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1974年12月に出版されたビートルズ事典![]() を1975年に買ってもらい、白黒で掲載されたレコードのジャケットとそこに記載された文章を読みながらあれこれ想像していた日々を思い出します。 私の音楽好きはビートルズに始まり、ビートルズで終わる。 そう確信する今日この頃です。 |
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高岡校 2024年度第四々半期 第2期 |
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早稲田大学オープンカレッジ 2025年度第一四半期 「眼からウロコ!ビートルズ賞味法」 |
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回 | 日程 | 講座内容 | 講義内容 | 感想、学び |
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1 | 04/01 | 初期ビートルズ賞味法(前) | ビートルズは時期ごとにその在り方を変えていったバンドであり、初期には初期だけのかけがえのない魅力が満載とのこと。 デビュー前?英国のトップバンド?欧州のトップバンドになるまでの破竹の歩みをお楽しみいただけるとのこと。 |
1970年代前半だったでしょうか。 お茶の間にあったブラウン管テレビのモノラル・スピーカーから流れてきた"She Loves You"?を格好良い!と思った日のことをふと思い出しました。 実際にザ・ビートルズとして聴くようになったのは数年後でしたが。 普段はSTEREO版を聴いているので、久しぶりに聴くMONO版も新鮮でした。 大瀧詠一氏の言葉、「エヴァリーブラザーズのようなコーラスを、シャウトでコーラスしたのがザ・ビートルズの発明。」 なるほど! 当時のアメリカのお茶の間に"ポールとポーラ"が流れる中、ザ・ビートルズの楽曲がラジオから流れてきた時の衝撃。 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のダンスパーティのシーンで突然のラッケンロールに若い男女が夢中になって踊り始めるシーンを思い出していました。 昭和38年、1963年の少年少女たちの気持ちになって聴く。 初めて聴いた自分に、私だったら10代の頃に戻って聴く。 その気付きがまずは一番の収穫だったと言っても過言ではないです。 |
2 | 04/08 | 初期ビートルズ賞味法(中) | ショービジネスの中心地アメリカでも遂に1位となり、世界の頂点に立ったビートルズ。 更にパワーアップしていく楽曲群や熱狂のライヴ…この時期ならではのビートルズをお楽しみいただけること。 |
1975年頃、深夜、AMラジオのCMで月刊・音楽雑誌が発売される頃、ラジカセの小さなスピーカーから突然、流れる"のっぽのサリー"にシビレたことを思い出しました。 "It Won't Be Long"で始まる2枚目のアルバム「With The Beatles」、5枚目のシングル"I Want To Hold Your Hand"、改めてシビレました。 エド・サリヴァン・ショーに出演することになったきっかけ、偶然?必然?神様のいたずら?運命? オランダ、アムステルダム、そして公演のお話。あの髭のおじさんがそのような方だったとは! 3枚目のアルバム「A Hard Days Night」のジャケットのデザイン、物凄く腑に落ちました。 今回も楽しく改めてザ・ビートルズの音楽に魅了されましたです。 |
3 | 04/15 | 初期ビートルズ賞味法(後) | 頂点と思えた前年を更に凌駕する前人未踏の世界的人気を得て、初の野球場コンサートの様子など、アイドルとアーチスト性を両立させていく様子をお楽しみいただきます。 | 1964年のシングル"I Feel Fine"、カントリー&ウエスタン風味もあるアルバム「For Sale」の先行シングルということを忘れてしまう、確かに。でもシングル"I Feel Fine"もこう聴くと土の香りがする曲だと気付かされました。 映画、そしてアルバム「Help」の先行シングル"Ticke To Ride"をJohnが晩年のインタビュー、プレイボーイのインタビューで「ヘヴィ・メタル・レコードとしては、最も早いもののひとつ。」と語ったそのヘヴィ・メタルの定義。演奏の構成。ポールのアイディアのドラム、ビーン・ビーンというリフ。なるほど! はい、頷けるものがありました。 シェア・スタジアムでの公演。初の野球場でのコンサート。 初めて聴いた時のように。当時、初めて聴いたつもりで聴く。 曲はそのような気持ちで鑑賞しながらも、歴史を知っている者としてこのような素敵なバンドも解散してしまう。 無敵のバンドが解散した後のメンバーは、そのバンドと競争し続けるか、隠遁生活をおくるしかない。なんと辛い半生でしょう。 音楽雑誌やレコードが発売された1970年代のあの時々、1980年代のあの時々、1990年代、2000年代のあの時々を思い出させてくれました。 |
回 | 日程 | 講座内容 | 講義内容 | 感想、学び |
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4 | 04/22 | 中期ビートルズ賞味法(前) | ビートルズはライヴ活動を突然やめてしまいます。その理由は? ライヴ期の最後に実現した日本公演についても「ビートルズ来日学」著者として研究最前線を呈示させていただきます。 |
あっという間に初期、ライヴ・バンドの時期が過ぎ去ったしまいました。
「人生は短い。喧嘩している暇などない」と作者にそっくりそのまま返したいと思わせる"We Can Work It Out"。 故郷を懐かしく思い始め、街並みは変わり、その中でも変わっていない場所もあると気付いたのは50歳代になってから私。 アルバム「Rubber Soul」に収録された"In My Life"。 25歳にてこの歌詞。 など曲を聴きながら思うなんて何年ぶり?何十年ぶり?でしょうか。 もし1964年当時、ザ・ビートルズに夢中になっていたら、アルバム「Rubber Soul」のその変化についていけていたのか。 演奏も、その音も、そして歌詞も何か違う、もしかしたらそれ以降、追い続けることを止めていたのかもしれないと考える時があります。 拝聴しながら他のバンドに心変わりしていたたかもしれないと改めて思ったりしました。 1966年7月1日 昼の部の武道館、"She's A Woman"のJohnのギター、こんなにファズがかかっていたことに驚きです。 中期の初回を拝聴しながら、もし武道館で観ていたらヤーヤーヤーなど全くやってくれなかったという残念な気持ちも抱きながら九段坂を下って歩いていたかもしれないと思いました。 文献を読むなど情報を得て「そうか」で終わらない。 得た情報から何を読み解くか。どう賞味するか。 ビートルズ大学はそれが重要であることを教えてくれています。 |
5 | 05/13 | 中期ビートルズ賞味法(中) | 新たな章に突入したビートルズが作った作品群は、世界の意識を一変させます。「難解」といわれるこの時期の作品も、この講義を受ければスイスイと賞味できる身体となります。 | |
6 | 05/20 | 中期ビートルズ賞味法(後) | 「サイケデリック・カルチャー」の牽引者として精神世界を探求するビートルズに大きな出来事が。映像作品「マジカル・ミステリー・ツアー」を含め、重要な節目に立ち会ってください。 | |
7 | 05/27 | 後期ビートルズ賞味法(前) | いよいよ「後期」に突入し、自分たちのレコード会社を設立。第1弾アルバムは新曲ばかりの2枚組。これらを賞味していくことで、メンバー各自の成長を皮膚感覚で味わっていただきます。 | |
8 | 06/03 | 後期ビートルズ賞味法(中) | 「ビートルズ」という殻がきゅうくつになるほどの個々の成長。「解散」を回避せんと試みた一大プロジェクトとは? 背景になる人間ドラマを理解すれば、様々な事の意味が見えてきます。 | |
9 | 06/10 | 後期ビートルズ賞味法(後) | ビートルズほど有終の美を飾ったバンドはいません。一方でさまざまな波乱も内包しています。「ビートルズの解散」の真相を、私なりの研究最前線をまじえて読み解きます。 | |
10 | 06/17 | ビートルズ最後の新曲「ナウ&ゼン」賞味法 | 解散から53年経った2023年11月、ビートルズは最後の新曲「ナウ&ゼン」を発表します。完成までの経緯、ジョンのデモテープ原本との聴き比べ・ポールの思いなど研究最前線を呈示します。 |