主化等を進ませることにより、アメリカ自身の
理念(建前)により、国連に定着させるべきだと思います。
アメリカの主張する「アラブの民主化」も石油の匂いがプンプンしますが、
ヘーゲル発展史観的理念としては筋は通っています。
しかし、今後もこれを単独行動でやられた分には、第3次世界大戦が現実
になってしまいます。
アメリカの強引さと恣意性を掣肘するためには、現時点では国連の中で飼
い慣らす努力が必要だと考えます。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: "吉田 芳信" <yyoshida@japan.interq.or.jp> Sent: Tuesday, March 25, 2003 1:43 AM Subject:
Re: 東雲牛の時事放談 vol.059 「フセインを怪物にした武器輸出国」
佐藤鴻全です。
こんばんわ東雲さん。
> メールマガジンを転送致します。ご迷惑と思われる方
> は、そのままゴミ箱へお願い致します。
> by吉田芳信(東雲牛)
イラク攻撃に関する話題が少なかったので、少し絡ませて下さい。
> > 平和憲法で、国益を達成する手段としての武力行使を
> > 放棄している我が国としては、建前でもイラクの査察遵
> > 守を粘り強く要求するべきであったし、12年も待った訳で
> > あるから、独・仏・露による査察延長を支持し、30〜40日
> > 程度待つ事に何ら問題は無かったのではないか。
と言う事は、東雲さんは国連不要論者では無かったのですね。
> > ふたつめの問題に付いて言えば、元々自民党内に於い
> > て「押しつけ憲法」と言う意見が燻っていたのは確かだが、
> > 湾岸戦争後に於ける国内での主張に、自由党の小沢党
> > 首に代表される「普通の国」論が登場し、我が国も戦力を
> > 派遣できる様に憲法を改正すべきとする意見だ。
> >
> > 結論から言えば、短絡的発想でしかない。先に述べた
> > 「理念」も「国益」も議論されず、現在の日本国憲法すら
> > 使いこなせぬままに、プラグマティックな対米追従策を採
> > る事は危険だと言いたい。
上記は東雲さんの昔の文章ですが、イラク攻撃下の現時点で
小沢さんを観察する限りでは、「国連至上主義者」であっても、
対米追従論者ではありませんね。
もっとも、「ロックフェラーの犬」と噂されるように、ちらちらとその
気配がしない事もありませんが、良くも悪くも現実よりも理念優
先の人でしょう。
小沢さんにとっては「国連至上主義」が理念なのでしょう。
そのためなら、憲法を改正して海外派兵も可能にする。
一方、「国連至上主義」はプラグマティックに見ても悪くない手で
あったと思います。
今回も無条件の対米追従スタンスを打ち出した今では遅いです
が、「国連至上主義」を楯にして貫けば、いろいろ主体的に動け
たし、イスラムにテロの標的にされる事もなかったし、復興支援
も値切れたでしょう。
国益を生で出してもなかなか通用しないが、建前とセットで出す
事でようやく勝負できるものです。
アメリカもフランスも皆そうやっています。
「主義」を持ち出すと良くも悪くも世間は一目置くものです。
頑固なこだわりのラーメン屋が流行るように。
> > 前置きが長くなったが、自民党も五十歩百歩である。
> > 先日も川口外相が「安保理常任理事国入りを目指す」
> > 等と”戯れ言”を述べた様だが、その前に「敵国条項を
> > 何とかしろよ」と言いたくなる。
敵国条項は死文化しており既に実効力はありませんが、象徴的
な意味でも仰る通り即刻削除させるべきでしょう。
ところで、今回の川口さんの発言はともかく、小泉さんは基本的に
「安保理常任理事国入りを積極的には目指さない」方針ですから、
以前は一応外交方針にあった、敵国条項削除の働きかけもストッ
プしているのが現状です。ハイ。
ブッシュ政権もフランスへのあてつけで日本の常任理事国入りを
言い出しているだけでしょうが、瓢箪から駒と言う事もあるので、
日本は外交の一つの選択肢として視野に入れるべきでしょう。
てなところで、少しもの足りませんが今夜はおやすみなさい。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Friday, March 21, 2003 1:59 PM Subject:
Re: [kokkai2] せ論は情報次第
佐藤鴻全です。
> 3・19sirakawa@のカキコ:
> > 今日のNHKで「アメリがイラク攻撃すると、安保理が破壊されるのと同じだから
> フランス大統領が、イラクを援助する」といいました。
>
>
> の正確な発言内容は:
> ドビルパン外相名で声明を出し、「イラク軍が生物・化学兵器を使用した場合は米
> 国の側に立つ」
>
> ということが判明しました。
> あの日の晩、NHKオンラインで見たのですが(既報)、再確認しようとしたら、す
> でに消えていましたが、別のルートで調査したところ、上記の声明内容でしたアハ
> ハ。
残念!
と言う事も無いが、事ここに至っては流石にイラクの側には立たないでしょう。
フランスもそこまで酔狂ではない。
しかし、アメリカがバクダッド市内に進行する直前にフセインに投降を呼びか
ける場面があれば、間に立って交渉役を買って出る可能性は幾許かあると
思います。
アメリカも圧勝の風情だから、ブレアの国内苦境と各国から復興資金を引き
出すために進行直前にワンクッション置く可能性は十分ある気がします。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Thursday, March 20, 2003 1:11 AM Subject:
Re: [global-net] 米国による国連破壊と新時代の幕開け
文隆さん
佐藤鴻全です。
> 鴻全 様
> 私は、米国による国連破壊というよりも、そもそも、冷戦期以来、国連とはこのよう
> なものだった
> ということではと思ってます。
18日の朝日夕刊に、ガリ元事務総長の目指した冷戦後の国連新世界秩序の奏効
と挫折が載っています。
ガリの描く構想は美しく完璧です。完璧過ぎて人工的、無機質なイメージがあるほ
ど美しい。
それがアメリカというこれまた人工国家に阻まれて、挫折して行く様がガリの在任
時代の回顧として述べられています。
所詮は、人工的な美を競う整形美人ホステス同士の指名トップ争いのようなものだ
ったのかもしれません。
さてそれはともかく、今後の世界情勢として、取り敢えず思いつくままに列挙して見
ました。あまり整理がついてませんが。
@アメリカ覇権による新秩序
A自由と民主化等の普遍的価値による新秩序
Bテロ等の流血と混沌の時代を経ての文明の後退
Cテロ等の流血と混沌の時代を経てのアメリカ覇権による新秩序
Dテロ等の流血と混沌の時代を経ての自由と民主化等の普遍的価値による新秩序
E地政学的な列強による覇権争いに続く第3次世界大戦
F地政学的な列強による覇権争いに続く均衡と世界分割統治
Gアメリカの没落と、アジアとアラブによる新大東亜共栄圏の繁栄
> 独仏の対応も地政学にのっとった軍事戦略で説明できます。
> すなわち、二度の世界大戦から冷戦を通じて、米国にとっての防衛線はリムランド
の
> 英国であり
> 独仏は見捨てられてたのです。これが英国の米国支持、独仏の反米の本当の理由です。
> 米国にとって、地政学的に見た場合、独仏は同盟国ではなく、緩衝地帯だったのです。
> ソ連という脅威を失い、この辺が顕在化してきたということでしょう
> 地政学の重要性は今後いや増しに増すでしょう。
さしあたり、文隆さんはFあたりですか。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Wednesday, March 19, 2003 1:30 AM Subject:
[global-net] 米国による国連破壊と新時代の幕開け
佐藤鴻全です。
アメリカのイラク単独攻撃決断により、善くも悪くも冷戦後の世界を
牛耳ると見られていた国連による世界秩序が破壊された。
今日からは波瀾と吉凶を孕んだ新時代が開始する。
一部には周回遅れで国連存在の是非を問うような議論もあるが、
今日からはいよいよソビエト崩壊後にマルクスの是非を語る左翼青
年のようなものになるだろう。
国連中心主義を謳いつつ、内実は久しくアメリカ中心主義を続けて
きた日本は盲従の果て今後何処に漂流して行くのか。
願わくば、刹那的で浅薄な思い付きでない責任ある言論を有する国
民層が形成される事を。
彼等に支えられた、具体的提言を有する政治家の出現する事を。
2003年3月17日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ 時 局 を 斬 る! 佐 藤 総 研 ◆◇
No.4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《 内 容 》
===========================================================================
□■米国の「中東強制民主化」の行方■□
□■タマちゃん捕獲作戦とイラク攻撃■□
□■「亀井総研」立ち上げか?■□
□■小沢一郎と亀井静香のイラク攻撃観■□
□■パーティー参加、菅さんへのプチインタビュー、そして政局
■□
===========================================================================
― 内容省略 ―
−後記−
ご無沙汰していました。イラク問題は事態が猫の目のように変りフォローするのが
大変です。
今後も更なる充実を図って行きますので、末永くお付き合い下さい。
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From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Sunday, March 16, 2003 12:58 AM Subject:
[kokkai2] タマちゃん捕獲作戦とイラク攻撃
佐藤鴻全です。
少々不謹慎な喩えかもしれないが、私は動物愛護団体「タマちゃんのことを想う
会」によって企図された、それによってタマちゃんを強制的にオホーツク海に帰
そうという「タマちゃん捕獲作戦」と、超大国アメリカによって企図されている、
それによってイラクを強制的に民主化しようというイラク攻撃の類似性を感じる。
捕獲に反対する「タマちゃんを見守る会」と攻撃に反対するフランス、ドイツ側
の方が、現在多数派になっている。
アングロサクソン的、ピューリタン的思想では、「本来あるべき姿」に向かい強
制的手段を用いてもこれを実現させる事が正義となる。
一方、それ以外の東洋、アラブ、ヨーロッパ大陸等では、目的よりも手段の正否
が重視される傾向がある。
根底に根本的な思想の違いがあると思われる。
= 引用開始 =
■早朝、タマちゃん捕獲騒ぎ 「想う会」が網、でも逃げる
http://www.asahi.com/special/tama/031101.html
横浜市西区の帷子(かたびら)川で、11日早朝、アゴヒゲアザラシの「タマ
ちゃん」をダイバーらが網で捕獲しようとする騒ぎがあった。「北極圏の海に帰
すため」と説明している。タマちゃんはすぐに逃げた。神奈川県横浜治水事務所
によると、ダイバーらは「河川状況を調べるため」と目的を偽って川に入ったと
いい、同事務所は同日午後、代表を呼んで注意する方針。
タマちゃんを捕まえようとしたのは約40人ほどのグループ。うち半数ほどが
「タマちゃんのことを想う会」という団体の会員で、会の代表を務める横浜市の
男性(39)は「全国に40〜50人の会員がおり、昨年からタマちゃんのため
にハマグリやアサリなどを与えてきた」と話した。アメリカの団体と一緒に捕ま
えようとしたという。
午前6時ごろ、護岸で休んでいたタマちゃんをはさんで上流側と下流側の2カ
所に白い網を張り、間隔を狭めるとともに5、6人のダイバーが川に入ってタマ
ちゃんを網に追い込もうとした。タマちゃんは作業が始まってすぐ驚いた様子で
水中に飛び込んで逃げた。
作業を終えたのは午前8時半ごろ。この間、タマちゃんを見に集まった人たち
は不安そうに見ていた。網などを片づける代表の男性に対し、「何しているの」
などの声が上がった。男性は「タマちゃんは完全に仲間から孤立しており、汚い
川で長く生活すると健康を害する。その前に救出したい」と話した。
ファンで作る「タマちゃんを見守る会」会長の田中保男さんは「タマちゃんに
特別に変化がないのに、独断で捕獲するのはおせっかいだ」と話した。
(asahi.com 03/11)
= 引用終了 =
NEW! 時価会計を見直し 2003年3月16日 1:46:23 佐藤鴻全 MAIL WEB | ||
お久しぶりです。 野暮なネタを一席。 >2003.03.15 >時価会計を見直すそうだ.正気か?狂気か?アホか?なんでもありか? >言葉にならん. >河野太郎さんのメルマガによれば民主党の議員にも見直し賛成がいる >らしい. 場当たり的あがきでしょう。 こうでもしなければ、3月決算で恐慌に成りかねない状態にした小泉さ ん、竹中さんの経済失政の罪は重い。 私はペイオフ完全実施延長時のように、小泉政権は見直しをする可能性 もかなりあると見ています。 それはともかく、ヨーロッパでは時価会計は取り入れていないとか。 (有価証券等の50%下落時のみ行う減損会計は取り入れている。) 場当たり的な見直しの問題は別として、私は時価会計は株式持合い等別の 問題はあるにせよ、 保有株式の下落 → 保有法人の資本の損傷 → 保有法人の株式の下落 → 更なる株式市場の低迷 というような経済不安定要素を孕むため、アメリカのようなスクラップ・ アンド・ビルドがビルトインされた社会でなければ向かないかもしれない と考えています。 |
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Thursday, March 13, 2003 1:10 AM Subject:
Re: [kokkai2] 湾岸戦争の時はフセインを応援していました。
佐藤鴻全です。
ついでに言えば、当時WBSでキャスターをやっていた小池百合子が、
湾岸戦争開戦に近付くにつれ親イラクから親米に徐々に軸足をずらし
ていった事を裏切りと感じていました。
ところで今後時間があれば、ヘーゲルを隠し味にして、
「原子爆弾によって強制的に民主化された日本はアメリカに感謝すべきか」
のようなものを書いて、今次のイラク問題を歴史の中で立体的に捉え
自分なりに整理して見たいと考えています。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <global-net@egroups.co.jp> Sent: Tuesday, March 11, 2003 6:33 AM Subject:
[global-net] 湾岸戦争の時はフセインを応援していました。
あまり大きな声では言えませんが、判官贔屓の私は、
イスラエルの西岸、ガザ地区占領が国連決議に反して放置されている
事と多国籍軍によるクウェートからのイラク排除はバランスを欠いてい
ると考え、湾岸戦争当時はイラクを応援していました。
それはともかく、
今回のイラク攻撃について考えるには、無差別空襲と原子爆弾投下に
よって、日本がアメリカにより無理やり民主化された事を世界史の流れ
の中に置いて考察する作業が必要とされるかもしれません。
今週号のAERAが、 ヘーゲルを持ち出して、
「イラク危機国連の無力 「世界史」が大分裂する」という記事を掲載し
ています。
http://www3.asahi.com/opendoors/span/aera/current.html
内容はともかく、視点が大胆です。ご一読下さい。
> どうして、こんなことになったんでしょう?8000円割れ。 (2003/3/11)
> 戦争のせいばかりではなく、政府の対策が遅すぎ、悪すぎって感があります。
少なくとも、イラク攻撃の可能性が高い事は去年の早い内から判っていたはずです。
小泉さん、竹中さんの失政でしょう。
竹中さんの政策は個々の政策を組み合わせ、それなりにストーリーが出来上がって
いるが、実際回してみると回らない。
例えば、図上では綺麗に仕上がっいても、3個師団投入すべきところに1個師団だ
ったり、敵の機先を制するべきところを、攻めこまれてから出撃したりする作戦図
のようなものです。
民主党もこの間まで、こんな子供だましにだまされていました。
今でも怪しい人がいます。
与野党含めて、政治の体を成していませんね。
From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Sunday, March 09, 2003 12:44 PM Subject:
[kokkai2] 小沢一郎と亀井静香のイラク攻撃観
イラク攻撃が大分現実性を帯びてきた。
現時点での今後の事態進展の観測としては、恐らく攻撃を急ぐアメリカ、イギリス
と査察延長を求めるフランス、ドイツ等の間で落とし所を探り妥協が成り立ち、1、
2ヶ月の査察延長を伴ったイラクへの最後通告というような国連安保理決議がなさ
れるのではないか。
しかし、アメリカ本国を含む全世界に広がったベトナム戦争当時を越える反戦運動
の更なる拡大等々の国際世論の情勢次第では、この種の妥協が成り立たずアメリカ、
イギリスが単独攻撃に走る可能性が残る。
また逆に、国際世論の情勢によるスケジュールの遅れにより、イラク攻撃の放棄と
国連軍進駐による武力査察への転換という方向になる可能性も0ではないだろう。
さて、現在日本の政権中枢に無くこういった世界の情勢には影響を与えないが、小
泉政権批判勢力の与野党双方の筆頭と言える亀井静香と小沢一郎のイラク攻撃観を
以下に示す。
「戦わずして人の兵を屈するは・・・」的な亀井と国連至上主義者の小沢の特徴が
現れている。
その是非についての判断は、読者に任せたい。(敬称略)
■亀井静香:
「イラクに自主的に武器を捨てさせるような道を選ぶべきだ。もっと査察を強化し、
時間をかけてやればいい」
(時事通信[3月8日17時2分更新]より抜粋)
「アメリカが正面から取り組んでいることは評価するが、戦争・軍事力で危険性を
除去するのは最後の手段。同盟国として、友情ある説得をしていくべきだ」
(フジテレビ「報道2001」3月2日より)
■小沢一郎:
「事実を調査している人たちの報告と、その報告を安保理がどう判断するか。私ら
の主張で言えば安保理の決定に従うと、それだけのことだ。」
「日本が調査に主体的に入っているとか、安保理に入っているとか、主体的活動を
国連でやっている国ならば、まだ政府は分かるだろうが、(日本は)何も主体的
活動をやっていないから。」
(小沢党首記者会見 要旨[2月27日]より抜粋)
「平和裡に解決することが一番いいことだ、何でも。」
「世界の疑念を晴らす努力をイラクはしなくてはならないということだ。査察をい
つまで、どこまでやるかは各国が安保理で判断することだ。」
(小沢党首記者会見 要旨[2月19日]より抜粋)
=抜粋箇所の全文=
■イラクへの査察継続を=亀井氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030308-00000479-jij-pol
自民党の亀井静香前政調会長は8日、札幌市内のホテルで同党所属衆院議員が開い
たパネルディスカッションで、イラク情勢に関して「イラクに自主的に武器を捨て
させるような道を選ぶべきだ。もっと査察を強化し、時間をかけてやればいい」
と述べ、政府が査察継続を各国に働き掛けるべきだとの見解を示した。
(時事通信)[3月8日17時2分更新]
■[自民・亀井氏と石原東京都知事、イラク攻撃の姿勢崩さないアメリカに自重求
めるフジテレビの「報道2001」で]
http://bb.goo.ne.jp/contents/FJTFNN/SFJTFNN200303020019/FJTFNN200303020019/F
JTFNN200303020019.html
自民党の亀井前政調会長と東京都の石原知事が2日朝、フジテレビの「報道2001」
に出演し、イラク攻撃の姿勢を崩さないアメリカに対して、自重を求める考えを示
した。亀井氏が「アメリカが正面から取り組んでいることは評価するが、戦争・軍
事力で危険性を除去するのは最後の手段。同盟国として、友情ある説得をしていく
べきだ」と述べ、平和的解決のため、日本政府がアメリカを説得すべきだとの考え
を強調したのに対して、石原知事も、性急なイラク攻撃には慎重な姿勢を示した。
(goo ブロードバンド 2003年03月03日(月)13:23
更新)
■ 小沢一郎党首記者会見要旨 ■http://www.jiyuto.or.jp/
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平成15年
2月19日 党本部
記者:日本の国連大使が国連でイラク攻撃には新しい決議の採択が必要だと
演説したが。
党首:国連決議を採択すると日本政府はどうするの。(記者諸君は)そこを
聞かないとダメだ。
決議があればいいのか。決議があってもダメだというのが日本政府の見解
だろう。メチャクチャなんだ、言っていることが。
国連決議があれば国連の活動に参加する、だからきちんとした国連決議を
出して欲しいと言うのならわかる。
決議があってもダメなんだろう、(政府の)憲法解釈は。だから、私に聞
かないで、そこを彼らに聞くんだ。私の考えは決まっているのだから。
首相だの外相だのいい加減なことを言っている連中に聞かなくてはだめだ。
全然矛盾した話をしているだろう。
アフガンの時は決議なしでアメリカの戦争に参戦している。今度は必要だ
と言う。どうなっているのか。
日本政府の考え方が全然何だか分からないのに、アホなことばかり言って
いる。世界中の笑い者ではないか。
それを諸君は政府のおかしいなところを聞かないことがおかしいと思う。
記者:査察の継続を求める声が多いが。
党首:平和裡に解決することが一番いいことだ、何でも。
ただ、イラクの真実というものが私は分からないから。それについては実
際に査察している人や、アメリカはじめいろいろな国が我々よりも知って
いるのだろう。
イラクにはクウェートを侵略したという前科もあるのだから。そういう意
味で米英をはじめとする各国から基本的には余り信頼がないということで
はないか。
世界の疑念を晴らす努力をイラクはしなくてはならないということだ。
査察をいつまで、どこまでやるかは各国が安保理で判断することだ。
■ 小沢一郎党首記者会見要旨 ■http://www.jiyuto.or.jp/
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平成15年
2月27日 党本部
記者:イラク問題でアメリカが中心になって新しい決議案が国連に提出され
たが感想は。
党首:感想なんてない。事実関係は私は分からないから。報告があるのだか
ら、あとは米英が主張するようにけしからんという判断をするのか、そう
でないとするのか、各国の委員会の報告を待って理事会で決めることだ。
記者:小泉首相がイラクに特使を派遣すると言ったが。
党首:この間も同じようなことを私は言ったが、特使を派遣して何をするのだ。
日本はアメリカのやることを支持すると言っているのだろう、どういう支
持をするか、どういう論理でするのか、どういう実態的行動でもって支持
するのか知らないけれども、そんなものがイラクへ行って何を喋って来る
のだ。
小泉さんに聞いてごらん。あなたはどういう考えで、どういう姿勢でイラ
クに行って喋ってくるんだと。本人が意味不明なことを言っている時は、
本人に質せ。私に質しても分からん。
記者:今出ている報道の情報では米英のやり方がいいのか、仏独のやり方が
いいのか。
党首:それだって分からないではないか。
今出ていると言っても報道が正確にされているのか。あるいは安保理の中
でも内々にはもっと具体的な話がされているのか。細かく全部外に出てい
るわけではないだろうから。
論議している、調査している当事者でないと分からないから、事実が分か
らないで、ああしろ、こうしろと言うわけにはいかない。
事実を調査している人たちの報告と、その報告を安保理がどう判断するか。
私らの主張で言えば安保理の決定に従うと、それだけのことだ。
日本が調査に主体的に入っているとか、安保理に入っているとか、主体的
活動を国連でやっている国ならば、まだ政府は分かるだろうが、(日本は)
何も主体的活動をやっていないから。
特使を派遣するといっても、どういう姿勢で、どういう考えで派遣するの
か、一方ではアメリカの言うことを支持していると言っておきながら。あ
なた、何をしに来たのか、と言われてしまう。
政府も触れないようにしているのだろうし、日本の政府なんか結局、アメ
リカの国務省へ行って、どうなっていますか、と尋ねているだけだから。
自分の情報なんかないのだから。だから誰にも相手にされない。
冥王星人さん ..佐藤鴻全 [URL] | ![]() |
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2003/03/01(土) 22:21 No.298 |
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From: "K.Sato" <ew7k-stu@asahi-net.or.jp> To: <kokkai2@egroups.co.jp> Sent: Saturday, March 01, 2003 9:37 AM
Subject: [kokkai2] ハバードと小沢一郎の日銀観、経済観の違い
佐藤鴻全です。
竹中、小泉経済政策のアメリカからの応援団長であり、後見人であるハバード米大
統領経済諮問委員会(CEA)委員長が2月28日に辞任した。
辞任の理由の詳細は明らかにされていないが、ハバード氏は大統領が早期実現を目
指している今後10年間で総額約6700億ドルの総合経済対策の取りまとめの中
心人物であることから、本国の経済政策に関する失脚では無いと思われる。
一説では、家族と一緒に過ごすためと伝えられているが、将来の米連邦準備制度理
事会(FRB)の議長候補との見方もある。
ハバード委員長は、対日経済政策のスポークスマン役も務め、日本に対して再三、
不良債権処理の加速や一段の金融緩和による早期のデフレ克服を求めてきたため、
筆者には、今回の辞任はブッシュ政権の対日経済政策の変更を示唆し、そのための
政権離脱の要素も強いと観察される。
以下に、ハバード委員長の27日ホワイトハウスでの日本メディアとのお別れ会見
と、その前日の小沢一郎氏の記者会見に表れた日銀観、経済観を並べて、その違い
を示した。
それぞれの是非についての判断は、読者に任せたい。
■ハバード委員長:
「物価を制御できるのは日銀だけ」と、福井俊彦新総裁の日銀が本気でデフレ退治
に乗り出すよう“最後の忠告”をした。
「不良債権処理は正しい方向に進んでおり、遅滞なく実行を」と竹中改革に改めて
エール。
(毎日新聞[2月28日18時31分]より抜粋)
■小沢一郎氏:
今の日本経済の問題は日銀の金融政策では克服できない。分かりきった話だ。
日銀の選択肢、本来的機能では、今の日本経済を打開するにはそれを超えている。
小泉総理、自民党の責任だ。
(小沢党首記者会見 要旨[2月26日]より抜粋)
=抜粋箇所の全文=
■<辞任会見>ハバードCEA委員長が日銀に“最後の忠告”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030301-00000020-mai-bus_all
【ワシントン竹川正記】28日で辞任するハバード米大統領経済諮問委員会(CE
A)委員長が27日、ホワイトハウスで毎日ィアとお別れ会見し
た。対日経済政策のスポークスマン役でもあった同氏は「物価を制御できるのは日
銀だけ」と、福井俊彦新総裁の日銀が本気でデフレ退治に乗り出すよう“最後の忠
告”をした。
ハバード氏は01年のCEA委員長就任以来、「日本の成長は米国や世界経済にも
重要」と強調。米政権内で昨年来、不良債権処理にメドが付かず、デフレも止まら
ない日本に対し「小泉改革は口先だけ。米成長の足かせにならなければいい」(米
政府筋)との冷ややかなムードが広がる中でも、同氏だけは根気強く金融緩和拡大
や不良債権処理を訴え続けた。
昨年10月には、盟友の竹中平蔵金融・財政担当相が提起した不良債権処理の加速
策に強力な支持を表明。自民党内の猛反発も招いたが、大手行はその後、一斉増資
に走った。27日の会見でも「不良債権処理は正しい方向に進んでおり、遅滞なく
実行を」と竹中改革に改めてエール。
福井・日銀には「物価の番人として、緩やかな物価上昇を実現する果敢な対応を」
求めた。さらに与党で浮上する景気下支えの補正予算論には「公共投資より減税が
効果的」と持論を展開した。
CEA委員長の後任に指名されたマンキュー・ハーバード大教授は米国有数の経済
学者だが、ハバード氏ほど対日政策に関与するかは不明。ブッシュ政権の経済チー
ムの一新で、ハバード氏、オニール前財務長官、リンゼー前大統領補佐官という
「知日派」が去り、米国政府の日本経済への関心は一層薄れそうだ。
(毎日新聞)[2月28日18時31分更新]
■小沢党首記者会見 要旨 平成15年2月26日 党本部
http://www.jiyuto.or.jp/
記者:日銀の総裁が内定したが、副総裁も含めて人物評を。副総裁が大蔵出身なの
でまた官僚的運営に戻るのではと言われているが。
党首:福井さんという人は私は知らないし、個人の論評は元々しないし、知らない
人だからしようがない。
今の日本経済の問題は日銀の金融政策では克服できない。分かりきった話だ。
仮にどのような総裁が出て、今までと全く違った金融政策を実行しようとし
ても、(政策)選択の幅は少ないし、多分これ以上のことはムチャクチャや
るという範疇になってくるだろう。今でもメチャクチャやっているが。
問題は戦後の高度成長の時にはちょっと息切れすると金融、財政の出動によ
って栄養補給して手当てすることをその都度やってきたが、それではもうど
うしょうもないということだ。
だから、百何十兆円の借金を重ねても、金利を事実上ゼロにしてマイナス金
利さえ横行している状況になっても、景気が良くならないというのはそのこ
とを証明している。
政治、政府の責任だ。日銀うんぬんでどうこうできる話ではない。
記者:日銀総裁を国会に呼んで意見を聞こうという話があるが。
党首:聞いてもいい。話を聞くこと自体いけないという話ではないが。
今言ったように、日銀の選択肢、本来的機能では、今の日本経済を打開する
にはそれを超えている。小泉総理、自民党の責任だ。