kuro963 on the way (8)

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移植後の生活<360日まで>


皮膚に急性GVHDが出たり,肝臓が悪くなったり,腎臓が悪くなったり,感染して熱が出たり,下痢をしたり,などあったが,プログラフやサンデュミンなどの免疫抑制剤のコントロールで乗りきった。250日目以降は免疫抑制剤の服用が終わったが,さらに珍道中は続くのであった。

日付
メモ
特記事項
4月5日(木)
〜4月11日(水)
風邪をひいたみたいだ。先週末に喉が痛くなり,イソジンでうがいを続けていたが,咳と鼻水が出る。熱は無い。6日は末娘の小学校入学式。本人の強い希望もあり,37度前後の微熱をおしての出席。だが,病み上がりでげっそりしているので記念の家族写真撮影は延期。
某M社による検索サイトの白血病リンクのところに「98年に慢性骨髄白血病を発病した作者の闘病日記を中心に構成。家族とビールをこよなく愛する明るい父親 である。」という紹介文と共にリンクが貼られていたのでクリックしたら全然別の患者さんのHPに飛んでいった。おかしいなあ,どうしてこんなことになるの だろう?(4/12修正されていました)
週があけてやっと風邪がぬけてきた。風邪で頭がぼーっとしていたた め通信教育の勉強の進みが遅れてしまった。先週末には第一回目の添削問題を提出する心づもりだったのだが遅れてしまった,まあ仕方がない。日中の最高気温 も20度を超えるようになって本格的に春!といった感じだ。
抽選でMP3プレーヤが当たったという連絡が来た。まさか当たるとは!う,うれしい,欲しかったのだっ(満面笑)
 
4月12日(木) 10時から肺機能検査。前回は1月31日にやったんだっけ。あの頃は寒かったんだよなあ。息を吸ったり吐いたりして30分で終わり。動脈からの採血がちと痛い。  
4月13日(金)
〜4月24日(火)
日記を読み返すと,去年の今頃は身体の調子悪かったんだよなー。暖かくなってきたしそろそろ会社の同僚や友人と会って酒でも飲もうと思う。
と言うわけであちこち声をかけているが,スケジュールを決めるのが大変。じゃ明日,とか言うな。。
今月初めに風邪をひいてから,咳がなかなか止まらない。毎日少しづつ良くなっている気がするが,こんなに長引くとは。弱くなってしまったのか,今年の風邪はこういうしつこい咳を伴うのか?
 
4月25日(水) 今日はあいにくの雨。朝早く家を出ても駅までのバスが遅れてしまい,病院に着いたのは9時40分。今日の内科外来は混んでおり,受診できたのは12時過ぎ。血液検査で肝臓にGVHDが出ていることを示す数値が出ているようだ。しかも,背中におできができてしまった。皮膚科で見て貰ったら,さらに大きくなるようだったら切るかもしれない,との事だ。抗生物質(セフゾン)を飲んで1週間様子見だ。次回は5/2に内科と皮膚科。
帰りに会社に寄って,健保に提出する傷病手当金申請書を手渡してきた。おみやげにシュークリームも。いつもはこの手の書類は郵送しているのだが,今月は月末まで間がないので直接持参したわけだ。久しぶりに会社への道を歩くと懐かしい。考えてみると10ヶ月ぶりのことだ。久しぶりに会ったらずいぶん痩せていて驚かれてしまった。当時から-10Kgだもんなぁ。
 
4月26日(木)
〜5月1日(火)
久しぶりに洗車したら,午後から雨に降られた。マーフィの法則か。肝臓に負担をかけないよう,禁酒中。
 
5月2日(水) サンデュミン開始
皮 膚科受診,背中のおできは悪化せず,やや赤みが少なくなった。触れた時の痛みも少なくなった。引き続き抗生剤セフゾン服用。切開手術はナシ,ということに。ホッ。脂肪がたまったところにバイ菌が入ったのだろう。内科も受診,血液検査の結果,引き続き肝臓にGVHDが現れていることを示す。重篤なものではないので,弱めのGVHD状態を維持することになるが,免疫抑制剤サンデュミン(250mg/日)を開始することになった。薬袋を見てびっくり,宇宙食みたいだ。信濃町駅構内にある神田精養軒のクレームパフを5個買って帰る。次回は1週間後の5/9。
禁酒しても肝臓には影響なかったようなので,禁酒はヤメた。酒は飲んだらいかんのかと先生に尋ねたら,適量ならば構わないということであった。しかし惰性で毎日飲むのは自粛しよう。そうなのだ,今月は「私を飲みに連れて行って」月間なのである。
 
5月3日(木)
〜5月7日(月)
館山まで家族旅行。前もってたてていた渋滞回避作戦は成功したが久々の長距離ドライブに疲れた。帰途途中に寄ろうと思っていたKシーワールド,付近の道路が工事中で大渋滞。なぜにGW中に道路工事?予定を変更して手前で折れて帰途につく。
このところ下痢ぎみで,食欲も減退。
移植後約210日
5月8日(火) 午後ドライアイ眼科。やっと下痢が収まったけどなんかまだ落ち着かない。食欲も少し回復し,お粥と梅干しがうまい。6〜7日が一番ひどかった。身体が干からびてしまうかと思った。  
5月9日(水) 耳鼻科,副鼻腔炎は問題なし。内科,肝臓のGVHDは改善された。弱いGVHD状態を維持するため徐々に免疫抑制剤(サンデュミン)を減量(200mg/日)。次回も1週後の5/16。  
5月10日(木)
〜5月15日(火)
一月半ぶりくらいに散髪。お昼に回転寿司うまかった。食欲戻ってきたかな。こないだの下痢でマッチ棒みたいにガリガリに痩せてしまったから復活しなければ。子供たち,大トロ,中トロ食べまくってくれたなー。  
5月16日(水) 内 科受診,肝臓は引き続き問題なし。サンデュミンをさらに減量(150mg/日)。次回は2週後の5/30。背中にできたおでき,膿が出てきたので,急遽皮膚科を予約外で受診。出来たおでき様のものは「よう」というらしい。切開して膿を出した。痛かったけどなんだかすっきりしたような感じ。そんなわけで明日 も皮膚科だ。  
5月17日(木) 大生4杯
午前中に皮膚科。しばらくの間は連日だ。
夕食後くつろいでいたら,突然電話が。「O駅で待っているんですけど」と会社の友人ウッキーさん(仮名)の声。「えっ!明日じゃなかったっけ!?」先月から約束していた飲み会の日にちを一日間違えていたのだ。慌てて家を飛び出た。実は5/8にも別の約束があったのだが,体調が悪くキャンセルさせてもらったのであった。こんなことでは誰も私を飲みに連れて行ってくれなくなってしまう。予定を決めるためにメールで4/17にしようだとか,いや4/18だとか5/17だとかやり取りをしていたのだが,いつの間にか5/18が飲み会だ,というふうに私が勘違いしてしまっていたのだった。すみませんでした。が,しかーし,日時を決める相談をしている際に混乱を招くような提案をしたノッポさん(仮名)が悪い,といいう説もあり。。この日は仕事の都合で会えなかっ た人たちとの第2弾の飲み会があるとの話にウキウキである。
 
5月18日(金)
〜5月29日(火)
18日午前中に皮膚科。まだ膿が残っているようで絞り出されて痛かった。 21日午前中に皮膚科。まだ膿が残っているようで絞り出されて痛かった。先週の水曜から毎日皮膚科に通院している。午前中なので朝の通勤電車に乗っているが,なんだか懐かしい。毎朝決まった時間に出かけるのも懐かしい。良いリハビリになっているかも。 連休中52Kgまで落ちた体重は53Kgと+1Kg。なんとか58〜60Kgにまで戻したい。背中の「よう」はだいぶ良くなってきた。今はもう痛くもなんともないが,背中だけ濡らさぬようにシャワーを浴びるのが面倒である。
困ったな,PCのモニターが突然壊れてしまった。F社の「机力」として購入して以来約6年の寿命であった。I社の15インチ型落ちのモニタを買ってきた。水平周波数が高いので1152x864ピクセルに画面を拡大できた。F社の古いモニタの1024x768ピクセルでぼんやりしていた文字が,新しいモニタではくっきり見える。
28日午前中に皮膚科。午後に胸のCTの予定があり,皮膚科の受診は長く待たされてもいいぞ,と思っていたら意に反して10時半頃には終わってしまった。なんでこーなるの?午後の検査まで時間がたっぷり余ってしまったので,本屋で立ち読みし,神宮外苑と反対方向にぶらぶらと散歩。Y野屋があったので昼飯,並盛りが290円だって!安すぎて申し訳ないのでみそ汁も付けたがそれでも340円だ。安い〜,たまにはデフレの恩恵を享受しておこう。 「よう」はほぼ治り,あとは傷口が塞がるのを待つ。次回皮膚科は6/4。
 
5月30日(水) 午前中に内科。サンデュミンをさらに減量(100mg/日)。次回は来週の6/6。お昼は地元のY野屋で大盛牛丼とお新香。M屋もあるのだが,味が濃すぎるのと,タマネギが半生だったことがあるので敬遠。最近食欲旺盛になってきた。  
5月31日(木) 同じ病気で,ほぼ同じ時期に,同じ様な条件で移植を受けて,仲間というか戦友というか,そんな気持ちをもっていた元患者さんの突然の悲しい知らせを聞いた。愕然としている。  
6月1日(金)
〜6月5日(火)
居酒屋えびす健在
某日,「私を飲みに連れて行って」第2弾。しばらくぶりに皆と会えて良かった。それにしてもA子さん,10Kgも太ってしまってだいじょうぶ?
オリゴ糖&ビフィズス菌を飲み始めたらお腹のチョーシのいいこと。皮膚科受診,「よう」の穴もだいぶ塞がってきたようだ。もうそろそろ終わりかな。次回は来週6/11。
移植後約240日
6月6日(水) 内 科外来。サンデュミンをさらに減量(75mg/日)。8時間おきに1錠づつ服用ということだが,これは難しいな。やっぱり食後に,というのが飲み忘れもなく無難だな。病院は激しく混んでいて会計を済ませて院内処方の番号が1622番。薬局で受け付けている番号がまだ1100台。ぼんやり待っているのも時間がもったいないので,こないだ見つけたY野屋で昼飯。牛丼ちょっと飽きてきた。。病院に戻ったら1550番まで進んでいて,5分くらい待って薬を受け取れた。次回は2週後の6/20。まるで梅雨に入ったかのような天気だけど,こういう湿度が高い方が乾燥肌持ちには具合が良い。  
6月7日(木)
〜6月19日(火)
あれから1年たちました
昨年の今頃身体の不調に気が付いたのだった。入院・3度の化学療法・骨髄移植という怒濤の5ヶ月間の幕開けだったのであった。
某日,皮膚科受診。あとは皮膚がふさがれば良いみたい。薬もつける必要が無く,消毒と絆創膏を貼り替えていれば良い,との事。次回は再来週。さらに某日,ドライアイ眼科受診。角膜の傷は悪化はしていないとの事。特に黒目の部分は治っているみたい。引き続きビタミンA点眼薬。移植7〜8ヶ月頃はドライアイになりやすいので診察はまた1ヶ月後。
1枚108円の700MBのCD-RWのディスクを買ってきた。PCのバックアップに使う。転ばぬ先の杖である。
某日,風邪をひいたようだ。咳が出る。熱も出た38.9度。身体に発疹も(GVHD?)。口内炎も痛い。地元の総合病院で慶応の血液内科の先生が外来を持っているので飛び込む。末血,胸のレントゲンも問題なしだった。ただ,発疹の原因が心配だということで,主治医から夜電話があり,翌日急遽慶応で受診することに。翌日午後,末血検査。やや血小板が減り気味で,腎臓の数値が良くなかったので,またまた急遽マルクと点滴(外来での点滴は初めて)。皮膚の発疹はGVHDではなさそう,風邪か何かの感染とかぶって症状が出たようである。たしかに,発熱とともに現れた。
 
6月20日(水) 昨日のマルクの結果は問題なし。CRPも下がっており,熱も37度まで下がった。サンデュミンをしばし休薬。23日(土)まで様子見。高熱をおしながら3連チャンの病院通いはきつかった〜。まーしかし,この時期は体調を崩す「鬼門」になってしまった感があるなぁ。  
6月21日(木)
〜6月22日(金)
21日昼前から3時ころまで昼寝。ひさしぶりに身体を休めることができた。まだ37.4度の微熱。22日にようやく平熱36.4度。食欲も戻ってきた。まだちょっと口内炎が痛いけど,ピーク時の3割くらい。
 
6月23日(土) 久 々の土曜の外来。無菌室でお世話になった看護婦さんとしばし雑談。今では本や雑誌をガス滅菌しなくなったらしい,うらやましい!新聞も読めるんだって!!腎臓は良くなってきた。引き続き1週間は免疫抑制剤なし。なんらかのウイルスの感染してしまったのではないかということだ。身体にウイルスチェッカーを付けられないものだろうか。こないだのマルクのPCRの結果は引き続き陰性で3連勝。次回は6/30。
 
6月24日(日)
〜6月29日(金)
25日午前,皮膚科外来。9時27分に着いて診察,会計済ませて10時というのは最短記録。「よう」のための皮膚科通いは今日で終わり。まだ「ふくろ」が残っているので再発する可能性もあるらしく,手術をして取り除いてしまうこともできるが,これから汗をかく季節だし見合わせることにした。食欲も戻り,体調は順調なり。
 
6月30日(土) 今日の血液内科10番はめずらしく空いていた。検査結果は23日よりもさらに改善傾向。引き続きサンデュミンはお休み。次回は2週後の7/14だ。  
7月1日(日)
〜7月13日(金)
早いもので2001年も半年が過ぎてしまった。関東地方はこのところ梅雨は中休み。ソーメンのおいしい真夏日が続いているが「これが日本の夏だー」と湿度の高い暑い日々を楽しんでいる。なにしろ昨年はこの季節ずっとほぼ一定の気温,湿度に保たれた病室の中にいたのだ。梅雨のじめじめの季節に入院し,夏と秋をすっとばし,退院した時は既に冬となっていたのだった。
パソコンのキーボードの調子が悪い(押したキーが戻らない)ので買い換えたが,微妙にキーの間隔が違うのでタイプミスが多い。が,押したキー(特に「,」や「.」)が戻らずに連続して入力されてしまうのに比べたらストレスは少ない。使っているうちに慣れるだろう。
3月から休職期間に入っていて会社からボーナスは出ないのだけれども,見舞金という形で金一封が貰える,という連絡を貰った。その受け取りを口実に5日夜飯田橋駅そばの串焼き屋で第3回目の「私を飲みに連れて行って」を決行した。無菌室にお見舞いに来てくれて以来初めて会う人もいて懐かしかった。たまにはこうやって外で酒を飲むのもいいもんだ。見舞金はボーナスで貰う金額にはほど遠いが,決して少ないものでもなく,貰えることを知らなかったこともあり大変嬉しかった。7月中旬頃,各事業所ごとに開かれるビール祭りにもお誘いいただけるということで今からウキウキである。
梅雨だというのに雨も降らず,猛暑の日が続いているが,あまり汗をかかないのは何故だろう,と思っていた。先日のTV番組で,最近は冷房のある場所で過ごす時間が長くなり,汗をかく機会が減り,汗腺が働かなくなってしまう人が多い,と放映していた。冷房や扇風機の風は嫌いなのだが,昨年ほとんど汗をかくような環境にいなかったせいかもしれない。風呂に長くつかって(半身浴が良い)わざと汗をかくようにすると良くなるらしいので早速実践。なんだか健康おたくになってきたカモ。。
なんと平年より9日も早く梅雨が明けてしまい,毎日猛暑が続いている。寝ていても明け方暑くて目が覚めてしまい,寝不足であったが,昼過ぎに2時間ほど昼寝したらスッキリした。日本にもシエスタの習慣が根付かないだろうか。
移植後約270日
7月14日(土) 2週間ぶりなのになんだかものすごく久しぶりの外来のような気がする。CRPが上がってしまっていた。また風邪でもひいたかなあ。そんなわけで次は7/18(水)だ。それにしても外は暑い〜。  
7月15日(日)
〜7月17日(火)
ド ライアイ眼科。午後2時予約だったが12時50分頃に着いた。よっしゃ!受診番号1番ゲットか?と思ったら11番だった。いったいみんな何時に来てんのぉ〜?30分以上診察している患者さんがいたりして,久々にお尻が痛くなる待ち時間。隣にいたおばさんと世間話などしてしまった。前回診察時より充血が増しているのでビタミンA点眼薬の他にソフトサンティアという目薬も追加。次回は9/4。  
7月18日(水) 内 科。9時15分頃着いて,8時40分予約の受診番号11番。まあまあかなと思ったら,なんと今日の午前中だけで70人受診予定だって。そんなわけで診察を終えたのが12時30分。隣に座って受診を待っていた夫婦,11時予約なのに時間通りに呼ばれないと言って文句を言っていた。たしかに今日はかなり混んでいるけど,大学総合病院で時間通りに受診できると考えているのはいかにも世間知らず。CRPは正常範囲に戻った。次回は5週後で良いとの事だったが,8/22は都合が悪いので4週後の8/15に変更してもらった。受診間隔があいてうれしい。  
7月19日(木)
〜8月14日(火)
21日お昼にマクドナルドへ行ったら,プレステ2のソフトが当たってしまった。プレステ2の本体をもっていないのにどうしたらいいのだ。子供たちは喜んでいるが親としては困惑している。同日夜,「私を飲みに連れて行って」第4弾。今回は高校時代の悪友たちと。有楽町で飲み始めたのに,いつの間にか松戸にいた。途中で抜けて帰宅したが,久々の午前様になってしまった。やつらはあの後も飲み続けたのであろうか?みんな40を越えたいい年をしたオヤジなのだが,昔のあだ名で呼び合うのが懐かしく可笑しい。
小学生の子供たちが夏休みに入ってほぼ1週間がたった。一緒に夏休み気分になっているが,曜日の感覚が無くなりつつある今日この頃である。最近食欲旺盛,缶ビールに缶チューハイもうまい。
火事で水漏れ大騒ぎ
某日昼に上階で火事があり,階下の我が家(マンション住まいなのです)が水浸しになってしまった。水漏れは夜にはほぼ止まったが,消防隊がしいてくれた防水シートとバケツをそのままにして,実家に避難した。翌日,帰宅し水漏れが止まっていることを確認し,シートを片づけた。電源ブレーカを入れて電気器具が使えることを確認。漏電遮断機も問題なし。TAと電話機を接続し,電話が通じることを確認。ライフラインは確保できた。昨日の水漏れの勢いを見たら,当面の間ここでは生活できなくなるかと思ったが,幸いなことに家財道具には被害は無く,廊下の天井とカーペットとリビングルームの天井に水漏れのシミなどの被 害。しかし,燃えたわけではないので火災保険適用外。結局,住宅金融公庫で住宅ローンを組んだ際に加入した特約火災保険で補償されることに。この騒ぎが真冬だったら冷たくて寒くてつらかっただろうなあ。何はともあれ我が家には怪我人もなく済んで良かった。
某日より箱根へ2泊3日の家族旅行。あちこちの土産物店で,殻が真っ黒な「黒ちゃんたまご」なる温泉たまごを売っている。なにやら心惹かれる名前のたまごなので,1個100円の真っ黒なたまごを買って食す。もちろん中身は白い普通のたまご。店のおばちゃんによると,食べると7年長生きできるらしい。それはすごい,と喜んでみたが,7年長生きできたかどうかなんて誰にもわからないではないか。まあいいか,なにしろ「黒ちゃん」たまごだもんな。。
関東地方ではここ1週間くらい30度を下回る涼しい日が続いていたが,ようやく再び夏の暑さが戻ってきた。顔と首の乾燥肌はあいかわらずだが,湿度が70%を超えるような蒸し蒸しした陽気だと楽である。先日の旅行でも,行き帰りの電車や旅館の部屋などのエアコンの効いた空間に長時間いるのは不快であった。身体が冷えすぎることよりも,乾燥した空気にさらされるのがアカンのだ。6月から何の薬(免疫抑制剤等)も飲んでいないが,肘や膝の内側,脇の下などの皮膚の柔らかいところ(なのかなあ)が痒い。が,今年初め頃ほどではない。他は,特に体調の悪いところは無い(ように思う)。
移植後約300日
8月15日(水) 4週ぶりの外来。お盆なので病院は空いていると思ったら,内科だけはいつも通り。会計と薬の処方はスムーズだった。特に問題なく,次回も4週後。皮膚の痒みがあるので痒み止めの軟膏だけ処方してもらった。
同じ病院でこの秋に移植予定のかずさんとSさんと一杯やる(ビール4〜5杯だったかな)。帰りの電車で2駅乗り過ごしてしまった。迂闊である。宇多田ひかるのアルバム「First Love」をMP3にして一日聞いていたが,歌詞の1/3くらいがよく聞き取れず(英語なのか日本語なのか)イライラする。
 
8月16日(木)
〜8月28日(火)
20日から二泊三日で栃木県湯西川温泉。冬には2度行ったことがあったが夏は初めて。お盆を避けたので高速道路はすいすい。日光猿軍団と日光江戸村も見てきた。旅館で飲むお酒は高いのが相場だが,自販機でスーパードライ350mlが400円(部屋の冷蔵庫だと620円)。しかしこの自販機,ビールの黒生が300円で,発泡酒の本生が400円という値段は変だ。おろしにんにくと生姜醤油で鹿肉の刺身を食べた。
最終日22日は日光まで足を伸ばそうかと思っていたが,台風11号の影響をモロに受けてしまい,予定変更して直帰。午前中の栃木県内はものすごい雨と風。午後2時過ぎに家に帰り着いたら風も無く小雨程度,何処へ行ったんだ台風は?
もうすぐ子供たちの夏休みも終わりである。私の夏休みはいつまで続く,のかな。通院が4週おきになってきたから,そろそろ職場復帰を考えてもいいいかな,と思い始めている今日この頃である。
 
8月29日(水) 3ヶ月ぶりの耳鼻科受診。なぜ耳鼻科にかかっているのかというと,移植直後,副鼻腔炎というのになり,鼻づまりがひどかったのだ。現在は問題なし,だ。次回はまた3ヶ月後。
竹内まりやの新アルバム「ボナペティ!」を買って帰る。ボナペティとは「たっぷりと召し上がれ」という意味なんだそうだ。昔はユーミンをよく聴いていたのだが,結婚した頃からとんとご無沙汰である。なんだか心の琴線に触れるものが無くなってしまったような感じ。今,継続的にCDを買っているのはもっぱら竹内 まりやである。
 
8月30日(木)
〜9月11日(火)
「猿の惑星」を見た。前作シリーズと比べると特殊メークの技術は格段のものがあったが,最後のどんでん返しのインパクトの大きさはやっぱり第1作目にはかなわないな。コルトンプラザ市川のヴァージンシネマは,ゆったりとした座席の作りになっていて,前の席の人の頭が邪魔にならない。椅子の座り心地も良いし,なかなか良かった。しかも月初めの1日は大人が1,000円(通常1,800円)でお得。そういや高校時代,学校帰りの電車の中で知らないおじさんに貰ったタダ券で「タワーリングインフェルノ」を見たことがあったな,懐かしい。映画を見るならドキドキハラハラのアクション痛快ものが好きだ。特に,アーノルド・シュワルツネッガーが主人公で,街がふっとぶくらいに大暴れするのがイイ。
4日,ドライアイ眼科。午後2時予約で12時20分に着いたが受診番号10番だった。みんなフライングじゃないのぉ?(7/17参照)涙の量も良好。次回は半年後の3/12,忘れそうだ〜。
移植後約330日
9月12日(水) 1ヶ月ぶりの内科外来は,血液検査問題なし。そろそろ移植後1年を迎えることになり,定期検査の予定がたくさん(マルク,心電図,心エコー,肺機能検査,胸部 CT,ドライアイ眼科)入った。辛いものを食べた時や歯磨き粉で口の中がひりひり痛いので,口腔外科も受診することになった。GVHDのようだ,部分的に放射線をあてて治療する方法がある,との事だ。  
9月13日(木)
〜9月30日(日)
口腔外科を受診してきた。放射線治療はまだ症例が少ないと聞いてびびったわけではないが,とりあえず,サルコートという薬を使って2週間様子を見ることにした。カプセル剤の中の粉末を噴霧するパブライザーという器具が面白い。経過を見るため1週間後に再受診。辛いもの(キムチやカレー)を食べたりすると舌がヒリヒリ痛くなるくらいのことは,日常生活上,決して致命的なことではないが,子供用のメロン味歯磨きで歯を磨くのはちょっとだけカナシイ。。薬は無味無臭で,症状のある舌に付けてみる。舌の上にねっとりとする。昨晩寝る前に塗ったら,翌朝の歯磨き時にヒリヒリ感が弱まった。
1週間後に口腔外科を再受診。サルコートはステロイド剤であるが,飲み込んだりしても血液には影響はないとの事だ。だが,口内にカンジダなどのカビが発生することがあるので,イソジンでよくうがいをするように,とイソジンが処方された。
20日,1周年記念マルク。毎回のことであるが,マルク前の緊張感と,終わった後のホッとする解放感との落差がなんとも言い難い。
過ごしやすい季節になってきたが,空気が乾燥して顔や首がカサカサだ。今年初めの冬の頃のように,粉をふくようにまでひどくはないんだけど,この先どうなる ことやら。食欲の秋を実感する。体重が1Kg増えて54Kgになり,ズボンが少しきつくなり,お腹の周りだけに肉がついていることもさらに実感する。
9/4に受診したばかりだけど,1周年記念でまたドライアイ眼科。予約外だったので診察は一番最後。白内障,角膜,ドライアイ共に問題なし。26日は,午前9時 30分から心エコー。10分くらいで終わり帰途につく。検査だけなので時間通りに終わって気持ちがいい。帰りに,A4プリント用紙を299円(税別)で買ったら,粗品(ボールペン)を貰った。お腹がすいたので牛丼並盛り(280円)とお新香(90円)を食べた。どこもかしこも安い。ちゃんと儲かっているんでしょうね。
 
10月1日(月)
〜10月7日(日)
某日,小学校の運動会。天気が晴れると顔や首筋がヒリヒリ痛くなるくらい日焼けしてしまうので,ちょっと心配だったが,当日は曇り空で安心。でもちょっと肌寒かった。ビデオカメラパパが年を追うごとに増えている。いきなり前に立たれて延々とビデオを撮影されると腹が立つ。
3日,午前9時から肺機能検査(パイプをくわえて一気に息を吸ったり吐いたりする。入院中に初めてこの検査をした時はコツがわからず時間がかかってしまった。)と胸のCT。これで一通りの1周年記念検査は終わり。
1年経ちました〜。ここまで来れば後はそんなに驚くようなことは起きないだろう。日常生活上,細々とした悩みはあるが,贅沢な悩みであることは重々承知。そ んなことに悩んでいられることがシアワセなのである。毎日が Special day なのだ。さて,そんなこんなの時期に,私の病気がきっかけでドナー登録してくれた会社の仲間に3次検査の案内が骨髄バンクから届いた,との事だ。本人もや る気満々で,自分のことのようにウレシイ。条件が合ってうまくコーディネイトが進むよう願っている。
移植後約360日


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