| くろだTOP | 旅行記目次 | '98夏:30:31:1:2:3:4:5|
西鹿児島駅前→鹿児島駅前→鹿児島港→桜島港→白浜温泉センター前→桜島港→天文館通→西郷銅像前→城山→朝日通→鍛冶屋町→西鹿児島駅前→郡元→天文館通→西鹿児島駅前
鹿児島へは一度来たことがあったのですが、 そのときは夕方着翌朝発だったのであまり回りませんでした。 そこで今回は鹿児島で1日余裕をとり、 午前中は桜島に渡り、 午後は市内を散策することに決めます。
鹿児島には市電がありまして、 西鹿児島から左右へ路線が伸びています。 桜島への船は鹿児島駅の近くから出るので、 西鹿児島駅から市電で鹿児島駅へ向かいます。
鹿児島の繁華街は鹿児島駅と西鹿児島駅の間、 天文館通りと呼ばれるところです。 ところがJRはその北の城山をトンネルで抜けてしまうので、 繁華街を通る市電は重要な交通手段なのです。
9時半頃乗ったのですがなかなかの混雑です。 しっかり生活の足として定着しているようです。
市電は鹿児島駅へ近づくにつれてすいてゆきます。 20分ほどで鹿児島駅前。 午後のことを考え、 降りる時に運賃の代わりに一日乗車券を買います。
鹿児島駅前から南西、 貨物ヤード跡を左に見て海のほうへ10分ほど歩くと、 鹿児島港のフェリーターミナルがあります。
鹿児島港・桜島桟橋と桜島港を結ぶ桜島航路は、 なんと24時間終夜運行です。
すぐ向かいに見える桜島まで15分、 ちっちゃな船旅です。 そのわりに船内にうどん屋があったりする...夜食用?
港に置いてあったパンフレットに温泉の案内があります。 ちょうど町営バスが出るところなので乗りこみます。 島を時計回りに20分、 「白浜温泉センター前」バス停で降ります。
道路を渡った山側に建物があります。 さくらじま白浜温泉センターです。
正午をはさんでいたせいか、 男湯は貸しきり状態でした。
設備もそれなりに整っていますし、 塩辛い茶色の温泉はじゅうぶん満足のいくものでした。
バスで桟橋に戻り、 船で鹿児島港に戻ります。
鹿児島港の出口に、 青くてゴテゴテのバスが停まっています。 鹿児島市交通局の「カゴシマシティビュー」です。
鹿児島市街の主なみどころを巡るので、 観光に便利です。 特に一日乗車券を持っていると乗り放題です。
バスで天文館前まで行き、 天文館商店街のアーケードを抜けて中央公園に出ます。
中央公園の東端にシティビューの停留所「西郷銅像前」があります。 でも、公園内には銅像はありません。 バス停の前の道路のつきあたりにでっかい銅像が建っているのです。
そして、バス停の向い側にはちょっとした台があります。 ここにカメラを置いて立つと銅像と一緒の写真がとれるのです。 ナイス! もちろん撮りました。
しばらくして来たシティビューで城山へ向かいます。
城山は鹿児島の繁華街の北に位置する小山で、 西郷隆盛終焉の地でもあります。
バス停からちょっと登ったところに展望台があります。 南側に開けていて、 鹿児島の町を眼下に、 正面には桜島を望むという絶景です。
しばらくたたずんでから、 遊歩道を下ります。 木陰になっているので比較的快適に下れます。
御存じの通り、 薩摩藩は明治維新に多大な貢献をした志士を生み出しました。
「維新ふるさと館」は明治維新前後のいろいろを展示した、 歴史博物館です。
入口付近の展示をうろうろした後、 「維新体感ホール」の展示を見ます。 要は人形劇なんですが、 ドラマ仕立てでなかなかリアルにできています。
終わった後は残りの展示を見ることにします。 これもなかなか面白いです。 ミニチュアセットとホログラムの組み合わせなのですが、 なかなかよくできています。
ひと通り見終わった後、 鹿児島のメインストリート、 天文館銀座街へと向かいます。
南九州の名物に「白熊」というものがあります。 要はかき氷なのですが...
天文館銀座通りを歩いていると、 抜ける直前の「むじゃき」という、 「白熊」専門店があります。 入ってノーマルな白熊注文します。
さて、「白熊」です。 プルーンやすいかが乗っていて、 下のほうに甘納豆みたいなのが入ってます。 そして、大きさが半端じゃない! なにしろ容器がどんぶり並みです。
そのあとさらに行ったところの「おらが村」で夕食にします。 薩摩強度料理の店です。 とはいっても、白熊を食べた後なので、 料理はひかえめにします。
いろいろ考えたすえ、 酒に合いそうなきびなご刺身と薩摩揚げを注文します。 きびなご刺身は酢味噌で食べます。 まあまあです。 実はきびなごの旬は冬らしいのですけど。
そして揚げたての薩摩揚げ。 しょうが醤油で食べるとこれがうまい!
宿に戻って明日に備えます。 明日からはいよいよ帰り道です。