kuro963 on the way (9)

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移植後の生活<360日以降>



空気が乾燥するとカサカサになる乾燥肌,身体のあちこちにの皮膚の柔らかい部分の痒み,辛いものや刺激の強い食べ物を口にすると舌が「痛い」などの慢性GVHDや,顔や首にアトピー性皮膚炎ぽい症状にも悩みつつ珍道中は続いている。

日付
メモ
特記事項
10月8日(月)
〜10月9日(火)
移 植後生え代わってきた髪の毛は白髪が無くなった代わりに,腰のない猫っ毛になってしまった。変なクセがついてしまったりしたけど,2〜3度の散髪を経て, ようやく昔のようなヘアスタイルに戻ってきた。が,前髪がサミシイのは,一本一本の髪の毛が細く,しかも額から頭頂部にかけて髪の毛の密度が少ないから だ。カナシイことだが後者は年齢のせいかもしれない。
相変わらず食欲旺盛でビールもウマイ。なんだか以前のような調子に戻ってきた,かな。
 
10月10日(水) 肌寒い雨の中,1ヶ月ぶりの内科外来。1周年記念検査の結果はすべて問題ナシ。次回は11月21日で,6週間後と,さらに通院間隔が延びた。そして,復職しても良し,との言葉も貰った。次回の通院の際に診断書を貰おう。復帰時期については,無理に急ぐこともないし,会社とも相談してゆっくり決めようと思う。
昼飯は,狂牛病騒ぎに惑わされず,吉野屋の牛丼(大盛りとお新香)を食す。
 
10月11日(木)
〜10月31日(水)
風邪をひいて喉が痛いのが治ったと思ったら,軽いぎっくり腰を起こしてしまった。季節の変わり目は体調を崩しやすい。
さて懸案の,会社への復帰だが,会社とも相談の結果,年明けの春先頃を目処にすることにした。復帰OKとなっても,いろいろと手続が必要であり,では明日から会社に戻りましょう,と言うわけにはいかないのだ。これから復職の手続を始めると,時期がちょうど年末年始にあたってしまいそうなので,いっそのこと新年明けて,お屠蘇気分が抜けた頃にしようというわけだ。これから寒くなる季節であり,風邪をひいたりしてもつまらないし,ゆっくりあせらず,といったところもあるのだ。
某日朝にぎっくりきた腰は,当日夜から翌日にかけて痛みがピークとなり寝返りをうつのにも苦労したが,湿布を貼って使い捨てカイロをあてて4日目ようやく普通に立ち歩きできるようになった。腰痛防止体操を励行することにする。
ヘルスメーターの目盛りが55Kgを指した。お腹の周りがふっくらしてきて,ガリガリの骨皮筋衛門だった身体に脂肪の服を一枚まとったよう。だが,まだまだヒョロヒョロのマッチ棒。痩けた頬にもう少し肉が欲しい。
サルコートを使わなくなってしばらく経った。舌のピリピリはなんとなく治まってきて,中辛程度のカレーが食べられた。身体の痒みも,昨日はここが痒かったと思うと,今日はこっちが痒かったり,あいかわらず身体のどこかで何かが起きている。
およそ8ヶ月の間,だらだらのんびりと続けていた通信教育の総仕上げの試験が28日に行われた。試験前の1週間に,7月末の水漏れ騒ぎの後始末の壁紙貼り替えなどの工事が入り,バタバタしていて落ち着かない試験直前だったが,工事があってもなくても結果は変わらなかったであろうことを試験が終わった今しみじみと感じている。会社へ戻るまでの間まだ少し時間がある。さて明日から何をして過ごそうか。少し身体を動かしたいな。
 
11月1日(木)
〜11月20日(火)
早いもので2001年もあと残すところ2ヶ月。歳を重ねるごとに時間の進みが加速度をつけて速くなっているような気がする。子供の頃の「一日」とか「1年」ってもっともっと長かったような気がする。
某日,昨年出来なかった末娘の七五三で千歳飴たくさんゲット。午前中にお参りを済ませて,午後からの雨に降られずに済んだ。久々のネクタイの締め方,忘れていなかったぜ(なんて,威張るほどのことでもない)。
慢性骨髄性白血病の治療薬「グリベック」が、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会で医薬品として承認 された,との事だ。慢性骨髄性白血病の原因となるがん細胞で働く異常たんぱく質の働きを抑え込むもので、インターフェロンよりも副作用が少ないと言われている。インターフェロン注射で痛い思いをすることもなく,副作用も少ない,なんて...病気になるのが2年くらい早かったかな(なんて,そんなにうまい具合に事が運ぶわけがない)。
小1の娘との「ぷよぷよ」対戦勝負で負けた。もちろんハンデ付き。何度か遊んでいるうちに連鎖消しするコツをつかんだようだ。7歳とはいえ侮れない(なんて,自分が弱いのか)。
年賀状作成ソフトは毎年バージョンアップする必要が本当にあるのか?筆まめ11には今年も頑張ってもらおう。何度か交換したインクカートリッジの価格を合計すると新しいプリンタが買えていたなあと思うと何かムナシイが,そんな古インクジェットプリンタにももう一年頑張ってもらおう。
乾燥肌は今年の1〜2月のピーク時と比べたらかなり軽くなっているが,風呂上がりのベビーローションが手放せない。身体のあちこちのカユカユ状態は相変わらずで,強力レスタミンコーチゾン軟膏も手放せない。ヘルスメータにのると目盛りが55Kgをちょっと超えた。増えた体重のほとんどはお腹の周りに付いてうれし恥ずかし四十○歳の初冬。
 
11月21日(水) 久 々の内科外来。特に問題なしで,次回は12月26日の5週後だ。復職可能との診断書を貰ってきた。これを会社に提出して復職の手続を始める。今朝,満員の通勤電車の中で立ったままコンビニのおにぎりを無心に食べている背広姿の男(50歳後半くらい)が隣にいた。変わった人がいるもんだ。病院の再来受診機が新機種に変わっていた。受診票が感熱紙で,コンビニかスーパーの領収書みたいだ。  
11月22日(木)
〜12月24日(月)
洋楽に興味を持ち始めた中学生時代に聴いていたエルトン・ジョン,ギルバート・オサリバン,ミシェル・ポルナレフといった'70年代のポップミュージックのCDをレンタルしてきた。う〜懐かしい!
お次は中島みゆきの大吟醸というCDアルバムを借りてきた。「時代」が流行っていた頃,女優の中島ゆたかと歌手の中島みゆきとを取り違えていたおとぼけものはワタクシであります。
気が早いが年賀状の印刷を始めた。宛名の印刷はまだしないでおく。100枚印刷して2枚の印刷ミスの割合でロス率2%。ミスはいつもプリンタのシートフィーダが用紙(葉書)をちゃんと送らないことに起因している。一枚50円の葉書の印刷ミスはしゃくに障る。ニャロメ。
28日,3ヶ月ぶりの耳鼻科。問題ないので定期的な外来は今回で終わり,ということに。これで外来通院は内科とドライアイ眼科の2つのみ。帰りは駅前の本屋と100円ショップで買い物し,吉野家で牛丼を食べるという外来通院日おきまりのコース。
身の回りでウイルスが蔓延している。と言っても,病気ではなくてパソコンのウイルスの話だ。昨日は1通,今朝は3通も不審な添付ファイル付きメールが飛んで きた。みな W32_Badtrans_B@mmというワームだ,とアンチウイルスソフトが検出してくれた。先日は某MLの中でも飛び交っていたし,まだしばらく続きそうな雰囲気だ。受け取った方はすぐ に削除すればいいんだけど,OutLookExpressを使っているとプレビューしただけでこのワーム付きメールを本人の知らぬうちに撒き散らしてしまうらしい。ワームに感染した側に自覚症状が無かったりするのが危ない。アンチウイルスソフトを入れて(定義ファイルは常に更新しなくちゃダメですぞ), MS社のメールソフト(OutLookExpressなど)は使わないようにすれば被害を受けずに済むし,加害者にもならずに済みますよ>みなさん。
引き続き中島みゆきにはまっている今日この頃,2001年もあと残り1ヶ月を切りました。お鍋のおいしい季節になりました。クリスマスツリーを飾りました。忘年会の予定も入りました。いかにも「師走」という雰囲気。
CDレンタル三昧生活のお次はダイアナ・ロスとハイファイセット。お店のポイントが貯まって500円の無料券が貰えた。「土曜の夜に羽田に来るの」を聴くと, その昔,週末の夜に車で羽田に行って道に迷って警察の検問に出くわして,慌てて車線変更禁止違反したが大目に見てくれたことを思い出す。
会社の仲間と神楽坂で忘年会。飲み放題を満喫し,二次会にまで行ってしまった。日本酒はきくなあ〜。夏と同様,またまた会社からお見舞金を貰った。そして,会社への復帰は1月15日から,ということに決めた。
地元のCATVで「青春とはなんだ」が再放映されている。ラグビー部部長役の夏木陽介が主演で,岡田可愛も生徒役で出演している。まだカラーTVが普及していなかった頃の作品なのでモノクロだ。学校の校舎が木造だったり,道路が舗装されていなかったり,鉄道が電化されていなかったり,と時代を感じさせる映像がいっぱい。これを初めて見たのはたしか小学校1〜2年生の頃だったので,見ていても話の筋がわからなくなって途中でカチャカチャと他のチャンネルに変えていた(今のようなリモコンではない)ことを思い出す。同じくスコッチ刑事の「太陽にほえろ」も再放映中。‥‥なんてことを書けるようなプータロー生活も あと一ヶ月かぁ。
車で買い物に出かけたらどこも混んでること!まいった,まいった。ボーナス後のクリスマス前だから?
HPを閉じてしまうの?というメールを何通かいただきました。「珍道中の日記」は来月半ばでいったん終わらせますが,このHP自体は続けていくつもりです。
古巣の秋葉原で忘年会第二弾。懐かしい顔がそろった,みんな年をとったなぁ。今回は焼酎の梅割りにしたので翌日へのダメージは小。
ご存知の方も多いと思うが,朝日新聞の天声人語でも紹介された「世界がもし100人の村だったら」が出版されたという広告を見て,マガジンハウス発行の本(ISBN4-8387-1361-4)を買って読んだ。世界には63億人の人間が住んでいるという話を聞いてもピンとこないが,100人だとすると途端にリアルに感じられ,脳天気な自分も「うーむ」と考えさせられてしまう。
 
12月26日(水) 久々の内科は、混んでいるかと思ったら意外と空いていた。採血室なんてガーラガラで待ち時間なし。会えるかな、と思っていたらやはりかずさんがいた。思ったより元気そうだった(同時期の自分と比べて)けど、ゆっくり休んで回復してください。次回の外来は2ヶ月後の2/20(水)。土曜にして貰えばよかったかな、とあとで気がついた。体重は57Kgまで増えた。  
12月27日(木)
〜12月31日(月)
世間では仕事納めも終わったようで、いよいよ年越しの準備に入ったさなか、ビデオデッキが壊れてしまった。VHSは先細りだけどまだ捨てきれない、でもDVDは見たいし、という贅沢な悩みを解決してくれるVHS&DVDデッキを買ってきた。DVDレコーダはまだ高価過ぎて手が出せない。
2001年も今日で終わり。今晩は猪木軍対K-1の試合をTV観戦しながらまったりと過ごそう。子供の頃プロレスやキックボクシングをTVでよく見た隠れ格闘技ファンなのである。ではみなさん良いお年を。
 
1月1日(火)
〜1月3日(木)
賀正
お正月、親より子供の方がお金持ち。今年もトイざラスは大盛況なり。
 
1月4日(金)
〜1月14日(月)
携 帯電話やPHSを時計代わりにしていた上、入院したりして2年近く使わずにいた腕時計の電池交換とベルトを交換した。また、埃をかぶってしまいこまれていたカバンに必要なものを詰め込んだりしている。こういう身の回りの準備もさることながら、生活パターンを勤勉サラリーマンモードに切り替えてゆかねばならない。
CATVの「青春とはなんだ」は年末で終わり、代わって「とびだせ青春」が放映されている。青い三角定規の「太陽がくれた季節」がヒットしたあの番組である。「オレは男としてお前を殴る!」と叫びながらレッツビギンの村野武範がやたらと生徒に暴力をふるうのが可笑しい。
ちびちびと復職の準備中。今日はクローゼットの中から冬物を取り出した。半年くらい前までは、ガリガリに痩せてしまっていて、以前のウエストサイズのズボンがダブダブだったけど、このところ体重が増えて(58Kg)きてなんとかフィットするようになった。人はこれを中年太りと呼ぶ。
明日いよいよ1年7ヶ月ぶりの出社。すこし緊張しちゃったりなんかしている。寝坊しないように、と。
(完)
 


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